ご当地サポーター
阿蘇・くじゅうグルメを味わえる、おすすめランチ6選

世界最大級のカルデラを誇る阿蘇・くじゅうエリアは、大自然や湧水に恵まれ、農業も盛んです。そのため、大地の恵みをたっぷり受けた食材が豊富な美食の地域でもあります。そんな阿蘇・くじゅうで、地元の味覚を楽しむためにぜひ訪れたいランチスポットを6軒ご紹介します。

阿蘇の旬を感じられる、心づくしの懐石ランチ

「いちの川コース」(2,530円)。写真は春メニュー。品数の豊富さと職人による手作りのおいしさに大満足
「いちの川コース」(2,530円)。写真は春メニュー。品数の豊富さと職人による手作りのおいしさに大満足

国道57号線から少し入った森の中に見えてくる古民家。阿蘇の大地の恵みを受けた山菜や旬の食材を、懐石コース料理で楽しめると人気の食事処です。
京都・祗園で修業した料理長による創作料理は、既製品を使わず出汁からすべて手作り。一品一品に職人の技術の粋が集められ、阿蘇の食材の魅力が最大限に引き出されています。3品の先付けから華やかな板寄せ盛り、鍋にデザートまで、豊富な品数で個性豊かな料理には、サーブされるたびに感激してしまいます。料理の内容は季節や仕入れによって変わります。

築100年超の古民家で、阿蘇の自然も楽しんで

窓から自然豊かな庭の景色を楽しめる空間
窓から自然豊かな庭の景色を楽しめる空間

料理は「いちの川コース」をはじめ、旬の刺身とあか牛の溶岩プレート焼きも付く「ふくろうコース」の他、予算に応じたコースも可能です。さらに、子ども向けの創作料理が出される「お子様ランチプレート」(要予約)も。
「いちの川」の店舗は、築100年超の古民家を移築したもの。8000坪もの敷地は豊かな自然にあふれ、国道すぐ近くとは思えない静けさとのどかさの中で食事を楽しむことができます。

ご当地サポーターコメント
特に週末はあっという間に席が埋まることが多いので、予約の上での来店が確実です。庭には小川が流れ、春夏の新緑や秋の紅葉など、四季折々の景色に癒やされますよ。
創作料理 いちの川
  • URLhttp://www.aso-ichinokawa.com/
  • 住所熊本県阿蘇市永草字堤1983-1 MAP
  • アクセスJR市ノ川駅から徒歩約5分
  • 営業時間ランチ11:30〜15:00頃(材料がなくなり次第終了)
    ディナー17:30〜予約に応じて
  • 定休日水曜
  • TEL0967-35-6811
  • 駐車場無料

阿蘇の郷土料理・高菜めしとだご汁の名店

「だご汁定食」(1,375円)。高菜めしは「山賊めし」(タケノコ、シイタケなどのまぜご飯)にもチェンジ可
「だご汁定食」(1,375円)。高菜めしは「山賊めし」(タケノコ、シイタケなどのまぜご飯)にもチェンジ可

阿蘇の郷土料理である「だご汁」と「高菜めし」を食べたい時にぜひ寄りたい、国道57号線沿いにある食事処。「だご汁セット」は両方を一度に楽しむことができます。
だご汁は、国産小麦粉を手練りで伸ばしただご(団子)のモチモチ感が絶品。野菜たっぷり具だくさんで、日によって米・麦・合わせから手加減で配合を変える味噌を溶いた出汁は、飲み干してしまうおいしさです。さらに、保存料不使用で、しっかり発酵させた自家製の高菜の古漬けで作った高菜めしの豊かな風味も人気です。

魔除けの土鈴に彩られた店内で、温かな田舎料理を

小上がりの座敷席とテーブル席があり、お一人様からカップル、グループまで様々な人が訪れる
小上がりの座敷席とテーブル席があり、お一人様からカップル、グループまで様々な人が訪れる

生ホルモンを味噌で煮込んだ「ホルモン煮込み」や、熱々鉄板で出される「焼きたてスタミナホルモン」も隠れた人気メニュー。阿蘇ならではの田舎料理を出す食事処として創業して約50年。変わらない味と温かなサービスで、観光客はもちろん地元の人からも長く愛されているお店です。
店内には、オーナーが旅先で買い集めているという全国各地の土鈴が約1,000個、天井に下がっています。昔ながらの佇まいが残る食事処で、阿蘇の田舎料理を楽しみましょう。

ご当地サポーターコメント
駐車場は約50台分あり、広々としていて駐車しやすいので安心です。動物のテーマパーク「阿蘇カドリー・ドミニオン」のすぐ近くですよ!
道中御食事処 山賊旅路
  • 住所熊本県阿蘇市黒川2127 MAP
  • アクセスJR阿蘇駅から徒歩約15分
  • 営業時間11:00〜15:00(L.O.)
  • 定休日水曜
  • TEL0967-34-2011
  • 駐車場無料

