雨の日でも、屋内で遊べる熱海のおすすめ観光スポット6選
観光地に出かけて、雨が降ると行き先に困ることがあります。熱海には、歴史的建造物から美術館、アミューズメント施設まで、室内で楽しめる観光スポットが揃っているので、雨の日でも楽しめるスポットをご紹介します。
1起雲閣(きうんかく)
熱海は、徳川将軍家が江戸城まで温泉を運ばせた「御汲湯」として名高く、その後明治に入って別荘地として発展しました。「起雲閣」は1919年(大正8年)に別荘として築かれ、「熱海の三大別荘」の一つに数えられた名邸が元となっている観光スポットです。1947年(昭和22年)には旅館として生まれ変わり、熱海を代表する宿として、明治から昭和にかけて活躍した太宰治や志賀直哉など、数多くの文豪たちにも愛されました。
和館「麒麟・大鳳」(きりん・たいほう)
日本家屋の母屋と離れ、日本、中国、欧州などの建築様式と装飾を融合させた洋館、広大な庭園からなり、現在は熱海市の文化財として一般公開されています。館内にはゆかりの文豪たちの資料展示室や喫茶室もあるので、雨の日にゆっくり過ごしたいという方におすすめです。
- 起雲閣
-
- https://kiunkaku.jp/
- 静岡県熱海市昭和町4-2 MAP
- JR熱海駅から徒歩約20分
- JR熱海駅より「相の原方面」行きまたは起雲閣循環バス乗車約10分、バス停「起雲閣前」下車すぐ
- 9:00~17:00(入館は16:30まで)
- 水曜(祝日の場合は開館)、12月26日〜30日
- 大人610円、中学・高校生300円、小学生以下無料
- 0557-86-3101
- 無料
2MOA(エムオーエー)美術館
国宝、重要文化財をはじめ数多くの貴重な美術品を展示している美術館です。2017年(平成29年)にリニューアルオープン。ロビーエリア、展示スペース、ショップ、カフェの設計は、世界を舞台に活躍する現代美術作家の杉本博司氏と建築家である榊田倫之氏が主宰する「新素材研究所」が手掛けました。また、季節ごとにイベントや親子で楽しめるワークショップも開催されています。
国宝「色絵藤花文茶壺(いろえふじはなもんちゃつぼ)」野々村仁清作
リニューアルにより、国宝「色絵藤花文茶壺」の部屋が新たに登場しました。部屋の壁には、職人の技術の粋を結集した江戸黒とよばれる黒漆喰が施され、作品の素晴らしさを際立たせています。東洋美術の絵画、書跡、工芸を中心に、約3,500点の収蔵品を誇り、中には、3点の国宝が含まれています。特に尾形光琳の「紅白梅図屏風」は、例年2月の期間限定公開に合わせて、毎年訪れるファンも多いそうです。さらに66点の重要文化財や豊臣秀吉ゆかりの黄金の茶室などもあります。
館内にはカフェやレストランも充実。パティシエ鎧塚俊彦プロデュースのスイーツ店をはじめ、地産地消と自然農法素材による日本料理店や、オリジナル焙煎のオーガニックコーヒーを提供するカフェなど、美術館の価値に加え多種多様な食事が楽しめます。
- MOA美術館
-
- http://www.moaart.or.jp/
- 静岡県熱海市桃山町26-2 MAP
- JR熱海駅より「MOA美術館」行きバス乗車約7分、「MOA美術館」下車すぐ
- 9:30~16:30(最終入館は16:00)
- 木曜(祝日の場合は開館)、展示替日、年末年始
- 大人1,760円、高校・大学生1,100円、中学生以下無料
- 0557-84-2511
- 無料
3和田たばこ店
1953年(昭和28年)創業のたばこ店です。外観は昔ながらのたばこ店ですが、一歩店内に足を踏み入れると、30~40年前にヒットしたゲーム機や駄菓子がズラリと並ぶ遊戯スペースになっています。店内に設置してあるジュークボックスは、ビートルズ、エルビス・プレスリー、ベンチャーズをはじめ時代を彩ったスターたちの音楽を聞くことができます。
童心に返るレトロゲーム
