ご当地サポーター
【伊豆・伊東】雨の日も遊んで楽しめる!屋内観光スポット5選

日本有数の温泉地・伊東と伊豆エリアには、雨の日に子ども連れでもカップルでも楽しめる屋内スポットが充実しています。伊東では、伝統美あふれる建築に触れる観光スポットを。世界のクラフト文化が集まるリゾート地・伊豆高原では、手作りの楽しさや職人の技に心躍る体験をご紹介します。

3階大広間(写真提供 一般社団法人伊東観光協会)
3階大広間(写真提供 一般社団法人伊東観光協会)

市街地中心部を流れる松川沿いに、風格ある和風建築がひと際目を引く「観光・文化施設 東海館」があります。1928年(昭和3年)に開業し、約70年間、伊東を代表する温泉旅館としてお客様を迎えてきました。1997年(平成9年)に廃業した後は、伊東市に寄贈され、貴重な木造建築を後世に伝えるため、2001年(平成13年)7月、伊東温泉を代表する観光施設として生まれ変わりました。

昭和初期の建築様式がそのままに残る建物には、材木商だった創業者によってヒノキや黒檀、紫檀といった高級木材が惜しげもなく使われています。さらに、玄関や客室、廊下、大広間など、随所で職人たちが腕を競うように施した細工が見られます。その意匠から当時の職人技のレベルの高さが伺えます。

ご当地サポーターコメント
職人の粋な技が随所に見られタイムスリップしたような気持ちになります。ボランティアガイドの方の説明を聞くと歴史的な背景もわかって理解が深まります。

土・日曜日と祝日は館内のお風呂で入浴も

地元出身の彫師・森田東光作の唐獅子の湯口(写真提供 一般社団法人伊東観光協会)
地元出身の彫師・森田東光作の唐獅子の湯口(写真提供 一般社団法人伊東観光協会)

館内には大小2つの浴場が現存します。円形の浴槽をはじめ、床から壁まで総タイル貼りの大浴場は、ノスタルジックな雰囲気に包まれています。唐獅子彫刻の口から注がれるのは、自家源泉。肌に優しいアルカリ性単純泉のお湯が体を癒してくれます。この浴場は、土・日曜日と祝日に限り営業しており、昭和の伊東を代表する老舗旅館の温泉情緒を感じながら入浴が楽しめます。

観光・文化施設 東海館
  • URLhttp://itospa.com/history_culture/tokaikan/
  • 住所静岡県伊東市東松原12-10 MAP
  • アクセスJR伊東駅から徒歩約7分
  • 営業時間9:00~21:00
    入浴は土・日曜、祝日の11:00~19:00のみ
  • 定休日第3火曜(祝日の場合は開館、翌日休館)、1月1日
  • 入場料入館料 大人200円、小人(小〜中学生)100円
    入浴料 大人500円、小学生以下300円
  • TEL0557-36-2004
  • 駐車場無し
  • メモ2024年9月中旬〜12月下旬にかけて、東海館の外壁(北・西面)工事を行います。工事期間中は市道(東松原町4号線)に足場が設置されるため、建物の外観をご覧いただくことができなくなります。

伊豆急行伊豆高原駅から徒歩10分の距離にあり、英国の邸宅をモチーフにした木立の中に佇むレンガ造りの建物。その絵本で出てくるような空間が、テディベアと出会うワクワク感を高めてくれます。

1903年(明治36年)、テディの愛称で知られた第26代アメリカ大統領ルーズベルトにちなみ誕生したという説もあるテディベア。大統領までも魅了するテディベアを世界中から収集した「伊豆テディベア・ミュージアム」には、誕生当時のアンティークベアから、世界のテディベア作家によるアーティストベアまで、常時1,000体ほどの貴重なテディベアが展示されています。それぞれに愛らしい姿を見ていると自然と笑顔になってしまう。そんな心癒されるスポットです。

世界中のテディベアが大集合!

