ご当地サポーター
別府に来たら押さえておきたい、ザ・定番から穴場までおすすめ観光スポット7選

日本有数の温泉地として知られる別府には、古くから人気がある観光スポットがたくさん。自然の美しさを堪能できる場所から、懐かしさを感じるノスタルジックな場所まで。他にはない景色や時間を体感できる、定番スポットから穴場スポットまで7つご紹介します。

別府観光の定番「べっぷ地獄めぐり」とは

「血の池地獄」をはじめ、別府には7つの地獄が点在している
「血の池地獄」をはじめ、別府には7つの地獄が点在している

別府観光の代名詞ともいえる「べっぷ地獄めぐり」。勢いよく湧き出す温泉の迫力ある景色は、ここでないと見られない光景です。地獄とは、噴気や熱泥、熱湯などが噴出した土地のことで、昔は忌み嫌われた土地として「地獄」と呼ばれていました。
そんな土地を観光に活かそうと明治43年(1910年)、現在の「海地獄」の施設を整備し、入場料を設けてお客さんを呼び込んだのが地獄めぐりの始まりです。現在では専用バスなども作られ、別府観光の目玉となっています。

自然が紡ぎ出す神秘のコバルトブルー「海地獄」

大量の湯けむりに包まれる海地獄。硫酸鉄という温泉成分のため、コバルトブルーに見える
大量の湯けむりに包まれる海地獄。硫酸鉄という温泉成分のため、コバルトブルーに見える

別府には「海地獄」「血の池地獄」「白池地獄」「鬼山地獄」「龍巻地獄」「鬼石坊主地獄」「かまど地獄」など、様々な地獄が7つあります。
その中でも、ぜひ訪れたい海地獄は、鮮やかなコバルトブルーが美しい地獄。ゴーッという凄まじい噴気の音が轟き、季節や天気によって、湧き上がる湯気と青の色みが変化し見ている人を楽しませてくれます。足湯で地獄を体感したり、温室で美しい蓮を観賞したり、地獄に直接浸して作った「温泉たまご」を食べたり、お楽しみも満載。お土産ショップや喫茶スペースも充実しています。

ご当地サポーターコメント
海地獄の美しさをまるごと堪能するなら、展望デッキから眺めるのがおすすめ。際限なく湧き上がる湯気の様子は、いつまでも見ていたくなる景色です。
べっぷ地獄めぐり
  • URLhttp://www.beppu-jigoku.com/
  • 住所大分県別府市大字鉄輪559-1 MAP
  • アクセスJR別府駅から車で約15分
  • バスアクセスJR別府駅からバス乗車、「海地獄」下車すぐ
  • 営業時間8:00~17:00
  • 定休日無休
  • 入場料共通観覧券 大人(高校生以上)2,200円、小人(小・中学生)1,000円
  • TEL0977-66-1577(別府地獄組合)
  • 駐車場無料

地上1,300mまで約10分、刻一刻と変化する四季の彩に息をのむ

湿度や気温、天気など条件が揃ったときにだけ見られる霧氷(むひょう)。息をのむ美しい光景が広がる
湿度や気温、天気など条件が揃ったときにだけ見られる霧氷(むひょう)。息をのむ美しい光景が広がる

季節ごとの豊かな自然を体感できる観光スポットです。標高1,300mの「鶴見山上駅」まで約10分。ゴンドラは最大101人乗りで九州一の大きさです。
春には山裾からソメイヨシノが開花、山腹にはヤマザクラ、山頂付近にマメザクラと、山頂に向かって順に花が咲きます。5月には、名物のミヤマキリシマが開花。9月の終わり頃から山頂が色づき、紅葉は山の下へと広がります。紅葉と共に冬桜の観賞も可能です。また冬には、条件が揃えば霧氷が一面を覆い尽くし、神秘的な光景が見られます。

