開館前の30日間、奈良監獄にゆかりのある30組が日替わりで登場する特別企画「美しき監獄と30人」。
第1回目は、ミュージアムの展示プランを構築した当館アートディレクターの佐藤卓さんです。
第1回目は、ミュージアムの展示プランを構築した当館アートディレクターの佐藤卓さんです。
限られた空間が可能にする唯一無二の展示
これまで数多くの展覧会を手掛けてきましたが、題材が刑務所というのは初めてです。でも、実際に建物を見て、刑務所という限られた空間だからこそ、面白い展示ができるだろうと確信しました。歴史や建築、受刑者の生活、現代の文化につながるファッションや映画、アート。刑務所には展示コンテンツとなる数多くの要素が存在しています。そうした要素をどのように展開していくか……。様々な試行錯誤を経て、A棟からC棟に至る展示に辿り着きました。その一方で、刑務所はさまざまな人々のさまざまな感情を受け止めてきた施設です。そうした感情にも配慮し、真摯に応えなければならない。自由とは何かを考えると同時に、そんな思いも展示に込めてみました。
PROFILE

佐藤 卓さん
グラフィックデザイナ-・アートディレクター
東京藝術大学デザイン科卒業、同大学院修了。「ロッテ キシリトールガム」「明治おいしい牛乳」のパッケージデザインをはじめ、ポスターなどのグラフィック、商品や施設のブランディングを中心に活動。NHK Eテレ「デザインあ」の綜合演出のほか、展覧会なども多数企画。21_21DESIGN SHIGT館長、京都芸術大学学長。奈良監獄ミュージアムでは、アートディレクターとして、展示だけでなくロゴやスタッフユニフォーム、ショップ販売グッズのデザインなどに幅広く関わる。
Instagramでも「美しき監獄と30人」を公開中。ぜひこちらもご覧ください。





