ご当地サポーター
冬の小樽観光で外せない、おすすめイベント&スポット5選

1年を通じて観光客に人気の小樽ですが、冬にしか出合えない魅力がたくさんあります。雪景色に映えるロマンティックなイベントや自然に親しむアクティビティ、吹雪の日も快適に楽しめるスポットなど、冬の小樽を満喫する旅のヒントをご紹介。海風が吹く小樽は寒さが厳しいので、暖かくしてお出かけください。

冬の運河を青く染めるイルミネーションイベント

黄昏の空がトワイライトブルーに染まる時間帯は、青い光がいっそう美しく映える
黄昏の空がトワイライトブルーに染まる時間帯は、青い光がいっそう美しく映える

毎年11月から1月にかけて行われる、ロングランのイルミネーションイベント。メイン企画「青の運河」では、小樽運河に青色LED約10,000球が施され、日没とともに点灯します。運河の水面や降り積もった雪にイルミネーションの光が反射し、辺り一面が青一色に染まる風景はとてもロマンチック。観光客に人気の「小樽運河クルーズ」も、期間中はクルーズ船にイルミネーションを施し、青い光をまといながら運河内を周遊します。

ガラスの街・小樽ならではのオブジェやアート作品も

「ワイングラスタワー」はガラスの街・小樽の雰囲気にぴったり。地元の人々が手作業で制作する
「ワイングラスタワー」はガラスの街・小樽の雰囲気にぴったり。地元の人々が手作業で制作する

小樽運河の近くにある「小樽市観光物産プラザ(運河プラザ)」には、ワイングラス2,000個を積み上げた「ワイングラスタワー」が登場。さまざまな色に変化するイルミネーションが幻想的な雰囲気を醸し出し、フォトスポットとしても人気です。さらに、JR小樽駅には市内のガラス工房が手がけたアート作品を展示する「ガラスアートギャラリー」が設けられ、小樽を訪れる人々を華やかに出迎えます。
期間中は小樽観光協会のサポートガイド「おたる案内人」が歴史的建造物を案内する「夜のまちなみ散策ガイドツアー」が開催されます。

▼小樽ゆき物語
URL:https://www.snowstory.info/
会場:北海道小樽市内各所
期間:2022年11月1日~2023年2月19日
   「青の運河」「ガラスアートギャラリー」は1月31日まで
料金:無料
TEL:0134-33-2510(小樽観光協会)
駐車場:無し(市内の有料駐車場を利用)

ご当地サポーターコメント
期間中は小樽市の隣町、余市町でも「余市ゆき物語」を開催。ウイスキーの街らしいイルミネーション「琥珀色の夢」が余市駅前を彩ります。ぜひ足を延ばして楽しんでみてください。

スノーキャンドルが彩る冬の小樽の風物詩

素朴なキャンドルの光が小樽のレトロな街並みにしっくりと調和する
素朴なキャンドルの光が小樽のレトロな街並みにしっくりと調和する

毎年2月に開催される冬の人気イベント。多数のスノーキャンドルが市内各所に灯され、厳寒の小樽を温かく彩ります。
メイン会場の「小樽運河」では、球状のガラスの中にろうそくを灯した「浮き玉キャンドル」が水面に浮かべられ、散策路に沿ってスノーキャンドルが並べられます。浮き玉の明かりがゆらゆらと揺れ、運河沿いに立つ石造倉庫群がキャンドルの光に包まれる風景は、寒さを忘れて見とれるほどの美しさ。ガス灯の明かりと相まって、ノスタルジックな雰囲気を醸し出します。

人々の絆から生まれる温かな風景

個性豊かな雪のオブジェに、厳しい冬と共に生きる人々の遊び心が見え隠れする
個性豊かな雪のオブジェに、厳しい冬と共に生きる人々の遊び心が見え隠れする

「小樽雪あかりの路」を支えているのは、市民や学生、外国人などのボランティアスタッフ。メイン会場の設営や運営はもちろん、市内の商店街や町内会、地元企業、個人宅などもそれぞれに趣向を凝らし、スノーキャンドルや雪のオブジェを制作します。
日没とともにひとつ、またひとつとキャンドルが灯され、街じゅうに光の輪が広がっていく様子は、イベントを大切に守り続ける人々の絆を実感させてくれます。ガイドブックには載っていない街角や路地裏をのぞいてみれば、思いがけない温かな風景に出合えるかもしれません。

