ご当地サポーター
旅先で自分へのご褒美を見つけられる、山口県萩・長門エリアの雑貨店6選

美しい自然と伝統文化、歴史の情緒にあふれる山口県の萩・長門エリアは、実はこだわりのアイテムが揃う雑貨店の宝庫でもあります。懐かしさを感じさせるものや、日常に彩りを添えるもの、ほっと癒しのひと時をもたらすものなど、扱うアイテムは各店舗それぞれ。大切な人への贈り物や自分へのご褒美をぜひ見つけてください。旅先で出会ったアイテムならば、より思い出深いものになるはずです。

かわいい紙モノや文具、日用品が揃う

棚には一筆箋やぽち袋など実用性とかわいさを兼ね備えた店主セレクトの紙モノが並ぶ
棚には一筆箋やぽち袋など実用性とかわいさを兼ね備えた店主セレクトの紙モノが並ぶ

無類の紙モノ・文具好きの店主が営む雑貨店。店内に所狭しと並ぶアイテムは全て店主自らがセレクトしたもので、便箋や封筒、鉛筆、クリップ、缶バッジ、布バッグなど種類も様々です。
店主が仕入れるのは、国内外を問わず、「誰かに贈りたい」と感じたもの、毎日の暮らしの中で使えるもの、使いやすいもの。もちろん、県内作家によるオリジナル作品も扱っています。「手にとって使い方を想像しながら選んでほしい」と店主。アイテムそのものだけでなく、わくわく感が堪能できるのも魅力です。

古き良きものが活かされたノスタルジックな空間

もともとはタクシー会社の事務所だった建物を自分たちで改装。手作り感あふれる温かい空間
もともとはタクシー会社の事務所だった建物を自分たちで改装。手作り感あふれる温かい空間

店舗はもともとタクシー会社の事務所として使われていた建物を、自らリノベーションしたもの。目指したのは「また来たくなる場所」。年季が入った剥き出しの梁や床板、使い込まれた什器など使えるものはそのまま活かされ、まるで時間が止まっているかのような懐かしい雰囲気が漂っています。
店の奥には4席のみの小さな喫茶室があり、「コーヒー」や「しょうがミルクティー」などソフトドリンクを提供。リピーターはもちろん、ドライブの途中にふらっと寄る人も多いそうです。

ご当地サポーターコメント
落ち着いた色味のレターセットからカラフルでポップな外国製の文房具までいろいろなアイテムが揃い、見るだけでも十分楽しめます。
つつみ舎
  • URLhttps://223sha.tumblr.com
  • 住所山口県下関市豊北町大字田耕4230-1 MAP
  • アクセスJR滝部駅から車で約9分
  • バスアクセスJR滝部駅からバス乗車、「五千原」下車徒歩約1分
  • 営業時間10:30~17:00
  • 定休日水曜、不定休
  • TEL090-7443-5808
  • 駐車場あり

メインは本と本に関する文房具。暮らしの道具もずらり

レジ横のスペースに並ぶのは、綴じ糸やピグマペン、スタンプなど主に製本に使う文房具
レジ横のスペースに並ぶのは、綴じ糸やピグマペン、スタンプなど主に製本に使う文房具

東京から移住してきた店主が営む本屋。以前は牛舎だった建物を1年以上かけてリノベーションした店舗は、山間の風景によく馴染む素朴な雰囲気が魅力です。一歩足を踏み入れると、目に飛び込んでくるのはずらりと並ぶたくさんの書籍。専門書や洋書、古書、児童書などジャンルは様々で、ラインナップは随時変わります。
レジ横のスペースに並ぶのは文房具。「本屋だから紙に関する文房具も一緒に売ろう」という店主の思いつきで販売を始めたといい、製本に使う道具や珍しい紙なども揃います。

くつろげる喫茶スペースやギャラリースペースも魅力

のどかな景色が広がる窓際の喫茶スペース。「コーヒー」500円や「カフェ・オ・レ」550円などを提供
のどかな景色が広がる窓際の喫茶スペース。「コーヒー」500円や「カフェ・オ・レ」550円などを提供

店内には、トートバッグなどロバの本屋のオリジナルグッズ、チェコのビーズをはじめとする外国の手芸道具、広島県から取り寄せる焼き菓子などのほか、店主が東京在住時から付き合いのある全国各地の作家が手掛ける陶芸や絵画、写真などの作品も並んでいます。
店主の好きなもの、気に入ったものだけを集めた店ですが、センスに魅せられて他県からわざわざやって来る常連客も多数。ゆったりと過ごしてもらうためにと設けた喫茶スペースからは、長門市の豊かな自然風景が眺められます。

