歯ブラシを「捨てない」仕組み

星野リゾートが脱プラを進める中で、大きな挑戦となったのが、歯ブラシのリサイクルでした。年間100万本以上も廃棄される使用済み歯ブラシを回収し再資源化することで、プラスチックの資源循環を推進。リサイクルを担うパートナー企業と資源化の仕組みを構築し、2022年には国内すべての宿泊施設に導入が完了しました。

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歯ブラシをリサイクルするために

歯ブラシの回収&再生は、ホテル歯ブラシ製造を行う昭和刷子や旅行関連商社のJTB商事の協力のもと実現しました。 歯ブラシから歯ブラシへリサイクルするには、原料の供給量に課題がありました。回収した歯ブラシの100%をリサイクルに回せるわけではないため、新たな歯ブラシとして再び納品されるサイクルを繰り返すには必然的に原料が不足します。そこで、リサイクル樹脂が不足した際に、他の家電から再生された樹脂を、品質試験を行ったうえで歯ブラシの原料にする流れをメーカーで構築していただきました。

#脱プラ
限りある資源の有効活用や廃棄物による環境負荷を抑制するためにも、脱プラスチックは早急に取り組むべき課題のひとつ。求められるのは、ホテル業界に根付く従来の価値観にとらわれない、実行力のある施策です。星野リゾートでは、脱プラの重要性をしっかりとお客様に発信していくと同時に、より豊かな滞在の実現に向けて取り組んでまいります。