待ち受けているのは、別府一高い場所でしか見られない美しい景色

鶴見岳山頂付近から見た、ロープウェイの山上駅と高崎山の眺望
鶴見岳山頂付近から見た、ロープウェイの山上駅と高崎山の眺望

鶴見岳山上付近は地上より気温が10℃ほど低く、夏は絶好の避暑地。季節ごとのイベントも盛んです。5月のGWと夏休み期間は夜間営業を行っており、別府湾の夜景や、由布岳方面に沈む夕日観賞など、昼間とは違った景色を堪能できます。
鶴見山上駅屋上からは別府の市街地と別府湾が一望できます。他にも由布岳の雄大な姿を間近に見られる場所、大分方面やくじゅう連山、四国方面までを一望できる展望所など絶景ばかり。鶴見岳の頂上へは遊歩道で行けるので、のんびり歩くのもおすすめです。

ご当地サポーターコメント
普通では見られないような心奪われる景色に、きっと出合えるスポットです。タイミングが合えば猫の駅長・ニャータに会えるかも。
©別府ロープウェイ
©別府ロープウェイ
別府ロープウェイ
  • URLhttps://www.beppu-ropeway.co.jp/
  • 住所大分県別府市大字南立石字寒原10-7 MAP
  • アクセス別府ICから車で約5分
  • バスアクセスJR別府駅からバス乗車、「別府ロープウェイ」下車すぐ
  • 営業時間夏季(3月15日~11月14日)始発9:00 上り最終便17:00 下り最終便17:30
    冬季(11月15日~3月14日)始発9:00 上り最終便16:30 下り最終便17:00
  • 定休日無休 ※悪天候・設備の整備・点検等で運休する場合あり
  • 入場料大人(中学生以上)往復1,800円 片道1,200円
    子ども(4才~小学生)往復900円 片道600円
    シニア(70才以上)往復1,700円 片道1,200円
  • TEL0977-22-2278
  • 駐車場無料

全国から人が集まる絶景ロードで爽快ドライブ

秋から冬にかけて、金色に輝く山肌や、雪山の様子を堪能できる
秋から冬にかけて、金色に輝く山肌や、雪山の様子を堪能できる

大分県の別府、湯布院、くじゅう、阿蘇を結ぶ、九州を横断する観光道路。九州の絶景を満喫できるドライブルートとして人気が高く「日本百名道」にも選ばれています。車だけでなく、バイクや自転車、徒歩などで景色を楽しむ人も少なくありません。
道路沿いには由布岳やくじゅう連山などの雄大な山々が連なり、登山やハイキングを堪能できます。また、別府や湯布院をはじめ温泉が多くあり、日頃の疲れを癒やすのにもぴったり。その他にも湖や遊園地、高原や湿原、滝などの名所が満載です。

季節ごとに移り変わる、とっておきの景観を味わって

晴れた日にはまるでジオラマのような光景が広がる。時期によって牛や羊の放牧が見られることも ©️ツーリズムおおいた
晴れた日にはまるでジオラマのような光景が広がる。時期によって牛や羊の放牧が見られることも ©️ツーリズムおおいた

「やまなみハイウェイ」のハイライトとも言える長者原は、まっすぐな道路とくじゅう連山が織りなす、フォトジェニックな光景が見られるポイント。そこからさらに上って辿り着くのが、標高1,130mの牧の戸峠です。くじゅう連山を間近に、由布岳、阿蘇の山々まで見渡せる屈指のビュースポットです。
年間を通じて500種類500万本の花が高原に広がる「くじゅう花公園」を過ぎれば、終点手前にある「城山展望所」に到着。晴れていれば、阿蘇の絶景パノラマが広がります。

ご当地サポーターコメント
道路を走っているだけで、嘘みたいに美しい光景が飛び込んでくる絶景ロード。沿道には観光・グルメスポットが満載なので、道中の休憩スポットを考えるのも楽しみのひとつです。
やまなみハイウェイ
  • URLhttps://www.visit-oita.jp/spots/detail/8579
  • 住所大分県別府市汐見町~熊本県阿蘇市一の宮町宮地
  • アクセス別府駅から車で約65分(やまなみハイウェイ長者原道標)
  • TEL0974-76-1610(久住高原観光案内所)

