開業前の30日間、奈良監獄にゆかりのある30組が日替わりで登場する特別企画「美しき監獄と30人」。
第28回目は、ご近所の植村牧場で飼われているヤギのレイです。
第28回目は、ご近所の植村牧場で飼われているヤギのレイです。
奈良監獄周辺の環境整備に一役買っておるぞ
ワシはヤギ。名前はレイ。ワシの面倒を見てくれている植村牧場の黒瀬さんが「うちに来たのが10年くらい前」と言ってたから、歳はたぶん12歳~13歳くらい。人間でいえばかなり高齢じゃ。仕事は奈良監獄周辺の環境整備、分かりやすく言えば除草、ぶっちゃけ言えば草を食べておる。毎朝、9時半から夕方の4時頃まで、植村牧場のスタッフがワシを奈良監獄のあたりへ連れていってくれるので、日長のんびり草を食べてるわけさ。ワシはお腹が膨れるし、草刈の手間も省けるので、こういうのが本当の一石二鳥じゃぞ。
ここだけの話、少年刑務所の頃は塀の中まで入り、構内の除草作業もしていた。当時はどんな様子だったかは教えられないね。ワシにも守秘義務があるからのう。でも、もうすぐミュージアムがオープンするので、そしたら構内も見られるはずじゃ。どんな様子だったかよくわかるから、とくと見てきなされ。そうそう、ミュージアム入り口の反対側に、団地みたいな建物が並んでるだろ。官舎といって、少年刑務所時代には、刑務官さんなどが住んでいたところじゃ。ワシはその辺りにいることが多い。もし時間があったら、ちょいと足を運ぶのも悪くないはずじゃ。
PROFILE

レイ
植村牧場
植村牧場で10年ほど前から飼われている、ヤギのレイ。昼間は牧場スタッフが外に連れ出し、奈良監獄周辺の空き地でのんびりと草を食んでいる。「レイは人間でいうと70歳以上の高齢にあたるため、手持ちの紙などは与えないでください」と植村牧場のオーナーの黒瀬さん。
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