ご当地サポーター
リニューアルした長門湯本温泉のおすすめスポット10選

山口県北部の谷あい、清流・音信川(おとずれがわ)に沿って広がる長門湯本温泉。およそ600年の歴史を重ねる温泉が近年街ぐるみでリニューアルし、注目を集めています。温泉街のシンボルである立ち寄り湯「恩湯(おんとう)」はモダンな建物に生まれ変わり、空き家をリノベーションしたスポットも続々とオープン。川面には川床テラスや対岸へ渡れる飛び石があり、川沿いの歩道にはひと休みや食べ歩きに便利なベンチが各所に置かれています。
そぞろ歩きが楽しめる「オソト天国」がテーマの温泉地のおすすめスポットをご紹介します。

※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、営業時間の変更や休業の場合があります。お出かけの際は事前にご確認ください。

源泉が湧き出すところを眺めながら名湯を満喫

湯船は底から湧く源泉を生かすために1メートルと深め。岩盤の上には住吉大明神の像が鎮座
湯船は底から湧く源泉を生かすために1メートルと深め。岩盤の上には住吉大明神の像が鎮座

約600年の歴史を誇る、山口県最古の温泉。曹洞宗の名刹・大寧寺の定庵禅師が住吉大明神のお告げで発見したことから「神授の湯」として伝わる立ち寄り湯です。2020年に平屋造りのモダンな建物へとリニューアルしました。
湯船の奥の岩盤から流れるのは、驚くことに湧き出たばかりの源泉。恩湯は源泉が湧く場所の上にあるため、湯船の底からも源泉が湧き、空気にふれずに湯船へ。大きさも源泉をかけ流しできるよう、湯量に合わせて設計されています。源泉温度39度のぬる湯はゆっくり浸かれて体の芯からポカポカに。いいお湯をシンプルに楽しむ、贅沢な湯浴みを堪能できます。

湯上りは素足でくつろげる休憩スペースでのんびり

温泉ラムネ(プレーン・塩)各250円
温泉ラムネ(プレーン・塩)各250円

温泉を満喫した後は、併設の休憩スペースへ。三方のガラス窓からやわらかな光が差し込む、開放的な空間が広がります。湯上りにいただきたいメニューも各種用意。ほてった体に冷えたラムネやビールがしみ渡ります。ソフトクリームは「バニラ」「ほうじ茶」「ミックス」の3種類。山口県産の小野茶のパウダーを使った「ほうじ茶」は、芳ばしい香りとほどよい甘味ですっきりとした後味です。縁側に出てくつろげば、聞こえてくるのは目の前の音信川のせせらぎ。清流を眺めながら、至福のひとときを過ごせます。

ご当地サポーターコメント
無色透明の湯はpH9.5~9.9のアルカリ性単純温泉。なめらかな肌触りの湯からは、ほんのり硫黄の香りも漂います。ボディタオルやスキンケアのセットなども販売しているので、気軽に立ち寄れるのもうれしいポイントです。
恩湯
  • URLhttps://onto.jp
  • 住所山口県長門市深川湯本2265 MAP
  • アクセスJR長門湯本駅より徒歩約10分
  • 営業時間10:00~22:00
  • 定休日第3火曜(祝日の場合は営業、別日に振替休)
  • 入場料大人800 円、4~12 歳400 円、3 歳以下無料
  • TEL0837-25-4100
  • 駐車場無し(長門湯本温泉駐車場利用)

食で体を整える、恩湯の飲食棟

「長門鶏飯」880円、「生搾り大豆豆腐」450円
「長門鶏飯」880円、「生搾り大豆豆腐」450円

恩湯の向かいにある、音信川をのぞむレストラン。地元産の銘柄鶏「長州どり」と手作り豆腐を中心に、新鮮な魚介、旬の野菜など素材を生かしたメニューが湯上りにぴったりと評判です。
メインメニューのひとつ「長門鶏飯」は、長州どりを酒蒸しにしてやわらかく調理。白米に酒蒸しの鶏の出汁をからめ、蒸した鶏と地場の野菜をのせた人気の一皿です。県産大豆からできる豆乳を使った「生搾り大豆豆腐」は、大豆本来の濃厚な旨味が際立つ逸品。地元産の天然塩とオーガニックのオリーブオイルが、豆腐の甘味を引き立てます。