ご当地サポーターコメント
手作りの温かさや懐かしさが感じられる雑貨がたくさんあります。ギャラリースペースでは、随時イベントや展示会を開催するそうなので、気になる方はホームページをチェックしてみてください!
ロバの本屋
  • URLhttps://www.roba-books.com
  • 住所山口県長門市俵山6994 MAP
  • アクセスJR人丸駅から車で約12分
  • 営業時間11:00〜17:00
  • 定休日水・木・金曜 ※祝日の場合は営業
  • TEL0837-29-0377
  • 駐車場あり

生活に潤いを与える多彩なアイテム

三角形の鍋つかみ「とんがりミトン(748円)や「KINTOデイオフタンブラー」(3,300円)など
三角形の鍋つかみ「とんがりミトン(748円)や「KINTOデイオフタンブラー」(3,300円)など

2021年2月にオープンしたセレクトショップ。並ぶのは食器やカトラリーなどの日用品や、バッグや財布などのファッション雑貨、そして洋服と、全て「大切な人へのプレゼントや自分へのご褒美にしてもらいたい」と集められたものばかりです。
テーブルウェアを中心に展開する、自然素材とデザイン、機能性にこだわった「63(ロクサン)」や、温もりのある手触りが特徴の「Craft Studio」など人気ブランドのアイテムも充実しています。

ゆっくり選べる落ち着きのある空間。一角には釣り具コーナーも

「選ぶ時間にも癒されてほしい」と、白とブラウンが基調の落ち着いた雰囲気に
「選ぶ時間にも癒されてほしい」と、白とブラウンが基調の落ち着いた雰囲気に

温かみがありながらもシンプルにまとめられ、ゆっくりじっくり選べる居心地のいい空間からは、「選ぶ時間は贈る相手を想う時間。その時間さえも大切にしてほしい」という店主の心遣いが感じられます。
店内の一角にはスロージギングを中心とした釣竿やルアーが並ぶ釣り具コーナーもあり、充実の品揃えは釣り愛好家の間で話題になっているとか。どんな人が来ても欲しいものが見つかるこの店は、まさに生活に彩りをもたらすライフスタイルショップ。あなたもぜひお気に入りを見つけてください。

ご当地サポーターコメント
暮らしのエッセンスになりそうな雑貨に、メンズもキッズも揃う服と、老若男女問わず楽しめるショップです。ドリンクとデザートのテイクアウト専門店「03.kōbō」も併設しています。
03.name

伝統を踏まえつつ、現代感覚を取り入れた日常で使える萩焼

「輪花8寸鉢」4,400円、「菊花5寸皿」1,540円、「輪花小皿」1,100円
「輪花8寸鉢」4,400円、「菊花5寸皿」1,540円、「輪花小皿」1,100円

1976年から歴史を紡ぐ萩焼の窯元。工房に隣接するギャラリーは、昭和初期の古民家を移築したもので、見応え満点の立派な梁や欄間、囲炉裏のある味わい深い空間で、落ち着いて萩焼が選べるのが魅力です。
こちらの工房で作られるのは、伝統を踏まえつつも現代の感覚を取り入れた日常で使える器。モダンなデザインのものや、柔らかい色合いのものが多く、和食にも洋食にも合わせやすいと評判です。遠くは広島県や福岡県からわざわざ買いに来る人も多いとか。

様々な種類の器がずらり。手触りも確かめて

豆皿や椀、カレー皿など種類も豊富。窓から差し込む柔らかい光が器の美しさを引き立てる
豆皿や椀、カレー皿など種類も豊富。窓から差し込む柔らかい光が器の美しさを引き立てる

「松光山の器は盛られる料理のためにある」とデザインを手掛ける3代目は、形も模様も手触りも全て料理を引き立てるものにこだわります。全て手作業で行うため、ヘラやカンナを使って作る稜線紋様「しのぎ」や、釉薬のかけ具合によって起こる濃淡は様々で、どの器にも個性が生まれます。
器は手触りも確かめられるので、最も手に馴染む一品を探してみてください。また、萩焼は使い込むことで色合いが変わり、味わいが増します。毎日使って器を育てるのも楽しみ方の一つです。

ご当地サポーターコメント
壁一面に萩焼が並ぶ様子は圧巻! 毎日の調理や食事が楽しくなりそうな器がたくさんあります。同じ種類でも少しずつ表情が違うため、じっくり選んでみてください。
萩焼窯元 松光山
  • URLhttps://shokouzan.com
  • 住所山口県萩市大井3216-1 MAP
  • アクセスJR長門大井駅から車で約4分
  • バスアクセスJR東萩駅からバス乗車、「大井浦」下車徒歩約1分
  • 営業時間10:00~17:00
  • 定休日日曜
  • TEL0838-28-0112
  • 駐車場あり

夏みかんや椿をあしらった萩焼や手拭いなど萩土産が満載

夏みかんと椿のマグカップ3,300円、フリーカップ2,750円、萩ふきん各種550円
夏みかんと椿のマグカップ3,300円、フリーカップ2,750円、萩ふきん各種550円

