ご当地サポーター
大阪・新世界エリアで外せない、おすすめ観光スポット5選

大阪市浪速区きっての繁華街であり、下町らしい情緒が楽しめる新世界エリア。大阪のランドマークとして知られる「通天閣」や南北130mの間に串カツ屋をはじめとした約50軒の店が立ち並ぶ「ジャンジャン横丁」、100年以上の歴史を有する「天王寺動物園」など、見どころが満載です。定番から穴場まで、観光客におすすめのスポットをご紹介します。

大阪らしさが光る展望台から街を一望

豊臣秀吉の黄金の茶室をモチーフにデザインされた「黄金の展望台」
豊臣秀吉の黄金の茶室をモチーフにデザインされた「黄金の展望台」

国の登録有形文化財にも指定された、高さ108mを誇る大阪のランドマークタワー。1912年(明治45年)に建造された初代は火事で焼失し、現在の二代目は1956年(昭和31年)に東京タワーなどを手がけた内藤多仲氏による設計で誕生しました。施設内には計4カ所の展望台があり、中でもおすすめは愛嬌たっぷりのビリケンさんと対面できる5階の「黄金の展望台」。大阪の街を見渡した後は、ビリケンさんの足の裏を優しく撫でて幸運を願いましょう。

興奮&絶叫間違いなしの最新アトラクションにも注目

2024年7月に誕生した「ダイブ&ウォーク」。新世界の街を見下ろしながら、抜群のスリルが味わえる
2024年7月に誕生した「ダイブ&ウォーク」。新世界の街を見下ろしながら、抜群のスリルが味わえる

近年は、インパクトあふれるアトラクションが話題です。中でも人気なのは、地上22mから地下1階まで、全長約60mを一気に滑り降りる「タワースライダー」。スタートとゴールの様子を収めた動画を無料でダウンロードできるのもポイントです。
もっとスリルを楽しみたい人は、地上約26mでアスレチックを体験できる「ウォーク」と、タワー中間部から約14m下へ飛び降りる「ダイブ」からなる2部構成アトラクション「ダイブ&ウォーク」をぜひ体験してみてください。

ご当地サポーターコメント
2階と地下1階のショップでは、通天閣やビリケンさんをモチーフにした大阪ならではのお土産が購入できます。また、シーズンごとに色味が変わるライトアップも見逃せません。
通天閣
  • URLhttps://www.tsutenkaku.co.jp/
  • 住所大阪府大阪市浪速区恵美須東1-18-6 MAP
  • アクセスOsaka Metro恵美須町駅から徒歩約3分
  • 営業時間10:00~20:00(最終入場19:30)※アトラクションの利用時間は異なる
  • 入場料大人(15歳以上)1,000円、子ども(5〜14歳)500円
    タワースライダー(1回)大人(15~65歳)1,000円、子ども(7~14歳)500円
    ダイブ&ウォーク(1回)大人(15~65歳)3,000円 、子ども(9歳~14歳)2,000円
  • TEL06-6641-9555
  • メモ展望料金は2025年4月1日より大人1,200円、子ども600円に変更となります。
    アトラクションは身長・体重制限あり。詳細はホームページで要確認

大阪の都心で多くの動物と出合えるオアシス

キリンやライオンが見られる、迫力満点の「アフリカサバンナ」エリア
キリンやライオンが見られる、迫力満点の「アフリカサバンナ」エリア

1915年(大正4年)に開園し、2025年1月1日で110周年を迎えた歴史ある動物園。約11haの園内では、およそ170種類・1,000点の動物が飼育され、都心にいながら多種多様な動物に出合えます。
生息地の景観を可能な限り再現することで、動物たちが自然に暮らす姿を見られる「生態的展示」が見どころのひとつ。2023年4月に開設した「ペンギンパーク&アシカワーフ」をはじめ、爬虫類生態館「アイファー」、キリンやライオンなどが暮らす「アフリカサバンナゾーン」などで、その形式を取り入れています。

よりリアルな生態を観察できるイベントも盛りだくさん

幸せそうに眠る様子がとても愛らしいレッサーパンダ
幸せそうに眠る様子がとても愛らしいレッサーパンダ

エサを食べる生き生きとした姿が眺められる「ごはんタイム&おやつタイム」や、担当スタッフのガイドと共に動物たちを観察するイベントなど、ワクワクするようなコンテンツも充実しています。普段はなかなか見られない動物たちの夜の姿を観察できる「ナイトZOO」もおすすめ。8月と9月の限られた日程のみ開催されるため、気になる人はHPでチェックしましょう。

ご当地サポーターコメント
「ナイトZOO」は個人的にも一押しのイベントです。幻想的にライトアップされた園内は、日中とは違った雰囲気が楽しめて非日常感たっぷり。デートにもぴったりです。
写真提供:天王寺動物園
写真提供:天王寺動物園
天王寺動物園
  • URLhttps://www.tennojizoo.jp/
  • 住所大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-108 MAP
  • アクセスOsaka Metro動物園前駅から徒歩約5分
  • 営業時間9:30~17:00、5・9月の土・日・祝日は~18:00(入園は閉園の1時間前まで)
  • 定休日月曜(祝日の場合は開園、翌日休園)、年末年始(12月29日~1月1日)
    ※臨時開園日は、営業カレンダーを要確認
  • 入場料大人500円、小中学生200円(大阪市内の小・中学生は無料)
  • TEL06-6771-8401
  • 駐車場無し
  • メモ「ごはんタイム・おやつタイム」はHPで要確認

