【門司港レトロ観光】おすすめスポット7選!巡り方をBEB5門司港スタッフがご案内
明治から昭和初期にかけて、国の特別輸出港として、また筑豊の石炭の積出港として栄えた門司港。西洋の様式を取り入れて建てられた庁舎や洋館が今も残り、歴史を感じる街並みを徒歩で巡ることができます。レトロモダンな景観が生まれた背景から、外せない名所や思わず足を止めたくなる寄り道スポットまで。この街を知り尽くしたBEB5門司港のスタッフが、詳しくご案内します。
<門司港レトロとは?>
門司港レトロ地区
日本の三大貿易港が育んだ、ハイカラな港町
明治〜昭和初期にかけて、国の特別輸出港として栄えた門司港。当時に建てられた西洋建築が今も数多く残り、JR門司港駅や旧大阪商船などの歴史的建造物が集まるエリアは「門司港レトロ地区」として親しまれています。
門司港駅を中心とした半径およそ1kmの範囲に観光施設が点在しているため、徒歩で散策できるのが魅力。歴史的建造物内にあるカフェやお土産ショップに立ち寄りながら、港町ならではの街並みを巡ってみてください。
また、観光列車「潮風号」や観光船に揺られながら、海辺の景色を眺めるのもおすすめです。
山と海、レトロな建築群のコラボレーションが魅力
門司港最大の魅力は、山と海に囲まれた豊かな自然とレトロな街並みを一度に楽しめること。風光明媚な景色がフォトスポットとしても人気を集めています。門司港レトロ地区内には「MOJIKO」のオブジェもあるので、旅の記念に撮影してみてはいかがでしょう。
さらに門司港を満喫するなら、「関門海峡ミュージアム」1階の袴レンタル店「門司港浪漫」で袴をレンタルするのもおすすめです。袴を着て散策すれば、大正ロマンの世界にタイムスリップしたかのような情緒あふれるひとときを過ごせます。
ご当地
サポーター
門司港はバナナの叩き売り発祥の地としても知られ、週末には広場やイベント会場で定期的にバナナの叩き売りの実演が行われています。誰でも参加できるので、ぜひ足を運んでみてください。
- 門司港レトロ地区
-
福岡県北九州市門司区
各施設による
散策自由 ※各施設の開館時間は異なる
無休
各施設による
093-321-4151(門司港レトロ総合インフォメーション)
有料駐車場あり
<おすすめのスポットと巡り方>
見どころが徒歩圏内にぎゅっと集まっているだけに、初めて訪れるとどこから足を向けるべきか迷ってしまう人も多いはず。そこで、日頃から門司港の街を歩き慣れたBEB5門司港のスタッフが、立ち寄りたいスポットを厳選しました。JR門司港駅を起点に、以下の順で巡ってみてください。
1JR門司港駅
大正時代から佇む、門司港のランドマーク
1914年(大正3年)に創建されたルネッサンス式の木造駅舎。九州を代表する由緒ある駅舎のひとつで、1988年(昭和63年)に鉄道の駅として日本で初めて重要文化財に指定されました。今も昔も変わらず門司港のランドマークとして愛されています。
在来線が発着するホームには、吊り下げ式行灯やレトロな面影を残す駅名標が設置され、創建当時の趣を感じられます。ノスタルジックな光景が広がり、写真映えするスポットとしても人気です。
創建当時を復元した、博物館のような駅構内
改札の外には、青銅の手水鉢や真鍮(しんちゅう) 巻きの柱、関門連絡船通路跡など、創建当時の面影が色濃く残った見どころも。駅舎の2階には、皇族や国賓のご休憩所として使われていた旧貴賓室があり、9時30分~20時の間、無料で見学できます。
駅舎内にはスターバックスコーヒーやフレンチレストラン「マリーゴールド門司港迎賓館」を併設。クラシカルな雰囲気に包まれながら、コーヒーや食事のひとときを過ごせるのも魅力です。
ご当地
サポーター
駅員さんの制服は門司港駅限定のレトロなデザインです。またアナウンスはすべて肉声で行われるなど、駅の細部にまで当時の雰囲気が再現されています。
2旧門司税関
門司港の貿易を支えた、赤レンガの庁舎
旧門司税関は、輸出入される貨物の検査や税の徴収などを担っていた施設。現在の建物は1912年(明治45年)に再建された際のデザインを復元したものです。建物は、明治建築界の三大巨匠の一人である妻木頼黄(つまきよりなか)氏の指導のもと、ルネサンス様式で設計されました。館内には、真鍮(しんちゅう)製の飾り金物や扉など、当時の意匠が残されています。