秘伝のだし醤油で味付けされた、魅惑のあか牛丼

「あか牛丼セット」(1,720円)は味噌汁、香の物付き。大盛り(2,100円)もあり
「あか牛丼セット」(1,720円)は味噌汁、香の物付き。大盛り(2,100円)もあり

阿蘇神社の横参道につながる門前町商店街にある、あか牛料理のお店。看板メニューは、内モモの柔らかい部位の表面を焼いた「あか牛丼」。味付けには江戸時代から続く味噌醤油蔵「山内本店」のだし醤油だれを使用し、豊かなカツオ・いりこだしの風味があか牛の旨みを引き立たせ、ご飯も進む独自のおいしさを作り出しています。
温泉卵と絡めたり、「山内本店」のまぼろしの味噌を使った「あか牛肉みそ」やワサビ、柚子ごしょう、「旨辛みそ」などで味変したりしながらいただくのがおすすめです。

うどんやカレー、だご汁まで、あか牛メニューが豊富

「あか牛だし汁うどん」(おにぎりセット900円、単品700円)
「あか牛だし汁うどん」(おにぎりセット900円、単品700円)

あか牛丼以外にも、こだわりのあか牛料理が揃う同店。3時間炊いてほろほろになったあか牛のスジ肉がのった「あか牛だし汁うどん」は、普通の麺より細い「島原うどん」を使用。細麺が肉や出汁といい具合に絡んで、味と香りを満喫できるおいしさです(そばもあり)。さらに、「あか牛だご汁」や「あか牛カレー」、「あか牛の炊き込みご飯」など、あか牛の旨みと出汁の風味を活かしたあか牛料理が豊富に揃います。
国道57号線沿いの「阿蘇カドリー・ドミニオン」向かいにも姉妹店があり、気軽に珠玉のあか牛料理を楽しめるスポットです。

ご当地サポーターコメント
阿蘇の味覚を一度に楽しみたいなら、「あか牛丼とあか牛だご汁セット」(2,100円)がおすすめ。丼のご飯が高菜めしになっていて、あか牛、高菜めし、だご汁を一度に食べられます!
あか牛丼専門店 ごとう屋本店
  • URLhttps://asogotoya.jp/
  • 住所熊本県阿蘇市一の宮町宮地3075-1(阿蘇神社横 門前町) MAP
  • アクセスJR宮地駅から徒歩約15分
  • 営業時間11:00〜16:00(L.O.15:30)
  • 定休日火曜・第3月曜
  • TEL0967-22-5080
  • 駐車場観光駐車場の利用を(有料)
  • メモ有料観光駐車場利用の方には、1時間分のキャッシュバックがあるのでお申し出ください。

精肉店ならではの上質、新鮮な馬刺しをランチで

「肥後馬刺し膳」(2,200円)。前菜として出される小鉢料理の膳には、感激の声があがるそう
「肥後馬刺し膳」(2,200円)。前菜として出される小鉢料理の膳には、感激の声があがるそう

阿蘇エリアの北部にある小国町のお肉屋さんとして、約100年の歴史を持つ「八百萬乃精肉本舗 ふじ本」に併設する食事処。精肉店ならではの新鮮なお肉と阿蘇の野菜を使った料理が楽しめます。
特に観光客に人気が高いのが馬肉料理。「肥後馬刺し膳」には、美しいサシが入ったとろける馬刺しが並びます。注文を受けてからご主人が肉を切り込むため、その新鮮さも間違いなし。さらに、旬の野菜で奥さまが手作りする小鉢料理も主役級の人気で、地元の契約農家から仕入れたお米もツヤツヤで甘みのあるおいしさです。

食後は併設の精肉店でお土産の馬刺しを買うのもおすすめ

古民家調の建物の食事処。店外にある席ではバーベキューやペットとの食事も楽しめる
古民家調の建物の食事処。店外にある席ではバーベキューやペットとの食事も楽しめる

さらに、馬刺しのみじん切りを納豆・卵・ネギと共にのせる「桜丼」や、馬肉のフタエゴの漬けをのせた「蹴散らし丼」など、馬肉を扱う精肉店ならではの丼物も注目。他にも、「馬すき焼き膳」などの馬肉料理から、黒豚、地鶏、ハンバーグなど様々な肉メニューが揃っています。
食後は隣の店舗へ移動して、お土産用に馬刺しを購入するのもおすすめです。遠方の方には新鮮なまま全国へ発送してくれるのもうれしいかぎり。旅先での美味の思い出を、自宅に持ち帰るのもいいですね。

ご当地サポーターコメント
店内にレトロなジャズが流れるおしゃれな精肉店です。小国町から杖立温泉方面へ向かう国道沿いにあり、駐車場が広いので、アクセス良好です。
お食事処 ふじ本
  • URLhttps://fujimotonikuya.com/
  • 住所熊本県阿蘇郡小国町下城218 MAP
  • アクセスJR阿蘇駅から車で約40分
  • 営業時間11:00〜15:00(L.O.14:30)
    ※精肉店は9:00〜17:00
  • 定休日水曜(祝日は営業)
  • TEL0967-46-2194
  • 駐車場無料
  • メモ予約不可

