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【2023年版】霧島エリアのおすすめ紅葉スポット

鹿児島県北部に広がる霧島エリアは、坂本龍馬とおりょう夫妻がハネムーンで訪れた場所としても有名です。雄大な山々に囲まれ、今も火山活動を続ける山やそれに伴って誕生した火口湖、高原など、手つかずの自然が広がります。本記事では、そんな自然豊かな霧島エリアで外せない紅葉スポットを5つご紹介します。

朱塗りの社殿と真っ赤な紅葉の調和は、霧島の秋の風物詩

坂本龍馬もハネムーンで訪れたことで知られる、南九州最大の神宮。天孫降臨神話の主人公であるニニギノミコトが祀られており、本殿の内部まで豪華絢爛な装飾が施されています。2022年に本殿、幣殿、拝殿が国宝に指定されました。
秋になると参道から境内にかけて、幻想的な紅葉風景が続きます。特に、朱塗りの社殿と真っ赤な紅葉の調和は、他ではなかなか見ることのできないもの。大鳥居手前の国道沿いの紅葉や、二の鳥居の奥に広がる参道沿いのモミジも見逃せません。
車で15分ほどの場所には、特産品を扱うお土産屋や食事処、足湯のある観光施設「霧島温泉市場」があるので、参拝前後の立ち寄りスポットにおすすめです。市場までの国道223号には、モミジのトンネルもあり目を奪われることでしょう。

【色づき始め】例年11月上旬頃
【見頃】例年11月中旬~11月下旬
【紅葉の種類】カエデ、モミジ、ウルシ他

霧島神宮
  • URLhttps://kirishimajingu.or.jp/
  • 住所鹿児島県霧島市霧島田口2608-5 MAP
  • アクセスJR日豊本線「霧島神宮」駅より車で約12分
  • バスアクセスJR日豊本線「霧島神宮」駅よりバス乗車、「霧島神宮」下車後すぐ
  • 営業時間境内の参拝自由(※祈願などの受付、授与所の受付は8:00〜17:30)
  • 定休日無休
  • 入場料無料
  • TEL0995-57-0001
  • 駐車場有(無料)

ハイキングしながら愛でる、神秘的な湖と紅葉のコントラスト

霧島市の北東部、霧島山の山頂にある湖。霧島山の火山活動によって約4〜5万年前にできたといわれ、「お浪伝説」が残る神秘的な火口湖として知られています。霧島山にはたくさんの火口湖がありますが、なかでも一番高所にあるのが大浪池です。
鹿児島県道1号(小林えびの高原牧園線)途中の、大浪池登山口から湖までは片道約40分。霧島連山の中では比較的登りやすい山として人気があります。湖の周りには約2時間で一周できる遊歩道も整備。毎年10月下旬から11月上旬には、カエデやアカマツなどが色づき、見事な色彩美を愛でることができます。晴れた日には散策しながら、コバルトブルーに輝く湖と紅葉の美しいコントラストを楽しみましょう。

【色づき始め】例年10月下旬頃
【見頃】例年11月上旬
【紅葉の種類】カエデ、アカマツ、ドウダンツツジ他

大浪池(おおなみのいけ)
  • URLhttps://www.kagoshima-kankou.com/guide/10094
  • 住所鹿児島県霧島市牧園町高千穂 MAP
  • アクセスJR日豊本線「霧島神宮」駅から車で約30分(大浪池登山口)
  • TEL0995-45-5111(霧島市観光PR課)
  • 駐車場なし
  • メモ入山規制など、登山道の情報については「霧島市公式ホームページ」を要確認。

紅葉時期に通りたい絶景ロード

宮崎県小林市から鹿児島県霧島市に至る国道223号は、日本の特色ある道路を選んだ「日本の道100選」に選定されている道。霧島神宮の門前町を通る参道と交差、霧島連山の高千穂峰(たかちほのみね)や中岳などへの登山入り口である「高千穂河原」へ続く県道480号とも交差しており、霧島観光の玄関口として重要な役割を持っています。
例年秋には道路沿いの木々が赤や黄色に紅葉し、鮮やかなグラデーションのなか、ドライブを楽しむことができます。中でも霧島神宮近くの「紅葉のトンネル」は見応えがあります。

【色づき始め】例年10月下旬頃
【見頃】例年11月下旬
【紅葉の種類】モミジ、カエデ、ススキ他

国道223号
  • 住所鹿児島県霧島市 MAP
  • TEL0995-45-5111(霧島市観光PR課)

湖面に映り込む紅葉の美しさを堪能

宮崎県から鹿児島県にかけて連なる霧島連山の最高峰である「韓国岳(からくにだけ)」の裾野に広がる高原。標高1,200mにあり、現在も噴火を続けている硫黄山の火山活動の影響から、過酷な環境でも生育できるススキの草原が広がっています。そのススキの穂先が火山ガスの影響でえび色に染まったことが、「えびの高原」という地名の由来だといわれています。
霧島山の自然や歴史、登山情報について紹介する「えびのエコミュージアムセンター」を拠点に、3つの火口湖(白紫池、六観音御池、不動池)を約2時間でめぐるトレッキングコース「池めぐりコース」が整備されています。秋に湖面に映り込む紅葉の美しさは、訪れた人だけが味わえる特権です。体力に自信のない人にはミュージアムセンターから5分ほどで到着する「えびの展望台」がおすすめ。韓国岳を中心にえびの高原周辺の山々を見渡せます。

【色づき始め】例年11月上旬頃
【見頃】例年11月上旬
【紅葉の種類】ドウダンツヅジ、ススキ、モミジ、ナラ、ツタ他

えびの高原(えびのエコミュージアムセンター)

黄金色に輝く姿は息を呑む美しさ。樹齢1,000年以上の2対のイチョウ

黒酢の郷として知られる霧島市福山町にある「宮浦宮(みやうらぐう)」の境内に並び立つ、2本のイチョウ。宮浦宮は927年に作成された全国の官社リスト「延喜式神名帳」にも名を連ねる、歴史ある神社です。イチョウの木は、日本の初代天皇といわれる神武天皇の東征以前の仮の宮居であったことを記念して植えられたと伝えられています。どちらの木も樹齢1,000年以上と推測され、県文化財に指定されています。向かって右側の木には1791年(寛政3年)の大火の焼け跡が、左側の木には1877年(明治10年)の西南戦争の弾痕が見られるとか。
秋には黄金色に輝くイチョウを見に訪れる参拝客が絶えません。初冬になり葉が落ちると、辺り一面に黄色の絨毯が広がりフォトジェニックに。イチョウの木の下からは錦江湾を挟んで桜島も見渡せます。

【色づき始め】例年11月上旬頃
【見頃】例年11月下旬
【紅葉の種類】イチョウ

福山夫婦イチョウ(宮浦宮)
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