ご当地サポーター
「OMO3浅草ご近所マップ」から厳選。下町で愛されるパン屋さん5選

東京・浅草には、下町情緒あふれる街並みに寄り添いながら、地元で長く愛され続ける老舗のパン屋から、話題を集める個性豊かな新店まで、多彩なパン屋が軒を連ねています。伝統が息づく職人の技と新しい感性が織りなす味わいを楽しみながら、浅草ならではの温かさとおいしさを堪能してみませんか。「OMO3浅草」のスタッフが作成した「ご近所マップ」から、厳選したおすすめの5店舗をご紹介します。

スタッフが現地を訪れて自ら収集した情報が満載

OMO3浅草13階「OMOベース」にあるご近所マップ
OMO3浅草13階「OMOベース」にあるご近所マップ

ご近所マップとは「OMO by 星野リゾート」周辺の飲食店やショップ、観光スポットなどが掲載されたオリジナルマップです。ホテルから徒歩圏内のエリアを中心に、スタッフが自らの足で収集した情報を元に作成。ガイドブックには載っていない、とっておきの情報が見つかります。

OMO3浅草のご近所マップは、1階ロビーと13階のOMOベースの2カ所にあり、1階は観光に役立つイベント情報、13階OMOベースはスタッフおすすめの飲食店やショップが掲載されています。老舗から最新トレンドのお店まで幅広い情報が記され、スタッフが日々情報を更新。ぜひ、お店選びや街歩きにご活用ください。

創業以来愛され続けるふわっと軽い「生クリームコロネ」

中央前から時計回りに「生クリームコロネ」292円、「ロールカステラ」378円、「シベリア」367円、「ビーフカレーパン」292円
中央前から時計回りに「生クリームコロネ」292円、「ロールカステラ」378円、「シベリア」367円、「ビーフカレーパン」292円

浅草の住宅街に佇む、1950年(昭和25年)創業の老舗。自家製クリームやマヨネーズなど、素材にこだわったパンとケーキを販売しています。
一番人気の「生クリームコロネ」は、甘さ控えめの生クリームを使っているため軽い食べ心地。パンはどれもマーガリンとショートニング不使用で、シンプルながらヘルシーに食べられるのも嬉しいポイントです。昭和の時代にクリームといえば、主流だったのはバタークリーム。当時は、生クリームを使ったスイーツを販売する下町のお店は珍しかったといいます。

昔ながらの味を楽しめる昭和のお菓子も販売

オードリー・ヘップバーンの写真が印象的なレトロな雰囲気の店内
オードリー・ヘップバーンの写真が印象的なレトロな雰囲気の店内

店内には「ビーフカレーパン」「イカげそパン」といった食べ応え抜群の惣菜パンや、「アップルパイ」などのケーキも揃います。「ロールカステラ」は昔ながらのバタークリームを使った商品のひとつ。ふんわりとやわらかいカステラとあまじょっぱいクリームは、どこか懐かしさを感じさせる味わいです。寒天で固めたあんこをカステラで挟んだ「シベリア」も、昭和時代から愛され続けるお菓子のひとつです。
地元民が足繁く通うお店のため、お目当ての商品がある場合は、早い時間帯に訪れるのがおすすめです。

ご当地サポーターコメント
様々な種類が揃うサンドイッチも人気の商品。自家製マヨネーズは、ビタミンEや繊維質の多い米油と、健康オイルとして知られるアマニオイルを使用しているため、コク深い味わいながら、ヘルシーな仕上がりです。
テラサワケーキパンショップ
  • URLhttps://www.terasawa-cakeshop.com/
  • 住所東京都台東区浅草6-18-16 MAP
  • アクセス東京メトロ・都営地下鉄浅草駅から徒歩約15分
  • 営業時間8:00〜18:00※土曜は〜17:00
  • 定休日日・水曜
  • TEL03-3875-5611
  • 駐車場無し