美食の後は素材重視のオリジナルデザートを

「ソイクリームパフェ」850円。ミニサイズは650円
「ソイクリームパフェ」850円。ミニサイズは650円

素材を生かした調理はデザートでも同様です。おすすめはうっとりするほど美しいビジュアルの「ソイクリームパフェ」。豆乳ベースのなめらかなソフトクリームを、季節の果実が華やかに彩ります。ほかにも「杏仁豆花」や「甘酒蒸餅」など選ぶのに迷ってしまいますが、テイクアウトもOKです。
席はテーブル、カウンター、テラスを用意。目の前の恩湯広場と清流が織りなす四季折々の景観も魅力です。ランチ、ティータイム、ディナー、テイクアウトと様々なシーンで訪れたい名店です。

ご当地サポーターコメント
メインメニューは「長門鶏飯」のほか「長門たまご鶏飯」「湯本鶏うどん」などがあります。ほか、旬の素材を使った季節限定のメニューや新作にも注目です。
恩湯食
  • URLhttps://ontoshoku.jp
  • 住所山口県長門市深川湯本2270-5 MAP
  • アクセスJR長門湯本駅より徒歩約10分
  • 営業時間11:00~22:00(L.O.21:00)
  • 定休日水曜
  • TEL0837-25-4333
  • 駐車場無し(長門湯本温泉駐車場利用)
  • メモ価格は時間帯・テイクアウト等により変動あり

長門のモノ・情報が集まる「まちの番台」

会計のカウンターを番台、手前のショーケースをお風呂に見立てた、温泉地らしい遊び心あふれる店内
会計のカウンターを番台、手前のショーケースをお風呂に見立てた、温泉地らしい遊び心あふれる店内

温泉街の駐車場から音信川に続く「竹林の階段」脇にたたずむお土産処。建物は築50年以上の古民家をリノベーションしたもので、観光案内も行う「まちの番台」として訪れる人を迎えます。
お風呂をイメージしたタイル貼りのショーケースの中には、レトロかわいいオリジナルグッズ。長門湯本温泉やおとずれ堂のロゴ入り手ぬぐい、サコッシュなどそぞろ歩きに使いたくなる品々が並びます。一角には周辺の観光パンプレットもあり、情報収集にも便利。「長門湯本温泉のことを知りたい」と思ったら、気軽に足を運んでみましょう。

長門の伝統工芸・萩焼深川窯で目の保養

ギャラリーではオーナーのコレクションを展示。不定期で展示替えも実施
ギャラリーではオーナーのコレクションを展示。不定期で展示替えも実施

併設のギャラリーでは、地元の伝統工芸「萩焼深川窯」の作品を展示。萩焼は「一楽・二萩・三唐津」と称され、古くから茶人に愛されてきました。吸水性が高い萩焼は、使い込むほどに表面の細かなヒビ(貫入)からお茶などが染み込んで風合いが変化。「萩の七化け」と呼ばれ、趣を増していきます。
萩焼深川窯は、1657年(明暦3年)に萩藩の御用窯として現在の長門市深川湯本三之瀬で開窯。約360年の歴史を重ね、現在5つの窯元が窯煙を上げています。ギャラリーでは貴重な作品をゆっくり鑑賞できます。

ご当地サポーターコメント
長門市特産の「長門ゆずきち」を使ったグミやジュースなどはお土産におすすめです。地元をはじめ県内の工芸品や銘菓、温泉の素「長門湯本の湯」など、多彩な品々が並びます。
おとずれ堂
  • URLhttps://otozuredo.stores.jp
  • 住所山口県長門市深川湯本2321-1 MAP
  • アクセスJR長門湯本駅より徒歩約10分
  • 営業時間10:00~19:00
  • 定休日火・水・木曜(祝日の場合は営業)
  • TEL080-4026-3935
  • 駐車場無し(長門湯本温泉駐車場利用)

