縁結びなどのご利益ならここ!日光のパワースポット巡り
日光は「神仏の聖地」ともいわれるほど多く、日光東照宮など世界遺産にもなっている寺社仏閣が多数あります。修学旅行などの定番スポットでもある日光の社寺を大人になって改めて訪れると、かつてとは違った視点で見ることができ、新しい発見に出合えます。
また、「日光東照宮」をはじめ、パワースポットとして人気を博している寺社もたくさんあります。ここでは「日光東照宮」以外の社寺、そしてパワースポットを紹介します。
1日光二荒山(ふたらさん)神社
幸せの縁を結ぶご利益スポットが点在
「日光東照宮」の隣に位置する「日光二荒山神社」は、仕事、家族、結婚、友人など、様々な良縁との縁結びで有名なため、ご利益を求めて参拝される方も多い人気のスポット。境内にはご利益のあるスポットが点在しています。
様々なパワースポットがある神苑
朋友神社(みともじんじゃ)
日光二荒山神社の神苑に入り、突き当りにあるのが「朋友神社」。ご祭神の少彦名命(すくびこなのみこと)は、学問・知恵の神様として知られており、学生から大人まで多くの方が参拝に訪れています。
縁結びの笹
朋友神社のすぐ隣には「縁結びの笹」があります。日光二荒山神社の別宮「滝尾神社」にある笹から移植したものです。あらゆる縁に恵まれるといわれている縁結びの笹。「縁を招くために笹を結ぶ」という習わしが発祥です。縁を結ぶご利益を得るために祈り、境内で購入した短冊に願いを書いた「良縁の結び札」を、結び処に結べばご利益が期待できます。
運試しの輪投げ
「縁結びの笹」の裏手には、「運試しの輪投げ」があります。仕事運や勝負運、金運などを上げたい方はぜひチャレンジを。3つ投げて1つでも入れば運気は良好とのことです。
ご神木胎内くぐり
直径2m近くあるご神木。神様は「久久能智神(くくのちのかみ)」です。ご神木を静かにくぐることで魂を浄化し、新しい自分になれるといわれています。幹の内部が空洞化したため、樹齢550年の杉を伐採。そのご神木の空洞部分を行人鈴を鳴らして、願いが叶うよう祈りながらくぐるのが「ご神木胎内くぐり」です。
あずまや(神社カフェ 開運)
神苑内には小さなカフェ「あずまや」もあり、神聖な場所で「霊泉」の霊水を使った珈琲や抹茶、甘酒を楽しむことができます。
※営業時間は9:00~15:30
良い縁の狛犬
神苑の入口前、日光二荒山神社を入ってすぐ左側に「良い縁」の狛犬が鎮座しています。願いによって5色のリボンがあるので、その時の思いに近い色を選んで結び付けてください。
良い縁 結ぶお守り
ここ日光二荒山神社のお守りは、ご利益を持ち歩きたい、良い縁を結びたいと願う方にとても人気があります。
他にも「子授け安産の石」や若返りの水ともいわれる「二荒霊泉」や国宝・重要文化財が展示されている「宝物館」などもあるので、立ち寄ってみましょう。
※宝物館は中禅寺湖近くの二荒山神社中宮祠にありますのでご注意ください。
- 日光二荒山神社
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- http://www.futarasan.jp/
- 栃木県日光市山内2307 MAP
- JR日光駅・東武鉄道東武日光駅から車で約10分
- JR日光駅・東武鉄道東武日光駅からバス乗車、「西参道」下車徒歩約7分
- 8:15〜16:45
- 拝観料300円(本社神苑入園料)
- 0288-54-0535
- 有料
2滝尾神社
森の中にある神秘的な神社で運試し
日光二荒山神社から約1km山を登ったところに位置する「滝尾神社」は、日光二荒山神社の別宮です。入り口近くに駐車場があるので車で行くこともできますが、木立の中を神聖な雰囲気に包まれて歩いて向かうことをおすすめします。
自然の中にある神聖なスポット
「運試しの鳥居」や「縁結びの笹」、そして神聖なる場所とされている大木が並ぶ「三本杉」など様々なパワースポットが点在しています。
運試しの鳥居
石畳の階段を上っていくと「運試しの鳥居」があります。この鳥居の上部真ん中に穴が開いており、この丸い穴めがけて小石を3つ投げ、穴を通った数で運を試します。
縁結びの笹
境内を進み裏手に回ると、二荒山神社に分けた、元祖「縁結びの笹」があります。良縁を願い手を合わせることでご利益があるといわれています。
