ご当地サポーター
肉の街・五反田で訪れたい本当においしい肉料理専門店5選

五反田は、オフィス街として多くのビジネスパーソンが行き交う街という印象がありますが、実は東京屈指の「肉」グルメの聖地としても知られています。食肉市場として全国一の規模の中央卸売市場に近いためか、精肉店や肉が自慢の飲食店が多く集まっており、ここに来ればプロの料理人たちによって手間暇かけて調理された、こだわりの上質な肉を味わえるお店に出合えます。五反田でぜひとも訪れたい、牛肉、豚肉、鶏肉を専門的に扱うおすすめのお店を5軒紹介します。

赤身と脂身のバランスが絶妙な「岩中豚」の極上とんかつ

その断面から豚肉の上質さがわかる「極上ロース」(180g)定食3,300円。セットの豚汁も絶品
その断面から豚肉の上質さがわかる「極上ロース」(180g)定食3,300円。セットの豚汁も絶品

五反田屈指の肉の名店「ミート矢澤」の母体となる精肉卸業者が手がけるとんかつ専門店。赤身と脂身のバランスが絶妙な岩手県産の銘柄豚「岩中豚(いわちゅうぶた)」を使った極上とんかつを目当てに、全国からファンが訪れています。あげ福のとんかつを堪能するなら奮発して「極上ロース」をオーダーするのがおすすめ。肉厚なロース180gを低温でサックリと揚げた逸品は、断面からその上質さが分かります。ひと口目は淡路島産の藻塩で岩中豚本来の旨みを満喫。続いて自家製ジンジャーソース、とんかつソースで味の変化を楽しみましょう。

和牛メンチや海老フライとのミックス定食も楽しめる

カウンタースタイルの店内で、厨房を眺めながら揚げたてのとんかつを味わえる
カウンタースタイルの店内で、厨房を眺めながら揚げたてのとんかつを味わえる

大きなガラス張りのエントランスの先に広がるのは、ワインバーのようなおしゃれなカウンター。女性一人でも入りやすい雰囲気なのもポイントです。メニューは岩中豚を使ったロース、ヒレのとんかつ定食の他、和牛メンチカツ、鶏ササミカツ、海老フライ、生ホタテフライなどの単品オーダーも可能。これらのフライをミックスした定食もあります。ビールはもちろん、ハイボールやグラスワインもあるので、「とんかつで1杯」というのもいいでしょう。お腹に余裕があれば、シメに一口ポークカレーもおすすめです。

ご当地サポーターコメント
あげ福のとんかつは、豚肉が持つ甘みや旨みを引き出しているのが特徴。この味を求めて、30種類以上の国産銘柄豚を試して、理想とする岩手県産岩中豚にたどり着いたそうです。
あげ福
  • URLhttps://valuet.co.jp/brands/agefuku/
  • 住所東京都品川区西五反田2-15-13 ニューハイツ西五反田1F MAP
  • アクセスJR・東急・都営地下鉄五反田駅から徒歩約5分
  • 営業時間11:30〜15:00(L.O.14:00)、17:00〜22:00(L.O.21:00)
  • 定休日日曜
  • TEL03-5719-4129
  • 駐車場無し

店内でさばいた鶏と自家製ダレを使用したモモ肉の照り焼き

「もも肉の照り焼き」1枚700円は、サラダや炊き込みごはんに入れてアレンジする人も
「もも肉の照り焼き」1枚700円は、サラダや炊き込みごはんに入れてアレンジする人も

1952年(昭和27年)創業の鶏肉専門店。山梨県産を中心に仕入れた丸鶏を、内臓が入ったまま熟成させて、一晩寝かせた後、丁寧に手作業でさばいています。時間を置くことで骨から旨みが出た鮮度抜群の状態の鶏の生肉を部位ごとに販売するのはもちろん、お惣菜としても提供しています。

中でもいち押しなのが「もも肉の照り焼き」です。塩コショウで下味をつけた骨付きのモモ肉を砂糖やハチミツなどの調味料で作られた自家製ダレを絡めて焼き上げています。お好みで別添えのタレをかけていただきましょう。

