ご当地サポーター
東京屈指のグルメタウン五反田の王道&穴場ディナースポット

オフィスビルが立ち並ぶビジネス街として知られる五反田エリアは、落ち着いてディナーやお酒を楽しめるお店も豊富です。黒毛和牛ハンバーグの名店からカウンター焼き鳥、海鮮居酒屋、スペインバルまで、バリエーションも多彩。予約必須の人気店から大人の隠れ家的な穴場店まで、その日の気分に合わせて選べるディナーのおすすめ店をご紹介します。

ひと味違った食べ方でマグロを堪能

手前から「天然南鮪の刺身3種盛り」2,200円、「富士山サーモンとイクラの土鍋御飯(1〜2人前)」4,400円
手前から「天然南鮪の刺身3種盛り」2,200円、「富士山サーモンとイクラの土鍋御飯(1〜2人前)」4,400円

通称「五反田ヒルズ」と親しまれるビルの2階にひっそりと佇む、創作和食と日本酒のペアリングを提供するお店です。
看板料理は「南鮪の刺身3種盛り」。大トロ、中トロ、赤身がそれぞれ2切れずつ供されるため、1切れはわさび醤油で、もう1切れはオリーブオイル&塩でいただきましょう。使用するオリーブオイルは、成熟したチリ産オリーブを圧をかけずに絞り取ったもので、マイルドでフルーティーな香りが特徴です。このオリーブオイルがマグロが持つ旨みや甘みをより引き立たせ、新感覚な味わいを楽しめます。

その時期いちばんの美味しさを届ける、季節の土鍋御飯も魅力的

カウンター席の奥には個室のお座敷があり、数人で集まる特別な日にも利用できる
カウンター席の奥には個室のお座敷があり、数人で集まる特別な日にも利用できる

「四季を味わう」がテーマの同店。「季節の土鍋御飯」も注目したい料理です。秋は「富士山サーモンとイクラの土鍋御飯」。季節によって最高品質の食材を使用する土鍋御飯は、食材選びのこだわりっぷりが伝わってきます。
食事の味を引き立ててくれる日本酒は常時40種類が揃うため、一皿ごとにペアリングもおすすめです。驚くべきは、これらの高級和食店と変わらない味を五反田価格でいただけること。人に教えるのが惜しいと思ってしまう、まさに五反田の穴場スポットです。

ご当地サポーターコメント
日本酒もおすすめですが、ぜひ飲んでもらいたいのが「八丈島産皮付レモンサワー」。甘みがなく、さっぱりとした飲み心地なので、料理と一緒にお酒もどんどん進みます。
月。
  • URLhttps://www.instagram.com/tsuki_gotanda_washoku_sake
  • 住所東京都品川区西五反田1-9-3 リバーライトビル 2F MAP
  • アクセスJR・東急・都営地下鉄五反田駅から徒歩約2分
  • 営業時間月曜〜金曜17:00〜23:30(L.O.料理22:20、ドリンク23:00)
    土曜17:00〜23:30(L.O.料理21:50、ドリンク23:00)
  • 定休日日曜、祝日
  • TEL03-6417-3955
  • 駐車場無し

串7本からのコースをカウンターで味わう焼き鳥店

「串7本コース」4,620円の塩つくね(左)とタレで味わうかしわ(右)。コースの串焼は1本ずつ提供される(写真は撮影用)
「串7本コース」4,620円の塩つくね(左)とタレで味わうかしわ(右)。コースの串焼は1本ずつ提供される(写真は撮影用)

2018年にオープンしたラグジュアリーな焼き鳥店。料理は3種類のおまかせコースのみで、串7本、串9本、食事付きの極(きわみ)コースから選べます。鶏肉は山梨県産の「信玄どり」を使用。炭火で焼き上げることで、強い旨みが引き立ちます。人気の塩つくねは、モモ肉を大・中・小の3種類の大きさで挽いて合わせる手の込んだ一品。強めの塩加減で焼き上げることで、独特の食感と深い味わいが楽しめます。初めて訪れる際は、まず串7本のコースからスタートするのがおすすめです。

