1彫刻の森美術館 温泉足湯

野外美術館にある絶景足湯スポット

箱根の自然を生かした国内初の野外美術館。約7万㎡の広大な敷地内には、フランスの彫刻家・ロダンや岡本太郎など、近・現代美術には欠かせない国内外の著名な彫刻家の作品約120点が点在しています。
あまり知られていませんが、敷地内には温泉の足湯があります。エントランスのトンネルを抜けて円形広場から遊歩道を道なりに進み、風景に溶け込むような彫刻を眺めながら歩いていくと、カフェの脇に足湯スポットが。誰でも無料で自由に利用できます。

足湯でリラックスしながら芸術鑑賞

広場を望むように設置された足湯スポットからは、美術館のシンボル「幸せをよぶシンフォニー彫刻」をはじめ、数々の芸術作品群を鑑賞できます。散策で疲れた足を休めながら、芸術を堪能できるのは当館ならでは。お湯はニノ平温泉で、美術館の敷地内に湧き出る5本の源泉から引いた掛け流しです。浸かったあとは足がツルツルなめらかになると評判。足湯の横では、足湯用のオリジナルタオルを販売（100円）しているので、手ぶらで楽しめるのもうれしいポイントです。

2NARAYA CAFE　足湯

名旅館で利用していた温泉を足湯で満喫

宮ノ下駅のすぐ目の前にある「NARAYA CAFE」。その敷地の中央には開放的なデッキがあり、足湯が楽しめるスペースとなっています。もとは宮ノ下で名旅館とたたえられた「奈良屋旅館」の従業員寮があった地で、温泉も当時の旅館の源泉を利用しています。泉質は弱アルカリ性の単純温泉で、源泉名は「宮ノ下温泉」。無色透明な湯は肌触りが優しくなめらかです。オーナーが「旅行客が自由に交流できる場を」との思いから作った場所で、カフェ営業時間内に無料で利用することができます。

お茶をしながら自然を眺め、足湯に浸かる極楽タイム

併設のカフェで注文したドリンクや軽食を、足湯に入りながら楽しめるとあって、営業時間内は訪れる人が後を絶たない人気のスポット。少々の雨でも入れるよう屋根が付いており、寒い季節には座布団や膝掛けの貸出もあるので快適です。タオルは持参するか、ない場合はカフェで購入することもできます。
カフェ内にはキッズスペースや授乳スペースもあり、子ども連れでも安心して過ごせます。
足湯から階段を少し下りた所にある「NARAYA TABI BOOKS」も、旅にまつわる本を通した交流の場となっています。

3Bakery＆Table箱根

掛け流し温泉＋名物パン＋絶景の芦ノ湖畔の新名所

心地の良い温泉とグルメ、さらに眺望と、箱根旅の魅力を一挙に3つ楽しめるスポット。芦ノ湖の遊覧船乗り場目の前にあるため、湖や遊覧船を眺めながら足湯に浸かれます。クッション付きの椅子席の足元に流れる湯は、「元箱根温泉」の源泉から引いた掛け流しの温泉。無臭で肌触りがやわらかく、リラックスしたひとときが過ごせます。タオルは備え付けていないので持参するのがおすすめ。足湯は、ベーカリーまたはベーカリーに隣接するパーラーでパンやドリンクを購入した方のみ利用可能です。

スイーツを味わいながら足湯に入るのもおすすめ

パーラーでは、自家製ハニーシロップをからめたハニートーストに、濃厚なソフトクリームをのせた「パンde ソフト」を販売。一流ベーカリーのパンをスイーツ感覚で味わえると評判になっています。
ベーカリーで買ったパンは足湯スペースだけでなく2階のカフェでも、オーダーしたドリンクと共に楽しめます。3階には窓から芦ノ湖の絶景を望めるレストランも。ホットサンドイッチやエビグラタンブレッドなど、パンのおいしさが引き立つ至福のメニューが揃っています。

4岡田美術館「足湯カフェ」

大壁画を眺めながら、まったりと過ごせる足湯カフェ

小涌谷にある「岡田美術館」のカフェは、100％源泉掛け流しの足湯を併設した癒しスポット。美術館に入館せずにカフェだけの利用もできます。泉質はアルカリ性単純温泉で、無色透明のやわらかな湯。肌がツルツルになる効果が期待できる「美人の湯」として知られています。腰痛や疲労の回復作用もあるといわれ、美術館を鑑賞した後、体を休めるのにおすすめです。豊かな自然に囲まれ、正面には風神・雷神を描いた大壁画「風・刻（かぜ・とき）」も。アートと自然を堪能できる箱根ならではの足湯です。

地元の素材を駆使したカフェメニューをラインアップ

足湯に浸かりながら楽しみたいのが、地元・足柄産の新鮮な牛乳を使った「プレミアムソフトクリーム」。濃厚なミルクの風味ながら、後味はさっぱり。足湯効果でポカポカの体に冷たいソフトクリームが染み入ります。この他、コーンフレークや白玉と盛り合わせた「プレミアム和パフェ」や自家製の餡で作った「おしるこ」も人気です。
また、ドリンクは静岡県御殿場市にある老舗茶農園の和紅茶がいち押し。食のオスカーともいわれる「英国グレートテイストアワーズ」で一つ星を獲得した高級紅茶をいただけます。

