ご当地サポーター
雨の日でも濡れずに楽しめる旭川の観光スポット7選

旭川には急に天気が崩れた日でも、見ごたえのある施設が数多くあります。広大な大自然に触れることは北海道旅行の醍醐味の一つですが、屋内でも旭川の魅力を堪能できるおすすめの観光スポットをご紹介します。

旭川家具に触れられる木の温もり漂うショールーム

旭川市周辺の30社以上が常設展示し、年に2回、企画展が主催される旭川デザインセンター
旭川市周辺の30社以上が常設展示し、年に2回、企画展が主催される旭川デザインセンター

旭岳をはじめとした雄大な大雪山系に囲まれた旭川市は、木材が豊富なことでも知られています。その資源を活かして家具づくりが100年以上行われてきました。良質な木材と高いデザイン性で世界的にも知られた旭川家具。旭川市周辺の30以上のメーカーを中心にブースを構えているのが旭川デザインセンターです。年2回開かれる企画展では、木製家具を通じて生活を豊かにすることをテーマに、さまざまな催しが開催されています。

洗練されたデザインと木の温もりに触れる

年2回の企画展で木製家具の世界を紹介し、企業ブースでメーカーごとの魅力を伝える
年2回の企画展で木製家具の世界を紹介し、企業ブースでメーカーごとの魅力を伝える

木が生活と密接した存在であることを体感したら企業ごとのブースへ。個性的で洗練されたデザインの家具が、広いスペースに配され自宅のリビングにもこんな家具が欲しいという気持ちにさせてくれる秀逸なものばかりです。木の持つ柔らかさを熟知した職人たちの技が光るデザインに出合える楽しみもあります。もちろん展示されている家具を購入することもできるので、気に入った家具探しをするのもいいでしょう。

ご当地サポーターコメント
近未来的なデザインから優しく伝統的なものまでが揃う館内。木の温もりを通じて、日本の伝統文化を感じます。
旭川デザインセンター
  • URLhttps://asahikawadesign.com/
  • 住所北海道旭川市永山2条10丁目1-35 MAP
  • アクセスJR旭川駅から車で約19分
  • バスアクセスJR旭川駅からバス乗車、「永山2条10丁目」下車、徒歩約1分
  • 営業時間10:00〜17:00
  • 定休日火曜(祝日除く)、年末、年始、お盆
  • 入場料無料
  • TEL0166-48-4135
  • 駐車場無料

どの世代の人も満喫できる「ふしぎからはじまる科学との出合い」

旭川で見られる星空の様子が再現される大型のプラネタリウム
旭川で見られる星空の様子が再現される大型のプラネタリウム

屋内は常設展示室・実験実習室・天文台・プラネタリウムの4つのゾーンに分かれています。中でも1階にあるドーム型プラネタリウムは圧巻。星空の美しさに定評があるカールツァイス社製の投影機がドーム全体に満天の星空を投影し、その規模は道内最大級となっています。誰でも体験できるユニバーサルデザインにも配慮された設計で、季節によって見える星座などが紹介されます。常設展示も地球・宇宙・北国のコーナーに分かれていて、小さな子どもでも理解できるような解説と、科学的な体験ができる設備が備わっています。

ロマンあふれる宇宙に触れるだけでなく科学的な知識も体得

天体観測用望遠鏡がある公設天文台として最も古くから太陽黒点観測が続けられている
天体観測用望遠鏡がある公設天文台として最も古くから太陽黒点観測が続けられている

屋内施設を満喫したら、屋上の天文台にも足を運びましょう。雨天だと天体観測はできませんが、8mドーム口径65cmの反射カセグレン式大型天体望遠鏡と5mドーム口径20cmの屈折天体望遠鏡の2基を間近で見ることができます。65cm反射望遠鏡は道内3番目の大きさ。宇宙のスケール感を想像できるかもしれません。1階のミュージアムショップには科学や天文関連のグッズや宇宙食をイメージしたユニークな食品なども販売しているのでおすすめです。

ご当地サポーターコメント
大迫力のプラネタリウムや天文台、世代を超えて楽しく科学を体験できる体験コーナーなど1日では遊びきれないほどです。
旭川市科学館「サイパル」
  • URLhttps://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/science/index.html
  • 住所北海道旭川市宮前1条3丁目3-32 MAP
  • アクセスJR旭川駅から車で約4分
  • バスアクセスJR旭川駅からバス乗車、「科学館前」下車、徒歩約1分
  • 営業時間9:30~17:00(最終入館16:30)
  • 定休日月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月30日~1月4日ただし1月2日は開館)、毎月末の平日
  • 入場料常設展示室(1日)大人410円、高校生280円、中学生以下無料
    プラネタリウム(1回)大人330円、高校生220円、中学生以下無料
    常設展示室(1日)+プラネタリウム(1回) 大人520円,高校生350円,中学生以下無料
  • TEL0166-31-3186
  • 駐車場無料

芥川賞作家、井上靖の生まれ故郷にある、生涯を辿れる記念館

井上靖が住んでいた東京都世田谷区の家にあった書斎が移築された館内には、直筆原稿などが展示
井上靖が住んでいた東京都世田谷区の家にあった書斎が移築された館内には、直筆原稿などが展示

