道の駅旅ライダーがゆく!絶景の磐梯吾妻スカイラインと会津の道の駅を巡る
はじめまして。『ツーリング×道の駅』をスタイルに全国を駆け巡っている道の駅旅ライダーの平賀由希子です。バイクツーリングと、休憩、食事、買い物ができる道の駅は最高の組み合わせで、道の駅をツーリングの目的地に全国を旅しています。今まで、全国に1,231駅ある道の駅のうち、1,227駅を訪問してきました。(2026年6月現在 )
今回は私の好きな場所の1つでもある福島県会津地方の道の駅と絶景ロードを楽しむ1泊2日の旅をご紹介します。
磐梯吾妻スカイラインを通って絶景ドライブへ
私が道の駅巡りをはじめたのはスタンプラリーがきっかけでしたが、スタンプを集めるために各道の駅に行くようになると、道の駅はどこも個性があり、それぞれの地域の魅力が詰まった場所なのだと気が付きました。食や文化、特産品など、道の駅に行けばその地域のことがわかるといってもよいかもしれません。
いつも連休を使って各地の道の駅を訪れます。その際、ただ道の駅を回るだけではなく、近くに名所や温泉、絶景ロードがあれば寄るようにルートを考えています。
今回の旅のルートは「磐梯吾妻スカイライン」の後、「磐梯山ゴールドライン」
旅の1日目は磐梯吾妻スカイラインを楽しむところからスタート。磐梯吾妻スカイラインは高湯温泉から土湯峠までを結ぶ全長28.7kmの山岳観光道路で、平均標高1,350mの吾妻連峰を通る絶景ロードです。森林地帯や火山ガスが発生する荒涼とした景観など、変化に富んだ風景を眺めながら走ることができ、途中には絶景スポットが数多くあります。春の雪の回廊、初夏の新緑、秋の紅葉と、季節ごとの景色も魅力の道で、私も過去、何度も走りにいっています。
みちくさの達人
ハイシーズンや紅葉の時期は渋滞が発生するので、空いている7~8時台の早朝ドライブがおすすめです。
東北自動車道「福島西」ICで降りてスカイラインの北側の入口となる高湯温泉からスタートするのが私の定番。最初の絶景スポットがつばくろ谷です。
駐車場からつばくろ谷にかかる「不動沢橋」や福島盆地を眺められます。見下ろすと谷底が深くて驚きました。つばくろ(イワツバメの別名)が飛び交うことから、つばくろ谷という名前がついたそうです。紅葉の名所としても知られていて、撮影スポットとしても人気の場所。無料駐車場が完備されています。
火山性ガスが発生する荒涼とした地帯を走っていくと「浄土平」があります。高湯温泉から約40分、磐梯吾妻スカイラインの中間地点にあって広々とした有料駐車場を完備。レストハウスや「浄土平ビジターセンター」があり、磐梯吾妻スカイラインの休憩場所や、登山の起点にも利用されます。私も磐梯吾妻スカイラインを通るときは、必ずここに立ち寄ります。周辺には自然の見どころが豊富で、吾妻小富士と湿原はぜひ歩いておきたいスポットです。
磐梯吾妻スカイラインおすすめスポット「吾妻小富士」
標高1,707mの吾妻小富士は階段が整備されており、噴火壁まで約10分で上がれます。上まで登ると、直径約500m、火口底まで約70mもある巨大なすり鉢状の火口が広がっていて、そのスケールに圧倒されました。
火口を一周するお釜巡りもおすすめで、1周約40分で、福島盆地や浄土平など360度の大パノラマを楽しめました。砂礫の登山道で滑りやすいのと、岩がゴロゴロする場所もあるので、登山靴やスニーカーなど歩きやすい靴がベストです。私が登ったときはかなりの強風で、前に進むのが大変でした。
