「日本一の温泉地・別府」に逗留し、ドラマティックな情景の移ろいを楽しむ「界 別府」の1泊2日|おすすめモデルコース
街のあちこちに昔ながらの共同湯があり、湯浴み客が行き交う賑やかな温泉地・別府。源泉数と湧出量の多さは日本一で、高温の噴気が噴き出す「地獄」からもこの土地の持つパワーと熱気を感じます。
そんな活気あふれる別府温泉郷の海沿いに立ち、刻一刻と表情を変える大海原の眺めと歴史ある観光地の魅力を凝縮した温泉旅館が「界 別府」。地域で育まれた多彩な工芸がインテリアを飾る中、ご当地感ある大浴場や豊後の山海の幸を味わい、古き良き温泉街をイメージした演出で面白味ある滞在ができます。旅の途中も源泉地を訪ねたり名物料理に舌鼓を打ったり、お楽しみが盛りだくさん。温泉の力でリラックス&元気をチャージできる別府の旅に出かけてみませんか。
モデルコースのポイント
- 大分県の郷土料理と懐かしの甘味
- コバルトブルーの名物地獄
- 絶景の硫黄泉と湯の花小屋見物
1日目
大分空港
車で約45分
12:20 別府甘味茶屋
風情ある茶屋で味わう、大分県の郷土料理と懐かしの甘味
別府名物「地獄」が点在する鉄輪(かんなわ)エリアに近い人気店。趣あふれる古民家風建物が旅情を誘い、メニューに並ぶ郷土料理や甘味の数々でさらに気分が上がります。人気の「だんご汁」は、小麦粉に塩と水を合わせてこね、帯状にのばした「だんご」を、具材とともに合わせ味噌の汁に入れたもの。手作りの「だんご」はコシが強く弾力があり食べ応え十分です。もとはお餅屋さんだった店のため、つきたてのお餅をあんこやきなこ、大根おろしでいただく「つきたて」や、「餅グラタン」などのアレンジメニューも豊富で美味。田舎ぜんざいや抹茶アイスも手作りで、素朴で懐かしい味をお腹いっぱい堪能できます。
- 別府甘味茶屋
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- https://amamichaya.greater.jp/
- 大分県別府市実相寺1-4 MAP
- 10:00~21:00(L.O. 20:30)
- 無休 ※臨時休業の場合あり
- 0977-67-6024
車で約5分
13:30 海地獄
神秘的な泉色と大迫力の噴気。別府観光で必見の名物「地獄」
古くから別府では、高温の蒸気や熱湯が噴き出す場所を「地獄」と呼び、恐れられてきました。その中のひとつの海地獄は鮮やかなコバルトブルーが美しい、別府を代表する景勝地。ゴーッという凄まじい噴気の音がとどろき、季節や天気により湧き上がる湯気と青の色味が変化して、訪れる人を楽しませてくれます。広々した場内には源泉を掛け流しにした足湯や、温室、蓮池、展望台、ギャラリーもあり、見応えのあるスポットです。散策して小腹がすいたら、「地獄」に直接入れて茹で上げた「温泉たまご」や「地獄蒸しプリン」を食べるのもお楽しみ。ショップで販売している名産の入浴剤はお土産にぴったりです。
- 海地獄
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- http://www.umijigoku.co.jp/
- 大分県別府市大字鉄輪559-1 MAP
- 8:00~17:00
- 無休
- 450円 小・中学生200円
- 0977-66-0121
車で約20分
15:00 界 別府
温泉街のような風情とドラマティックな情景を楽しむ温泉旅館
別府湾を一望する絶好のロケーションに立つ温泉旅館。石畳の路地に土産物屋や夜店、足湯などがある温泉街をイメージした館内で、そぞろ歩きをしながら刻々と変わるドラマティックな情景を眺める逗留ができます。建築家・隈研吾氏による設計で、遊び心と地域の技を活かしたデザインが随所に散りばめられています。
ご当地部屋「柿渋の間」
全室が海への開放感が素晴らしい大判ガラスの「ピクチャーウィンドウ」。壁は観光名所「血の池地獄」から着想を得た「柿渋色」にし、熱気に満ちた別府の大地と窓外の海や空との色の対比を演出しています。ヘッドボードや照明などに豊後絞りを取り入れ、地域の伝統文化を間近に楽しめるのも魅力です。
15:30 ラボ
別府のすごさを知って楽しむ「温泉いろは」
謎めいた実験室(ラボ)のような雰囲気の中、入浴法や別府温泉について学べる「温泉いろは」。体験の後半は自家源泉に好みの精油をブレンドする「温泉ミスト作り」が楽しめます。作ったミストはスプレーボトルに入れて、湯上り後のケアなどに使えます。