本殿の裏手には、最も神聖な場所である「滝尾三本杉」と称される大木が並んでいます。本殿の左奥には「滝尾稲荷神社」や「酒の泉」と言われる湧き水があり、この「酒の泉」の元水でお酒を作ると良酒ができるともいわれています。
安産子種石
「酒の泉」を過ぎて、小川を越えると「安産子種石」があります。子宝に恵まれ安産になるご利益があり、たくさんのお賽銭や小石が乗っています。
- 滝尾神社
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- https://www.nikko-kankou.org/spot/24
- 栃木県日光市山内2310−1 MAP
- JR日光駅・東武鉄道東武日光駅から車で「日光二荒山神社」駐車場まで約10分、下車徒歩約25分
- JR日光駅・東武鉄道東武日光駅から乗車、「神橋」下車徒歩約30分
- 0288-54-0535(日光二荒山神社)
- 無料
3日光山輪王寺
奈良時代から続く天台宗三本山
日光東照宮から歩いて約5分の場所に位置する「日光山輪王寺」。大本堂である「三仏堂」は約50年ぶりの大修理(2019年現在)を行っています。こちらは2020年に修理完了を予定しています。
三仏堂を中心に近い距離には名所も
三仏堂の前に宝物殿、逍遥園があり、短時間でも回りやすいスポットです。三仏堂の中に入ると、修理中の様子を見ることができます。
宝物殿
日光山の歴史を物語るうえで欠かせない歴史的・美術的価値の高いものを保存しています。国宝を含め重要文化財が数多く展示されているので、ゆっくり拝観してみてはいかがでしょうか。
逍遥園(しょうようえん)
宝物殿に隣接しているのが、江戸初期に造園された日本庭園の「逍遥園」。作庭のおもしろさに目を向け、種類の多い庭木を眺めながら、池のほとりを歩ける回遊式の庭園は、紅葉の名所としても有名です。
- 日光山輪王寺
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- http://rinnoji.or.jp/
- 栃木県日光市山内2300 MAP
- JR日光駅・東武鉄道東武日光駅から車で約10分
- JR日光駅・東武鉄道東武日光駅からバス乗車、「神橋」下車徒歩約5分
- 4~10月8:00〜17:00、11~3月8:00〜16:00(最終受付は30分前)
- 宝物殿・逍遥園 展示替えや輪王寺行事の為、年間約10回ほど定期休館あり
- 三仏堂券 大人400円、小中学生200円
大猷院券 大人550円、小中学生250円
宝物殿・逍遥園券 大人300円、小中学生100円
※セット券の販売あり - 0288-54-0531
- 有料
- 宝物殿展示室は2025年1月21日(火)~2025年1月31日(金)の期間、館内設備のリニューアル及びメンテナンスのため臨時休館
4華厳の滝
大迫力の滝のパワーで元気をチャージ
マイナスイオンをたっぷり浴びながら、ダイナミックな滝のパワーを授かれると人気なのが「華厳の滝」。日本三名瀑のひとつにも数えられ、迫力のある水量が97mの絶壁を一気に落下する様は圧巻です。訪れたらぜひ、岩盤の中をエレベーターで100m下り、地下通路を抜けた先にある観瀑台へ。滝の正面へ近づいて見上げることで、パワースポットとしての効果が一層引き出せるといわれています。一帯に漂うすがすがしい空気が心身を洗い清め、壮大な滝の轟音と景観が力強いパワーを感じさせてくれます。
- 華厳の滝
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- http://www.nikko-kankou.org/spot/5/
- 栃木県日光市中宮祠 MAP
- JR日光駅・東武鉄道東武日光駅より東武バス中禅寺温泉行き乗車約40分、「中禅寺温泉」下車徒歩約5分
- 3月~11月 8:00~17:00
12月~2月 9:00~16:30
※季節・気象状況により時間変更あり - エレベーター料金(往復) 大人(中学生以上)600円、小学生400円、小学生未満無料
- 0288-55-0030(華厳滝エレベーター)
- 有料
5中禅寺湖 上野島(こうづけじま)
日光山開山の祖が眠る聖地を湖岸から参拝