磐梯吾妻スカイラインおすすめスポット「浄土平湿原」
浄土平湿原は駐車場に隣接しており、5~9月にはイソツツジやエゾリンドウなどの高山植物を見ながら散策を楽しめます。ビジターセンター横から木道の遊歩道が整備されていて、1周約20分のコースとなっています。
ビジターセンターでは季節の花々や散策の注意点などの情報を収集できます。私は浄土平に咲く花の種類が載った案内をもらい、花の観察や撮影をしながら散策しました。
浄土平を過ぎたあとは、山を下りながら南側入口の土湯まで走ります。磐梯吾妻スカイライン全線の所要時間はノンストップで約60分です。
みちくさの達人
磐梯吾妻スカイラインのあとは「磐梯吾妻レークライン」もセットに走るのがおすすめ。カラマツの林の中を通る爽快な道で、途中には秋元湖、松原湖、桧原湖を眺められる展望所や、中津川渓谷があります。
1日目は絶景ドライブと自然散策を満喫し、磐梯エリアに宿泊します。
今回は行けなかったのですが、絶景ドライブの後には「道の駅 裏磐梯」がおすすめです。売店、食堂、団子屋、ジェラート店があり、特産の山塩を使った「会津山塩ラーメン」や「山塩ジェラート」などを味わうことができます。建物2階は展望室になっていて、桧原湖と裏磐梯を一望できます。
【道の駅ばんだい】豊富なグルメから酒ガチャまで大満足
2日目は道の駅を楽しみます。ホテルをチェックアウトして最初に向かった道の駅が「道の駅ばんだい」です。
県道7号線沿い、磐梯山の麓にある道の駅で、物産館、レストラン「会津嶺」、軽食を販売する「らほつBANDAI」、2026年3月にリニューアルオープンした「ジェラパン」があります。
ベーカリーだった「ジェラパン」はコッペパンとワッフルの専門店にリニューアル。バラエティ豊かなオリジナルのコッペパンサンドがずらりと並んでいて、どれにしようか悩んでしまいます。
ふわっとした食感のコッペパンは少し甘みがあって、食事系スイーツ系、どちらの具材とも相性抜群です。
オリジナルの「米粉のワッフル」は磐梯町産の米粉、素焚糖(さとうきび糖)、米油を使用して製造されています。甘さは控えめ、サクッとした食感でした。
物産館には磐梯町産の農産物、特産品、土産品などが並んでいます。手作りのおにぎりやお餅も人気があるそうです。
みちくさの達人
午前中に購入した際はまだほんのり温かかったです。できたてのやわらかいうちに、できるだけ早めに味わうことをおすすめします。会津産のもち米を使ったお餅は、米の甘みが強く美味でした。
なかでも日本酒は種類豊富に取り揃えられています。会津地方は寒冷な気候、おいしい水、米の産地という酒造りに最適な条件が揃っている地域で、造り酒屋が数多くある日本有数の日本酒の産地となっています。定番種からプレミアム酒までバラエティ豊かです。
他にも、“日本酒の神”と称される日本酒研究者の鈴木賢二さんが選ぶ月替わりの日本酒を購入できます。鈴木さんが磐梯町在住というご縁から、道の駅ばんだいのスペシャルアドバイザーとして日本酒を選んでいただいているそうです。さらに土日限定で「酒ガチャ」も開催されています。1回1,000円で、店頭価格1,000円以上のお酒が必ず当たるというなんとも太っ腹な企画!
