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箱根のおしゃれカフェ。強羅・芦ノ湖エリア厳選7店

箱根の中でも標高約500~700mに位置する強羅や芦ノ湖は、澄んだ空気と色濃い自然を感じられる人気のエリア。避暑地として別荘も多く、湖畔には神社や関所跡などもあって昔も今もたくさんの人々が訪れています。そんな自然環境や観光スポットの魅力を存分に楽しめるカフェが、あちこちにあるのもこのエリアの特徴。ロケーションの良さはもちろん、お茶やスイーツがおいしくておしゃれ度も満点のおすすめカフェを7軒、厳選してご紹介します。

小径の先にある、緑あふれる隠れ家カフェ

「本日のパウンドケーキ」450円、ハーブティー「グリーンフォレスト」550円
「本日のパウンドケーキ」450円、ハーブティー「グリーンフォレスト」550円

ケーブルカーの公園下駅を出て、店の看板に誘われるように細い坂を下り、小径を曲がるとひっそりと佇む「箱根写真美術館」が見えてきます。3代に渡る写真家一家が自宅敷地内で営む美術館で、その一角におしゃれなカフェを併設。メニューのいち押しは、パリの名店でお菓子作りを学んだパティシエが作るパウンドケーキ。バナナやオレンジピールなど2~3種類の味が選べて、素朴でしっかりした食べ応えがあります。季節のフルーツをアレンジしたデザートや軽食なども揃っています。

木のぬくもりを感じるフレンチテイストの店内

中庭に面したカフェ。美術館利用者以外も気軽に入ってお茶を楽しめる
中庭に面したカフェ。美術館利用者以外も気軽に入ってお茶を楽しめる

オーナーはライフワークとして富士山を撮影しており、フランスで展覧会を開くこともしばしば。カフェ内にはフランスの骨董品が飾られており、アートと自然が溶け合うゆったりとした空気が流れています。天気のいい日は中庭の席もおすすめ。強羅のありのままの自然を眺めながら、ティータイムが楽しめます。
カフェではカメラの使い方などの簡単なレッスンをしてくれる「サロン・ド・フォト」も開催。レッスンの最後に、ケーキセットがいただけます。

プレジール・ドゥ・ルフ
  • URLhttp://www.hmop.com/cafe.html
  • 住所神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300-432 MAP
  • アクセス箱根登山鉄道ケーブルカー公園下駅から徒歩すぐ
  • バスアクセス箱根登山鉄道箱根湯本駅からバス乗車、「強羅駅」下車徒歩約4分
  • 営業時間10:00~18:00(L.O.17:00 モーニング9:00~10:00)
  • 定休日火曜(祝日の場合は営業) ※臨時休業あり(HPで要確認)
  • TEL0460-82-2717
  • 駐車場無し
  • メモサロン・ド・フォト 3,000円(要予約)火・水曜休み。臨時休業日もあるのでHPで要確認

写真館併設の店で、手作りケーキとスペシャルティコーヒーを

「トコトコ登山電車のパウンドケーキ」550円、「強羅味わいブレンドコーヒー」550円
「トコトコ登山電車のパウンドケーキ」550円、「強羅味わいブレンドコーヒー」550円

1919年(大正8年)創業の老舗写真館併設のカフェ。四代目となる現オーナーの母が考案した、登山電車がモチーフのパウンドケーキが好評です。側面のクッキーは生地にレモン果皮を練り込み、アイシングとチョコペンでデコレーション。中のケーキにはドライフルーツがたっぷり入っています。コーヒーは東京などに店舗を持つスペシャルティコーヒー専門店「堀口コーヒー」のもの。1杯ずつペーパードリップで丁寧に淹れたコーヒーは、コクと奥深い香りが楽しめます。

昔の貴重な写真がぎっしりと展示され、眺めるだけでも楽しめる

現オーナーが撮影したゲストの記念写真や箱根の四季の写真も展示
現オーナーが撮影したゲストの記念写真や箱根の四季の写真も展示

明るくアットホームで手作り感とぬくもりにあふれた店内には、至るところに古い写真が飾られています。箱根の風景写真などを得意とした初代の作品をはじめ、大正時代から昭和時代にかけて撮影した作品の数々は見応え満点。それぞれの写真から箱根の歴史に触れることができます。過去と現在で同じ場所から撮影したアルバムもあり、時間を忘れて見入るゲストの姿も。
花やアートが楽しめる「箱根強羅公園」へと続く「公園坂」の途中にあり、散策途中に一休みするにはぴったりの一軒です。

スタジオカフェ・シマ
  • URLhttp://studiocafe-shima.jp/
  • 住所神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300-280 MAP
  • アクセス箱根登山鉄道強羅駅から徒歩約1分
  • バスアクセス箱根登山鉄道箱根湯本駅からバス乗車、「強羅駅」下車徒歩約1分
  • 営業時間10:00~18:00
  • 定休日木曜(撮影により臨時休業あり)
  • TEL0460-82-2749
  • 駐車場無料(2台)

