沖縄の景色や文化・歴史に出合う、おすすめ観光スポット5選

青々とした海と空、鮮やかに咲くビタミンカラーの花々、琉球王朝時代から伝わる歴史や伝統芸能、伝統工芸など、独自の個性があふれる観光地・沖縄県。観光に訪れたなら、その絶景を楽しむもよし、歴史に触れるもよし、伝統工芸や文化を体験するもよしと、楽しみ方が満載です。そんな沖縄ならではの多彩な魅力に出合う、おすすめ観光スポットを5つご紹介します。
1やちむんの里
さまざまな個性からお気に入りの器を選ぶ、里さんぽ

やちむん(沖縄の方言で「焼き物」)の陶芸家がそれぞれ独立して営業する、古風な趣の工芸村。一言に「やちむん」と言えど、その個性はさまざまです。技術が光る美しい線彫りや、大らかに描かれたやわらかいタッチの模様、ビタミンカラーを使ったカラフルなデザインなど、見ているだけで心躍ります。
現在「やちむんの里」内には19の工房があり、さまざまなデザインで彩られたやちむんのお買い物など、個性豊かな工房巡りが楽しめます。
やちむんに関わる窯や景色も、他では見られない光景

やちむんの里には、4つの登り窯がありますが、なかでも「読谷山焼登り窯」は里のシンボル的な存在です。長く続く窯と、沖縄の青い空に照らされる赤瓦の凛々しい姿をぜひご覧ください。登り窯は見学することもでき、中は涼しく静謐な空間が広がっています。職人さんがひとつひとつ手作りの器を並べる姿が頭に浮かび、よりやちむんへの想いが深まりそうです。
里内は緑も豊かなので、時折聴こえてくる虫の声や、風に揺れる植物にも癒されましょう。
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- やちむんの里
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https://www.yomitan-kankou.jp/tourist/watch/1611319504/
沖縄県中頭郡読谷村座喜味2653-1 MAP
那覇空港から車で約60分
工房により異なる
工房により異なる
入場無料
098-982-9216(読谷村役場商工観光課)
あり(無料)
2宮城島
ドライブしながら上陸!気軽に行ける離島「宮城島」

道の両脇に美しい海と空が広がる沖縄のドライブスポットである「海中道路」を、爽快に駆け抜けると到着する島。車で行ける離島として知られ、クリームソーダのような鮮やかな海を眺めながらのドライブや観光を楽しむことができます。
島グルメを堪能したり、透明度の高い海で遊泳を楽しんだり、過ごし方はさまざま。周辺には、宮城島のほかに「浜比嘉島(はまひがじま)」「伊計島(いけいじま)」「平安座島(へんざじま)」があるため、ドライブしながら島巡りを楽しむのもおすすめです。
標高約70mからの壮大な景観を眺める「果報バンタ」

宮城島を訪れた際は、絶対に見ておきたいのが絶景スポット「果報(かふう)バンタ」。「果報」は幸せ、「バンタ」は沖縄の方言で「崖」を意味しています。「幸せの崖」というネーミングにふさわしく、あまりにも美しい景色は眺めているだけで幸せな気分に。
すぐ近くには、工場見学や塩グルメが楽しめる「ぬちまーす観光製塩ファクトリー」もあるので、あわせて足を運んでみては。(※果報バンタは「ぬちまーす観光製塩ファクトリー」営業時間内のみ訪れることが可能です)
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- 宮城島
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沖縄県うるま市与那城宮城島 MAP
那覇空港より車で約80分
9:00~17:30(ぬちまーす観光製塩ファクトリー)
無休(ぬちまーす観光製塩ファクトリー)
3沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)
博物館と美術館が併設された、全国でも珍しい施設

博物館と美術館が併設された、全国でも珍しい施設。メインエントランスからまっすぐ進むと左側は博物館、右側は美術館とエリアが分けられています。
博物館常設展は、沖縄の通史がわかる総合展示と5つの部門展示(自然史・考古・民俗・歴史・美術工芸)で構成されています。美術館コレクション展では、沖縄や沖縄に縁がある作家の作品を中心に、油絵・水彩画・写真・彫刻・映像などを展示。訪れるタイミングによって、さまざまな鑑賞や体験ができるので、ぜひ公式サイトをチェックしてから足を運んでください。
沖縄特有の歴史や自然、文化がわかる。丸一日楽しめる充実の内容