1950年(昭和25年)に『闘牛』で芥川賞受賞をはじめ、昭和文学に大きな影響を与え、戦後の日本文壇で活躍した井上靖。「井上靖記念館」では、自筆の取材ノートや直筆原稿、文学作品、親交のあった芸術家の作品など、83年にわたる生涯がわかる資料が展示されています。世田谷区に住んでいた家の書斎と応接間が記念館に移築され通路壁面には解説が貼られているので、読みながら巡ると部屋での過ごし方がわかります。

大量の文献とペルシャ絨毯が敷きこまれた応接間

天井まである書棚に並ぶ文献や書籍に囲まれた応接間
天井まである書棚に並ぶ文献や書籍に囲まれた応接間

1981年(昭和56年)からノーベル文学賞候補にあがるたびに押しかける報道陣に対して、天から落ちてくる石に当たるような確率のものに、変に期待しても仕方がないといい、この応接間で残念会の「ノーメル賞」と称した酒宴を開いていたといいます。新聞記者だった経験から、報道陣の気持ちを理解し、丁寧な対応を続けたというエピソードを思い浮かべながら見て回るのも楽しみなものです。

ご当地サポーターコメント
文豪の世界観が体験できる貴重な記念館。移築された書斎や応接間には執筆当時の様子が忠実に再現されています。
井上靖記念館
  • URLhttp://inoue.abs-tomonokai.jp
  • 住所北海道旭川市春光5条7丁目 MAP
  • アクセスJR旭川駅から車で約20分
  • バスアクセスJR旭川駅からバス乗車、「春光園前」下車、徒歩約2分
  • 営業時間9:00~17:00(最終入館は16:30)
  • 定休日月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始12月30日~ 1月4日)、6月~9月は無休
  • 入場料一般300円、高校生150円、中学生以下無料
  • TEL0166-51-1188
  • 駐車場無料

浮世絵にも描かれ江戸時代から脈々と受け継がれる伝統文化の酒造

大雪山の伏流水で仕込まれる「男山」の日本酒
大雪山の伏流水で仕込まれる「男山」の日本酒

「延命長寿の水」と呼び親しまれている湧き水を使って仕込まれる日本酒。江戸時代には徳川将軍家にも献上され、喜多川歌麿や歌川国芳などの浮世絵にも「男山」の酒樽が描かれているほどの名酒ができるまでを見学できます。(仕込み時期の11月〜3月)1階から3階まである施設内には、昔の酒造りの道具など貴重な資料が展示されています。

江戸時代から誰からも愛されてきた「男山」という銘酒

「男山」の由来や歴史的資料、浮世絵など貴重な展示
「男山」の由来や歴史的資料、浮世絵など貴重な展示

江戸時代に兵庫・伊丹の地で、酒造りをしていた山本三右衛門が男山八幡宮からその名を取った清酒「男山」。北海道で1887年(明治20年)から酒造りをしている山崎酒造(男山株式会社の前身)が継承し、北の大地で脈々と受け継がれてきました。大雪山の伏流水と厳しい気候風土の下、きりっとした辛口淡麗の酒が造られています。北海道の自然が生み出す味わいが特徴ともいえるので、1階でぜひ試飲を楽しんでみてください。

ご当地サポーターコメント
江戸時代の人々も味わったかもしれない酒を試飲しながら、遠い昔に思いを馳せてみるといいかもしれません。
男山 酒造り資料舘
  • URLhttps://www.otokoyama.com/museum/
  • 住所北海道旭川市永山2条7丁目1-33 MAP
  • アクセスJR旭川駅から車で約14分
  • バスアクセスJR旭川駅からバス乗車、「永山2条6丁目」下車、徒歩約2分
  • 営業時間9:00~17:00、酒蔵開放(2月第2日曜日)は10:00~15:00
  • 定休日年末年始(12月31日、1月1日〜3日)
  • 入場料無料
  • TEL0166-47-7080
  • 駐車場無料

アイヌの歴史と文化に出合う

広いスペースの下層階ホールでは、北海道の大自然と人々の歴史が学べる
広いスペースの下層階ホールでは、北海道の大自然と人々の歴史が学べる

「旭川市大雪クリスタルホール」内にある博物館は、上層階・下層階の2層構造で、北海道の歴史などが学べるようになっています。下層階では「厳寒を生きぬく動植物と人」がメインテーマ。自然と人文関連の資料が展示され、旭川の地質や地形、気候、生態系などを知ることができます。厳しい大自然の中で生きぬいてきた人々が、どのような工夫をしてきたのかを知ることができる貴重な機会となります。

時を超えて伝わってくるそれぞれの時代の暮らしと文化

復元された竪穴式住居。内側を覗くと暮らしぶりがわかる
復元された竪穴式住居。内側を覗くと暮らしぶりがわかる

上層階では、古代の人々から先住民族であるアイヌの人々、屯田兵に代表される入植者たちなどの暮らしが紹介されています。竪穴式住居やアイヌの人々が住んだチセ、屯田兵の住まいだった屯田兵屋といった各時代の住居が復元移築されています。生活用品なども展示しているのでどのような住まいで暮らしていたのかが正しく伝えられています。