▼小樽雪あかりの路
URL:http://yukiakarinomichi.org/
会場:北海道小樽市内各所
期間:2023年2月11日〜2月18日
料金:無料
TEL:0134-32-4111 内線7267(小樽雪あかりの路 実行委員会事務局/小樽市産業港湾部観光振興室)
駐車場:無し(市内の有料駐車場を利用)

ご当地サポーターコメント
市街地に近い天狗山ではコラボレーション企画を行っている他、キャンドルのやさしい灯りが街のあちらこちらに広がる夜景を一望できます。

オーシャンビューの絶景ゲレンデで雪を満喫

石狩湾が眼下に広がる絶好のロケーション。これほど海が近いゲレンデは国内では珍しい
石狩湾が眼下に広がる絶好のロケーション。これほど海が近いゲレンデは国内では珍しい

小樽市内から車で約30分、札幌市内からも45分ほどでアクセスできる都市型スキー場。山頂付近からは石狩湾を一望する大パノラマが広がり、海へ飛び込んでいくような爽快な気分でスキーやスノーボードを満喫できます。
ゲレンデは初心者から上級者まで楽しめる8コース。どのコースもコンパクトで、すべて同じリフト乗り場に到着するため、同行者とはぐれる心配はほとんどありません。この他、無料で利用できる「初心者エリアEZ6」は傾斜が緩やかで、スキー・スノーボード初心者の練習や子どものそり遊びにもおすすめです。

美しい夜景を見ながらナイタースキーも楽しめる

LEDナイター照明がゲレンデを明るく照らし、日没後も見晴らしが良く快適
LEDナイター照明がゲレンデを明るく照らし、日没後も見晴らしが良く快適

朝9時から夜23時までと営業時間が長いのも「スノークルーズオーンズ」の魅力です。オーシャンビューのゲレンデが、夜になると札幌方面の街の灯りがまたたくナイトビューに一変。時間帯ごとに変化する眺望は、見飽きることがありません。ゲレンデに近いセンターハウスには休憩所やキッズスペースがあり、レストランのメニューも豊富で、子ども連れでも一日中楽しめます。
レンタルサービスも充実しており、用具とウェア、リフト券、お食事券がセットになった「手ぶらパック」もあるので、小樽観光のついでにゲレンデデビューも可能です。

ご当地サポーターコメント
シーズン中はリフト券が割引や無料になるお得な企画や抽選会、花火大会などイベントが盛りだくさん。ぜひホームページでチェックしてお出かけください。
スノークルーズオーンズ
  • URLhttps://onze.jp/
  • 住所北海道小樽市春香町357 MAP
  • アクセスJR銭函駅から無料送迎バス乗車
  • 営業時間2022年11月19日〜2023年3月26日(予定)
    9:00〜23:00
  • 入場料リフト一日券(ナイター可):大人3,700円、シニア・中高生3,000円、小学生2,300円
    リフト4時間券(ナイター共通):大人2,900円、シニア・中高生2,400円、小学生1,800円
    リフト6時間券(ナイター共通):大人3,300円、シニア・中高生2,700円、小学生2,000円
    リフト1回券:大人500円、シニア・中高生400円、小人300円
    手ぶらパック(用具・ウェア一式、リフト一日券、お食事券):大人12,500円、シニア・中高生9,000円、小学生8,500円
  • TEL0134-62-2228
  • 駐車場無料

北の海洋生物たちは寒くても元気いっぱい

雪原をよちよち歩き回るジェンツーペンギンの姿は、動画に収めたくなる愛らしさ
雪原をよちよち歩き回るジェンツーペンギンの姿は、動画に収めたくなる愛らしさ

常時約250種類以上の海洋動物や魚を展示する「おたる水族館」。12月初旬からは冬期営業となり、雪や寒さを活かしたユニークな企画が催されます。「ペンギンの雪中さんぽ」は、ジェンツーペンギンが散歩する姿を目の前で見られる冬の人気企画。雪の中を自由気ままに歩き回る愛くるしい姿から目が離せません。冬の間だけ屋外に設置される「凍るど!プール」では、2頭のゴマフアザラシがお出迎え。水面が凍るほど寒い日には、野生さながらに氷をかき分けて泳ぐ姿が見られます。

