1年を通して暖かいは本当?熱海の気温と季節ごとの服装
温暖なイメージのある熱海ですが、実際にはどのような気候か、過去のデータを参考に、熱海の気温情報と観光時に役立つように季節ごとの服装についてまとめました。
国内有数の温泉リゾート地として、古くから親しまれている熱海。東京から電車で35〜50分と、アクセスの良い場所に位置しますが、その気候は東京とは少し異なります。
年平均の温度は熱海と東京でほとんど変わりませんが、月単位で比較すると11月から4月の時期は、熱海の方が平均気温は高く、12月に関しては熱海が9.3℃、東京が8.2℃と1℃違うことがわかります。
<熱海の気温と服装>
春(3月~5月)の気温・服装について
春は桜が見頃を迎え、あたみ桜やソメイヨシノを見るために観光客が多く訪れます。春は暖かな気候のため、長袖で十分です。伊豆高原方面など高地の桜の名所に行く際は、少し羽織れるもの(上着)を持っていくことをおすすめします。
夏(6月~8月)の気温・服装について
夏には、日中は熱海へ海水浴に訪れる観光客も増え、夜は花火大会が行われるなど賑わう熱海。
夏本番の気温は30℃近くまで上がりますが、東京の蒸し暑さと比べると海風の影響で実際の温度よりも涼しく快適に感じることが多いでしょう。夜は20℃前後を記録することもあるので、薄手のカーディガンやシャツなど、羽織るものを一枚用意しておくと便利です。また、観光施設内は冷房が効いているため、日中の観光もストールなどを持ち歩くと良いでしょう。
秋(9月~11月)の気温・服装について
秋には、毎年11月下旬から12月にかけて木々が紅葉します。早咲きの梅で有名な熱海梅園は、紅葉スポットでもあり、「日本で最も遅い紅葉」が楽しめるとも言われています。
9月中旬まではまだ夏場の暑さが残っていますが、中旬以降は平均気温も20℃前後と程よい気候です。10月から11月にかけては、徐々に気温が下がるため半袖から長袖へと服装を変化させたほうが良いでしょう。温度調整しやすい、脱ぎ着できるパーカーやカーディガン、薄手のジャケットを持っていくことをおすすめします。
冬(12月~2月)の気温・服装について
冬場になると温泉街としてより一層賑わいを見せる熱海。夏場とは違い、海をメインとした観光だけではなく、熱海梅園の梅やみかん狩りなど山々での楽しみも増えます。
比較的、冬場は暖かい熱海ですが「海風」が強く吹くため、秋から冬にかけては気温よりも寒く感じることもあります。そのため、冬場はダウンやコートはもちろんのこと、マフラーを巻くなどして“海風対策”をとることをおすすめします。市内を歩きながら観光する場合には、温度調整ができるようコートの下には調整できるような服装をするのもポイントです。