長年愛される手作りのお惣菜はバリエーションも豊富

「鶏メンチ」190円は一人5個まで。目黒川に面したお店には、常連客がひっきりなしに訪れる
「鶏メンチ」190円は一人5個まで。目黒川に面したお店には、常連客がひっきりなしに訪れる

「若鶏の唐揚げ」「鶏メンチ」「焼き鳥」など約20種類ほどのお惣菜が揃う他、お弁当も販売しています。平日はお昼頃、土曜日は午前11時前には売り切れてしまうものもあるため、できれば早めに訪れましょう。気になる商品があれば、電話で取り置きしてもらうことも可能です。

焼き鳥は、定番の「にく串」(モモ肉・ムネ肉)の他、レバ串、ボッチ串(ボンジリ)なども専門店らしい本格的な味わい。テイクアウトしてホテルの部屋でゆっくり楽しんでみてはいかがでしょう。

ご当地サポーターコメント
「OMO5東京五反田」のカフェ&バルで提供している特製おつまみプレートでも、信濃屋の「若鶏の唐揚げ」と「ねぎま」がいただけます。
鶏肉専門店 信濃屋
  • URLhttps://www.torinikuya.com/
  • 住所東京都品川区西五反田1-13-1 MAP
  • アクセスJR五反田駅から徒歩約3分
  • 営業時間9:00〜19:00
  • 定休日日曜、祝日
  • TEL03-3491-9320
  • 駐車場無し

しびれる辛さがクセになる、鳥料理専門店の「とり辛すき焼き」

モモ肉、ムネ肉、ハツ、ヤゲン軟骨、キンカン、砂肝、つくねが入った「とり辛すき焼き」4,840円(2人前)
モモ肉、ムネ肉、ハツ、ヤゲン軟骨、キンカン、砂肝、つくねが入った「とり辛すき焼き」4,840円(2人前)

五反田、恵比寿、目黒に酒場を展開する「それがし」グループの鳥料理専門店。名物「とりすき焼き」をはじめ、銘柄鶏「信玄どり」を使った鳥料理の数々をいただけます。
お店いち押しの「とり辛すき焼き」は、山椒と黒酢、自家製ラー油を組み合わせ辛みとしびれを利かせた、鳥肉のすき焼き。モモ肉やムネ肉から、ハツ(心臓)、キンカン(未成熟卵)などの希少部位まで、鳥の様々な部位を楽しめます。旨みが凝縮したスープはこれまた絶品。〆は麺を入れた「汁なし担々麺」で、最後までスープを堪能しましょう。

世界各国での経験から生まれた鳥料理の数々に舌鼓

落ち着いた雰囲気の店内。会食や特別な日の食事などお客さんの利用シーンに寄り添う
落ち着いた雰囲気の店内。会食や特別な日の食事などお客さんの利用シーンに寄り添う

店主は、サウジアラビアでプライベートシェフを経験した料理人。宗教に基づき、制限が少ない鳥肉を扱った料理を中心に作っていたことも、日本で鳥料理の専門店をオープンしたきっかけのひとつだそうです。世界各国の料理に触れてきた店主が生み出す創作料理にも注目です。
アルコールは、様々な銘柄の日本酒やナチュラルワインのメニューが揃うため、それぞれの料理と合わせてペアリングを楽しむのもいいでしょう。料理はコースメニューが基本で、内容は月毎に変わります。

ご当地サポーターコメント
店主はサウジアラビア時代の名残もあり、コースの前菜にひよこ豆を揚げた「フムス」などの中東料理を出すことも。この店ならではの食体験ができるのも楽しいですね。
鳥料理それがし
  • URLhttps://www.soregashi.co.jp/tori
  • 住所東京都品川区西五反田2-15-11 松岡ビル 2F MAP
  • アクセスJR・東急・都営地下鉄 五反田駅から徒歩約5分
  • 営業時間17:00〜23:00
  • 定休日日曜
  • TEL050-5869-2924
  • 駐車場無し