奥日光の中禅寺湖南岸近くに浮かぶ円形の小島、上野島(こうづけじま)。日光開山の祖・勝道上人(しょうどうしょうにん)の遺骨を分骨した墓所があり、日光山輪王寺の最も重要な聖地のひとつとなっています。現在は一般の上陸はできず、中禅寺湖遊覧船や年に一度の船禅頂(ふなぜんじょう ※後述)で、湖上から、今日の日光の礎を作り上げた上人の遺徳を感じ、島を拝むことができます。
勝道上人の墓所がある聖地の島
歩いて約2分で一周できる程の小さな「上野島」には常緑樹やモミジが自生しており、秋になると緑、黄、赤の美しい自然が墓所周辺を彩ります。
毎年8月4日に行われる「船禅頂(ふなぜんじょう)」は、上人ゆかりの湖岸の地を船で巡拝する、1,200年以上続く貴重な行事。この日は供養船が出航し、「上野島」にも着船するので、船上から墓所に向かってゆっくりと拝むことができます。
- 中禅寺湖 上野島(こうづけじま)
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- 栃木県日光市 上野島 MAP
- 供養船(定員300名)に関してはTEL:0288-55-0013 (中禅寺立木観音)に要問い合わせ
6裏見ノ滝(うらみのたき)
不動明王を祀る清らかな滝で心身を浄化
日光三名瀑のひとつに数えられている「裏見ノ滝」は、他の滝に比べて訪れる人がやや少なめの穴場的スポット。高さ約45mから落下する瀑布のしぶきで周囲は夏でもひんやりとして、心が洗われます。滝の裏には不動明王像が祀られており、遠くから静かに拝む人の姿も。以前は裏側から滝を眺めることができましたが現在はできなくなっています。
その昔、日光を訪れた松尾芭蕉はこの滝を見て「しばらくは 滝にこもるや 夏(げ)の初(はじめ)」の句を詠み、「奥の細道」に残しています。
- 裏見ノ滝
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- http://www.nikko-kankou.org/spot/134/
- 栃木県日光市丹勢 MAP
- JR日光駅・東武鉄道東武日光駅から車で「裏見の滝」駐車場まで15分、徒歩45分
- JR日光駅・東武鉄道東武日光駅からバス乗車、「裏見の滝」下車徒歩45分
- 0288-22-1525 (日光市観光協会)
7男体山(なんたいさん)
神々しい霊峰を拝み大地のパワーを享受
古くから日光の山岳信仰の要として崇拝されてきた、奥日光の「男体山」。山自体がまさに御神体であり、美しい自然の中でその霊峰を眺めるとき、自ずと手を合わせてしまうような神々しさと威厳に満ちています。男体山へは中禅寺湖畔に鎮座する「二荒山神社中宮祠(ふたらさんじんじゃちゅうぐうし)」の登拝門から登ることが可能(登拝期間5月5日~10月25日)で、山頂の奥宮を目指せます。一合目には遥拝所(ようはいじょ)もあり、そこから山頂を拝むだけでも大地のパワーを授かり、ご利益があるといわれています。
勝利・産業の守護神とされる「きんぴん大蛇」
日光ではその昔、男体山の神が大蛇となり、赤城山の神がムカデとなって戦場ヶ原で領地争いをしたとの伝説が残っています。戦いに勝った男体山の大蛇はその後、勝利、産業の守護神として崇められるようになりました。また、蛇がとぐろを巻いた様子が山に見えることから、昔の人々は大蛇を山の神と畏れたとも。こうした由来から「二荒山神社中宮祠」登拝門近くでは、金色の「男体山大蛇御神像(愛称:きんぴん大蛇)」を祀り、金運、健康運に恵まれるといわれています。
- 男体山(なんたいさん)
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- http://www.nikko-kankou.org/spot/14/
- 栃木県日光市中宮祠 MAP
- JR日光駅・東武鉄道東武日光駅から車で「二荒山神社中宮祠」まで約35分
- JR日光駅・東武鉄道東武日光駅からバス乗車、「二荒山神社中宮祠」下車
- 入山受付時間:6:00~12:00(二荒山神社中宮祠で受付)
- 大人 1,000円(中学生までは無料)
- 0288-22-1525(日光市観光協会)
- 無料
- 登拝に関してはTEL:0288-55-0017(日光二荒山神社中宮祠)に要問い合わせ
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