開館前の30日間、奈良監獄にゆかりのある30組が日替わりで登場する特別企画「美しき監獄と30人」。
第10回目は、法務省職員として国の立場から旧奈良監獄保存活用事業に携わった、村瀬遼さんです。
第10回目は、法務省職員として国の立場から旧奈良監獄保存活用事業に携わった、村瀬遼さんです。
社会に理解され、受け入れられる存在になるために
刑務所の一番の目的は、受刑者に更生を促すとともに、社会復帰をサポートすることにより、再犯を防止することです。そのためには、受刑者がやがて帰っていく社会に暮らす皆様に、私たち矯正職員や刑務所が理解され、受け入れられる存在であることが大切です。私自身は、奈良監獄ミュージアムでは、主に「規律とくらし」をテーマとしたB棟に携わりました。B棟では、刑務所内の受刑者の生活がさまざまな切り口で紹介されています。誰にとっても身近な食事や衛生といった展示から最新の更生プログラムの紹介まで、映像や再現模型など、リアルにこだわった数々の展示から、受刑者の生活が浮かびあがってくるのではないでしょうか。こうした展示を通じて、奈良監獄ミュージアムが、矯正行政への社会の関心を高める存在となることを期待しています。
PROFILE

村瀬 遼さん
法務省矯正局総務課
村瀬 遼さんは法務省矯正局に採用された後、刑務所勤務などを経て、2024年4月から2026年3月まで「法務省矯正局成人矯正課官民協働企画係補佐官」の役職に就き、旧奈良監獄保存活用事業等を担当。「民間事業者のノウハウを活用していただくことで、固定観念に捉われない斬新な展示が実現しました」と村瀬さん。
Instagramでも「美しき監獄と30人」を公開中。ぜひこちらもご覧ください。