和牛一頭買いの専門店で味わう焙煎ごま炙り焼肉

「ゴールデンボール盛」2人前9,350円。焙煎ごまもセットで付いている
「ゴールデンボール盛」2人前9,350円。焙煎ごまもセットで付いている

和牛を一頭単位で丸ごと仕入れることで希少な部位をリーズナブルにいただける焼肉店。今や焼肉激戦区ともいえる五反田で、独特の存在感を放っています。人気は、希少部位7種類が楽しめる「ゴールデンボール盛」。サーロインやざぶとん、いちぼ、みすじなどをセットで味わうことができます。おすすめの食べ方は「焙煎ごま炙り焼肉」。肉を片面だけ炙り、焙煎したばかりの香ばしいごまと一緒に味わいます。まずは塩のみで、続いて焙煎ごまでと二段階で希少部位を堪能するのもいいでしょう。

名物「片面炙りタン塩」で半分レアの新食感を堪能する

「片面炙りタン塩」1枚528円(2枚からオーダー可)
「片面炙りタン塩」1枚528円(2枚からオーダー可)

リピーターのほとんどがオーダーするという名物メニューが、ネギ塩ダレの牛タンを片面だけ炙っていただく「片面炙りタン塩」。半分レアの牛タンに玉ネギベースの白ダレがよく合います。
一頭買いにこだわる和牛の品種は、青森県産のNAMIKI和牛(黒毛和種)。生産者と運営会社で共同飼育するオリジナル和牛で、八甲田山を望む自然の中でおいしい水・きれいな空気・オリジナルの飼料を用いて、丁寧に育てられています。国産黒毛和牛らしい上品な肉の旨みを存分に堪能できます。

ご当地サポーターコメント
1階はカウンター席、2階はテーブル席になっています。土・日・祝日限定で、愛犬も一緒に店内で食事ができ、ペット用の焼き肉メニューもあります。
じゅう兵衛GOKINJO
  • URLhttps://b134809.gorp.jp/
  • 住所東京都品川区西五反田1-30-4 MAP
  • アクセスJR・東急・都営地下鉄五反田駅から徒歩約4分
  • 営業時間18:00~23:30、土曜17:00~23:30、日曜・祝日12:00~15:00/17:00~23:00
  • 定休日無休
  • TEL050-5488-5112
  • 駐車場無し

国産和牛を使った一人1本限定の牛ハラミ串焼が人気

「牛ハラミ串焼」1本990円(ポテトサラダ付き)。オーダーは一人につき1本まで
「牛ハラミ串焼」1本990円(ポテトサラダ付き)。オーダーは一人につき1本まで

1979年(昭和54年)オープンの老舗居酒屋。国産和牛のみを使用した牛肉料理が人気です。看板の「牛ハラミ串焼」は、赤身らしい旨みを堪能できる逸品。1980年代にはそれほど人気がなかった牛ハラミ(横隔膜)に目をつけた創業者が考案したもので、当時のおいしさが今も引き継がれています。他にも「牛ナンコツ串焼」「牛タタキ」「牛テールスープおじや」など、国産和牛を使ったメニューが豊富に揃っています。

牛ハツの炙りなど串焼き以外の和牛料理も絶品

国産和牛を使った「牛ハツの炙り」。ほぼレアのワイルドな食感を楽しめる
国産和牛を使った「牛ハツの炙り」。ほぼレアのワイルドな食感を楽しめる

牛串焼以外におすすめしたいのが「牛ハツの炙り」。ほぼレアな状態で提供されるハツ(心臓)をショウガ醤油でいただきます。
店内は、壁から天井まで常連客の名前がびっしりと書き込まれており、その人気ぶりがうかがえます。広告代理店のCMプロデューサーから脱サラした創業者は芸能界の知り合いも多く、中には有名俳優や有名力士のサインも。著名人たちも愛した昭和レトロな空間で、和牛料理を堪能してみてはいかがでしょう。

ご当地サポーターコメント
看板の牛ハラミ串焼は、1日一人1本限定ながらすぐに売り切れてしまいます。早めの時間帯に訪れて、オーダーするのがおすすめです。
串焼き 焼酎 日南
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