コースが終わったら部位ごとの追加オーダーも可能

席はカウンターのみ。厨房を眺めながら焼鳥とナチュラルワインを
席はカウンターのみ。厨房を眺めながら焼鳥とナチュラルワインを

コースは、地鶏のたたきからスタートし、かしわ(モモ肉)、つくね、レバーと進み、手羽先で締めるのが定番。コースに合わせて、ナチュラルワインや日本酒のペアリングも可能です。串7本、串9本のコース終了後は、1本350〜450円でハツ、せせり、そりなどの各部位の追加オーダーも可能です。最上級の極コースは、地鶏たたき、焼鳥の他、丼ものやデザートも付きます。丼ものは、そぼろ丼、親子丼、山椒担々麺の三択。追加料金で鰻丼も頼めます。

ご当地サポーターコメント
お土産に焼鳥弁当をテイクアウトすることもできます。そぼろごはんの上に信玄どりの焼鳥がのった贅沢なお弁当で、「並」と「上」の2種類。お弁当だけテイクアウトで購入するリピーターもいるそうです。
とり口
  • URLhttps://www.toriguchi.jp/
  • 住所東京都品川区西五反田2-28-10-1F MAP
  • アクセスJR・東急・都営地下鉄五反田駅から徒歩約5分
  • 営業時間17:00〜23:00(最終入店21:30、ドリンクL.O. 22:30)
  • 定休日無休
  • TEL03-6421-7254
  • 駐車場なし

名物のハヤシライスは秘伝のデミグラスソースが味の鍵

タマネギ、牛肉、マッシュルームなどがたっぷり入る「ハヤシライス」1,500円
タマネギ、牛肉、マッシュルームなどがたっぷり入る「ハヤシライス」1,500円

1950年(昭和25年)にフランス料理店として開業。現在は三代目が引き継ぎ、洋食店として人気を博しています。
初代の頃から継ぎ足し続けているデミグラスソースは、まさに店の命。一見サラリとしていますが、艶やかな漆黒の輝きが味わいの深さを物語っています。このソースで作る「ハヤシライス」は濃厚な旨みとほろ苦さがバランスよく調和した独特の風味で、来店客の7~8割が注文するという評判のメニュー。多くの文化人たちも足しげく通ったという、長年愛され続けてきた味です。

昭和ノスタルジーに包まれた店内でシェフ渾身のカニコロッケを

「カニコロッケ」1,600円。中のホワイトソースがしっかりとした味なのでソースをかけずにいただくのがおすすめ
「カニコロッケ」1,600円。中のホワイトソースがしっかりとした味なのでソースをかけずにいただくのがおすすめ

この店は都内屈指の老舗洋食店だけに、ハヤシライス以外にも数々の人気メニューがあります。中でも「カニコロッケ」はシェフ自慢の品で、中身のホワイトソースにほんのりとニンニクを利かせてあるのが特徴です。その美味しさが引き立つようにと、衣にはきめ細かなパン粉を使用。カニの旨みも詰まった印象深いひと皿です。

ご当地サポーターコメント
店内は創業時と変わらないインテリアで、往時の風情漂うレトロな雰囲気。特にカウンター席やテーブル席がある1階は昭和の趣満点です。2階には2間続きの座敷席があります。
グリルエフ
  • 住所東京都東五反田1-13-9 MAP
  • 営業時間11:00~14:30(L.O.14:00)、17:00~20:30(L.O.20:00)
  • 定休日日曜、祝日
  • TEL03-3441-2902
  • 駐車場無し
  • メモ予約は2階の座敷席のみ可能、2名から受付。支払いは現金のみ

精肉卸業者直営の黒毛和牛ハンバーグ&ステーキ専門店

「こだわり卵の目玉焼きハンバーグ シングル」2,420円
「こだわり卵の目玉焼きハンバーグ シングル」2,420円

五反田でディナーといえば、必ず候補に挙がる超有名店。名物の黒毛和牛100%のハンバーグは、ウデ、スネ、ネックなどよく動かす赤身の部位に加え、ステーキとして提供するサーロインやフィレなども一緒にミンチしているのが特徴。まさに「黒毛和牛1頭分の旨み」を堪能できるハンバーグです。目玉焼きやチーズ、和風など4種類あり、ガーリックチップなどのトッピングも可能。さらに、サーロインやフィレなどの黒毛和牛ステーキとのコンボメニューもあり、ファミリーや仲間とシェアして楽しめます。