間近な距離で野生の猿をじっくり観察

30分おきにやってくるエサのタイミングで、多くの猿が集まってくる
30分おきにやってくるエサのタイミングで、多くの猿が集まってくる

野生のニホンザルの様子を、柵なしで間近に見られるスポット。現在は1,000頭ほどの猿が餌場に現れます。入園口から歩いて7~8分、「さるっこレール」に乗車すれば約3分で、サル寄せ場に到着。30分おきに餌付けタイムがあり、時間になると猿がたくさん集まってきます。
ジャングルジムや滑り台で遊ぶ赤ちゃんザルの微笑ましい様子を眺めたり、ケンカしたり鳴いたりしている猿を観察したり。大人の猿は顔も個性もそれぞれで、表情も豊かで見ていて飽きません。

幸運を呼ぶ「言い伝え」とは

みんなで足を大きく開き「猿の股くぐり」を待つ。くぐられた回数が多いほど幸運になるそう
みんなで足を大きく開き「猿の股くぐり」を待つ。くぐられた回数が多いほど幸運になるそう

同園にはいくつかの言い伝えがあり、そのひとつが「猿の股くぐり」です。大きく足を開いて立ち、猿が股の下をくぐりぬけたら幸運が訪れるというもの。他にも、大きな猿岩石を見つけるといいことがある、銅像の頭をなでるとカップル円満になるなど。ぜひ探してみましょう。
「おさる館」にも足を運んでみてください。園の歴史や歴代のボスに関する展示や、お土産も充実しています。限定販売の「うみじおソフト」や、オリジナルのお菓子「もんちゃん焼き」もおすすめです。

ご当地サポーターコメント
冬は身を寄せ合って寒さをしのぐ「サル団子」、夏はプールで遊ぶ様子が見られるなど、季節ごとの楽しみもたくさんあります。
高崎山自然動物園
  • URLhttps://www.takasakiyama.jp/
  • 住所大分県大分市神崎3098-1 MAP
  • アクセスJR別府駅より車で約10分
  • バスアクセスJR別府駅よりバス乗車、「高崎山自然動物園前」で下車すぐ
  • 営業時間9:00~17:00(最終入園は16:30まで)
  • 定休日無休(年に数日程度、臨時休園する場合があります)
  • 入場料大人(高校生以上)520円、小中学生260円、小学生未満無料
  • TEL097-532-5010
  • 駐車場大型車1,050円、普通車・軽四輪車420円

遠く四国まで見渡す大パノラマを独り占め

別府の街並みと別府湾を中心に、海の向こうまで見渡せる
別府の街並みと別府湾を中心に、海の向こうまで見渡せる

別府の温泉地の中で、最も標高の高い明礬温泉エリア。そこから3kmほど進んだところにあるのが「十文字原展望台」です。別府の街と別府湾が一望できる他、丸く飛び出した国東半島や大分空港、高崎山や佐賀関半島、空気が澄んでいる日には遥か四国・佐田岬までを一望することができます。
春から夏は緑に覆われた草原と山、そして空の織りなす美しいコントラストが見事な景色。秋には風にそよぐススキが私たちを楽しませてくれます。

きらめく夜景を眺めるロマンチックスポット

太陽が沈んだ後は、暗闇に映えるキラキラした夜景を楽しめる
太陽が沈んだ後は、暗闇に映えるキラキラした夜景を楽しめる

夜景スポットとしても大人気の展望台。「日本夜景遺産」「夜景100選」に登録されており、カップルも多く訪れるスポットです。
別府の街や大分の工場、空港の灯り、そして道路を行く自動車のライトが尾を引きながらキラキラときらめき、ロマンチックな光景を作り出しています。時間が合えば、海から上る満月や太陽を拝めるポイントでもあるんです。
見晴らしが良い分、一日中強い風が吹き付けます。特に冬場に訪れる際は、防寒対策を忘れずに行いましょう。

ご当地サポーターコメント
海と山、空の作り出す爽快な景色はもちろん、展望台に行き着くまでの道のりも絶景。季節ごとの草原の風景を楽しめます。
十文字原展望台

レトロな雰囲気が楽しい別府市民の台所

別府駅から徒歩約2分の立地。地元の人たちの買い物や交流の場でもある
別府駅から徒歩約2分の立地。地元の人たちの買い物や交流の場でもある

昔ながらの高架下の商店街。青果店や精肉店、鮮魚店や惣菜店などの専門店が軒を連ねています。特に午前中は活気があり、地元の人たちが普段の買い物をする場所です。花屋の名物おじさんと会話したり、オリジナル茶の試飲をしたり、激安掘り出し衣料品を探したり、干物屋で味のある張り紙を読んだり。人や物との思わぬ出会いが待っています。
空き店舗のシャッターに描かれたイラストを鑑賞しつつ、おもしろい言葉の描かれている看板や、不思議な張り紙などを探すのも楽しい時間です。