隠れ家のようなカフェで萩焼深川窯の器に出会う

入口近くにギャラリースペースがあり、萩焼深川窯の作品を気軽に楽しめる
入口近くにギャラリースペースがあり、萩焼深川窯の作品を気軽に楽しめる

築50年の古民家を改装した音信川沿いのカフェ&ギャラリー。長門湯本温泉の空き家リノベーションの第1号として、2017年8月にオープンしました。
ギャラリーに並ぶのは、地域の伝統工芸「萩焼深川窯」の作品。約360年の歴史を持つ窯の未来を担う若手作家の作品を展示・販売しています。作品のテーマは主に「日常の器」。コーヒーカップ、皿、一輪挿しなど手頃ながらも日々の暮らしが華やぐような器が揃います。個性の異なる作家の作品を鑑賞し、萩焼深川窯の魅力にふれてみてはいかがでしょうか。

自家製ケーキとコーヒーを、川面を眺めるテラス席で

「テリーヌショコラ」550円、ハンドドリップの自家焙煎コーヒー「音信ブレンド」550円
「テリーヌショコラ」550円、ハンドドリップの自家焙煎コーヒー「音信ブレンド」550円

カフェの人気メニューは自家製のケーキ。濃厚で香り高い「テリーヌショコラ」や「ゴルゴンゾーラのチーズケーキ」、旬の食材を使った「季節のタルト」など日替わりで常時2~3種類が並びます。カフェメニューを彩るのは、常設作家の器。個性豊かな作品との出会いも、ケーキとともに楽しみです。
席はテーブル、カウンター、テラスをあわせて18席。川にせり出したテラス席は爽やかな風とせせらぎが心地よく、日常を忘れてゆったりとした時間を過ごせます。

ご当地サポーターコメント
店では湯本の「孫農園」から届く季節ごとの蜂蜜を販売。四季の花々による香りや味わいの違いを楽しめます。数に限りがありますが、運よく見つけたらチェックしてみてください。
cafe&pottery音
  • URLhttps://www.instagram.com/oto_cafe/
  • 住所山口県長門市深川湯本1261-12 MAP
  • アクセスJR長門湯本駅より徒歩約7分
  • 営業時間10:00~16:00
  • 定休日水・木曜(祝日の場合は営業)
  • TEL0837-25-4004
  • 駐車場無し(長門湯本温泉駐車場利用)

温泉街発のクラフトビール

左から「サンロクロクペールエール」715円、「ホッピンホッピンペールエール」660円
左から「サンロクロクペールエール」715円、「ホッピンホッピンペールエール」660円

ビールを愛するご夫妻が営む、長門市初のクラフトビールの醸造所。2021年6月に醸造をスタートし、7月にオープンを迎えました。店の看板ビール「サンロクロクペールエール」をいただいて、まず驚くのが柑橘系の豊かな香り。控えめな苦みとのど越しの良さに、思わず頬が緩みます。クラフトビールが好きな方はもちろん、たしなむ機会があまりなかった方にもおすすめです。自慢のビールはペールエール、IPA、ベルジャンホワイトなど常時4~6種類をラインナップ。味わいの異なるビールをぜひ飲み比べてみてください。

出来たてビールを味わえるTAPROOM

TAPROOMで至福のひととき。テイクアウトの場合は瓶かカップを選べる
TAPROOMで至福のひととき。テイクアウトの場合は瓶かカップを選べる

建物はかつて薬局だった築60年ほどの施設をリノベーションしたもの。タバコの販売コーナーや以前の恩湯のネオンを取り入れたフォトジェニックな内装も話題です。元々の鉄骨やタイルは残しながら、カウンターなどに銅板を使い、ものづくりの場の趣を演出。温泉街に馴染みつつ、進化を続ける長門湯本温泉の今を感じさせます。
平日は瓶ビールのテイクアウトのみですが、金曜と土曜はカウンターを備えた「TAPROOM」がオープン。妥協のない醸造から生まれる極上のビールをその場でいただけるのは、店を訪れてこその贅沢です。