列車に乗り込む国内外のテディベアたち
列車に乗り込む国内外のテディベアたち

館内に展示された数多くのテディベアは、時代で顔や毛質、体形、服装などが異なり、その当時の文化が垣間見えます。注目は、テディベア史上最高の価格で落札されたドイツ・シュタイフ社のアンティークベア「テディガール」。世界的なベア・コレクターであった故ボブ・ヘンダーソン英国陸軍大佐最愛のテディベアです。100年以上経った今も、愛くるしい姿で訪れる人を迎えてくれます。

展示を楽しんだ後は、ティールームで手作りケーキと紅茶でひと休み。お土産探しは、テディベアとテディベア・グッズを集めたミュージアムショップへ。日本製のテディベアやアーティストベアの他、オリジナルのお菓子も人気です。

ご当地サポーターコメント
館内はすべて撮影可能。ショップやティールーム、庭も含めて全体が可愛らしく撮影スポットも多いです。
伊豆テディベア・ミュージアム
  • URLhttps://www.teddynet.co.jp/izu/
  • 住所静岡県伊東市八幡野1064-2 MAP
  • バスアクセスJR伊東駅より東海バス伊豆高原駅行き乗車約40分、「伊豆高原駅」下車徒歩約9分
  • 営業時間9:30~17:00(入館は16:30まで)
  • 定休日2・3・6・12月の第2火曜(祝日の場合は開館)※6月は第2火曜・水曜が連休
  • 入場料大人1,500円、中高生1,000円、小学生800円 ※小学生未満・75歳以上無料
  • TEL0557-54-5001
  • 駐車場無料

伊豆急行川奈駅から車で5分。海岸線沿いに「川奈ステンドグラス美術館」があります。館内には、1800年代にイギリスで制作されたステンドグラスを中心に、約300点の作品が展示されています。教会や貴族の館で実際に使用されていた貴重な作品が多く、中でも、当時のイギリスで、ステンドグラス作家として名声を誇ったチャールズ・イーマー・ケンプの荘厳な作品は必見です。また、館内各所で柔らかな光をともすスタンドは、現代作家リチャード・リーの作品。アンティークステンドグラスとはひと味違う作風も興味深く、時代で異なる作品を見比べることもできます。

ステンドグラスと音楽の優雅なコラボも

オルゴール演奏会場にもなる礼拝堂
オルゴール演奏会場にもなる礼拝堂

中世ヨーロッパの貴族が住んだ「マナーハウス」を想像させる、豪奢な館に設えたアンティークステンドグラスの数々。色とりどりのステンドグラスに囲まれた空間はとても神々しく、その場にいるだけで心が洗われます。
また、併設の教会と礼拝堂で行われる演奏も見どころのひとつ。館内のセント・ミッシェル教会では、10~17時の毎時30分から15分間、アンティークパイプオルガンの生演奏を実施。セント・マリーズ礼拝堂では、11~16時の正時にアンティークオルゴールが澄んだ音色を聴かせてくれます。いずれも毎日催され、さらに週末はさまざまな楽器によるミニコンサートも開催されています。雨の日も晴れの日も、それぞれに趣のある光と音のコラボレーションを楽しめます。

ご当地サポーターコメント
美しいステンドグラスは長時間見ても飽きません。庭園からの眺めも素晴らしく、海が一望できます。
川奈ステンドグラス美術館
  • URLhttps://www.kawana-sgm.com/
  • 住所静岡県伊東市川奈1439-1 MAP
  • アクセスJR伊東駅から車で約15分
    伊豆急行線川奈駅から車で約5分
  • バスアクセスJR伊東駅より東海バス松ヶ崎・蓮着寺行き乗車約23分、「高塚」下車徒歩約2分
  • 営業時間美術館、ショップ 10:00~16:30
    レストラン・カフェ 11:00~16:30(L.O.15:45)
    ※土・日曜、祝日、繁忙期のみレストランディナー営業17:00〜20:00(L.O.18:00)


  • 定休日第1・3水曜日 ※臨時休館あり(年末年始・GW・お盆・祝日を除く)
  • 入場料大人1,200円、中・高生800円、小学生500円 ※小学生未満無料
  • TEL0557-44-4333
  • 駐車場無料

大室山の麓、県道111号線沿いにある「伊豆クラフトハウス」。屋内でさまざまなガラス工芸を体験できる工房として、2016年(平成28年)にリニューアルオープンしました。熱して溶かしたガラスを吹いてグラスなどを制作する「吹きガラス」、ガラス器に模様を彫り込む「サンドブラスト」、100種以上の中から好きなビーズを選びブレスレットやネックレスを作る「スタイルビーズ」、ガラスの棒を溶かして鉄の棒に巻取り制作する「とんぼ玉」の4つの制作体験を常時開催しています。

