開館前の30日間、奈良監獄にゆかりのある30組が日替わりで登場する特別企画「美しき監獄と30人」。
第26回目は、奈良監獄の建築考証に携わった、東京科学大学建築学系博士課程の尼﨑大暉さんです。
第26回目は、奈良監獄の建築考証に携わった、東京科学大学建築学系博士課程の尼﨑大暉さんです。
19世紀欧米の監獄建築を視察・研究しました
博士課程に入って1年ほどたった2024年のはじめ頃、指導教官の山﨑鯛介教授からの助言もあり、近代化を目指した国家プロジェクトである奈良監獄の研究を始めました。それに伴い、山下啓次郎と同様に19世紀に建てられた欧米の監獄を視察してきました。欧米の監獄の表門は、威厳を示しつつも入口という機能的要素が強いのに対し、奈良監獄の独特な形態である表門は荘厳で華麗なデザインとなっています。さらに、表門を入った広大な中庭の正面には、秀麗ともいえる庁舎が聳えており、一連の象徴性を持たせています。ほかにも、こうしたさまざまな特徴を持つ奈良監獄の建築的特徴や魅力に関しては、ミュージアムのA棟の展示パネルでその詳細が解説されています。私が視察した欧米の監獄についてもコンテンツのひとつになっていますので、ぜひご覧ください。
PROFILE

尼﨑大暉さん
東京科学大学 環境・社会理工学院 建築学系 建築学コース 博士課程4年
尼﨑大暉さんが所属する、山﨑鯛介研究室の専門分野は建築史。これまでも、実際の歴史的建造物に関する調査や研究、保存改修を行ってきた。山﨑鯛介氏自身も、奈良監獄に関して度々調査を行い、ミュージアムの開設にあたっては、A棟展示コンテンツの監修を担った。
Instagramでも「美しき監獄と30人」を公開中。ぜひこちらもご覧ください。