16:15 大浴場・露天風呂
「ぬる湯」と「あつ湯」のご当地スタイルの温泉を満喫
別府では高低2つの温度の湯船を持つ共同浴場が栄えてきたことにちなみ、内湯は源泉かけ流しの「あつ湯」と、温泉成分を身体に浸透させる「ぬる湯」の 2タイプ。泉質は肌にやさしく心地よい温浴感のナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉です。
17:30 お食事処
旅の記憶を彩る味づくし、特別会席「伊勢海老と和牛の会席」
新鮮そのものの魚介や、見惚れるほど美しい一皿が次々と並ぶ特別会席。伊勢海老を中心としたお造りや、昆布と椎茸の旨味たっぷりの出汁で味わう和牛しゃぶしゃぶが味わえます。大分の美味を堪能できる会席です。
21:15 湯の広場
思わず手拍子したくなる、ご当地楽「湯治ジャグバンド」
ロビー横「湯の広場」に夜店が並び、まるで賑やかな温泉街に繰り出したかのよう。ご当地楽「湯治ジャグバンド」は法被姿のスタッフがお湯や桶でリズミカルな音を奏で、陽気な演出にゲストも引き込まれます。他、スマートボールや温泉名人の語りもあり、面白さ満載です。
2日目
07:00 湯の広場
「別府浜辺体操」で気分爽快な2日目をスタート
鏡のように穏やかな別府湾から昇る朝日は、「界 別府」の感動的な光景のひとつ。朝の光に満たされたスペースで、波をイメージした「別府浜辺体操」を行い、体の目覚めを促します。深呼吸も交えながら全身をゆっくりと整え、終わる頃には気分もすっきりします。
07:30 お食事処
湯けむり情緒を楽しむせいろ蒸しの朝食膳
高温の噴気を活かした「地獄蒸し」は地域で昔からある調理法。伝統文化や湯けむりに思いを馳せつつ、野菜や豚肉をせいろで蒸して、湯気が立つアツアツをいただきます。蒸し上がるまでにゴマをすり、香ばしいごまだれを自作できるのも一興です。
12:00 界 別府を出発
車で約15分
12:15 レストラン東洋軒
名物「とり天」目当てに県内外からファンが訪れる人気店
1926年(大正15年)創業の老舗料理店。看板メニューの「とり天」は1937年(昭和12年)頃から提供され、今や大分県を代表する味覚となっています。おいしさの秘密は、オリジナル醤油とニンニクなどの香味野菜を合わせた秘伝のタレ。国産鶏もも肉を約1日タレに漬け込み、しっかりと下味を付けています。衣には水を使わず、小麦粉、片栗粉、大分県の新鮮な卵のみ。独自のかぼす酢醤油とからしでいただくと、箸が止まらないおいしさです。他、台湾から取り寄せた麺で作る「牛肉とうしょう麺」、ボリューム満点の「フカヒレラーメン」など中華料理の麺類も好評。月に15,000人以上もの人が訪れるというのも納得のおすすめ店です。
- レストラン東洋軒
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- https://www.toyoken-beppu.co.jp/
- 大分県別府市石垣東7-8-22 MAP
- 11:00~15:30(L.O.15:00)、17:00~22:00(L.O.21:00)
- 第2火曜
- 0977-23-3333
車で約10分
14:30 明礬(みょうばん)湯の里
白濁の硫黄泉を、絶景露天風呂&わらぶき小屋で満喫
別府市街地の西、伽藍(がらん)岳(別名:硫黄山)の中腹までドライブすると見えてくる明礬(みょうばん)温泉。わらぶき小屋が立ち並ぶ光景は、ひと昔前にタイムスリップしたような錯覚を覚えます。江戸時代から地域の特産品として重宝された「湯の花」の採取法を今に伝え、その製造技術は重要無形民俗文化財に指定されています。製造工程の一部を見学したり(見学無料)、絶景の大露天風呂や貸し切り風呂で乳白色の硫黄泉を堪能したり、温泉の蒸気で蒸した「温泉蒸したまご」を味わったりと、温泉をさまざまな形で楽しめるスポットです。
- 明礬(みょうばん)湯の里
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- http://yuno-hana.jp/
- 大分県別府市明礬温泉6組 MAP
- 10:00~19:00(受付18:00まで)
喫茶・レストランは土・日曜・祝日のみ営業で11:00~16:30(L.O15:30)
売店は9:00~18:00 - 無休
- 大人600円、4歳~小学生300円
家族湯 1棟1時間2000円・2,500円(電話予約不可) - 0977-66-8166