【宮城・仙台】マグロの聖地で絶品の回転寿司に行く!「廻鮮寿司 塩釜港」で絶対食べておきたいネタとは?
こんにちは、ライターのBUBBLE-Bと申します。
私は全国にある飲食チェーン店の本店や1号店を巡る旅をライフワークとして続けています。
そのライフワークも20年近くになり、これまで巡った飲食チェーン店のブランド数も700を超えました。日本にこれだけのチェーン店があるなんてと驚くばかりです。
そんな飲食チェーン店の中でも特に個性が光るのが回転寿司チェーン店です。生魚を扱う特性上、漁港の近くに店舗を集約させたご当地チェーン店であることが多く、そこで扱われるネタも地域色が豊かなのです。
今回は、仙台で大人気の回転寿司店「廻鮮寿司 塩釜港」をご紹介します。
1. 「廻鮮寿司 塩釜港」とは?
宮城県の塩釜港といえば、日本有数のマグロの水揚げ量を誇る漁港です。特に生鮮マグロやメバチマグロは日本一の水揚げ量を記録したこともあるのです。
また、人口あたりの寿司屋の密集率が日本で一番高いと言われるのも塩釜市。
そんな塩釜市で、塩釜港で水揚げされたマグロをはじめ数々の新鮮な地魚が食べられるご当地回転寿司、それが「廻鮮寿司 塩釜港」です。
「廻鮮寿司 塩釜港」は、塩釜魚市場で35年間に渡りセリや販売を行ってきた経験を持つ鎌田秀也さん(現・会長)によって創業されました。
創業以前は、塩釜港でどんな魚が採れているのか、地元の方々にはあまり知られていなかったそうです。そのため、鎌田会長は、塩釜港で採れた魚を地元の人に知ってもらうことを目標に「廻鮮寿司 塩釜港」を創業しました。
塩釜市魚市場での経験を活かし、仕入れは今でも鎌田会長自ら行っているとか。毎朝4時には市場に行き、午前中に3回行われるセリに参加してから、午後に店舗に行く鎌田会長。
「生ものを扱ったら誰にも負けない自信がありますから」
そう自負する鎌田会長のお店は美味しさが評判を呼び、今では行列を作るお店となりました。
2. マグロ水揚げ日本一の街で、地元民が行列を作る回転寿司
「廻鮮寿司 塩釜港」は仙台駅前にも店舗がありますが、少し足を伸ばして塩釜にある本店まで行ってみましょう。
電車だと仙台駅から仙石東北ラインに乗り、塩釜駅まで約15分。そこから徒歩5分で、「廻鮮寿司 塩釜港」塩釜本店に到着します。
看板に「本まぐろ水揚日本一」と書かれ、入り口ではマグロのオブジェが出迎えてくれる塩釜本店。否が応でもマグロ気分が盛り上がっちゃいますよね。
週末には開店前から行列になることもあり、地元人気の高さを感じます。
店内に入ると職人さん達の威勢の良い声が飛び交い、活気にあふれています。ホワイトボードにはその日仕入れたネタがズラリ。「塩釜産」や「石巻産」など、地の物が多くラインナップされています。
それでは食べていきましょう!
3. 口の中でとろける!塩釜産のマグロに感動
「やはりマグロを食べて欲しいです!」
鎌田会長も推す、塩釜産「本マグロ大トロ」からスタート。なんと限定18皿でした!細かくサシが入り、鮮やかな色になったフレッシュな本マグロが、シャリを覆いかぶさるようなサイズで運ばれてきました。
口に入れると、スッと舌に馴染むような感触。嫌な味や臭みも一切ありません。そして脂身はスッキリとした味わい。なんとも上品な本マグロの大トロにいきなりノックアウトされました。
「デカネタ」を掲げる回転寿司店は多いですが、これはデカい…と言うか長い!まるで腕時計のようなこちらが「デカネタ生マグロ」、インパクト抜群です。爽やかな赤身を口いっぱいに頬張ることができますよ。
裏巻きされた軍艦の上に、マグロのたたきがトッピングされたこちら「トロたく軍艦」。マグロにはざく切りにされたたくあんがミックスされています。
ネギトロ軍艦などでマグロのたたきを食べることは多いと思いますが、低価格の回転寿司店だとビンチョウマグロが使われることが多く、あっさりとした味わいです。しかし、「廻鮮寿司 塩釜港」では大胆にも本マグロの中落ちが使われているのです。マグロの美味しさとポリポリとしたたくあんの食感が同時に楽しめる、非常に満足度の高い一皿でした。
4. 地元産の新鮮な魚たちを味わい尽くせる!