ご当地サポーターコメント
店名の「365+1」は、地域の人々の365日+旅で訪れる人々の特別な1日をクラフトビールで彩りたいという思いから。その名の通り地元の方も観光客も気軽に集い、おいしいビールを楽しめる憩いのスポットです。
365+1BEER
  • URLhttps://www.instagram.com/sanrokuroku_beer
  • 住所山口県長門市深川湯本1247-2 MAP
  • アクセスJR長門湯本駅より徒歩約7分
  • 営業時間TAPROOMは金・土曜15:00~21:00(L.O.20:30)、他の曜日は瓶ビールの販売のみ(スタッフ在店時のみ)
    ※変動あり、SNSで要確認
  • 定休日水・日曜
  • 駐車場無し(長門湯本温泉駐車場利用)

「長州どり」を使った長門焼き鳥に舌鼓

焼き鳥は1本150円~。鶏の各部位のほか豚バラや野菜なども
焼き鳥は1本150円~。鶏の各部位のほか豚バラや野菜なども

かわいい看板と屋台が目印の「さくら食堂」は、長門市の焼き鳥の名店「ちくぜん総本店」の姉妹店。地元産の銘柄鶏「長州どり」を使った自慢の焼き鳥を求めて、訪れる人が後を絶ちません。店では朝仕入れた新鮮な長州どりを串打ちし、炭火で丁寧に焼き上げて提供。一口ほおばれば、鶏の旨味が口いっぱいに広がります。長門市の焼き鳥は塩ベースが基本で、お好みでガーリックパウダーなどをかけていただきます。鶏肉の間に挟むのは、長ねぎではなく玉ねぎ。ちぎりキャベツの付け合わせなど、長門市ならではの焼き鳥を堪能できます。

長門市のおいしいものを集めた、リピーター続出のお得定食

「さくらごはん」1,300円。焼き鳥はつくね・ももに、日替わりでせせりなどを提供
「さくらごはん」1,300円。焼き鳥はつくね・ももに、日替わりでせせりなどを提供

席はカウンター、小上がり、御座敷があり、一人でもグループでも利用しやすいのも人気のポイント。ランチメニューも評判で、一押しは焼き鳥3本にお刺身、冷奴、小鉢など品数豊富な「さくらごはん」。ジューシーで旨味に富んだ焼き鳥と、地元の新鮮な刺身が県産の白米によく合い、箸が止まらなくなること請け合いです。夜は焼き鳥のほか刺身、焼き魚、ニンニクが効いた甘辛の唐揚げ「ながチキ」など一品料理が充実。選りすぐりの地酒とも相性抜群で、食事もお酒も進みます。

ご当地サポーターコメント
人口1万人あたりの焼き鳥の店舗数が日本トップクラスという長門市。名産品のかまぼこの製造過程で出た魚のアラを鶏のエサに活用したことから、養鶏業が盛んになりました。テイクアウトは焼き鳥1本からでもOKです。
焼鳥 さくら食堂
  • URLhttps://www.instagram.com/_sakurashokudou_
  • 住所 山口県長門市深川湯本1272-6 MAP
  • アクセスJR長門湯本駅より徒歩約10分
  • 営業時間11:00~14:30(L.O.14:00)、17:00~22:00(L.O.21:30)
  • 定休日木曜(祝日の場合は営業、別日に振替休)
  • TEL0837-25-3660
  • 駐車場なし(長門湯本温泉駐車場利用)
  • メモ予約は夜のみ可

テイクアウトで楽しむ「界 長門」のオリジナルどらやき

日によって焼き時間や温度を調整して焼き上げるどらやきは、ふんわりとして口どけもなめらか
日によって焼き時間や温度を調整して焼き上げるどらやきは、ふんわりとして口どけもなめらか

音信川に架かる曙橋のたもとにたたずむ温泉旅館「界 長門」に併設。宿泊者以外も利用できる施設で、テイクアウト専門のカフェスタンドです。看板メニューは、一つ一つ丁寧に焼き上げたどらやき。厳選した素材を使い、配合や焼き方、餡とのバランスなど細部までこだわった自慢の逸品です。
内装は宿のテーマ「藩主の御茶屋屋敷」に沿い、アンティークの家具に地元の伝統工芸「萩焼深川窯」の作品を配した重厚な趣。宿前の川沿いの道にはベンチもあるので、清流を眺めながらおやつタイムを過ごせます。