名物はスティック状の珍しい形をしたクロワッサン

「クロワッサンカマンベールチーズ」1個238円
「クロワッサンカマンベールチーズ」1個238円

1947年(昭和22年)から続く老舗ベーカリー。現在三代目となる店主が両親と共にお店を営んでいます。一番人気の商品は「クロワッサンカマンベールチーズ」。特注の四角い型で焼き上げたクロワッサンは、外側がキャラメリゼされてサクサクと軽やかな食感。中にクリーミーなカマンベールチーズが入っており、甘みと塩味がマッチした絶妙な味わいです。他にショコラや、焼き芋あんなど季節のクロワッサンも。お土産として買いに訪れるお客さんも多いそうです。

アメリカから配給された小麦粉で始まったパン作り

店内には、先代が撮影した写真や、先代のお気に入りの旅先であるドイツで手に入れた小物が並ぶ
店内には、先代が撮影した写真や、先代のお気に入りの旅先であるドイツで手に入れた小物が並ぶ

戦後間もなくしてオープンした同店は、アメリカからの配給で手に入れた小麦粉を使い、コッペパンを作ったのが始まりです。当初は小学校の教室を借りて、払い下げ品のオーブンを使っていました。その後、浅草にある小中学校の給食のためにパンを作っていた時代もあるそうです。

常時80種類ほどが並ぶパンの中には、フランスパンに挟んだソーセージにカレー粉とケチャップをかけた「カリーヴルスト」などの珍しい商品も。現在も厨房に立つ店主の父が独自で作る、ドイツ名物のパンや焼き菓子にも注目です。

ご当地サポーターコメント
菓子パンや惣菜パン、食パンなど店内には種類豊富なパンがずらりと並び、どれもお手頃な価格で買うことができます。地元の人に寄り添った、街に愛され続けるパン屋さんです。
セキネベーカリー
  • 住所東京都台東区浅草3-41-10 MAP
  • アクセスつくばエクスプレス浅草駅から徒歩約5分
  • 営業時間7:00~19:00
  • 定休日日曜
  • TEL03-3875-3322
  • 駐車場無し

製餡所の息子とパン屋の娘の出会いから始まったあんパン店

手前から時計回りに「スイートポテトあんぱん(9〜11月限定)」、「こしあんぱん」、「コーヒーあんぱん」各220円
手前から時計回りに「スイートポテトあんぱん(9〜11月限定)」、「こしあんぱん」、「コーヒーあんぱん」各220円

1980年(昭和55年)にオープンしたあんパンのお店。1924年(大正13年)から続く「的場製餡所」の息子とパン屋の娘が結婚したことによって誕生しました。常時20種類以上ものあんパンを中心に惣菜パンなどの商品も揃います。
注目は白あんと季節の食材を合わせて作る季節のあんパン。春夏秋冬で商品が変わり、秋の限定「スイートポテトあんぱん」は、種子島産の安納芋の濃厚な甘さとほんのりと香る白あんがマッチし、クセになるおいしさです。

味も見た目も様々なあんパンが勢揃い

見た目も凝ったあんパンは手土産としてもおすすめ
見た目も凝ったあんパンは手土産としてもおすすめ

他にも、店内にはコーヒーを練り込んだ生地に餡とホイップクリームを挟んだ「コーヒーあんぱん」など、味も見た目も個性豊かなあんパンがずらりと並びます。
使用するこしあんと小倉あんは、北海道産の小豆を使用。小豆本来の風味や甘さを生かし、さらりとした味わいが特徴です。大正時代から続く製餡所の伝統の味をダイレクトに楽しめる「こしあんぱん」はお店の定番人気商品。パンの上に乗った桜の塩漬けが、いいアクセントになっています。
様々なあんパンを食べたいなら、商品が多く揃う午前中に訪れましょう。

