浜松の四季と気温・服装をチェックしよう
東京と大阪の中間地点にある浜松は、南は遠州灘、北は標高3,000m級の山々からなる赤石山脈、西は浜名湖を擁する自然豊かなエリアです。お出かけの際に参考になる気温・服装についてまとめました。
浜松の四季と気温・服装
年間平均気温は16.6℃と東京より1℃ほど高く、温暖な気候で日照時間が長いことでも知られています。春から秋は、日照時間の長さが東京より暖かく感じられますが、「遠州のからっ風」と呼ばれる季節風が平野部に吹く冬は、体感温度が実際の気温よりも低く感じられます。
春(3月~5月)の気温・服装について
3月は、まだまだ寒さが残り、最低気温は6℃前後、最高気温は15℃前後で、都内よりも0.5~1℃高い程度。3月下旬になると浜松城公園など、市内各所で桜が開花。4月~5月にかけては、藤やツツジなどが順次咲き始め、浜名湖周辺は花々で彩られます。
4月になれば平均気温は14.4℃まで上昇し、最高気温が20℃を超える日も多くなります。日中は、ジャケットや薄手のカーディガンで過ごせますが、最低気温は4月が10℃前後、5月は15℃前後なので、宿泊や朝晩の観光を予定している場合は、上着の下に重ね着できるトップスを用意しておくとよいでしょう。
夏(6月~8月)の気温・服装について
海水浴や浜名湖でのウォータースポーツ、山間部のトレッキングなど、アウトドアで多彩なアクティビティが楽しめる夏の浜松。
6月の平均気温は22.5℃。日中は「夏日」が多くなり、半袖一枚で十分ですが、朝晩は20℃を下回ることがあるので、薄手の長袖シャツや上着があると安心です。7月、8月は都内と同じように30℃を超える「真夏日」が連続するようになり、ノースリーブや半袖でも汗ばむ気候に。特に山間部はフェーン現象により、日本有数の高い気温を記録することもあるので、着替えや汗拭きタオルを持参しましょう。夏でも涼しい「竜ヶ岩洞」などに行く場合は、上着を忘れずに。また、冷房の効いた室内と外との温度差で体調を崩さないよう、薄手の上着の準備をおすすめします。
秋(9月~11月)の気温・服装について
日照時間が長く、野菜・果物の生産高が全国上位の浜松。フルーツ狩りが盛んに行われ、リンゴやアケビ、ミカンなどの収穫が楽しめます。
「真夏日」になることもある9月の平均気温は24.6℃。残暑は厳しく、日中は半袖か薄手の長袖で十分に過ごせます。10月の平均気温は19.8℃。朝晩は涼しさが増し、1日の中で寒暖の差も大きくなります。11月になると最高気温が20℃を上回ることはなく、最低気温が10℃以下の日もあり肌寒い日が続きます。
紅葉は例年11月上旬あたりに天竜エリアの山あいから始まり、浜松城公園や舘山寺などの南に位置する名所は11月下旬から見頃を迎えます。明神峡など、天竜エリアに紅葉を見に行く場合は、最低気温が5℃を下回る日も多くなるので、コートを準備しておきましょう。市街地でも、11月は急な冷え込みに対応できるよう、ニット類を持参するのがよいでしょう。
冬(12月~2月)の気温・服装について
いちごやみかん狩りなど、まだまだフルーツ狩りが楽しめるだけでなく、イルミネーションなどのイベントも盛りだくさんの冬の浜松。
積雪はほとんどありませんが、平野部では「遠州のからっ風」と呼ばれる北西の強い季節風が吹き、実際の気温以上に寒く感じられます。特に「中田島砂丘」などがある海側は、強風に見舞われることもあるので、風を遮断できるコートやダウンジャケット、マフラー、手袋、ニット帽子などを準備しておきましょう。
市街地でも平均気温は一ケタに。1月と2月は平均最低気温が3℃を下回り、氷点下になる日もあります。この時期は、東京と同様に防寒対策をした服装で出かけましょう。