観光もグルメも欲張りに!日光の女子旅おすすめスポット
都心から電車に乗って約2時間で到着する日光。駅からバスや徒歩でアプローチできるエリアに社寺やグルメ、かわいい雑貨店などがあり、女性同士の気軽な旅にはぴったりです。澄んだきれいな空気を胸いっぱいに吸い込んで、お参りしたり縁結びを願ったり、さらに人気カフェでおいしいメニューを楽しめば、思い出深い旅になります。
1関東の駅百選、「JR日光駅」の駅舎
日光の素敵な旅の始まりは、ここ「JR日光駅」から。1890年(明治23年)に開業し、1912年(大正元年)にはネオ・ルネッサンス様式の木造二階建て洋館駅舎が建てられました。2階正面のデコラティブな半円形の窓や、外壁に柱が現れたハーフティンバーと呼ばれる建築技法が目を引きます。2017年にはリニューアル工事が完了。気品と威厳はそのままに白とピンクで彩られた駅舎内には、大正天皇が休息されたという貴賓室、旧一等車利用者の待合室として「ホワイトルーム」が残っており、今も明治や大正時代の面影が色濃く漂っています。
改札を出て正面にあるレトロ調の階段を2階へ上がると、国鉄時代に旧一等車利用者の待合室として使われた「ホワイトルーム」があります。白い天井から吊り下がった煌びやかなシャンデリアや美しい大きな窓などが、当時の優雅な様子を今に伝えています。現在は写真展などのイベントなどが催される多目的スペースとして利用されています。
- JR日光駅
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- 栃木県日光市相生町 MAP
- JR日光駅
- 「ホワイトルーム」の入場は電車の運行時間中となります。
2銀行を改装したクラシカルカフェ「かまやカフェ・デュ・レヴァベール」
「JR日光駅」から徒歩約5分、東武日光駅前のバスロータリー近くにある赤いレンガ風建物が「かまやカフェ・デュ・レヴァベール」です。もとは銀行だったという建物を改装した店内では、毎日数量限定のハンバーグやココナッツチキンカレー、ピザなど、日光産の材料をふんだんに取り入れたランチやスイーツが楽しめます。
中でもおすすめなのはローストビーフがたっぷりとのった「NIKKO丼」。良質の水と土壌に恵まれた前日光地区育ちの黒毛和牛種「前日光和牛」のシキンボウという希少部位を使っており、程よく脂がのった弾力のある肉の歯ごたえが、やや甘めのソースとよく合います。日光名物の揚巻ゆばの煮つけや温泉玉子もついてボリューム満点。Sサイズ(お肉は同量でご飯少なめ、ゆば煮つけ1個付き)もあります
ショーケースには常時10種類以上の自家製スイーツが並んでいるので、食事以外で、甘いものがちょっと食べたくなったときに立ち寄るのもおすすめ。写真のガトーショコラはベルギーチョコレートをベースにし、濃厚でも甘さ控えめ。手前は日光産いちごをピューレにして凍らせ、削ってかき氷にしたオリジナルメニュー「日光雪いちご」。雪のように振りかけた粉砂糖がほのかな甘みを添えています。お好みで練乳をかけてもOK。
今から約15年前に、元銀行だった建物を買い取って改装し、オープンしたカフェ。奥に見える重厚な扉の先は金庫だったスペースで、そこでも食事や喫茶を楽しめます。店名の「レヴァベール」はフランス語で「街灯」の意味。インテリアとして飾られた街灯が、パリの街角のカフェにいるような気分へと誘ってくれます。
- かまやカフェ・デュ・レヴァベール
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- https://www.instagram.com/kamayakahuedeyurevuaberu/
- 栃木県日光市松原町12-6 MAP
- 東武鉄道東武日光駅より徒歩約1分、JR日光駅より徒歩約5分
- 11:00~18:00(売れきれ次第終了)
- 不定休
- 0288-54-0685
- 無料
3世界遺産「日光の社寺」の入口、美しいアーチの「神橋」
JR・東武日光駅前の通り「日本ロマンチック街道」を北西へと向かい、左右のお土産屋さんやカフェなどを眺めながら25分ほど歩くと、大谷川に架かる「神橋」に到着します。「日光二荒山神社」の建造物で、木造朱塗りの優雅な曲線を描く橋は世界遺産 「日光の社寺」への玄関口ともいえます。もとは神事や将軍社参・勅使参向などのときのみに使われていましたが、二荒山神社の1200年祭りをお祝いし、1973年(昭和48年)から一般も渡れるようになりました。橋の長さは28m、幅7.4m、川の水面からの高さは10.6mほど。神橋付近の社務所で授与している「祈願紙ヒコーキ」(100円 水溶性用紙)に願い事を書き、神橋から大谷川へ飛ばすこともできます。
- 神橋
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- http://www.futarasan.jp/
- 栃木県日光市上鉢石町 MAP
- JR日光駅、東武鉄道東武日光駅より徒歩約20分
- JR日光駅、東武鉄道東武日光駅より東武バス中禅寺温泉または湯元温泉行き乗車約5分、「神橋」下車徒歩すぐ