暖かい館内で他の水族館にはない楽しみを満喫

左前肢だけで水槽を元気に泳ぎ回るアオウミガメの「太郎」は観る者に勇気をくれる
左前肢だけで水槽を元気に泳ぎ回るアオウミガメの「太郎」は観る者に勇気をくれる

「おたる水族館」は館内にも見どころがたくさんあります。2007年(平成19年)に右前肢がない状態で保護され、見事に復活を遂げたアオウミガメの「太郎」は、子どもから大人まで幅広い世代に大人気。また、世界的に珍しいネズミイルカの飼育展示を日本で唯一行っており、愛嬌のある姿を間近で見ることができます。屋内のイルカスタジアムでバンドウイルカとオタリア(アシカの仲間)のショーを観覧したり、小樽市内の老舗洋食レストラン「ニュー三幸 おたる水族館店」でグルメを満喫したり、楽しみ方は多彩です。

ご当地サポーターコメント
普段アザラシやトドが暮らしている「海獣公園」は冬期閉鎖になりますが、沖の岩場に野生のトドやオジロワシがやってくることが多くなります。オペラグラスを持参すると楽しみが倍増しますよ。
おたる水族館
  • URLhttps://otaru-aq.jp/
  • 住所北海道小樽市祝津3丁目303 MAP
  • アクセスJR小樽駅前からバス乗車、「おたる水族館」下車すぐ
  • 営業時間9:00〜17:00(冬期10:00〜16:00)
    時期により閉館時間の変動あり
  • 定休日2月下旬~3月上旬、11月下旬~12月中旬
    海獣公園および遊園地は冬期閉鎖
  • 入場料冬期(2022年12月17日~2023年2月23日):高校生以上1,100円、小中学生440円、幼児(3歳以上)220円
    通常(2023年3月〜):高校生以上1,800円、小中学生700円、幼児(3歳以上)350円
  • TEL0134-33-1400
  • 駐車場有料(冬期無料)

醸造所見学もできる「小樽ビール」のブルワリーパブ

ビアパブのフロア中央に仕込み釜があり、ビール醸造の臨場感たっぷり
ビアパブのフロア中央に仕込み釜があり、ビール醸造の臨場感たっぷり

暖かい室内で味わう冷たいビールは冬の北海道ならではの楽しみ。吹雪や寒さで街歩きがおっくうな時は「小樽ビール」のビアパブを併設する醸造所「小樽倉庫No.1」で、おいしいビールと醸造所見学を楽しんでみてはいかがでしょう。
客席の目の前に鎮座する仕込み釜を上からのぞいたり、発酵タンクの中でコポコポと発酵する酵母の音と香りを体感したり、ビールになる前の麦汁の試飲をしたりも可能。自由に見学することができますが、30分ごとに実施している予約不要の無料見学ツアーでは、スタッフによる説明が受けられます。

ドイツ伝統のビールとおいしい料理で乾杯

レギュラービール(写真左からピルスナー、ドンケル、ヴァイス)各小517円、中617円、大1,320円
レギュラービール(写真左からピルスナー、ドンケル、ヴァイス)各小517円、中617円、大1,320円

「小樽ビール」は1516年にドイツで公布された「ビール純粋令」に基づき、水・麦芽・ホップのみで作る伝統的なドイツビール。ビアパブでは酵母が生きた3種類のレギュラービールをはじめ、季節限定ビールやフルーツビール、アップルサイダーなどのノンアルコールドリンクも取り揃えています。
さらに、ザワークラウトや自家製ソーセージ、ブレッツェル(ドイツパン)、北海道産ポークのシュニッツェル(ドイツ風カツレツ)など、ドイツビールと相性の良い料理も豊富。小樽運河沿いの石造倉庫を利用した空間も趣があり、ビールがいっそうおいしく感じられそうです。

ご当地サポーターコメント
空いていればぜひ小樽運河が見える席に座りましょう。冬のイベントシーズンには、イルミネーションやスノーキャンドルで彩られる運河を、暖かい店内から楽しめます。
小樽ビール 小樽倉庫No.1
  • URLhttps://otarubeer.com/jp/
  • 住所北海道小樽市港町5-4 MAP
  • アクセスJR小樽駅から徒歩約14分
  • 営業時間11:00〜22:00(L.O. 21:00)
  • 定休日無し
  • TEL0134-21-2323
  • 駐車場無し
  • メモ醸造所見学は無料(予約不要)、11:10から30分ごとに17:10まで案内(所要時間約20分)。
    スタッフの状況により自由見学のみの場合あり
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。