ご当地サポーター
子どもと一緒に満喫できる、熊本市のおすすめ観光スポット5選

繁華街と自然との距離が近い熊本市。別名「森の都」という名が付いているだけに、街なかであっても緑豊かな環境が整っています。さらには、博物館など文化施設や歴史体験施設などもあり、子どもたちの知的好奇心をくすぐる展示やアクティビティも充実。中でも、特におすすめのスポットを厳選してご紹介します。子どもたちの一生の思い出に残るような体験が、この旅で待ち受けているかもしれません。

好奇心をくすぐる多彩な展示で、 熊本の歴史と自然を楽しく学ぼう

肩までの高さが約3.8mという、大迫力のステゴドンの全身骨格
肩までの高さが約3.8mという、大迫力のステゴドンの全身骨格

「未来へつなぐ熊本の記憶」がコンセプトの総合博物館。1階の常設展示のテーマは歴史。旧石器時代から、加藤家、細川家が治めた時代、そして近代に至るまでの熊本のまちの変遷を、貴重な資料をもとに辿ることができます。
2階の常設展示は自然がテーマ。熊本近海で化石が見つかった象の仲間「ステゴドン」の全身骨格を展示している他、熊本市内にある江津湖や金峰山に生息する生き物や植物などの多様性や魅力が紹介されています。

プラネタリウムや子ども向けの講座も

プラネタリウムには、ソファタイプのファミリーシートもあり、子ども連れでも安心
プラネタリウムには、ソファタイプのファミリーシートもあり、子ども連れでも安心

美しい星空と迫力ある映像を楽しめるプラネタリウムも併設。解説を含む約55分間の投映が基本ですが、土・日曜日、祝日には通常より10分短い幼児向けのファミリーアワーも実施しています。
他にも、「こども科学・ものづくり教室」「こども自然学び教室」といった子ども向けの講座を週末を中心に不定期に開催。さらに、屋外には実際に走行していた蒸気機関車9600形の展示も。子どもはもちろん、大人の好奇心をも刺激する多彩な展示に、時間が経つのを忘れてしまいそうです。

ご当地サポーターコメント
熊本の歴史や文化、人、自然にまつわる資料などが楽しく分かりやすく展示されていて、どれも見応え十分。子供向けの講座は事前の申し込みが必要ですが、当日空きがあれば参加可能です。
熊本博物館
  • URLhttps://kumamoto-city-museum.jp
  • 住所熊本県熊本市中央区古京町3-2 MAP
  • アクセス市電「杉塘」から徒歩約5分
  • 営業時間9:00~17:00(最終入館16:30)
  • 定休日月曜(祝日の場合は開館、翌日休館)、12月29日~1月3日
  • 入場料博物館入場料 大人400円、高校生・大学生300円、小・中学生200円
    プラネタリウム観覧料(別途、入場料必要) 大人200円、高校生・大学生150円、中学生以下100円
    ※幼児、熊本市在住の小・中学生は入場料無料(名札か生徒手帳要持参)
  • TEL096-324-3500
  • 駐車場無し

街なかにいることを忘れてしまうほど緑豊かな屋上庭園

真っ白の巨大な滑り台や遊具もあり、子どもたちがのびのびと遊び回れる
真っ白の巨大な滑り台や遊具もあり、子どもたちがのびのびと遊び回れる

熊本のバス交通の起点「桜町バスターミナル」を備えた商業施設「サクラマチ クマモト」。多くの人が行き交うこの場所に、ビルの屋上とは思えない緑豊かな庭園「サクラマチガーデン」があります。

約3,000㎡という広大な敷地は、子どもたちが遊び回れるルーフトップパーク、イベントなどが行われるルーフトップコート、さらには熊本藩主細川氏がかつてこの地に造った庭園をイメージした「桜町庭園」で構成。敷地全体に、梅やしだれ桜、イロハモミジ、サルスベリなどの様々な植物が植えられています。

1時間ごとに手を振る、巨大なくまモンにも会える

巨大なくまモンに会える5階のキッズテラス。サクラマチガーデンから降りる際は外階段を利用しよう
巨大なくまモンに会える5階のキッズテラス。サクラマチガーデンから降りる際は外階段を利用しよう