1階の門司税関広報展示室では、麻薬などの密輸の手口や偽ブランド品といったコピー商品など、税関ならではの展示が見られます。
海を眺めながら楽しむ、果物専門店のフルーツパフェ
館内を見て回った後は、1階にあるフルーツ専門店直営のカフェ「フルーツファクトリーモーンデレトロ」でひと休みするのはいかがでしょうか。同店では旬のフルーツをたっぷり使ったパフェやジュースなどが楽しめます。人気は、グラスからあふれそうなほど果物を贅沢に盛りつけたパフェ。旬のフルーツを心ゆくまで堪能できます。フルーツサンドやパフェなどはテイクアウトできるほか、お土産にぴったりなフルーツジャムや新鮮な果物も購入できます。
ご当地
サポーター
「フルーツファクトリーモーンデレトロ」のメニューは店内でも食べられますが、せっかくなら外のテラス席へ。海を眺めながら味わうパフェのおいしさは格別ですよ。
3旧大阪商船
ガラス張りの八角塔が印象的な、門司港のシンボル
1917年(大正6年)に大手海運会社「大阪商船」の門司支店として建てられました。当時は建物と海が隣接しており、桟橋に船が横付けされていたそうです。朝鮮や台湾、中国大陸をつなぐ航路のターミナルとして利用され、世界中から多くの人が行き交いました。
オレンジ色のタイルと白い花崗岩の装飾で彩られた建物は、大阪建築界の草分け的存在として知られる建築家・河合幾次(かわいいくじ)氏による設計。西洋の建築技術を随所に取り入れた優美なデザインは、当時の港町を象徴するモダンな佇まいを見せています。
わたせせいぞう作品に出合えるギャラリー
館内1階には北九州市出身のイラストレーター・わたせせいぞう氏のギャラリーがあります。展示は春夏・秋冬ごとにテーマが設けられ、代表作『ハートカクテル』や門司港の風景を描いた作品などを公開。ここでしか見ることのできない版画や描き下ろしの作品も展示されています。
併設されているお土産コーナーでは、ハガキやクリアファイルなど展示作品にまつわるグッズの他、地元の作家や企業が制作した雑貨や器なども販売されています。
ご当地
サポーター
1階にある「Cafe MATIERE」は居心地がよく、散策の合間にほっと一息つける喫茶店です。イチオシは看板メニューの焼きバナナのハニートースト。挽きたての豆で淹れたコーヒーと一緒に楽しんでみてください。
4旧門司三井倶楽部
アインシュタインも滞在した、国の重要文化財
ダークブラウンの柱や梁をあえて見せたヨーロッパの伝統的な建築様式「ハーフティンバー」が施された歴史的建造物です。世界各国の客人をもてなす社交場として利用され、1922年(大正11年)には物理学者・アインシュタインが滞在したことでも知られています。その際に使用された部屋は「アインシュタインメモリアルルーム」として再現され、公開されています。アールデコ調の装飾やステンドグラス、モザイクスタイルなどがあしらわれた内装も見どころです。
門司出身の作家・林芙美子の歩みと作品を紹介する展示
「アインシュタインメモリアルルーム」と同フロアには、『放浪記』や『浮雲』などの代表作で知られる門司出身の女性作家・林芙美子(はやしふみこ)氏の記念室があります。自筆の原稿や日記、絵画など約150点にも及ぶ資料が展示され、その歩みや創作の軌跡に触れられます。記念室にはイスが置かれているので、展示をゆっくりと鑑賞できます。
2階の窓からは、門司港のレトロな街並みが望めます。旧大阪商船などの建築と関門海峡を一望できる穴場のビュースポットです。
ご当地
サポーター
2階のエリアは土足厳禁なので、受付で渡されるビニール袋に靴を入れましょう。脱ぎ履きしやすい靴で訪れるとスムーズです。
5三宜楼(さんきろう)
繊細な技術が詰まった、九州最大級の木造3階建て旧料亭