ご当地サポーターコメント
小さなお子さまでも、風船を膨らます事ができれば拭きガラス体験ができますし、幅広い年齢層の方が楽しめる体験コースが揃っています。

オリジナル作品を旅の思い出に

好みの色や形を選んで作るビーズアクセサリー
好みの色や形を選んで作るビーズアクセサリー

それぞれの体験時間は15分から90分程度。いずれも工房所属のクラフトマンが丁寧に指導してくれるので、初めての方でも思い通りの作品が作れると評判です。吹きガラス以外の作品は、その日に持ち帰ることができます。世界で一つだけのオリジナル作品は、旅の思い出の品としてだけではなく、日々活用することで暮らしに彩りをもたらしてくれます。
併設のショップでは、所属作家のグラス、陶芸、アクセサリーなど、センスあふれる作品を販売しているので、気の置けない友達へのお土産にもぴったりです。

伊豆クラフトハウス
  • URLhttp://www.izu-crafthouse.org/
  • 住所静岡県伊東市大室高原8-531 MAP
  • バスアクセス伊豆急行伊豆高原駅より伊豆東海バス「伊豆海洋公園・シャボテン公園」行き乗車約9分、「大室高原九丁目」下車すぐ
  • 営業時間9:30~17:00
  • 定休日水曜
    ※GW、夏季、年末年始は営業
  • 入場料入館無料
    とんぼ玉体験2,500円~、サンドブラスト体験2,200円~
  • TEL0557-51-5355
  • 駐車場無料

伊豆急行伊豆高原駅から車で約10分、雑木林にポツリと佇む小さな工房は、店主とスタッフによるセルフビルド。その手作りの温かみあふれる空間で、陶芸体験ができるとあって、年間約1万人の方が訪れています。
「ほけきょ庵」では、インストラクターの指導のもと、手びねりと電動ろくろの2種類の陶芸体験が用意されています。手びねり陶芸は、手ろくろを使い湯飲みや皿などの食器を2つまで作れます。一方、電動ろくろは、時間制限なしで2.5kgの粘土を使い放題。好きなだけ作品を作れ、多い人であれば8個ほどの作品を作り上げるそうです。また、土の配合や釉薬の開発を工房で行っており、「伊豆白浜焼き」「河津さくら焼き」など、経済産業省の経営革新にも認定された伊豆の風景や名物をイメージした独自の焼き上がりを選べるのも「ほけきょ庵」ならではです。

ご当地サポーターコメント
電動ろくろ体験は、何個も作品が作れるので自分の上達がよくわかります。

併設カフェの、おいしいカレーでひと休み

雨の日でもゆったりと楽しめる工房兼カフェ
雨の日でもゆったりと楽しめる工房兼カフェ

作品は工房で、自然の風合いを生かした「焼き締め灰被り陶」を経営革新で認定された独自焼成技法「極還元酸化落し」で焼き上げます。約3カ月後に自宅に届いた時は、作品の仕上がりの良さに喜びも倍増。手にしっくりとくる心地よい質感の陶器は、毎日使い続けるほどに愛着が湧いてきます。
工房は、カフェも併設。陶芸体験の後に自家製のカレーやシチューを楽しめます。雨の日は、心穏やかに「手作り」に満たされる時間を楽しんでみませんか。

ほけきょ庵
  • URLhttp://izukogen-hokekyo.com/
  • 住所静岡県伊東市池675-62 MAP
  • アクセス伊豆急行線伊豆高原駅より車で約10分
  • バスアクセス伊豆急行線伊豆高原駅やまも口より伊豆東海バス「伊豆高原‐シャボテン公園・シャボテン公園」行き乗車約20分、「シャボテン公園」下車徒歩約13分
    伊豆高原駅より送迎バスあり(要予約)
  • 営業時間平日10:00~16:00(最終受付14:30)
    土・日曜、祝日 ~17:00(最終受付15:30)
  • 定休日公式HPで要確認
  • 入場料電動ろくろ2,750円~、手びねり1,980円
  • TEL0557-54-0770
  • 駐車場無料
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