囲炉裏端で焼けるのを待ち、スローにいただく田楽

「高森田楽定食」(1,980円)。自家製の芋たんぽや田舎豆腐、こんにゃくなど、滋養のある食材を炭火焼きに
「高森田楽定食」(1,980円)。自家製の芋たんぽや田舎豆腐、こんにゃくなど、滋養のある食材を炭火焼きに

奥阿蘇・高森町の郷土料理「高森田楽」。昔、この地で米に代わる主食だった「つるのこ芋」をおいしく食べるため、串に刺し味噌を塗って囲炉裏で焼いていたのがはじまりです。そんな「高森田楽」を、昔ながらの囲炉裏で炭火焼きにして楽しめるお店です。
「高森田楽定食」は、つるのこ芋に加え、豆腐、こんにゃく、芋たんぽなどの田楽とだご汁、高菜めしがセットに。香辛料を混ぜた秘伝の田楽味噌が、やみつきになるおいしさ。ヤマメはいけすからそのまま囲炉裏に出されるので、全く臭みのないフワフワの身が魅力です。

根子岳を望む絶好の景色のもと、ごろんとお昼寝する人も

ゆったり広い座敷席。奥の窓からは根子岳が目の前に見える
ゆったり広い座敷席。奥の窓からは根子岳が目の前に見える

もっとがっつり阿蘇の味覚を楽しみたいなら、あか牛を網で炭火焼きする「阿蘇のあか牛ロース定食」なども。いずれのメニューも、囲炉裏端に座って食材が炭火で焼かれるのをゆっくり待ちながら楽しみます。
阿蘇五岳の1つ、根子岳を望むのどかな空間に心がほぐれて、食後はついごろんと横になる人も多いのだとか。阿蘇の自然の中で、スローな時間を過ごすことができます。予定に追われがちな旅行ですが、ぜひゆっくり時間を確保して訪れたいお店です。

ご当地サポーターコメント
鶴の横顔のようなシルエットの「つるのこ芋」は、高森町でしか採れない芋。サトイモのようにホクホクの味わいです。
高森田楽村
  • URLhttp://dengakumura.com/
  • 住所熊本県阿蘇郡高森町上色見814-2 MAP
  • アクセス九州自動車道「熊本」ICから車で約60分
  • 営業時間11:00~23:00 ※17:00以降は要予約
  • 定休日不定
  • TEL0967-62-1327
  • 駐車場無料

ワインをおいしくいただくためのピザやパスタが揃う

ピザは常時6種類、パスタは2~3種類程度が揃う
ピザは常時6種類、パスタは2~3種類程度が揃う

くじゅう連山を望む高原に広大なブドウ畑を持つ「久住ワイナリー」。その敷地内にあるレストランでは、自社畑や高原野菜をふんだんに使った、ワインをおいしく楽しめるピザやパスタなどの料理が楽しめます。
手作りの石窯で焼き上げるピザは、パリッとしていながらモチモチとした生地の食感が人気。「マルゲリータ」などのレギュラーメニューに加え、旬の野菜を使った日替わりピザもあります。パスタやアラカルトなど、本格イタリアン料理も魅力です。

併設されたワイナリーの売店で、ワインやブドウジュースをお土産に

夏季には、窓の外一面にブドウ畑が広がる景色を楽しめる
夏季には、窓の外一面にブドウ畑が広がる景色を楽しめる

食事は、もちろん久住ワイナリーのワインと一緒に楽しむのがおすすめ。お酒が飲めない場合でも、同ワイナリーオリジナルのブドウジュースやノンアルコールワインなどもあります。
店内からは広大なブドウ畑を望むことができるほか、夏季にはテラス席がブドウに包まれます。さらに、ペット可の個室があるので、ワンちゃん連れの旅行客にも好評です。食後はブドウ畑を散歩したり、隣の売店で久住ワイナリーのワインをお土産に購入したりと、ゆっくり楽しみましょう。

ご当地サポーターコメント
「2019久住シャルドネcatwalk」が2021ボルドー酒ワインチャレンジで金賞を受賞するなど、評価が高いワインが揃う久住ワイナリー。お食事スポットとしてはもちろん、お土産スポットとしてもチェックしたい場所です。
久住ワイナリー 石窯工房
  • URLhttp://www.kuju-winery.co.jp/
  • 住所大分県竹田市久住町大字久住字平木3990-1 MAP
  • アクセス大分自動車道「九重」ICから車で約50分
  • 営業時間春季11:00~17:00(L.O.16:40)
    冬季 11:00~16:40(L.O.16:20)
  • 定休日無休
  • TEL0974-76-1002
  • 駐車場無料
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