ご当地サポーターコメント
季節のあんパンは、春は「さくらあんぱん」、夏は「レモンあんぱん」、冬は「ゆずあんぱん」が登場します。あんパンを通して、日本の四季の移ろいを感じられるのもいいですね。
あんですMATOBA

自家製酵母と国産小麦を使用した体にやさしいパンと焼き菓子

右下から時計回りに「プレーンベーグル」260円、「くるみいちじく」350円、「丸パン」220円、「全粒粉スコーン」220円
右下から時計回りに「プレーンベーグル」260円、「くるみいちじく」350円、「丸パン」220円、「全粒粉スコーン」220円

浅草生まれの姉妹が営む小さなベーカリー。自家製酵母と国産の小麦粉を使ったパンや焼き菓子を販売しています。
人気商品の「プレーンベーグル」は、噛むほどに素材本来の味が口の中で広がり、もっちりとした食感で食べ応えも十分。その他、食物繊維が豊富なザクザク食感の「全粒粉スコーン」や、季節のフルーツを使ったパンなども販売しています。大切にしているのは、自分たちの身近な環境で育てられた国産やオーガニックな素材を使うこと。毎日食べたくなるような味わい深いパンが揃います。

酵母作りからスタートした姉妹のベーカリー

酵母の香りが漂うあたたかい雰囲気の店内。気さくで明るい姉妹が営むお店にはファンも多い
酵母の香りが漂うあたたかい雰囲気の店内。気さくで明るい姉妹が営むお店にはファンも多い

姉の趣味である酵母作りからスタートしたというパン作り。オーガニックレーズンと水だけで育てた自家製酵母を使い、小麦粉の選び方から独学でパン作りをはじめたのだそうです。
北海道産の無塩バターと鹿児島県産のきびとうを使ったシンプルな「丸パン」は、オープン当初から販売する看板商品。一つ一つが個性を持った愛らしい形のパンからは、職人の丁寧な手仕事が見えてきます。コロンとした丸いフォルムに癒やされ、頬張るたびに幸せな気分にさせてくれます。

ご当地サポーターコメント
11時のオープン直後から多くのお客さんが訪れる人気店。昼過ぎには商品が完売してしまうこともあるため、お店を訪れる際は早い時間がおすすめです。
粉花(このはな)

餡と生クリームがずっしりと入った「浅草あんぱん」

「浅草あんぱん(こしあん)」1個300円
「浅草あんぱん(こしあん)」1個300円

観光客が行き交う雷門通りにあるベーカリー。多くの人が買いに訪れるのは、「浅草」の文字が焼印された「浅草あんぱん」。看板商品のこちらは、生クリームと餡がたっぷりと入っており、手に持つとずっしりとした重量感が感じられます。生地には、酸味の少ないカスピ海ヨーグルトを混ぜているため、コク深くしっとりとした食感が特徴。甘さ控えめの新鮮な生クリームと濃厚なあんこが完璧なバランスをとっており、あんパンという親しみやすさもありながら、リッチな味わいが楽しめます。

浅草の新名物はお土産にも最適

こじんまりとした店内には、種類豊富なパンが並ぶ
こじんまりとした店内には、種類豊富なパンが並ぶ

2012年にオープンした同店は、店主一人でパンの製造を行っています。浅草を代表するお土産を作りたいという思いから誕生した浅草あんぱんは、特徴的な焼印とコロンとした四角い見た目ですぐさま注目を集め、1日800個以上売れたことも。今ではすっかり新しい浅草名物となりました。
定番のこしあんとつぶあん以外にも、桜やカボチャなど季節のあんぱんも販売しています。その他、スイーツ系のパンや惣菜パンなどがリーズナブルな値段で売られており、観光客だけでなく地元の人も多く訪れます。

ご当地サポーターコメント
生クリームが入っているあんぱんは、フレッシュなおいしさを存分に楽しむためにも、買ってすぐにいただくのがおすすめです。「浅草あんぱん」は、OMO3浅草の「Food &Drink Station」でも販売しています。
クラージュ
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