店主の和田さんは、もともとゲーム機を修理したり、旅館や観光施設にレンタルする事業を行っていたので、その品揃えは豊富です。ゲーム機は実際に動かして遊ぶことができ、ルーレット式のメダルゲームやじゃんけんゲームなど、当時の価格と同じ10~100円で楽しめるものばかりで、現代の子どもたちにも大人気。大人も童心にかえって一緒に遊べるとあって、各メディアからも注目されている観光スポットです。店主の和田さんと会話を楽しむのもおすすめです。
- 和田たばこ店
-
- https://www.facebook.com/熱海-和田たばこ店-1468713543373082/
- 静岡県熱海市昭和町4-27 MAP
- JR熱海駅から徒歩約19分
JR来宮駅から徒歩約14分 - 10:00~17:00
- 無休
- 0557-83-6000
- 無し
4戸田幸四郎 絵本美術館
絵本作家の草分け的存在である戸田幸四郎氏が、絵本の世界観を表現するために、建物、ガーデンなどすべてをデザインした美術館。太宰治の「走れメロス」などの名作を絵本にした作品をはじめ、戸田氏がこれまでに描いてきた絵本の原画や知育絵本、創作絵本などが展示されています。
美術館は海を眺める高台にあり、「自然との共生」をテーマにしているので、館内のどこにいても気持ちの良い空間。眺めの良いカフェもあり、自慢のコーヒーを飲みつつ、ゆっくりとした時間が過ごせます。
ミュージアムショップでは、ここでしか買えないオリジナルのグッズも販売。子ども連れのファミリーからカップルのデート利用まで、いろいろな過ごし方ができるのも魅力です。
- 戸田幸四郎 絵本美術館
-
- http://www.todaart.jp/
- 静岡県熱海市上多賀1055-30自然郷 MAP
- JR熱海駅から車で約20分
- JR熱海駅より「自然郷」行きバス乗車約40分、戸田幸四郎絵本美術館前」下車すぐ
※美術館の時間に間に合うバスは1日3本 - 10:00~16:30(最終入館16:00)
- 火・水・木曜(祝日の場合は開館)
- 大人800円、小学生以下400円、3歳以下無料
- 0557-67-1107
- 無料
5熱海トリックアート迷宮館
熱海のランドマーク的存在の熱海城。その敷地内に「熱海トリックアート迷宮舘」があります。平面画が立体的に見える、不思議なトリックアートが楽しめる人気スポット。海の生物や恐竜、猛獣などのトリックアートを50点ほど展示しています。展示を見るだけではなく、作品に入り込んで目の錯覚で体が大きくなったり、小さくなったように見える面白い写真撮影ができます。見て、触って、撮って仲間と盛り上がること間違いなしです。
- 熱海トリックアート迷宮館
-
- http://atami-trickart.com/
- 静岡県熱海市曽我山1993 MAP
- 熱海駅より湯〜遊バスで約13分、熱海城前下車すぐ
- 9:00~17:00(最終入館は16:30)
- 無休
- 大人1,200円 、小中学生650円、3~6歳500
- 0557-82-7761
- 有料
6熱海芸妓見番歌舞練場(あたみげいぎけんばんかぶれんじょう)
明治時代から要人や文化人をもてなしてきた熱海では、今も芸妓文化が受け継がれています。普段は練習している場所なので見ることはできませんが、週末に限り、観光客など一般向けに公開されているのが「湯めまちをどり華の舞」。かつて賓客たちが堪能した舞を鑑賞することができます。
踊り手である立方と、三味線などの演奏をする地方の息の合った公演は、時間を忘れて見入ってしまうほどのすばらしさ。舞に彩りを添える、四季折々の着物に注目するのも楽しみ方のひとつです。公演後は芸妓たちとの記念撮影ができるので、熱海での粋な遊びの思い出となります。週末のみ、1日1回の公演なので事前に予約することをおすすめします。
- 熱海芸妓見番歌舞練場
-
- http://atami-geigi.jp/
- 静岡県熱海市中央町17-13 MAP
- JR熱海駅から徒歩約20分
- 土・日曜のみ営業 11:00~※臨時休演あり
- 1,800円(ペットボトルのお茶付)
- 0557-81-3575
- 無し