休憩所でちょっと一息。戦利品を頬張る至福の時間

市場の名物「太巻き」や鮮魚店の寿司、自家天然酵母のパンや魚のかまぼこなど、おいしいものがいっぱい
市場の名物「太巻き」や鮮魚店の寿司、自家天然酵母のパンや魚のかまぼこなど、おいしいものがいっぱい

バーベキューや地獄蒸しを楽しむなら、青果店、精肉店、鮮魚店での買い出しがおすすめ。観光客のためにセットで販売していたり、予算に合わせて選んでくれたり、個人商店ならではの温かいサービスが受けられます。店員もお客さんも気軽に喋りかけてくれるので、気になることは質問してみましょう。ローカルならではの情報が手に入るかもしれません。
小腹が空いていたら、お惣菜やパン、太巻きを片手に休憩所で一息。商店街に響くレトロな音楽をBGMにおいしくいただきましょう。

ご当地サポーターコメント
まるで時が止まったかのような懐かしさを覚えるスポットです。地元の人やお店の人が人懐っこく、いろいろ教えてくれるので、そのやりとりも楽しい思い出になりそう。
べっぷ駅市場
  • URLhttp://www.beppu-sc.jp/ichiba/
  • 住所大分県別府市中央町6-22 MAP
  • アクセスJR別府駅より徒歩約2分
  • 営業時間店舗による
  • 定休日店舗による
  • TEL0977-22-1686
  • 駐車場無料(9:00~18:00 40分無料)

職人たちの超絶技巧をじっくり堪能

天井が高く開放的なロビーでは、背よりも大きな竹のオブジェが出迎えてくれる
天井が高く開放的なロビーでは、背よりも大きな竹のオブジェが出迎えてくれる

竹や竹細工の発展及び詳細について学べる施設。別府竹細工は国の伝統的工芸品に指定されており、現在でも多くの職人が活動しています。
館内に入り竹のアーチをくぐると、歩き進めるたびに網目がチラチラと見え、波打っているような不思議な作りに見とれます。そこを抜ければ竹についての展示ブース。私たちの身近にある竹ですが、その種類や性質は多岐にわたっており、解説を見ることができます。その横には、竹細工ができるまでの過程が詳細に記されており、ひとつの竹細工が生まれるまでの果てしない工程に驚くことでしょう。

全て手作業で作られる、竹細工の奥深い世界へ足を踏み入れる

館内には日用品から、芸術性の高い作品まで、幅広い竹細工が展示されている
館内には日用品から、芸術性の高い作品まで、幅広い竹細工が展示されている

竹や竹細工について勉強した後は、名工による作品を鑑賞しましょう。竹の根や丸竹を大胆に使ったものから、糸ほど細いひごで繊細に編み上げたものまで、竹工芸品が約180点も展示されています。予約すれば、竹鈴や花籠の制作など、簡単な竹細工の体験も可能です。
ショッピングや喫茶ができるスペースにもぜひ立ち寄ってみましょう。竹は年を経るごとに色が変わり、風合いが出るのも特徴のひとつ。自分だけの竹製品を手元で育てる楽しみを味わえます。

ご当地サポーターコメント
館内のベンチや床、照明など、思わぬところに竹が使われています。「隠れ竹」を探してみるのも楽しいですよ。
別府市竹細工伝統産業会館
  • URLhttps://takezaikudensankaikan.jp/
  • 住所大分県別府市東荘園8-3 MAP
  • アクセスJR別府駅より車で約10分
  • バスアクセスJR別府駅よりバス乗車、「光の園前」下車徒歩約6分
  • 営業時間8:30~17:00(SHOP&CAFEは16:30まで)
  • 定休日月曜(祝日の場合は翌日休み)、年末年始(12月29日~1月3日)
  • 入場料高校生以上390円、小・中学生130円
  • TEL0977-23-1072
  • 駐車場無料
  • メモ体験は事前予約が必要です
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。