大阪ではここだけの、スマートボールの遊技場

昭和にタイムスリップしたような気分が味わえる内観
昭和にタイムスリップしたような気分が味わえる内観

新世界のシンボル「通天閣」のそばにある遊技場。昔ながらのパチンコ玉遊び「スマートボール」が体験でき、通天閣や串カツに並ぶ新世界名物として、観光客はもちろん地元客にも愛されています。
昭和風情あふれる店内には、50台以上のスマートボールマシンがずらりと並びます。以前は縁日の定番として親しまれ、遊技場もたくさんあったそうですが、今ではとても珍しいスポットとなっています。

ノスタルジックな気分に浸りつつゲームを満喫

マシンの配色やクリアな玉が、どこかレトロでかわいらしい
マシンの配色やクリアな玉が、どこかレトロでかわいらしい

「スマートボール」とは、釘や穴を設けた盤上にスプリングで小さな玉を飛ばし、当たり穴に入れて持ち玉を増やしていくゲーム。1回100円から遊べて、出玉の数に応じてお菓子などの景品と交換できます。ルールはとても単純なので、初心者でもトライしやすく、気付けば夢中になってしまいます。
22時まで営業しているため、地元でははしご酒の合間や飲み会後の締めに立ち寄る人も多いそうです。ゲームを体験した後は、レトロな空間や外観を写真に収めるのがおすすめです。

ご当地サポーターコメント
シンプルだからこそ、病みつきになってしまう昔ながらのゲームです。昭和レトロ感満載の空間と共に楽しんでみてください。
スマートボール・ニュースター
  • 住所大阪府大阪市浪速区恵美須東3-5-19 MAP
  • アクセスOsaka Metro動物園前駅から徒歩約5分
  • 営業時間11:30〜22:00、土・日・祝10:00~
  • 定休日月6回不定
  • 入場料1回100円
  • TEL06-6641-1164
  • 駐車場無し
  • メモ18歳未満は入店不可

臨場感たっぷり。上方落語を中心とした寄席小屋

しっかりとした高座が作られており、後ろの席でも見やすい
しっかりとした高座が作られており、後ろの席でも見やすい

観光スポットとして知られるアーケード街「ジャンジャン横丁」の入り口付近に位置し、新今宮駅や動物園前駅からのアクセスも良好な寄席小屋。「落語を気軽に楽しんでほしい」と、席亭を務める桂ざこば氏が作った小屋で、上方落語を代表する桂米朝一門を中心とした多彩な公演が楽しめます。
定員100名ほどのこぢんまりした小屋ではありますが、そのぶん演者との距離が近く、息遣いから目線、眉毛の動きまで、間近で体験できるのが特徴。生だからこその臨場感を味わえます。

初めての方は、予約なしで観られる「動楽亭昼席」をぜひ

演者との距離が近くて迫力満点
演者との距離が近くて迫力満点

ビギナーや観光客へのおすすめは、毎月1日〜20日の14時から開催される「動楽亭昼席」。前売り券や予約の必要がなく、その日の気分でふらっと立ち寄れるのが魅力です。お囃子は生演奏で、三味線や太鼓の響きが落語会をさらに盛り立てます。「ハメモノ」と呼ばれるお囃子のBGMが話の途中に入るにぎやかな演出も、上方落語ならではです。
毎月21日以降は、落語会のみならず、浪曲や講談など様々な公演を昼夜開催。肩ひじ張らず、気軽に体験できる伝統芸能を、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。

ご当地サポーターコメント
「落語」と聞くと、取っ付きにくいと感じるかもしれませんが、最近は若者の間でも人気が高まっているお笑い文化のひとつなんです。新世界観光のついでに気軽に立ち寄ってみてください。
動楽亭
  • URLhttps://beicho.jp/dourakutei/
  • 住所大阪府大阪市西成区1-17-6 MAP
  • アクセスOsaka Metro動物園前駅から徒歩約3分
  • 営業時間公演により異なる。公式HPで要確認
  • 定休日公演に準ずる
  • 入場料公演により異なる
  • TEL06-6365-8281(株式会社米朝事務所内)※問い合わせは平日10:00〜18:00
  • 駐車場無し

幸福の神様を祀る、街のパワースポット

街でひときわ目を引く、真っ赤な鳥居が目印
街でひときわ目を引く、真っ赤な鳥居が目印

愛嬌たっぷりの佇まいで幸運や繁栄をもたらしてくれ、大阪のマスコット的存在として知られるビリケンさん。新世界に登場したのは1912年(明治45年)で、通天閣と同時期に開業した遊園地「ルナパーク」の「ビリケン堂」に展示されました。その後、遊園地の閉園と共に行方不明になっていましたが、2012年に新世界100周年を記念し、ビリケンさんを新調して祀ったのが「ビリケン神社」。串カツ店が軒を連ねる商店街の一角にひっそりと鎮座しています。

願いを込めながら足の裏を優しく撫でよう

かつて「ビリケン堂」が建っていたとされる場所に造られたビリケン神社
かつて「ビリケン堂」が建っていたとされる場所に造られたビリケン神社

諸説ありますが、1908年(明治41年)にアメリカ生まれの芸術家、フローレンス・プリッツの夢に登場した幸福の神様がルーツとされ、像の足の裏を撫でるとご利益があると伝えられています。足元に刻まれた言葉「THINGS-AS-THEY」は、ありのままを愛し、感謝することを意味しています。
今や通天閣のビリケンさんと並ぶ名所の一つ。現在も、商売繁盛や合格祈願、恋愛成就などを祈りながら、多くの人が足の裏を撫でに訪れています。写真映えスポットとしても人気です。

ご当地サポーターコメント
串カツ専門店「横綱 通天閣店」の隣に神社があるので、参拝のついでにおいしい串カツを味わうのがおすすめです。
ビリケン神社
  • 住所大阪府大阪市浪速区恵美須東3-6-1 MAP
  • アクセスOsaka Metro動物園前駅から徒歩約3分
  • 営業時間10:00〜22:00
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