【鉄道旅をしてみよう!】「ゆふいんの森」で別府から博多へ。別府観光と景色と食を楽しむ
こんにちは、漫画家&文筆家の「やすこーん」です。
「或る列車」に乗って九州旅、続いては別府観光をしてから「ゆふいんの森」に乗車します。こちらもとても人気のある観光列車。ただし食事付き、というわけではないので、食事をしたい場合はあらかじめ準備しておくか、車内で販売しているお弁当やおつまみ、軽食などを買うのがよいでしょう。
私はいつも車内で受け取るお弁当を事前に予約しています。なんと生ビールも売られているんです。
1. 別府の街を観光する
由布院に泊まっていたので、まずは別府へ向かいます。通常は列車で大分経由の移動をしていましたが、今回はバスで。実はバスの方が、乗り換えがないので楽だったりします。
さらにバスは由布岳の登山口まで行くので、迫力のある由布岳を間近に見ることができますよ。
別府駅に到着しました。駅前には無料の手湯があります。
荷物をロッカーに預けて鉄輪(かんなわ)までバスで移動。別府には温泉地や観光できる場所がたくさんあるのですが、鉄輪は狭い範囲でいろいろ楽しめて初心者向きです。鉄輪までのバス便は頻繁に出ています。
みちくさの達人
鉄輪のバス停の目の前に観光案内所があるので、そこで地図などをもらうとよいでしょう。
2. いろいろな地獄を体験
バス停から歩いて3分の「地獄蒸し工房 鉄輪」へ。こちらへは以前も来たことがありました。混んでいる時は60分待ち、などの表示が出ています。
まずは食べたいメニューを選んで食券を買い、食材が用意されたらそれを「地獄釜」に入れて蒸していきます。地獄釜は、下から温泉の蒸気で蒸されるように造られた釜。入れるのは、お店の方にお願いしてもよいですし、自分でも体験できます。入れたらタイマーが渡され、蒸されるまで15分待ちます。
こちらができあがった地獄蒸し料理! 色が鮮やかです。私は無料のポン酢とお塩を付けて食べました。チーズやバジルソースなどは、別途食券を買えば楽しめます。ヘルシーだし、天然温泉の蒸気で蒸されたのかと思うと、よりおいしく感じます。
ちなみに自販機でノンアルコールビールは売られていますが、アルコールは置いていません。
おなかがいっぱいになったので、散歩をしましょう。10分ほど坂を上がって有名な「海地獄」へ。このコバルトブルーは、昔から一番好きな色。この色は、温泉の成分、硫酸鉄が溶け込んでそう見えるのです。別府では実際にこういう色をした温泉にも入れます。
海地獄を堪能した後は、外にある「カフェテリアUMI」で「地獄蒸しプリン」を食べました。なんとこのプリン、常温だと20分しか保ちません。つまりその場で食べないとならないのです。
プリンは卵とバターの風味がほどよく、ほろ苦のカラメルとのバランスがすばらしかった。これはぜひまた食べたいです。
みちくさの達人
「地獄蒸しプリン」は別府のあちらこちらで売られているので、食べ比べも楽しいかも!
3. 蒸気で蒸される街と自分
鉄輪を歩いていると、道路の側溝などから蒸気がモクモクと湧きだしていて驚きます。温泉の湯量が豊富な証拠ですね。気温が低いほどよく見えます。この辺は立寄り湯もたくさんあります。
高台に上がると、さらに街のあちらこちらで蒸気が出ている様子を眺めることができます。温泉の街、別府ならではの光景です。
おなかが落ち着いた頃に「鉄輪むし湯」に向かいます。鉄輪むし湯とは、温泉の蒸気を通した石室に、石菖(せきしょう)という薬草を敷き詰めて入る蒸し風呂です。こちらも以前、来たことがありました。
浴衣に着替えて石室に入り、横になります。石菖のよい香りに包まれて8分間、体がじわ〜っと温められていきます。出た後は、温泉で汗を流して終了。気分がすっきりしておすすめですよ。
さて、再びバスで今日の宿がある別府駅方面に戻ります。
みちくさの達人
狭い場所で干し草(石菖)の上に横たわると、アルプスの少女ハイジになった気分が味わえます♪
4. 別府タワーから別府の街を見る
翌日も別府は快晴! あまりの天気のよさに、「別府タワー」に上ることにしました。別府タワーは日本で3番目に建てられた、高さ100mのテレビ塔。デザインが東京タワーに似ていると思いませんか? そう、これは東京タワーと同じ、「塔博士」と呼ばれる内藤多仲さんが設計したものです。
