グルメから工芸品まで。仙台・秋保エリアでおすすめのお土産店5選

伊達政宗公の時代から商都として栄え、今なお人気の観光地として賑わう仙台・秋保エリア。旅の締めくくりに、その土地ならではの伝統工芸品や地酒、地元で愛される銘品をお土産に選んでみてはいかがでしょうか。東北産のお酒やフード、職人技が光る伝統工芸品、オリジナリティ溢れるアイテムなどが揃う、おすすめのお店をご紹介します。
1むとう屋
老舗酒店ならではの豊富な地酒セレクション

1946年(昭和21年)創業の松島の老舗酒屋「むとう屋」が、2021年より仙台駅構内に出店。約100種類の宮城の地酒を中心に、東北産のクラフトビールやワインも販売しています。「日高見」や「浦霞」といった定番の日本酒銘柄に加え、宮城で取れるヒラメの刺身に合うようにと造られたむとう屋オリジナルの「松島の吟風(かぜ)」もぜひ購入したい一本。
お土産にぴったりな180mlや300mlサイズの日本酒も豊富に揃えている他、三陸名産の牡蠣やホヤのおつまみも好評です。
商品購入がてら角打ちを堪能

店内には、立ち飲みスペース「角打ちぷらっと」を併設。宮城の蔵元25社から、それぞれ1種類ずつ選び抜かれた日本酒が一堂に揃い、その場で味わえます。人気銘柄3種類を味わえる「のみくらべ」セットや、日本酒とビールがセットになった「桶セット」などで、個性豊かな味わいを気軽に飲み比べることができます。
お酒選びに迷った時は、知識豊富なスタッフに気軽に質問や相談ができるのも嬉しいポイントです。
【商品名・価格】
左から「阿部勘 純米大吟醸 松島の吟風 むとう屋オリジナル」(720ml)2,970円
「日高見 魚ラベル 特別純米酒」(720ml)1,430円
「鳳陽 純米大吟醸 だるま」(720ml)3,090円

- むとう屋
-
https://www.instagram.com/plat_sendai/
宮城県仙台市青葉区中央1-1-1 JR仙台駅 1F MAP
JR仙台駅からすぐ
10:00〜20:00
元旦 ※施設の運営方針により変更となる場合あり
022-796-8815
無し
2東北スタンダードマーケット
東北の手仕事品や地場産品が揃うセレクトショップ

東北6県の伝統工芸品や名産品など、東北で活躍する作家やクリエイターが手がけるアイテムが揃うセレクトショップ。セレクトのテーマは、「東北6県の生活に根付いた品々と、新たな東北のスタンダードとなりえる品々」。暮らしにすっとなじむ上質な日用品から、旅の記念にぴったりな雑貨まで、幅広く取り扱っています。
仙台や宮城のお土産には、仙台七夕まつりをモチーフにしたマスキングテープや、七つの笹飾りをかたどった和紙のお香、愛らしい赤べこのキーホルダーなどがおすすめです。
【商品名・価格】
仙台七夕まつり 和紙のお香 各1,100円、アトリエ「み」手ぬぐい1,320円、東北づくしワッペンキーホルダー各770円、仙台七夕まつり・すずめ踊りマスキングテープ770円
地域に根ざした売り場の空間づくりにも注目

店内でひときわ目を引くのが、壁面にずらりと積み重ねられた木製の什器。これは宮城県の家具ブランド「石巻工房」のスツールを組み合わせて造られたもので、宮城県の杉が使われています。その他の平台も同ブランドの木製テーブルが使われており、木製ならではの温かみのある空間でゆったりと買い物ができます。また、店頭では約1カ月ごとにフェアを開催。アパレルやアクセサリー、器などが入れ替わりで登場し、訪れるたびに新たな出合いがあります。

- 東北スタンダードマーケット
-
https://tohokuru.jp/pages/about
宮城県仙台市青葉区中央1-2-3 仙台パルコ本館B1F MAP
JR仙台駅から徒歩約1分
10:00〜20:30
不定休(施設の定休日に準ずる)
022-797-8852
有料
※仙台パルコでの当日のお買い上げ合計が3,000円(税込)以上で1時間、10,000円(税込)以上で2時間無料
3秋保ワイナリー
東北復興を目指して開業したワイナリー

「ワインと食のマリアージュ」を掲げるワイナリー。東日本大震災をきっかけに、県内の農漁業の生産者支援とワイン産業の存続への思いから2015年に開業しました。
店内では自社農園のブドウを100%使用した「秋保メルロー」をはじめ、東北産のブドウ品種を使用したワインを販売しています。醸造過程では、品種ごとに抽出方法を変えるなどの工夫を凝らしており、それぞれ異なる香りや味わいを楽しめるのが魅力。お土産にはワインの他、宮城県産リンゴの旨みをしっかり感じられる「秋保クラフトシードル」も人気です。
【商品名・価格】
「秋保メルロー 2022」5,720円
「ネオトレイルオレンジ2024」3,080円
「秋保フィールドブレンドブラン2023」5,610円
「秋保クラフトシードル」990円
ワインと相性抜群な東北産のおつまみも好評

