開館前の30日間、奈良監獄にゆかりのある30組が日替わりで登場する特別企画「美しき監獄と30人」。
第7回目は、刑務官として奈良少年刑務所に20年以上勤めた岩佐一司さんです。
第7回目は、刑務官として奈良少年刑務所に20年以上勤めた岩佐一司さんです。
私は受刑者に卓球の指導をしていました
私が20年以上刑務官(看守)として務めた奈良少年刑務所は、受刑者たちによるクラブ活動が盛んでした。スポーツ系ならば、野球、サッカー、卓球などがあり、地域の方々との交流試合も行われていました。ある時、奈良駅の近くで、「先生」と呼びかけられました。私がかつて卓球を指導した受刑者が出所し、声をかけてくれたのです。なんだか嬉しかったですね。刑務所は、たまたま加害者となった人が入る施設で、そこで生活しているのは同じ人間です。監獄ミュージアムを訪れることで、怖いとか汚いという先入観を取り払い、実際の施設がどういうところで、どのように運営されていたかを、正しい目で見て理解していただければ、と思います。
PROFILE

岩佐一司さん
元刑務官
岩佐一司さんは、1983(昭和58)年から2019(平成31)年の間に通算で21年間にわたり、刑務官として奈良少年刑務所に勤務。(途中、転勤で大阪刑務所などに転出)退官後は旅行会社主催の奈良監獄ツアーのガイドに携わり、自身の経験を旅行客に伝える。奈良少年刑務所には200名前後の職員が常駐し、そのうち100名前後が保安警備業務を行っていた。
Instagramでも「美しき監獄と30人」を公開中。ぜひこちらもご覧ください。