現在、施設内には博物館10万490点、美術舘4,800点(※2021年3月31日時点)もの収蔵品が集められており、すべて鑑賞しようと思うと丸一日かかるほどに充実しています。膨大な量につき、すべて展示されているわけではありませんが、定期的に開催される「バックヤードツアー(学芸員が裏側を案内)」で収蔵庫内を見ることができます。
がっつり鑑賞を楽しみたい方や数日かけて巡りたい方は、ツアーのタイミングを狙って訪れるのもおすすめです。(※要事前申し込み)

- 沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)
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https://okimu.jp/
沖縄県那覇市おもろまち3-1-1 MAP
ゆいレール「おもろまち駅」から徒歩約10分
火曜、水曜、木曜、日曜9:00~18:00(入場は17:30まで)
金曜、土曜9:00~20:00(入場は19:30まで)月曜(月曜が祝日・振替休日・慰霊の日の場合開館し、その翌平日が休館)
年末年始、その他メンテナンス休館あり博物館常設展 一般530円、高大生270円、県外小中150円
美術館コレクション展 一般400円、高大生220円、県外小中100円
※70歳以上、県内小学生、障がい者手帳をお持ちの方および介助者1名は無料となります(証明書等の提示必須)098-941-8200
あり(無料)
4残波岬灯台
2km続く断崖絶壁と、打ち付ける荒波の迫力

沖縄本島最西端の景勝地である岬。高さ30mの断崖が2kmも続く迫力満点の景勝地です。東シナ海に面した断崖の先に、突き出るように灯台が立っているため、灯台上からは東シナ海が一望できます。
なお、ここは全国で16基しかない「のぼれる灯台」としても知られる場所(※有料。参観寄付金300円)。灯台上から眺める景色は、晴れた日には慶良間諸島まで見えるほど広大です。沖縄本島で最後に夕陽が沈む場所としても人気なので、ゆったりと時間の流れを楽しむのもおすすめです。
灯台のルーツや歴史を学べる「灯台資料展示室」も

灯台をのぼる階段の右側には、残波岬灯台の歴史が学べる「灯台資料展示室」があります。灯台資料展示室では、残波岬灯台の歴史だけでなく灯台そのものの歴史やルーツ、灯台にまつわる偉人や役割、構造などを知ることができ、さらに灯台のレンズや機器などの展示も。
ほかにも残波岬灯台の断面図の模型などもあるため、子ども連れの方にもぴったりです。展示室は入場料無料なので、灯台にのぼらない方もぜひ足を運んでみてください。
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- 残波岬灯台
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https://www.tokokai.org/tourlight/tourlight14/
沖縄県中頭郡読谷村宇座 MAP
那覇空港より車で約66分
3~9月平日9:30~16:30、土・日曜9:30~17:30、10~2月9:30~16:30(入場は参観終了時刻の20分前まで)
なし
無料(灯台にのぼる場合300円必要)
098-958-3041(残波岬支所)
あり(無料)
5体験王国むら咲むら
かつて大河ドラマで使用された跡地で、沖縄の体験を
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1万5,000坪をほこる敷地内に、華やかな琉球王朝時代の町並みを再現した体験スポット。元々はNHK大河ドラマ「琉球の風」のオープンスタジオとして利用されていましたが、その後、施設が読谷村へ譲渡されたことにより、観光施設として生まれ変わりました。
敷地内に並ぶ建造物群は中がそれぞれ体験工房になっており、陶芸や琉球ガラス、紅型(びんがた)などの伝統工芸や、シーサーの色付け、藍染体験など、さまざまな創作体験が楽しめます。
冬は「琉球ランタンフェスティバル」で華やかに

毎年冬に開催される「琉球ランタンフェスティバル」も、見どころのひとつ。期間中は、敷地内に無数のランタンが鮮やかに彩られ、息を呑むような美しい光景を楽しむことができます。夜灯りのほか、パフォーマーたちが毎日ステージを盛り上げる「夜のランタンステージ」や光と音のプロジェクションマッピング、オブジェ・フォトコンテストなども実施。
イベント期間限定の「夜のランタンカフェ」では、ランタンを眺めながら温かい肉まんや水餃子、フランクフルトやお酒が販売されており、心も体もぽかぽかになります。
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- 体験王国むら咲むら
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https://murasakimura.com/
沖縄県中頭郡読谷村字高志保1020-1 MAP
那覇空港から車で約63分
9:00~18:00(入園締切17:30 ただし特別営業を除く)
レストラン泰期 ランチバイキング11:00~15:00、ディナーバイキング18:00~22:00なし
大人600円、中高生500円、小学生400円、幼児無料
098-958-1111
無料
MAP
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