みちくさの達人
景品には月替わりの日本酒が1等から4等までと、さらにミニボトルが2本セットになったラッキー賞も用意されています。運試しにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。私は4等が当たりました
オリジナル商品も多数あり、道の駅ばんだいならではのお土産が揃っています。
喜多方の銘酒「奈良萬」とコラボした道の駅オリジナルラベルの限定酒「にゃら萬」猫のラベルがとてもかわいいです。その地域限定の地酒があると、ついお土産に購入してしまいます。
磐梯町産のはちみつも人気だそうで、アカシアやトチ、そばなど、さまざまなサイズがありました。食べ比べできる3種類セットもおすすめです。
屋外にある「らほつBANDAI」では、磐梯町産のそば粉を使ったそばソフトクリームを味わえます。オプションではちみつをトッピングすることもできます。黒褐色をしたそばはちみつは、他のはちみつと比べてクセのある味わいでした。
道の駅の裏には磐越西線が走っていて、すぐ目の前を通過する電車を見ることができます。磐梯山をバックに電車を撮影できるベストスポットとなっています。
施設内には「ばんだい」とおもちゃの「バンダイ」の名前の縁から「ガンダム」の模型が展示されています。こちらもチェックしてみてくださいね。
みちくさの達人
道の駅には休憩用のテーブルがたくさんあるので、購入したおにぎりやコッペパンをその場で食べられます。持ち帰って猪苗代湖畔などで味わってもいいと思います。
【道の駅 猪苗代】帰路の前に寄りたい、グルメ買い物スポット
道の駅ばんだいの後は、猪苗代湖畔散策や遊覧船の乗船、「野口英世記念館」や「猪苗代ハーブ園」見学など、猪苗代湖周辺の観光を楽しみましょう。
猪苗代観光を満喫し、帰路につく前に立ち寄りたい場所が「道の駅 猪苗代」です。磐越自動車道の「猪苗代磐梯高原」ICから約1分の場所にあります。帰路につく前に、ご当地グルメと買い物を堪能しちゃいましょう。
広々とした物産館には猪苗代や会津地域の土産品、伝統工芸品などが目白押しです。商品数がとても豊富で、会津土産を買うのにおすすめです。
1番人気は会津若松市にあるどら焼き専門店「どら焼きのどらや」の「生どら焼き」。まとめ買いをする人も多く、ショーケースに並ぶとあっという間に品切れになっていました。
会津地方の郷土食の「天ぷらまんじゅう」や「笹団子」など地元菓子店の和菓子も並んでいます。猪苗代名物の黄金納豆が中に入ったご当地パンもあり、その地域ならではの商品があるとつい購入してしまいます。
みちくさの達人
買い物の際、物産館のレジで「mont-bel」の会員証を提示すると、モンベルクラブ会員特典でミニ赤べこキーホルダーをもらうことができます。会員になっている人はぜひ活用してくださいね
グルメも充実していて、ここならではのものがたくさんあります。レストランで味わえるのが「手打ちそばとソースカツ丼のセット」。
手打ちそばは道の駅内にあるそば打ち部屋で毎朝打たれたものでのど越しの良い麺です。麓山高原豚のソースカツ丼はハーフサイズでもしっかりとしたボリュームがありました。猪苗代産のお米を使用したごはんは、ふっくらとしていて、甘みがあってとてもおいしかったです。
フードコートの「猪屋」では、喜多方の名店「喜一」が監修した道の駅オリジナルのラーメンをいただけます。琥珀色をしたスープは、コクと旨味のあるあっさりとした味わいで、中太縮れ麺との相性が抜群。ロースのチャーシューはやわらかくこちらも美味。道の駅でこんなにおいしいラーメンが食べられるとは、感動でした。
みちくさの達人
ラストオーダーがレストランは14:30、フードコートは17:30と少し時間が長めなのも嬉しいポイント。旅行で楽しみなのは現地での食事。帰路につく前に最後まで楽しめます。
道の駅猪苗代では、会津の牛乳「べこの乳」を使ったソフトクリームを味わえます。牛乳感がしっかりとしたコクのあるソフトクリームでした。
屋外には大きなフォトフレームが設置されていて、磐梯山をバックに記念撮影ができます。施設内には顔はめパネルも用意されているので、旅の記念に撮影してみてはいかがでしょうか。
道の駅は単なる休憩場所というだけでなく、地域の魅力を再発見できる場所にもなっています。食や文化、歴史などを知ることができるのが道の駅の醍醐味だと思います。みなさんも道の駅を巡って、自分のお気に入りを探してみてくださいね。
会津の道の駅巡りにおすすめの「磐梯山温泉ホテル」
磐梯山や猪苗代湖を望む絶好のロケーションに佇む、会津の文化を満喫できる温泉ホテル。モダンな客室に郷土料理や朝ラーメンを味わえるビュッフェ、肌触りの優しい温泉が魅力です。赤べこの絵付けや会津民謡、日本酒バー、夜の星空散策など豊富なアクティビティも充実し、滞在を通して会津を堪能できます。
道の駅ばんだいや、道の駅 猪苗代からも車で30分圏内とアクセスも抜群。ドライブやツーリングを楽しみながら、会津の旅へ出かけてみませんか。