5福久や 九頭龍（くずりゅう）餅

菓子舗の店先にオープン、お土産探しもできる便利な足湯

箱根温泉郷の玄関口、箱根湯本温泉にある足湯。温泉旅館の跡地にオープンした菓子舗に併設されており、旅館から引き継いだ源泉のいで湯をかけ流しで楽しめます。湯触りがやわらかなアルカリ性単純温泉で、湯温は40度前後と快適。肌がスベスベになるといわれる他、筋肉の凝りや冷えを改善する効果も期待できます。
温泉街の様子を眺めながらのんびりと入浴でき、ショッピングや散策の合間に立ち寄るのに最適。屋根付きなので雨天でも安心です。入浴チケットは店内で購入できます。

選りすぐりの国産素材で作る、箱根銘菓が評判

「福久や 九頭龍餅」は、店内工房で作るオリジナル菓子が人気。名物は、粒あんをもっちりとした生地で包んだ焼きまんじゅう「九頭龍餅」です。国産素材にこだわり、餡に北海道十勝産の大納言小豆を、皮には九州産「ヒヨクモチ」の餅米粉と小田原産のジャガイモのでんぷんをブレンドして使っています。
渋皮煮の栗を丸ごと1個使用した「焼きモンブラン」もおすすめ。バター風味の生地でコーティングした栗を「パート・フィロ」という極薄の皮で包んで焼いてあり、ぱりっとした歯触りが格別です。

6箱根の森足湯

美肌の湯に浸かり、箱根の四季を堪能

彫刻の森駅の近く、二ノ平（にのたいら）地区にある名湯。2本の自家源泉を持ち、地下300ｍから汲み上げた湯を100％かけ流しにしています。泉質はナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物温泉で、pH8.6のアルカリ性。「美肌の湯」とうたわれ、足の角質を取り除いて肌を滑らかにしたり、切り傷などの肌トラブルを癒したりする効果が期待できます。
目の前には箱根の山々が連なり、春のフジザクラや夏の新緑、秋の紅葉と、四季折々の景色も楽しめます。中でも冬の雪景色は好評です。

ペット連れにおすすめ、犬専用の足湯もあり

開湯は昭和中期と箱根では比較的新しい温泉で、足湯の他、手首から先を温められる手湯もあります。また、数ある箱根の立ち寄り湯の中でも珍しく、ワンちゃん専用の足湯「犬湯」があることでも有名です。自慢のペットと一緒に極楽気分を満喫できるうえ、入浴後は犬の毛並みがしっとりとしてツヤツヤになるとの声も。犬用のアイテムは、ドライヤーは無料、バスタオルは100円でレンタルできます。ただし、ブラシは要持参です。
温泉販売も行っており、箱根のいで湯をお土産にできます。

7界 箱根

雄大な湯坂山と清流・須雲川を望む、箱根寄木細工の宿

箱根湯本駅から車で約7分。箱根旧街道沿いの、須雲川に面した地に佇む瀟酒な温泉旅館。冷え性などにも良いとされるナトリウムー塩化物泉の源泉を湛えた古代檜の浴槽からは、湯坂山の四季折々の風情が楽しめます。全客室からも、湯坂山と須雲川をのぞむことができ、川のせせらぎに耳を傾けながら静かな環境で過ごせます。
館内は、伝統工芸「箱根寄木細工」の器や掛け軸、家具を取り入れており、箱根に息づく文化を感じられます。毎晩開催の「寄木CHAYA」（無料）では、紙芝居を用いて寄木細工誕生の逸話やその作り方を楽しくお伝えしています。
お食事は「明治の牛鍋」（特別会席）をご賞味いただけます。温泉保養地として欧米人や上流階級に親しまれ、早くから西洋的な料理が作られてきた歴史的背景を取り入れた逸品です。

8界 仙石原

露天風呂付客室に泊まり、アートと大自然に包まれる滞在を

箱根湯本駅から車で約30分。雄大な山々に囲まれ喧噪から離れた仙石原は、作品制作に没頭するのに適した場所として、多くの芸術家に愛されてきました。「界 仙石原」はこの地に佇むアトリエ温泉旅館です。
客室には、アーティストが実際に宿泊して制作した作品が飾られており、その筆使いを間近に感じながらくつろげます。お食事も、遊び心と美しさをひきたてるアートのセンスが光る器や、大涌谷の煙をイメージした瞬間燻製など、趣向を凝らした演出が施されています。また、「手ぬぐいの絵付け・色付け体験」（無料）では、創作体験を楽しめます。
温泉は、大涌谷から引いた硫酸塩・塩化物温泉で、短時間の入浴で肌が滑らかになり、身体がしっかりと温まります。「界 仙石原」でアートと大自然に包まれるひと時をお過ごしください。