ショップには、ソーセージやチーズなどの加工品を中心とする地元特産のおつまみも豊富に揃っています。
レストランではパスタランチセットやワインの飲み比べなどが楽しめる他、おつまみやサンドウィッチとボトルワインなどがセットになったランチボックスも提供。敷地内のブドウ畑を眺めながら、ワイナリーピクニックをするのもおすすめです。
また、レストラン奥には醸造室があり、ワインの仕込みや醸造の様子をガラス越しに見学することができます。

- 秋保ワイナリー
-
https://akiuwinery.co.jp/
宮城県仙台市太白区秋保町湯元枇杷原西6 MAP
JR仙台駅から車で約28分
JR仙台駅からタケヤ交通「秋保・川崎 仙台西部ライナー」乗車約40分、「秋保・里センター」下車、徒歩約6分
ショップ&カフェ9:30〜17:00
レストラン11:00〜17:00(ランチは〜15:30)
※ディナー(18:00〜21:00)は予約制コース料理のみ火曜
醸造設備の見学は無料
022-226-7475
無料
4玩愚庵こけし屋
伝統とモダンが融合した新感覚のこけし

伝統工芸品を制作する8つの工房が集まる「秋保工芸の里」にある、こけし工房。全日本こけしコンクールで「内閣総理大臣賞」を受賞した三代目のこけし工人のもと、現在は息子である四代目とともに、一つ一つ丁寧に仕上げた作品を展示・販売しています。
三代目は伝統を大切にしながらも、現代ならではの個性的なアレンジを取り入れたオリジナルこけしを制作。3.5cmほどの「小寸こけし」や、カゴに入った赤子の姿とされる「えじここけし」をアレンジした「パンケーキこけし」など、ミニサイズのこけしはおみやげとしても人気です。
【商品名・価格】
「小寸こけし」各 1,500円、「パンケーキこけし」3,000円、「青のこけし」各2,000円
思い出づくりにぴったりな絵付け体験も

伝統を受け継ぐ仙台こけしはもちろん、現代風にアレンジされたミニサイズこけしも、全て一つひとつ手作業で作られており、どれも1点ものの温かみを感じられるものばかり。クリスマスやハロウィンなど、季節のイベントに合わせて制作されるものもあり、訪れるたびに新たなこけしとの出合いを楽しめます。
なお、同店舗では、こけしの絵付け体験も可能(要予約)。高さ7cmほどの白木地のこけしからオリジナルデザインを生み出す制作体験は、旅の思い出づくりにぴったり。完成したこけしは当日そのまま持ち帰ることができます。

- 玩愚庵こけし屋
-
https://www.instagram.com/sendai_kokeshi/
仙台市太白区秋保町湯元上原54-20 MAP
仙台駅から車で約31分
仙台駅からタケヤ交通バス「秋保・川崎 仙台西部ライナー」乗車約50分、「秋保工芸の里」下車、徒歩すぐ
9:00〜17:00 (体験受付9:30~15:00)
火曜
こけしの絵付け体験1,500円
022-398-2673
無料
5きちみ製麺
1897年創業の歴史を持つ白石温麺の専門店

宮城県白石市の特産品として知られる「温麺(うーめん)」の老舗店です。温麺とは、小麦粉と塩だけで作られた乾麺のこと。製麺時に油を使わないのが特徴で、胃もたれしにくく、消化に良いとされています。そうめんよりもやや太めの麺は、柔らかく喉ごしがよいため、世代を問わず地元の方々に愛され続けています。冷やしてさっぱりと、温かいつゆでほっとする味わいにと、どちらもおいしくいただけるのも嬉しいところです。お酒を飲んだ後の締めにもぴったりです。
手延べ製法ならではの食感と味わいは格別

油を使わず短く切り出された温麺は、子どもから年配の方まで食べやすく、家族で楽しめるお土産としてぴったりです。定番の温麺4種類の中でも一番人気を誇るのは「手延白石温麺」。職人がその日の気温や湿度に応じて仕込みや熟成を調整し、一本一本丁寧に手掛けた一品で、手延べならではのしっかりとしたコシと滑らかな舌触りを感じられます。手延べよりも手頃な価格ながら、モチモチとした麺の弾力と上品な味わいを追求した「金印白石温麺」もおすすめです。
【商品名・価格】「手延白石温麺」702円、「金印白石温麺」573円、「つりがね白石温麺」476円
【賞味期限】製造日から2年

- きちみ製麺
-
https://www.tsurigane.com/
宮城県白石市本町46 MAP
JR仙台駅から車で約44分
JR白石駅から徒歩約8分9:00〜17:00
不定休
0224-26-2484
無料