鎌田会長によると、地元産の魚への人気も高いのだそうです。特に、アイナメ、ソイ、ヒラメ、マコガレイなどは常に注目のネタだとか。
この日はマコガレイが入っていたのでオーダーしてみました。マコガレイは高級魚として知られるカレイで、透明感のある身がとても美しいですね。これは塩釜港で水揚げされた地の物とのこと。
食べてみると、モチモチで弾力のある食感が印象的。噛んでいくうちに、口の中にじんわりと甘さが広がりました。
マツカワカレイは、ホシガレイやヒラメと同クラスの高級魚で、カレイの中では最も美味しいと言われる魚です。そんなマツカワカレイを「活」で食べることができるのも「廻鮮寿司 塩釜港」ならでは。
ちなみに「活」とは直前まで生きていた(生け簀に入っていた)魚のこと。
しっかりとした噛み心地があり、程よい脂身からはほのかで上品な甘みを感じます。塩で食べるとさらに美味しさが引き出されるように感じました。
鮮やかな赤色が特徴の金目鯛。伊豆や沼津では高級な地魚としてよく見かけますね。
「廻鮮寿司 塩釜港」の金目鯛はとにかく柔らかくてフワフワな食感。これにはびっくりしました。ここまで柔らかい金目鯛は初めてかも知れません。とても美味しいネタでした。
メニューに「限定」と書かれていたキングサーモンの卵、それは大粒のイクラです。私はどの回転寿司に行っても必ずイクラを注文するほどイクラ好き。
「廻鮮寿司 塩釜港」のイクラはプチプチと心地良い弾力と、旨みたっぷりの味わいで、満足度の高いものでした。
5. 【お酒とともに】日本酒に合う肴はこれ!
寿司に合うのはやはり日本酒。今回は、「浦霞」をいただきました。浦霞製造元の佐浦は、塩釜で1724年に創業した老舗。 南部杜氏流の日本酒「浦霞」を製造し、全国にそのブランドを轟かす名門です。
「廻鮮寿司 塩釜港」で飲む地酒は格別の一言。柔らかく香り豊かな味わいが、口の中にフンワリと広がるような風味です。
日本酒に合わせてみたのはこちら、「アンコウのとも和え」。「とも和え」とは、和える材料と和え衣を同じ食材からとるもののこと。アンコウのとも和えは、茹でたあんこうをあんこうの肝・砂糖・味噌で炒めたものに和えた福島県の郷土料理です。
濃厚でリッチな味わいは、日本酒の肴としてうってつけ。あっという間にお猪口が空になってしまいました。が楽しめるアンコウの身はとても濃厚でリッチな味わいで、どこまでもお酒に合いました。噛めば噛むほど美味しさが染み出ます。
他にも岩牡蠣や真牡蠣、マグロの心臓、夏だとウニやホヤも人気のサイドメニューなのだとか。
そして最後はハマグリが何個も入った「ハマグリのお吸い物」で締めましょう。
いかがだったでしょうか。
全国各地にあるご当地回転寿司でも、今回はマグロ水揚げ量が全国有数の塩釜にある「廻鮮寿司 塩釜港」の塩釜本店にお邪魔してみました。さすが!と唸りたくなるほど新鮮なネタの数々に、開店前からの行列も納得です。
お店の方によると平日だと全席予約可能、土日は小上がりのみ予約可能です。また、予約なしの場合だと15時から16時頃までが入りやすい時間帯です。
仙台に行ったら、是非とも「廻鮮寿司 塩釜港」へ行ってみてください。なお、仙台店は仙台駅東口から徒歩5分とアクセスしやすい立地です。
塩釜港で水揚げされたマグロや新鮮な魚の数々を手軽に味わえる「廻鮮寿司 塩釜港」。今後も要注目のお店ですよ!
- 「廻鮮寿司 塩釜港」本店
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宮城県塩竈市野田18-1 MAP
JR東北本線塩釜駅から徒歩5分
11:00~20:30 (L.O. 20:00)
022-367-3838
仙台の奥座敷、秋保温泉に佇む宿「界 秋保」
1400年の歴史ある奥州の名湯、伊達家ゆかりの秋保温泉。渓流を望む「せせらきラウンジ」では季節のドリンクやお菓子を片手に、ゆっくりと自然に浸るひとときを過ごせます。
宿から「廻鮮寿司 塩釜港」塩釜本店までは車で50分とドライブにも最適。塩釜産のマグロや新鮮な地元の魚を味わう仙台旅行を楽しんでみませんか。