- 4月~10月 8:00~17:00、11月~3月 9:00~16:00
※受付は閉門30分前まで - 300円
- 0288-54-0535 (日光二荒山神社)
4関東の霊峰・男体山を御神体とする古社「日光二荒山神社」
男体山(古名・二荒山)を御神体山とし、日光の山岳信仰の中心として古くから崇拝されてきた「日光二荒山神社」。関東の守り神として幕府や豪族からも信仰を集めた歴史があります。日光市内に三社鎮座し、市内の「本社」(写真は御本殿)、山頂2,486mにある「奥宮」、その二社の間、中禅寺湖畔には男体山の登り口でもある「中宮祠」があります。世界遺産「日光の社寺」として登録されています。本社境内には国の重要文化財にもなっている「朋友神社」(学問・知恵の神様)などの他、「良い縁 狛犬」や「縁結の笹」もあり、良い縁のご利益を願って訪れる人も多い神社です。
- 日光二荒山神社
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- http://www.futarasan.jp/
- 栃木県日光市山内2307 MAP
- JR日光駅・東武鉄道東武日光駅から車で約10分
- JR日光駅・東武鉄道東武日光駅からバス乗車、「西参道」下車徒歩約7分
- 8:15〜16:45
- 拝観料300円(本社神苑入園料)
- 0288-54-0535
- 有料
5世界を魅了する、絢爛豪華な芸術の結晶「日光東照宮」
「日光二荒山神社」「日光山輪王寺」とともに「日光の社寺」として世界文化遺産に登録され、国内外から多くの観光客が訪れる「日光東照宮」。1617年(元和3年)、亡き徳川家康を久能山から移し、御祭神としてお祀りした神社です。現在の社殿群は三代将軍家光が1636年(寛永13年)に造営したもの。境内は国宝8棟、重要文化財34棟を含む55棟の建造物が、自然の地形を生かした参道や階段を経て配置され、圧倒的な景観美を誇ります。
写真は2017年(平成29年)3月に4年がかりの修理工事が完了し、鮮やかな色彩をまとって蘇った「陽明門(国宝)」。故事由来や子どもの遊びなど500以上の彫刻が施された門には、江戸時代初期の工芸・装飾技術のすべてが集約され、一日中眺めても飽きないことから「日暮(ひぐらし)の門」とも呼ばれています。
表門を入ってすぐの神厩舎に彫られている「三猿」、奥宮の入り口・東回廊にある「眠り猫」も有名です。
「陽明門」の奥、拝殿の手前にあるのが「唐門」。家康を神君とした御霊が鎮座する本殿を守る門、という位置づけになっています。全体が胡粉(ごふん)で白く塗られているのが特徴。間口約3m、奥行き約2mと小さめの門ですが、左右の柱の「昇龍」「降龍」を始め、611もの彫刻でぎっしりと埋め尽くされた様は圧巻です。こちらの彫刻にも徳のある人物が国を受け継ぎ治めれば、平和な時代が続くという思いが込められているといわれています。
- 日光東照宮
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- http://www.toshogu.jp/
- 栃木県日光市山内2301 MAP
- JR日光駅・東武鉄道東武日光駅より東武バス中禅寺温泉または湯元温泉行き乗車約5分、「神橋」下車徒歩約8分
- 4月~10月 8:00~17:00、11月~3月 8:00~16:00
※受付は閉門30分前まで - 大人・高校生1,300円、小・中学生450円
- 0288-54-0560
- 有料
6散策の合間に立ち寄りたい名店、「日光珈琲 御用邸通店」
寺社詣でや買い物をしてちょっぴり疲れてきたところで、コーヒーブレイク。西参道から「田母沢御用邸」へと向かう御用邸正門前通りを歩いていくと、右手に「日光珈琲 御用邸通店」が見えてきます。大正時代に米穀問屋だった古民家をリノベーションした、旅情を誘う小粋な建物。コーヒーは農園から直接仕入れた豆を独自技術で焙煎しており、酸味と苦みのバランスが絶妙な飲みやすい味。各種ドリップコーヒー、水出しアイスコーヒー、コーヒーカクテルなど豊富なメニューも魅力です。
34席ある店内では、古民家の雰囲気にマッチするヴィンテージ家具が使われ、しっとりと落ち着いた気分でコーヒーを味わえます。日当たりのいい中庭を窓越しに眺めたり、並べてある日光ゆかりの本を手に取ってみるのも素敵な過ごし方。
好きなドリンクとケーキのセットや、お腹が減っているなら「御用邸通の黒カレー」「オムライス」などもおすすめです。
- 日光珈琲 御用邸通店
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- http://nikko-coffee.com/shop/goyoutei
- 栃木県日光市本町3-13 MAP
- JR日光駅・東武鉄道東武日光駅より東武バス中禅寺温泉または湯元温泉行き乗車約7分、「西参道入口」下車徒歩約2分
- 10:00~18:00(L.O. 17:00)
- 月曜、第1・第3火曜(祝日の場合は営業、翌日休み)
- 0288-53-2335
- 無料