ご当地サポーター
西表島の豊かな食材を楽しむランチスポット5選

石垣島から船で40〜50分、イリオモテヤマネコがすむ西表島には、山や海、川の大自然で育まれた豊かな食材を使ったさまざまなごはん処があります。昔から親しまれてきた島料理から、移住した人たちが始めた島素材を使った新しいメニューまで、島のものを存分に味わえます。そこで西表島で訪れたいランチスポットを5つご紹介します。

大盛りのそばが名物、島のおばぁが切り盛りする繁盛店

たっぷりの野菜と大きなソーキが見ものの「野菜ソーキそば」950円
たっぷりの野菜と大きなソーキが見ものの「野菜ソーキそば」950円

オープンから28年、元気な島のおばぁが営む、地元の人も通う食堂です。看板メニューの「野菜ソーキそば」は、どっさりの野菜とほろほろに煮込んだ甘辛いソーキ(スペアリブ)がのったそば。
麺は小麦粉でできた八重山そば麺で、つるつるした食感が特長です。注ぎ足しだという自慢のスープは、カツオと豚骨、鶏ガラからじっくりだしを引いた優しい味付け。トッピングにもやしや空芯菜、ほうれん草など、季節ごとの葉野菜が盛り付けられています。

のどかな時間が流れるお店で、島の人たちに混ざって昼食を

テーブル席と座敷がある、ゆったりとした店内
テーブル席と座敷がある、ゆったりとした店内

お店は島の西部の玄関口、上原港のすぐ近くにあります。そばは注文してすぐ出てくるので、船の乗船までのちょっとした時間にも便利です。
そばには、ピパーツ(島胡椒)やコーレーグース(泡盛に唐辛子を漬けたもの)をお好みでどうぞ。そばのほかには「日替わり定食」や「ポーク&たまご」「焼きそば」など、メニューは数種類のみ。島でのイノシシ猟の時期である冬場には「イノシシ汁」なども登場します。夜も同じメニューが食べられ、季節ごとの島のものを使ったおつまみも常に数品そろいます。

ご当地サポーターコメント
以前別の人がこの場所で営んでいた食堂の名前が新八食堂で、店名もそのまま引き継いだのだそう。建てられてから60年にもなるという建物も味があります。
新八食堂
  • 住所沖縄県八重山郡竹富町上原870 MAP
  • アクセス上原港から徒歩約3分
  • 営業時間11:00~14:00(L.O.13:30)、17:30〜20:30(L.O.20:00)
  • 定休日月曜、日曜
  • TEL0980-85-6087
  • 駐車場無料

ハンバーガーをはじめ、さまざまなテイストが味わえるカフェ

揚げたてのアツアツがおいしい「島グルクンのフィレオフィッシュバーガー&ポテトプレート」1,210円
揚げたてのアツアツがおいしい「島グルクンのフィレオフィッシュバーガー&ポテトプレート」1,210円

上原港のすぐ近くにある建物の2階にあるカフェ。沖縄県魚である、白身のグルクンのフライをはさんだ「島グルクンのフィレオフィッシュバーガー&ポテトプレート」はボリュームたっぷり。西表の海人(漁師)さんがとった新鮮なものを使用しています。注文が入ってから揚げるさくさくのフライと自家製のタルタルソースがよく合います。
ランチはほかにも「石垣豚のてりやきバーガー」など、ハンバーガー類だけで11種類あり選ぶ楽しみもあります。

外を眺めながらのんびりランチができるテラス席も

オリジナル調味料や、洋服、海グッズなどが並ぶ店内
オリジナル調味料や、洋服、海グッズなどが並ぶ店内

そのほか「石垣豚の味噌カツ定食」や「石焼タコライス」などバラエティ豊かなメニューがそろいます。夜は、お酒を片手に定食やアラカルトメニューがいただけます。店内席のほか、外を眺めながら食事ができるテラス席もあります。
テーブルに置かれているオリジナルの「コーレーガーリックオイル」は、近所のおばぁが育てた島唐辛子をオリーブオイルに漬け込んだもので、販売もしています。島内のほかの飲食店でも使われており、お土産にも人気なのだそう。

ご当地サポーターコメント
サーフブランドの取扱店になっていて、洋服や小物などの商品が並ぶほか、その時々で古着コーナーなども登場するそうです。
ラフラガーデン
  • URLhttps://www.instagram.com/lalalahu_la/
  • 住所沖縄県八重山郡竹富町上原550-1 2階 MAP
  • アクセス上原港から徒歩約3分
  • 営業時間11:30~14:00(L.O.13:30)、18:30~21:00(L.O.20:30)
  • 定休日木曜
  • TEL0980-85-7088
  • 駐車場無料

緑に囲まれた森のなかにある島料理店

大人気メニューの、アオリイカの「イカのスミ汁そば」漬物付1,000円
大人気メニューの、アオリイカの「イカのスミ汁そば」漬物付1,000円

大きなガジュマルなど、緑に囲まれた森のなかにぽつんとある創業33年の名店。天然のリュウキュウイノシシや、マングローブに生息するワタリガニの一種であるノコギリガザミなど、西表の食材を使用した昼食が評判です。
大人気の「イカのスミ汁そば」は、島でとれたアオリイカ(白イカ)の身とスミをふんだんに使ったそば。柔らかいイカと味わい深いスミ汁が絶品です。麺はもちろん八重山そば麺を使用しています。麺の入っていないイカのスミ汁がメインの「イカのスミ汁定食」(1,450円)もあります。