ご当地サポーターコメント
学校教育ではあまり触れられない近代史の一つを見学することで、北海道を知るいい機会になるでしょう。
旭川市博物館
  • URLhttps://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/hakubutukan/index.html
  • 住所北海道旭川市神楽3条7丁目(旭川市大雪クリスタルホール内) MAP
  • アクセスJR旭川駅から車で約5分
  • 営業時間9:00~17:00(最終入館16:30)
  • 定休日第2・第4月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月30日~1月4日)、6月~9月は無休
  • 入場料常設展 大人350円、高校生230円、小・中学生無料
  • TEL0166-69-2004
  • 駐車場無料

道北ゆかりの作家の絵画や版画、彫刻などを収集する美術館

美術館が収集した国内外の作家による木彫、木工芸、椅子などの展示を定期的に企画
美術館が収集した国内外の作家による木彫、木工芸、椅子などの展示を定期的に企画

道北エリアの美術文化拠点として、旭川市民憩いの場でもある常盤公園内にある美術館です。公園内には、彫刻の街である旭川らしいさまざまな彫刻が展示されていますが、館内で貴重なコレクションの数々に出合うことができます。森林資源に恵まれた土地柄も手伝い、家具・木工産業などが盛んな旭川市ならではの美術館なので国内外を問わず、才能に溢れた作家の木の造形作品をたくさん収集しています。

広いエントランスホールにも点在する木の造形作品

ガラス窓から差し込む日差しが、穏やかなコントラストを演出するエントランスホール
ガラス窓から差し込む日差しが、穏やかなコントラストを演出するエントランスホール

道北ゆかりのすぐれた作家であれば、そのコレクションは絵画、版画、彫刻、工芸作品など多岐にわたります。第1展示室では企画展や特別所蔵品展、国内外のすぐれた作品を紹介する特別展が開催されています。また、第2展示室では美術館所蔵の作品をさまざまな角度から紹介する企画展が催されているので、作品との出合いを楽しみに行くとよいでしょう。

ご当地サポーターコメント
道北ゆかりの作家たちの作品だけでなく、国内外の美術品にも出合える貴重な美術館です。
北海道立旭川美術館
  • URLhttps://artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp/abj/
  • 住所北海道旭川市常磐公園内 MAP
  • アクセスJR旭川駅から車で約8分
  • バスアクセスJR旭川駅からバス乗車、「4条4丁目」下車、徒歩約5分
  • 定休日月曜(祝日のときは翌火曜休館。ただし芸術週間中は開館)、年末年始(12月29日~1月3日)、展示替期間など
  • 入場料第1展示室観覧料・展示会ごとに異なる
    第2展示室観覧料 一般260円、高大生150円
  • TEL0166-25-2577
  • 駐車場無料

動物たちの生き生きとした姿を間近で見られる日本最北の動物園

ガラス越しに、泳いでいる姿を見たり、歩き回ったりするホッキョクグマを間近で見ることができる
ガラス越しに、泳いでいる姿を見たり、歩き回ったりするホッキョクグマを間近で見ることができる

動物本来の姿を間近で観察できる工夫が随所に施され全国的に有名な旭山動物園。生き生きと生活する動物を見ることができます。巨大プールでは、ホッキョクグマが野生の姿さながらにダイブして餌を獲る姿に出合えることも。行動のすべてを見られるようにと工夫された強化ガラス越しに見える光景は圧巻です。他にも雪のシーズンには雪上を散歩するペンギンを間近で見られるなど、北海道ならではの光景がここにはあります。

動物本来の姿が観察できる「行動展示」

動物本来の能力や行動を引き出すように考えられた施設の数々
動物本来の能力や行動を引き出すように考えられた施設の数々

旭山動物園では随所に屋内施設が設けられているので天気を問わず、動物たちの姿を観察することができます。運が良ければ、施設の庇で雨宿りするチンパンジーの姿が見られるかもしれません。また園内使用に限り、傘の無料貸し出しも行われているのも安心です。

ご当地サポーターコメント
100年前の北海道の森をイメージして造られたオオカミの森では、かつて道内にも生息していたオオカミの姿が見られます。道内にはエゾオオカミが生息していましたが絶滅し、旭山動物園ではシンリンオオカミが飼育されています。
旭山動物園
  • URLhttps://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/
  • 住所北海道旭川市東旭川町倉沼 MAP
  • アクセスJR旭川駅から車で約23分
  • バスアクセスJR旭川駅からバス乗車、「東旭川工業団地1条2丁目」下車、徒歩約13分
  • 営業時間2022年4月29日~10月15日 9時30分~17時15分
    10月16日~11月3日 9時30分~16時30分
    11月11日~2023年4月9日 10時30分~15時30分
  • 定休日4月8日~4月28日、11月4日~11月10日、12月30日~翌年1月1日 (年度ごとに変更)
  • 入場料大人(高校生以上)1000円、中学生以下無料
  • TEL0166-36-1104
  • 駐車場無料、近くに民間有料駐車場あり
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