開館前の30日間、奈良監獄にゆかりのある30組が日替わりで登場する特別企画「美しき監獄と30人」。
第22回目は、奈良監獄ミュージアムの学芸員を務める佐々木 みく さんです。
第22回目は、奈良監獄ミュージアムの学芸員を務める佐々木 みく さんです。
「自由とは何か」を問いかけてくる展示がたくさんあります
「監獄とアート」をテーマとしたC棟のアート展示のひとつが、西尾美也さんが手掛けたアートプロジェクト「声を縫う」です。この建物が奈良少年刑務所だったころに、収容者が作った詩をまとめた「あをによし」という冊子があります。その冊子に掲載されている詩の一節を、プロジェクト参加者が布片に刺繍していくというものです。私も参加させていただいたのですが、一針一針丹念に縫っていると、その一節を刑務所の中で綴った人はどんな人で、どんなことを考えていたのだろうか、という思いが浮かび、ほんの少しですが刑務所での時間を自分事として捉えることができました。C棟のアート展示だけでなく、A棟やB棟にも、「自由とは何か」をはじめ、「なぜ奈良監獄が誕生したのか」「刑務所とは何か」などを問いかけてくる展示がたくさんあります。ゆっくりご覧いただき、その答えを見つけてみてください。
PROFILE

佐々木みくさん
奈良監獄ミュージアム 学芸員
佐々木みくさんは、星野リゾートのホテルスタッフとして「界 ポロト」で経験を積んだ後、2025年から学芸員として「奈良監獄ミュージアム」の開業準備に関わる。「展示内容の勉強をする一方で、より多くの方に来ていただくにはどうすれよいか。このミュージアムの魅力をどのように発信していけばよいかなど、やらなければならないことは一杯です」と佐々木さん。
Instagramでも「美しき監獄と30人」を公開中。ぜひこちらもご覧ください。