地元の味覚を取り入れたどらやきを、相性のいいドリンクとともに

どらやき各種300円。中の白あん・粒あんは地元の老舗和菓子屋「村岡湖月堂」がこのどらやき専用に仕上げたもの
どらやき各種300円。中の白あん・粒あんは地元の老舗和菓子屋「村岡湖月堂」がこのどらやき専用に仕上げたもの

どらやきは「ゆずきち」「夏みかん」「あずき」の3種で、時期により限定メニューも登場します。「ゆずきち」は山口県オリジナルの柑橘「ゆずきち」の蜜煮と白あんをサンド。爽やかな風味がやさしい甘さの生地とよく合います。小豆の旨味豊かな粒あんの「あずき」、甘酸っぱい蜜煮と白あんを挟んだ「夏みかん」も、ぜひ試してほしいメニューです。
どらやきとの相性にこだわったドリンクにも注目。エスプレッソとミルクのバランスが絶妙な「スペシャルラテ」の他、「抹茶ラテ」「夏みかんマーマレードティー」などを楽しめます。

ご当地サポーターコメント
店前の曙橋を渡った対岸には界 長門の「川床テラス」があり、宿泊者専用エリア以外は利用できます。川面に設えた開放感たっぷりの空間で、優雅なひとときを過ごしましょう。
あけぼのカフェ

長門湯本温泉開湯の舞台となったお寺

本堂は江戸時代後期に移築・再建されたもので、県の有形文化財に指定
本堂は江戸時代後期に移築・再建されたもので、県の有形文化財に指定

1410年(応永17年)、長門守護代だった鷲頭弘忠(わしのうずひろただ)が創建。かつては「西の高野」といわれ、隆盛を極めた曹洞宗の名刹です。
「大寧寺」は長門湯本温泉の開湯の舞台としても知られています。600年ほど前、寺の定庵禅師が住吉大明神を名乗る老翁から温泉湧出のお告げを受けました。その際に発見されたのが「神授の湯」として伝わる恩湯で、境内には住吉大明神が座禅を組んでいたという石も残っています。
桜、新緑、紅葉など四季折々で風情がありますが、なかでも色鮮やかなモミジやイチョウが境内を染める紅葉時は必見です。

境内を散策して歴史を物語る見どころ巡り

全長14.2m、幅2.4mの盤石橋(ばんじゃくきょう)
全長14.2m、幅2.4mの盤石橋(ばんじゃくきょう)

広い境内には本堂のほかにも多くの見どころがあります。大寧寺川に架かる盤石橋は、岩国市の錦帯橋、かつて山口市にあった虹橋と並ぶ「防長三奇橋」のひとつ。江戸時代前期のもので、様々なサイズの自然の石を組み合わせた造形美が見事です。
本堂の裏山に並ぶのは、山口県に一大文化を築いた大内氏の31代当主義隆と嫡男、家臣のお墓。謀反で追われた義隆が、水面に自身の姿が映らず最期を悟ったという池や、兜を掛けたと伝わる岩も残されています。ほかにも十六羅漢像、歴史資料館、長門豊川稲荷など見どころがいっぱいです。

ご当地サポーターコメント
例年、桜と紅葉の見頃にあわせて実施されるライトアップは見逃せません。日程などの詳細はHP等で確認して出かけましょう。
大寧寺(たいねいじ)
  • URLhttp://www.taineiji.jp
  • 住所山口県長門市深川湯本門前1074-1 MAP
  • アクセスJR長門湯本駅より徒歩約15分
  • TEL0837-25-3469
  • 駐車場無料

旅情あふれる山口県のソウルフード

「瓦そば」1人前1,298円(写真は2人前)。日本三大瓦のひとつ「石州瓦」を使用
「瓦そば」1人前1,298円(写真は2人前)。日本三大瓦のひとつ「石州瓦」を使用