サクラマチ クマモトの各フロアには、棚田状にストリートビューテラスが設けられています。屋上のサクラマチガーデンから1フロア下の5階のストリートビューテラスには、キッズテラスが広がり、全長4mの巨大なくまモンがお出迎え。9時〜21時の毎時00分にはくまモンが3~4分間手を振ってくれます。ビルの外からも手を振っている姿が見えるため、たくさんの人が足を止めて眺めています。
屋上庭園には、中央に池もあり、夏場は水遊びスポットとしても人気。縁日などのイベントが行われることもあります。
ビルの屋上にいながら、季節の植物に触れられたり、さらには熊本城までも望めたりと、訪れる価値のある庭園です。

ご当地サポーターコメント
サクラマチクマモトの3階には、広々としたオムツ替え室と授乳室が完備されているので、小さい子ども連れでも安心ですよ。
サクラマチ クマモト屋上庭園(サクラマチガーデン)
  • URLhttps://sakuramachi-kumamoto.jp/garden
  • 住所熊本県熊本市中央区桜町3-10 サクラマチクマモト屋上階 MAP
  • アクセス市電「辛島町」から徒歩約1分
  • バスアクセス熊本桜町バスターミナル下車直結
  • 営業時間地下1階10:00〜21:00(一部11:00〜22:00)、1〜3階10:00〜22:00、3階(飲食)11:00〜23:00、最上階・ストリートビューテラス9:00〜23:00
  • 定休日無休
  • 入場料無料
  • TEL096-354-111(サクラマチ クマモト)
  • 駐車場有料

江津湖のほとりにある、親子で楽しめる動植物園

美しい黄金色の毛を持つサルの仲間・キンシコウの「ヨウヨウ」
美しい黄金色の毛を持つサルの仲間・キンシコウの「ヨウヨウ」

熊本市の中心部からほど近くにある、市民のオアシス・江津湖(えづこ)に隣接しています。園内の総面積は24.5ha。約120種・約600頭の動物たちと、約800種・約5万点の植物が、訪れる人々をあたたかく迎えてくれます。
動物ゾーンでは、ゾウやキリン、ペンギンなど、子どもたちにも人気の高い動物の他、国内で唯一飼育をしているキンシコウといった珍しい動物の姿も。園内は大きな樹木が多く、気持ちの良い木陰を作ってくれているため、ベンチでのひと休みにも最適です。

季節ならではの植物や動物と触れ合う

自然豊かな園内の全景を望める観覧車。2歳以上の利用は1人200円
自然豊かな園内の全景を望める観覧車。2歳以上の利用は1人200円

「動物ふれあい広場」では、ヤギやモルモットなどとのふれあいタイムをほぼ毎日実施しています。
さらに、併設されている遊園地ゾーンには、観覧車や子ども列車など大小様々な遊具も。ほとんどの遊具が全年齢で利用できるため、家族みんなで楽しめる点もうれしいポイントです。
園内の花畑は、春になると菜の花、秋になるとコスモスで一面が染まります。季節の移ろいを色濃く感じる、動植物園ならではの充実の時間が楽しめます。

ご当地サポーターコメント
正門、西門、南門の3つの入り口でベビーカーの貸し出しを行なっている他、園内の各所に授乳室とオムツ交換台が設けられています。
熊本市動植物園
  • URLhttps://www.ezooko.jp
  • 住所熊本県熊本市東区健軍5-14-2 MAP
  • アクセス市電「動植物園入口」から徒歩約10分
  • 営業時間9:00~17:00(最終入園16:30)
  • 定休日月曜(第4月曜は開園。祝日の場合は開園、翌平日休園)、12月30日~1月1日
  • 入場料大人・高校生500円、小・中学生100円※幼児は無料
  • TEL096-368-4416
  • 駐車場無料※土・日曜、祝日は有料(1台1回200円)