温かみあるお店で、お腹も心も満たされる

大工である店主の旦那さんが設えた、木のぬくもりある店内
大工である店主の旦那さんが設えた、木のぬくもりある店内

観光客に向けて、「せっかくここまで来たのだから、西表ならではのものを食べてほしい」とメニューを考えたのだそうです。水田で育てる里芋のような田芋を使った、手作りの「田芋パイ」も人気。優しい甘さで、テイクアウトをしてドライブのお供にもおすすめです。
建物は店主の旦那さんが建てた、琉球建築にならった瓦葺き。店内には、旦那さんがつくった三線がずらりと並べられていて、店の奥には三線工房を併設しています。

ご当地サポーターコメント
ボリュームたっぷりのイカスミそばですが、スープも飲み干してしまうほど絶品です。思ったよりも歯は黒くならないので、それを気にして躊躇しなくて大丈夫です。
唐変木(とうへんぼく)
  • 住所沖縄県八重山郡竹富町上原749 MAP
  • アクセス上原港から車で約10分
  • バスアクセス上原港からバス乗車、「浦内」下車徒歩約5分
  • 営業時間11:30~15:00(L.O.14:30)
  • 定休日火曜、水曜 ※臨時休業あり
  • TEL0980-85-6050
  • 駐車場無料

家庭の味がいただける島の食堂

「ゴーヤーチャンプル定食」850円。ミニ八重山そばや小鉢、漬物などが付く
「ゴーヤーチャンプル定食」850円。ミニ八重山そばや小鉢、漬物などが付く

オープンから30年、変わらぬメニューを提供しているごはん屋さん。「ハンバーグ定食」や「ミックス フライ定食」「八重山そば」「カレー」「チャーハン」など20種類ほど、さまざまなメニューが並びます。
「ゴーヤーチャンプル定食」は、スライスしたゴーヤーに島豆腐、スパム、卵を「チャンプルー(混ぜ こぜ)」して炒めた定番の島料理。島豆腐は、本土の木綿豆腐より少し固めなずっしりした沖縄の豆腐 です。ゴーヤーのスライスは薄すぎず厚すぎずが、おいしさのこだわりだとか。

島の老若男女に愛されるお店

店内は家庭的な雰囲気で、テーブル席と座敷がある
店内は家庭的な雰囲気で、テーブル席と座敷がある

まだ西表島に昔ながらの島料理の食堂しかなかった頃に、本土から戻った夫婦が、島にない洋食なども食べてもらいたいと始めたお店なのだそう。港の近くということもあり、船酔いの人にはさっぱりと食べてもらえる「梅ぞうすい」をと、お客さんに寄り添ったメニュー構成になっています。
単品で、島豆腐の「冷奴」や「ギョーザ」もあり、夜も同じメニューがいただけます。飲み物は、ビールやコーヒーのほか、「パイナップルジュース」や「ゴーヤースカッシュ」など、島らしいメニューもあります。

ご当地サポーターコメント
すべてイチから丁寧に手作りされたお母さんの味を求めてやってくる地元の人も多く、いつも賑わっているお店です。
ランチハウスたまご
  • 住所沖縄県八重山郡竹富町上原681-6 MAP
  • アクセス上原港から徒歩約10分
  • 営業時間11:00~14:00、18:00~21:00(L.O.20:00)
  • 定休日日曜、第2・4土曜
  • TEL0980-85-6651
  • 駐車場無料

島の素材を豊富に使った食事が味わえるカジュアルなお店

タコミート、レタス、トマト、アボカドなどがのった「タコライス」。サラダ、小そば付き600円
タコミート、レタス、トマト、アボカドなどがのった「タコライス」。サラダ、小そば付き600円

西表島のいちばん南にある集落、豊原にあるレストランバー。店名の「字南風見(あざはえみ)」は住所の字名です。親子で切り盛りするお店で、ランチとディナーとお酒がいただけます。
沖縄の定番ごはん「タコライス」は野菜もしっかりとれるメニュー。ジューシーなタコミートとシャキシャキ野菜をまぜていただきます。ランチはすべて500円か600円というお手頃価格。「八重山そば」や具材たっぷりの「沖縄の味噌汁」、「アジアンサラダライス」などのメニューすべてに、サラダとミニ八重山そばが付きます。

海の向こうには波照間島まで見晴らせる

店主の友人が描いたという店内壁面のファンキーな絵が目を引く店内
店主の友人が描いたという店内壁面のファンキーな絵が目を引く店内

窓からは海も見渡せ、晴れた日には日本最南端の波照間(はてるま)島まで見え、気持ちのいい眺めです。夜は、ソーキそばを使った「島そばナポリタン」に、地元でとれた「イノシシのロースト」、「海老とクリームチーズのマリネ」など、魚やお肉など島のものをふんだんに使ったおつまみも豊富にそろいます。
お酒も、ビールに八重山諸島の島々で造られている泡盛、サワーなど種類豊富。気さくで優しいオーナー親子の雰囲気がそのまま表れた居心地のいいお店です。

ご当地サポーターコメント
カウンター席では、気さくなお店の方との会話も楽しめます。夜のメニューにある「カーナ」というコリコリした地元の海藻を使ったサラダもおいしいですよ。
レストランバー 字南風見(あざはえみ)
  • URLhttps://azahaemi.com/
  • 住所沖縄県八重山郡竹富町南風見508-51 MAP
  • アクセス大原港から車で約10分
  • バスアクセス大原港からバス乗車、「豊原」下車徒歩約1分
  • 営業時間11:30~13:30、17:00~22:00
  • 定休日火曜ランチ(ディナーは休みなし)
  • TEL0980-85-5777
  • 駐車場無料
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