別府タワーの展望台から見える景色は、海があり、山があり。ホテルも多く建ち、温泉地として栄えている様子がわかります。別府は何度も来ているのですが、この中にまだ入っていない温泉がたくさんあると思うと、また来なくては! と決意を新たにするのでした。
みちくさの達人
別府駅から歩いて行ける範囲には、有名な竹瓦温泉ほか、立寄り湯がたくさんあります。
5. 観光列車「ゆふいんの森」に乗車
さて、今日は別府駅から博多駅まで観光列車「ゆふいんの森」に乗車します。ひさしぶりに乗るので楽しみにしておりました。
ゆふいんの森は、「Ⅰ世」と「Ⅲ世」の2編成があり、今回私が乗るのは「Ⅰ世」です。通常、ゆふいんの森は由布院―博多間を走るのですが、1日3往復運行する日は、2便めの3、4号のみ別府―博多間を走ります。
別府駅の駅名標は温泉マークが付いていてかわいらしいです。そしてホームに停まるゆふいんの森号、窓の位置が高いのがわかるでしょうか。これはハイデッカー構造と言って、座席の高さが1.7メートルと通常の列車よりも高くなっています。つまり、それだけ景色が見やすいということなのです。
木と緑色と金色で構成されたゆふいんの森は、堂々たる老舗の高級感が漂います。「ゆふいんの森Ⅰ世」は、運行中のJR九州の観光列車の中では、最古参。座席はふかふかで座り心地よいです。
実は前面展望が楽しめる一番前の席が取りたかったのですが、
車内はあちらこちらに本物の木を使用しています。通常、鉄道車両は火災を懸念して、木材を避けることが多いのですが、あえて木を使用したことにより、温かみのある車内となっています。
みちくさの達人
スーツケースや大きな荷物は車両端に置き場があります。コートなどは頭上の網棚に乗せられます。
6. ビュッフェでお弁当を受け取る
しばし左手に海を眺めながら、ビュッフェ(売店)に向かいました。由布院駅までは車内が空いているので、今のうちに予約したお弁当を受け取ります。
ほかにも個数限定のスイーツなどがあるので、目当てのものがあるなら早めに行っておくとよいでしょう。
予約しておいたお弁当は「ゆふいんわっぱ」。
かわいらしい4種のてまりおにぎりは、明太子、高菜、野沢菜、ゆかり。おかずは豊後鶏かぼす唐揚げ、九州産鶏卵を使用した卵焼き、ブロッコリーと大分県産生ハムのマリネなど。
さらに生ビール、おつまみにソーセージを追加しました。生ビールサーバーがあるのは、ゆふいんの森Ⅰ世のみ。Ⅲ世にはありません。買ったソーセージは「おおいた冠地どりソーセージ」。手軽に地元のものを食べられるのがいいですね。
みちくさの達人
生ビールサーバーがあるところが、Ⅰ世を気に入っている理由でもあります。
7. 車窓から景色を楽しむ
列車は由布院駅で大きくカーブするので、由布岳はいろいろな角度から眺められます。私は最後尾の4号車にいたので、由布院駅を過ぎてから、後ろに去っていく由布岳に別れを告げました。
豊後森駅では、下りのゆふいんの森Ⅲ世とすれ違いました。手を振ると、あちらでも振り返してくれる方が。こういう出会いは楽しいです。
さらに龍の伝説があるという「慈恩の滝」を車窓から眺めます。クルーの方が見どころを案内し、列車が徐行してくれるので、ばっちり写真も撮れました。
この日は気温が高く、窓から陽を浴びていたらすっかり暑くなってしまいました。するとちょうどアイスの車内販売がやってきました。ベストタイミング!
買ったのは「うちのたまごアイスクリーム」と、「ゆふいんサイダー」。ゆふいんサイダーは、ゆふいんの森のロゴマーク風の文字と色に惹かれ、アイスはフタに、ゆふいんの森の絵が描かれているところが気に入りました。
鉄道ファンだと、自分が食べたい味より、絵柄に鉄道が入っているかどうかで決めてしまうことが多々あります。
楽しく過ごした3時間半の旅もついに終了。博多駅に到着です。由布院からだと博多までは2時間ちょっとなのですが、別府からは、より長時間乗ることができます。列車にはなるべく長く乗っていたいタイプです。
ゆふいんの森は特急ですから、移動の手段として選ぶ方も多いです。私の場合は列車のデザイン、食、景色、すべてを楽しみ尽くしたい。それが観光列車に乗る醍醐味だと思っています。