見て、聞いて、触って。親子で楽しめるエンターテインメント空間

「お手軽  館内なりきり」では、時代衣装を羽織って金屏風のブースで撮影もできる
「お手軽 館内なりきり」では、時代衣装を羽織って金屏風のブースで撮影もできる

「熊本城」の麓「桜の馬場 城彩苑」にあるエンターテインメント施設。熊本城の歴史や文化を、見て、聞いて、触って、その名の通り「わくわく」を体感できるのが魅力です。
熊本の歴史をテーマにした寸劇の上演や石垣積み体験、原寸大の駕籠(かご)に乗ってお殿様気分を味わえる駕篭体験(参勤交代)など、親子で楽しめる体験が充実。「なりきり道中 熊本城さるき」では、時代衣装を着用したまま館内だけでなく、城彩苑や熊本城内を散策することもできます。衣装はキッズやベビーサイズまで用意。侍や町娘になりきって、お城をバックに記念撮影してはいかがでしょうか。

熊本城の魅力をさまざまな角度から深掘り

1階展示室の様子。2階にはお芝居などを上演する「ものがたり御殿」が広がる
1階展示室の様子。2階にはお芝居などを上演する「ものがたり御殿」が広がる

熊本城について学べるコーナーでは、江戸時代から熊本地震被災前の熊本城の姿を、大迫力のVR(バーチャルリアリティ)で再現した熊本城を大スクリーンで上映。その他、熊本城被災・復旧プロジェクションマッピングなどを実施しています。音と映像でリアルに表現したプロジェクションマッピングでは、熊本地震による熊本城の被災状況と、復旧イメージなどを学べ、熊本城の今を深く知ることができます。熊本城めぐりをする前に訪れれば、熊本城への理解も深まり、城めぐりの楽しさも倍増するはずです。

ご当地サポーターコメント
なりきり忍者体験や、石垣積み体験、馬術体験等、子供はもちろん大人も楽しめるコンテンツが盛りだくさんです。
熊本城ミュージアム わくわく座
  • URLhttps://www.sakuranobaba-johsaien.jp/waku-index
  • 住所熊本県熊本市中央区二の丸1-1-1 MAP
  • アクセス市電「熊本城・市役所前」から徒歩約9分
  • バスアクセス熊本駅から熊本城周遊バス「しろめぐりん」乗車、「桜の馬場 城彩苑」下車すぐ
  • 営業時間9:00〜17:30(最終入館17:00)
  • 定休日年末(詳しくはHPをご確認ください)
  • 入場料入館料大人(高校生以上)300円、小・中学生100円
  • TEL096-288-5600
  • 駐車場有料

復興の象徴として誕生した、「麦わらの一味」の銅像

ルフィの等身大の銅像。同じポーズで記念写真を撮る人も多い
ルフィの等身大の銅像。同じポーズで記念写真を撮る人も多い

「ONE PIECE熊本復興プロジェクト」の一環で、2018年に熊本県庁のエントランスに続くプロムナードに設置された銅像。熊本県出身である漫画「ONE PIECE」の作者・尾田栄一郎の県民栄誉賞受賞をたたえ、熊本地震からの創造的復興の象徴として建てられたものです。
熊本県庁の正門から入ると、立派な銀杏の木が並ぶプロムナードの中央で、右拳を力強く突き上げたルフィの姿を発見。その出立ちから船長らしいオーラを漂わせています。ルフィ像の足元には尾田栄一郎の手形もあるなど、ファン垂涎のスポットです。

県内各地に点在する銅像が、まちの復興を後押し

熊本地震で獣舎が被災した「熊本市動植物園」には、船医・チョッパーの像が
熊本地震で獣舎が被災した「熊本市動植物園」には、船医・チョッパーの像が

2019年からはルフィ像に加え、〈麦わらの一味「ヒノ国」復興編〉として、県内9市町村に麦わらの一味の像が4年かけて設置されました。同じ熊本市内では、「熊本市動植物園」の正門前広場に「チョッパー像」が建てられ、動植物園を訪れる人々に笑顔をもたらしています。
その他の市町村にも、麦わらの一味が駆けつけ、熊本地震からの復興の原動力となるよう、各地を元気づけています。プロジェクトのホームページから設置場所をチェックして、ワンピース像めぐりも楽しめます。

ご当地サポーターコメント
ルフィをスタートとして、銅像めぐりはいかがでしょうか。阿蘇市にはウソップ、高森町にはフランキー、益城町にはサンジ、宇土市にはジンベエなどの銅像が設置され、各地から熊本の復興を後押ししています。
ルフィ像
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