築70年以上の木造アパートをリノベーションした「だいご長屋」の1階にある、山口県名物・瓦そばの専門店。瓦そばは、熱した瓦に盛った茶そばに錦糸卵、牛肉、ネギなどの具をのせ、温かいつゆでいただく郷土料理。ジューッという音とともに登場したインパクト抜群のビジュアルに、思わず声が上がります。「柳屋」では県産の卵や長門市産のネギなど厳選した食材を使用。特製のつゆは茶そばに合わせて仕上げた自慢の味です。ふっくらとしたそばを食べ進めると、瓦に接した部分がおこげでパリパリに。もみじおろしとレモンで味変も楽しめます。

川辺で味わう焼き立てモチモチ団子

「焼き立てみたらし団子」1本162円、4本540円
「焼き立てみたらし団子」1本162円、4本540円

食後のデザートやおやつにいただきたいのが、テイクアウト専用のみたらし団子。国産のうるち米の粉で作ったお団子を、注文を受けてから焼き上げます。香ばしい焦げ目も食欲をそそるポイント。モチモチ食感のお団子に甘辛のたれがからみ、1本では足りなくなるほど後を引く味わいです。
そのままでもおいしいお団子をバージョンアップするのがトッピング。おすすめはアイスクリームのトッピングで、焼き立て団子に濃厚なバニラアイスがとろける、アツヒヤの組み合わせがたまりません。

ご当地サポーターコメント
瓦そばは、天気がよければテラス席でどうぞ。庭が広がり、すぐそばにはJR美祢線の線路も通っています。本数は多くありませんが、タイミング次第でかわいい電車に出会えるかもしれません。
瓦そば 柳屋
  • URLhttps://www.facebook.com/yanagiya.yumoto
  • 住所山口県長門市深川湯本1325-1だいご長屋1F MAP
  • アクセスJR長門湯本駅より徒歩約15分
  • 営業時間11:00〜19:00(LO18:30)
  • 定休日火曜(祝日の場合は営業)
  • TEL080-9185-3070
  • 駐車場無し(長門湯本温泉駐車場利用)
  • メモ予約は不可

おいしいもの・心地よいものを揃えた和みカフェ

「季節のシロップ ソーダ」660円、「チーズケーキ」770円
「季節のシロップ ソーダ」660円、「チーズケーキ」770円

木造アパートをリノベーションした「だいご長屋」の2階にあるカフェ・ショップで、オーナーセレクトのプロダクツが評判です。内装は元の土壁や柱を残しつつ、モルタルやステンレスなど硬質の素材をプラス。洗練された趣ながら、温かみのある空間が広がります。窓の外は音信川の四季の風景。モロッコチェアやカウチソファーでくつろげば、時間を忘れてしまいそうです。
看板ケーキは福岡県の人気ベーカリー「IMUSTAN」から届く「チーズケーキ」。添えられたシーソルトはお好みで。チーズの甘味と旨味が引き立ち、塩のサクッとした食感も楽しめます。

使う・着るのが楽しみなセレクション

衣服はオーナーのショップ「TERCEIRO」のオリジナルブランド「YAA!! 」など
衣服はオーナーのショップ「TERCEIRO」のオリジナルブランド「YAA!! 」など

セレクトは温泉地らしくスキンケアや香りなどのケア製品が中心で、厳選した化粧水やせっけん、ハンドクリームなどが並びます。「ゆもと」の文字を表したイラストがかわいい手ぬぐいも人気の一品。ほかにもオリジナルの衣服や陶器など、ギフトはもちろん自分用にも欲しくなるセレクションに心が弾みます。「四季折々で旅先の時間をより豊かに過ごしてほしい」というオーナーの想いが随所に感じられる「Tre」。初めて目にするプロダクツやスイーツとの出会いを楽しんでみてはいかがでしょうか。

ご当地サポーターコメント
カフェスタイルの営業とは別に、イベントやワークショップなども時折開催されます。Instagramでの告知になりますのでチェックしてみてください。
cafe and shop Tre
  • URLhttps://www.instagram.com/tre_cafeandshop
  • 住所山口県長門市深川湯本1325-1だいご長屋2F MAP
  • アクセスJR長門湯本駅より徒歩約15分
  • 営業時間11:00~17:00(L.O.16:30)、土・日曜・祝日 10:00~17:00(L.O.16:30)
  • 定休日火曜(祝日の場合は営業、別日に振替休)
  • 駐車場無し(長門湯本温泉駐車場利用)
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。