幕末の長州藩士・木戸孝允の旧宅向かいにある、築150年を超える古民家をリノベーションしたカフェ&雑貨店。100種類を超える着物や浴衣の中から好きなものが選べるレンタルも行っており、萩市城下町を散策に訪れた観光客から高い人気を誇ります。
店内には、萩市の果樹・夏みかんや萩市の花・椿をあしらった風呂敷やコースター、がま口などオリジナル和雑貨や萩焼など萩土産に最適なグッズが充実。吉田松陰や萩市のご当地キャラクター「萩にゃん。」関連の限定商品もあります。

ここでしか買えない萩焼が多数。手頃な価格も魅力

歴史ある古民家の作りを極力残した風情ある店内。ずらりと並ぶ萩焼は若手作家のものが中心
歴史ある古民家の作りを極力残した風情ある店内。ずらりと並ぶ萩焼は若手作家のものが中心

暖簾をくぐって中に進むと、複数の窯元から取り寄せた種類豊富な萩焼が並びます。「暮らしに役立つ実用的な萩焼」をコンセプトに集められたもので、比較的手頃な価格で販売されているのがうれしいところ。若手作家を中心に萩焼のプロデュースも行っているため、ここでしか購入できない萩焼も多数揃います。
また、レトロな雰囲気が漂う喫茶スペースでは、ドリンクやスイーツを萩焼の器で提供しているため、購入前に萩焼の良さを実感することが可能です。

ご当地サポーターコメント
お店のスタッフがご当地グッズの開発にも取り組んでいるので、常に最新の萩土産を手に入れることができます。渋めの萩焼からかわいい萩にゃん。グッズまで幅広く揃っているので、贈りたい一品が見つけられそう。
Kimono Style Café
  • URLhttps://www.kimono-style-cafe.com
  • 住所山口県萩市呉服町2-39 MAP
  • アクセスJR東萩駅から車で約6分
  • バスアクセスJR東萩駅からバス乗車、「萩博物館前」下車徒歩約9分
  • 営業時間10:00〜18:00
  • 定休日木曜 ※祝日の場合は営業
  • TEL0838-21-7000
  • 駐車場あり

若手をメインに全国の有名作家の作品がずらり

人気萩焼作家・濱中史朗のカップ。洗練されたデザインで存在感のある萩焼は高く評価されている
人気萩焼作家・濱中史朗のカップ。洗練されたデザインで存在感のある萩焼は高く評価されている

萩焼をはじめとする全国各地の陶芸やガラス、木工など、選りすぐりの作品を展示・販売するアートギャラリー。美術商の家に生まれ、幼い頃からアート作品に触れてきた店主が、徐々に衰退する萩焼の文化を守るため、そして、陶芸ファンを増やすためにオープンしました。
若手作家の作品を中心に扱いますが、全て自らの目で見、手で触れ、心がふるわされたものばかりとのこと。作家のもとまで足を運ぶことも多々あるそうなので、遠方から訪れる場合はお休みかどうか事前に確認するのが無難です。

心惹かれる作品・作家と出会える場。年に9回程度個展も開催

作品が引き立つ真っ白な空間。この日並んでいたのは、銅版画家・古屋郁と信楽焼作家・藤原純の作品など
作品が引き立つ真っ白な空間。この日並んでいたのは、銅版画家・古屋郁と信楽焼作家・藤原純の作品など

作品を引き立てる真っ白なギャラリーに並ぶのは、愛好家の間で話題になるほどの逸品揃い。「都心ではなかなか手に入らないから」と、都市部からわざわざ足を運んでくる人も少なくないそうです。
常設のほか、年に9回程度企画展も開催。萩焼作家の渋谷英一、ガラス作家の時澤真美、陶芸家の岩崎龍二…と、2022年は月に一度のペースで開かれ、2026年までスケジュールは埋まりつつあります。山口県萩市・長門市でアートな旅を楽しむなら、確実に訪れるべきスポットの一つです。

ご当地サポーターコメント
並ぶのは上質なアート作品ばかりですが、意外なことに価格はお手頃。「もっと日常的に陶器を楽しんでほしい」という店主の想いが伝わってくるようです。アート好きにはぜひ一度寄ってもらいたいギャラリーです。
Gallery JIBITA
  • URLhttps://www.jibita.com
  • 住所山口県萩市東浜崎町138-6 MAP
  • アクセスJR東萩駅から車で約4分
  • バスアクセスJR東萩駅からバス乗車、「新川」下車徒歩約11分
  • 営業時間13:00〜18:00、土・日曜、祝日10:00〜18:00
  • 定休日金曜と第3木曜、不定休
  • TEL0838-22-8725
  • 駐車場あり
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。