開館前の30日間、奈良監獄にゆかりのある30組が日替わりで登場する特別企画「美しき監獄と30人」。
第12回目は、プロジェクトマネージャーとしてミュージアム開設の中心を担った、星野リゾートの石井芳明さんです。
第12回目は、プロジェクトマネージャーとしてミュージアム開設の中心を担った、星野リゾートの石井芳明さんです。
重要文化財にふさわしい、新しいミュージアムを目指しました
奈良監獄には、建築、行刑、歴史、そしてアートに至るまで、さまざまなストーリーの広がりがあります。アートディレクターの佐藤卓さん、ミュセオグラフィー監修のアドリアン・ガルデールさん、各テーマを担当するリサーチャーやデザイナーの皆さんなど、多くの方々の参加によって多彩なアイデアが生まれました。当初から参画していただいた佐藤卓さんには、「ミュージアムをアジャイルで企画したい」とお伝えし、そのお考えに賛同いただきながら、少し(かなり?)お言葉に甘える形で検討を重ねました。将来の展示更新も見据え、試行錯誤の末に辿り着いたのが、A棟「歴史と建築」、B棟「規律とくらし」、C棟「監獄とアート」という構成です。どこに興味を抱き、展示を自分ごととして捉えるかは来館者の自由です。「美しい監獄からの問いかけ」にも、すぐに答えを出す必要はないのかもしれません。ミュージアムで過ごした時間が、自身と社会との関係を前向きに見つめ直すきっかけになればと考えています。
PROFILE

石井芳明さん
星野リゾート
石井芳明さんが奈良監獄ミュージアムのプロジェクトに関わり始めたのは2020年初頭。以来、7年以上にわたり、プロジェクトマネージャーとして、法務省、文化庁、建設会社との折衝、展示内容に関する専門家のヒアリング、アートディレクター佐藤卓さんとのミーティングと、多岐にわたる業務を遂行。オープン間近の現在は、「1番から始めて第9番の交響曲を作曲し終えたベートーベンの気分です」と石井さん。
Instagramでも「美しき監獄と30人」を公開中。ぜひこちらもご覧ください。





