新たな発見に出合えるかも!? 路線バスで巡る沖縄旅
沖縄旅を計画した場合、飛行機とあわせてレンタカーを手配するのは定番で、沖縄の移動手段は車がないと不便では、と思われがちです。しかし、最近では「旅先での運転に抵抗や不安がある」と思う方々も増え、車だけではない多様な移動手段に対する要望が高くなっています。
実はあまり知られていないのですが、沖縄は数多くの路線バスが東西南北に走り、縦横無尽に路線図が張り巡らされていて、知って、使いこなせば便利な乗り物なのです。
ここでは、沖縄の路線バスの利用方法とポイントをご紹介します。
沖縄のバス旅が楽しい10の理由
沖縄の路線バスを利用するポイント
<乗車前に心がけること>
・小銭を用意しましょう。支払いは、現金とOKICA(沖縄の交通系ICカード)のみ使用できます。五千円札、一万円札は使用できません。
・トイレはすませておきましょう。
<乗り方・降り方>
・乗るのも降りるのも前のドアからです。
・降りる人を待って、降りる人がいなくなったら乗ります。
・乗るときは、運転手席近くにある整理券を取ります。
・運賃は降りるときに支払います。
・乗車中は、席を立ったり、移動してはいけません。
・降車する前に車両前方に表示されている番号と料金を確認します。
・降車するときは、社内アナウンスが「次は〇〇(停留所の名前)」とされたら、近くの降車ボタンを押します。
・降車時は、バスが停まったら、席を立ちます。降りるまでに時間がかかることに焦りがちですが、運転手も乗客もルールがわかっていて、とがめる人はいませんので、落ち着いて行動してください。
・降車時、運転席横にある運賃箱に料金と整理券を入れます。お釣りは出ないので、ぴったりな金額を用意します。
小銭がない場合は、降りるときに両替を行います。両替機は小銭と1000円札のみ使用できます。
<乗りたいバスの見分け方>
沖縄の主要路線バスは、「沖縄バス」「琉球バス」「那覇バス」「東陽バス」の4社が運行しています。車両前方上の部分に1ケタから3ケタまでの番号が記されていて(番号は「系統番号」と称しています)、路線図を見るときは、その番号のバスルートの停留所を確認します。
<行きたい場所・停留所をスマートフォンで検索する場合>
「Googleマップ」
1.Googleマップのアプリを開く
2-1.検索窓に、行きたい場所を入力する。(例えば、首里城公園、美浜アメリカンビレッジetc)
2-2.「経路」をクリック
2-3.出発地(今いる場所)と行きたい場所を入力
2-4.様々な経路が表示されるなか、路線バスルートをクリック
3.停留所横に表示されたバスの系統番号を確認
「乗換検索サイト」
・検索窓に「〇番(バスの系統番号)バス 時刻表」と入力
・「NAVITIME」や「ジョルダン」のサイトを開く
・行きたい方面(最終停留所が表記されています)と平日、土曜、休日のタグを選択。
・乗車する時刻をクリック。各停留所の時間が表示されます。
<道路が混雑する時間帯を避けよう>
沖縄のバスは、朝夕の道路混雑時には遅延が見られます。
可能であれば、下記の時間を避けて利用することをおすすめします。
(朝)7時~8時30分
(夕)16時~19時
停留所で待っていても、なかなかバスが来ないということもありますので、その場合は、Googleマップで現在地と行きたい場所の停留所を入力すると、どのバスが何分後に来るか表示されるので、検索してみてください。
車窓からの景色を楽しんだり、途中下車をしてのんびりと散策したり、美しい海に囲まれた沖縄でのバス旅は、車を運転していると気づかない発見に出合えます。路線バスを利用して、沖縄の旅を満喫してください。