1931年(昭和6年)に料亭として移転・開業した三宜楼は、現存する旧料亭の建屋としては九州最大級の木造3階建てとして知られています。見どころは館内の随所に設けられた「下地窓」。当初は40種類ほどありましたが、現在、館内で見られるのは22種類。それぞれ意匠が異なり、差し込む光によって表情が変わるのも特徴です。2階へ続く「天空への階段」には、下から松・雲・山・雲・月をモチーフにした下地窓が配され、天へ上る様子を表したといわれています。また3階の「俳句の間」には、館内でいちばん大きな円形の下地窓があり、なめらかな曲線のデザインからは当時の職人の高い技術がうかがえます。
老舗料亭の趣が残る空間で、フグづくしのランチを
高級料亭として華やかな歴史を刻んだ三宜楼は、昭和30年代に一度幕を下ろしましたが、売却や解体の危機を乗り越え2014年にリニューアルオープンしました。2022年にはフグ料理店の「三宜楼茶寮KAITO」を併設。趣ある和洋折衷の個室でフグづくしのランチ御膳やとらふぐフルコース料理を味わえます。料理はかつての三宜楼を彷彿とさせる器や盛り付けで提供され、当時の息吹を感じられます。2階の見どころは、「百畳間」と呼ばれる大広間。かつて宴や舞が催された広々とした空間で、15人以上での利用時に案内されます。
ご当地
サポーター
三宜楼は料亭が閉店した後に住居として用いられていた時期がありました。その時の名残で、各部屋の入り口には簡易的な表札やNHKの放送受信章が今も貼られており、門司港の繁栄の象徴である三宜楼が時代とともに変遷してきた歴史を感じられます。
6門司港レトロ展望室
地上103メートルから、関門海峡と門司港の街並みを一望
門司港レトロ展望室は、国立新美術館(東京)などを手がけた世界的な建築家・黒川紀章氏が設計した高層マンション「レトロハイマート」の31階にあります。高さ103mの展望室からは、門司港レトロ地区や関門海峡、下関、巌流島まで見渡せます。
日中の眺めもさることながら、見逃せないのが「日本夜景遺産」に認定された夜景です。ねらい目は20時〜22時。館内の照明が落とされ、ライトアップされた門司港の街並みや関門橋、対岸の下関の明かりがより幻想的に浮かび上がります。
絶景を眺めながら、ドリンク片手にひと休み
展望室には、歴史的建造物や関門海峡の位置を示した解説付きのマップやデジタル望遠鏡が設置されるなど、景色を満喫できる工夫が随所に見られます。
パノラマビューとともに楽しみたいのは、併設のカフェバー「グランダジュールレトロ」で提供されている潮風レモネード。自家製のはちみつシロップの上品な甘さとレモンのさわやかな酸味が魅力のドリンクです。他に、生ビールや潮風ジンソーダなどのお酒も。テーブルやイスも用意されているので、ひと息つきながら味わえます。
ご当地
サポーター
展望室はデートスポットとしても人気です。30階には、1組2名限定の特別席「プレミアムシート」があり、絶景を独占できるロマンチックな時間を過ごすことができます。
7ブルーウィングもじ
関門海峡が目の前に広がる、歩行者専用の青いはね橋
ブルーウィングもじは、門司第一船だまりの出入り口部分に架かる全長108mのはね橋で、歩行者専用としては全国最大級です。プレミアホテル門司港側にある24mの親橋と、旧門司税関側にある14mの子橋が、約20分かけて開橋。悪天候の場合を除き、10時〜16時の間に1時間ごと、1日に合計6回、開閉が行われます。はね橋が水面から60度の角度まで開き切ると、その瞬間を待ち構えていた旅行客からは感嘆の声が上がり、カメラのシャッター音が響きわたります。
恋人の聖地に認定された人気のデートスポット
はね橋の開閉を見守っている間は、橋から流れてくるアナウンスに耳を傾けてみましょう。橋の解説はもちろん、門司港をはじめとする関門エリアの観光情報を伝えてくれます。アナウンスとともに音楽も流れており、まるでショーを見ているかのような気分を味わえます。
ブルーウィングもじはデートスポットとしても人気です。橋が閉じた後、最初に渡ったカップルは生涯結ばれるというジンクスがあり、「恋人の聖地」にも認定されています。
ご当地
サポーター
ブルーウィングもじを利用することで、BEB5門司港から旧門司税関や門司港レトロ展望室にスムーズにアクセスできます。門司港散策には欠かせないスポットです。
MAP
- <おすすめのスポットと巡り方>
- 近くの星野リゾート施設