ステーキなら、内モモを使った赤身の「矢澤ステーキ」が狙い目

赤身肉を堪能できる「矢澤ステーキ(内モモ)」150g・3,600円。ソースは4種類から選べる
赤身肉を堪能できる「矢澤ステーキ(内モモ)」150g・3,600円。ソースは4種類から選べる

提供している黒毛和牛は、職人の確かな目利きで全国から部位ごとに厳選して仕入れている最高級のお肉。各部位の最高品質の肉を産地ごとに仕入れられるのは、精肉卸業者直営店の特権といえます。シャトーブリアンやフィレなど様々な部位がある中でおすすめなのが、内モモにあたる「矢澤ステーキ」。リーズナブルな価格で、赤身でありながら柔らかく、赤身特有の深い旨味を堪能できます。
背伸びをしなければ、ディナーの単価は4,000〜6,000円程度。最高品質の黒毛和牛をこの価格で楽しめるのは贅沢です。

ご当地サポーターコメント
ミート矢澤は、アイスクリームやパフェなど食後のデザートも充実しています。広いテーブル席はベビーカーのまま入店可能なので、ファミリー利用にもおすすめです。
ミート矢澤 五反田本店
  • URLhttps://valuet.co.jp/brands/meatyazawa-gotanda/
  • 住所東京都品川区西五反田2-15-13 ニューハイツ西五反田 1F MAP
  • アクセスJR・東急池上線・都営地下鉄浅草線五反田駅から徒歩約4分
  • 営業時間平日11:00〜15:30(L.O.14:30)、17:00〜22:30(L.O.21:30)
    土・日曜、祝日11:00〜16:00(L.O.15:45)、16:00〜22:30(L.O.21:30)
  • 定休日年中無休
  • TEL03-5436-2914
  • 駐車場無し
  • メモ予約代行サイト「OMAKASE JAPAN Eatinerary」経由でのみ予約可能(コース指定のみ)

濃厚な出汁で仕上げる魚介のパエリアで、本場スペインを体感

有頭エビ、アサリ、ムール貝など、大きな具材が特徴の「魚介のパエリア」は2名分(写真)で2,200円
有頭エビ、アサリ、ムール貝など、大きな具材が特徴の「魚介のパエリア」は2名分(写真)で2,200円

本格的なスペイン料理をリーズナブルに楽しめるバル。五反田で20年以上続いている人気店です。タパス(小皿料理)からサラダ、肉料理まで様々なメニューがある中で、常連客が太鼓判を押すのが「魚介のパエリア」。エビ、カニ、タイの頭などを低温ローストしてすり潰し、それを丁寧にこしてつくったスープで炊き上げる逸品は、魚介の濃厚な風味に心奪われること間違いなし。トッピングのエビやムール貝も個別に火入れをするこだわりようで、オーナーシェフの繊細な技が光ります。

ハモンセラーノ、真イワシの酢漬けなどのタパスも本格的

本場スペインのバルを彷彿とさせる店内。手書きのおすすめメニューから好みの前菜やタパスをチョイス
本場スペインのバルを彷彿とさせる店内。手書きのおすすめメニューから好みの前菜やタパスをチョイス

看板のパエリアは、オーダーしてから提供まで30分ほどかかるので、まずはおすすめメニューから数品頼んで、ワインを飲みながら待つのがいいでしょう。タパスやサラダの中で人気なのは、「ハモンセラーノ(スペイン産生ハム)」「真イワシの酢漬け」「タコのガリシア風サラダ」など。肉料理なら「豚肩ロースのあぶり焼」が常連客の定番です。魚介のパエリアで締めたら、食後に甘めのシェリーをオーダーしてみてはいかがでしょう。フロアスタッフに聞けば、料理に合うお酒を提案してくれます。

ご当地サポーターコメント
五反田でも有数の人気店なので、週末はぜひ予約を。予約なしで訪れる際は、客足が一段落する21時くらいのタイミングが狙い目です。
スペインバル・ジローナ
  • URLhttps://www.instagram.com/girona_gotanda/
  • 住所東京都品川区西五反田8-2-12 MAP
  • アクセス東急大崎広小路駅から徒歩約4分
    JR・都営地下鉄五反田駅から徒歩約9分
  • 営業時間11:30〜14:00、17:30〜24:00
  • 定休日月曜
  • TEL03-3495-0762
  • 駐車場無し
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