国際色豊かなホテルダイニングで週末のカフェブレイク

「ホットラテ」520円
「ホットラテ」520円

強羅駅から徒歩約1分、「人と人が繋がる面白い場を作る」がコンセプトのホテル「EMBLEM FLOW HAKONE」。ホテル内のダイニングは土・日曜日の14時からカフェとしても営業しており、コーヒーやスイーツを楽しむ人々でにぎわっています。コーヒーは藤沢市辻堂にある「27 Coffee Roaster」の、農場や生産者にこだわった豆を使用。フルーティーですっきりした味わいが特徴です。バリスタが作るラテはソフトな飲み心地。ドーナツなど日によって変わるスイーツとの相性も抜群です。

夜にはボリュームあるプレートメニューも楽しめる

「ベジタブルプレート」1,320円
「ベジタブルプレート」1,320円

ダイニングは時間によって表情を変え、18時からのディナー&バータイムには食事とビールなどのお酒のオーダーもできます。新鮮な野菜がたっぷりと盛られたプレートメニューや、おしゃべりしながらつまめるフィンガーフードなど、誰でも気軽に楽しめるメニューとカジュアルな雰囲気が魅力です。
海外のゲストに人気の高いホテルなので、国際色豊かなテーブルで旅の情報交換をしている人も。スタイリッシュで居心地のいい店内には、カウンターやテーブル席などが52席あります。

Emblem Flow Dining&Bar(エンブレムフロー ダイニング&バー)
  • URLhttp://emblemflow.com/index_jp.html
  • 住所神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320-179「Emblem Flow Hakone」内 MAP
  • アクセス箱根登山鉄道強羅駅から徒歩約1分
  • バスアクセス箱根登山鉄道箱根湯本駅からバス乗車、「強羅駅」下車徒歩約1分
  • 営業時間14:00~17:00(カフェは土・日曜のみ)18:00~23:00
  • 定休日月曜
  • 駐車場有料

リゾート気分を満喫できる、湖畔の「おいしい紅茶の店」

「ロザージュ伝統のあつあつりんごパイ」(ポットサービスのティーセット2,360円 単品1,634円)
「ロザージュ伝統のあつあつりんごパイ」(ポットサービスのティーセット2,360円 単品1,634円)

芦ノ湖畔に立つ「小田急 山のホテル」別館の、ホテル直営デザートレストラン。紅茶やスイーツ、ライトミールなど洗練されたメニューが並びます。「おいしい紅茶の店」として日本紅茶協会から認定されており、特にダージリンは、屈指の茶園で摘まれたトップクオリティーの紅茶を用意。静岡産の茶葉を使ったロザージュオリジナルブレンドも人気で、紅茶通も大満足の芳醇な香りが楽しめます。スイーツは、テーブル上でスタッフが美しい色味のソースでドレッサージュの仕上げをするリンゴパイがおすすめです。

自然の懐に抱かれたような絶好のロケーション

窓外には美しくきらめく芦ノ湖が一望できる
窓外には美しくきらめく芦ノ湖が一望できる

フレンチトーストやオムレツ、ローストビーフサンドなどのメニューもあり、ティータイムだけでなくランチや軽食を目当てに立ち寄るゲストも。春から秋はテラス席が設置され、湖を間近に感じる爽快なひとときが過ごせます。2階にある「プレミアムショップ」ではケーキや紅茶の他、オリジナル茶器やキッチン小物なども販売。
店名のロザージュとはフランス語で「シャクナゲ」の意味。おいしいスイーツや軽食と共に紅茶を優雅に楽しむことができる、パリのサロン・ド・テ(喫茶店)をイメージした素敵な空間です。

サロン・ド・テ ロザージュ
  • URLhttps://www.hakone-hoteldeyama.jp/restaurant/rosage/
  • 住所神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80 MAP
  • アクセス箱根登山鉄道箱根湯本駅から車で約25分
  • バスアクセス元箱根港から無料送迎バスあり(ホテル利用者のみ)
  • 営業時間10:30~17:00(L.O.)、5月 10:00~
  • 定休日無休(冬季は営業日時が変更となる場合あり)
  • TEL0460-83-6321(山のホテル代表)
  • 駐車場無料

大人気ベーカリーのパンとコーヒーが味わえる絶景カフェ

「コーヒー」「ミネストローネ」「ベリーとヨーグルトのスムージー」各480円など(税別)
「コーヒー」「ミネストローネ」「ベリーとヨーグルトのスムージー」各480円など(税別)

芦ノ湖の遊覧船乗り場目の前にあり、いつも多くの観光客でにぎわう店。1階はベーカリー、2階はカフェ、3階はレストランになっています。今や芦ノ湖名物ともなっているベーカリーの焼きたてパンを買って2階へ上がり、ドリンクを注文してゆっくりいただくのがおすすめのスタイル。バリスタが淹れた深いコクのあるコーヒーにラテ、ミネストローネやスムージーなど、パンに合う多彩なメニューから選べます。湖に面した大きな窓からは芦ノ湖が一望でき、四季折々の見事な眺望が楽しめます。

パンの他にオリジナル雑貨も販売。足湯まで楽しめて大満足

オープン前から行列ができる日も多いので、早めの来店がおすすめ
オープン前から行列ができる日も多いので、早めの来店がおすすめ

1階のベーカリーは朝10時のオープンと同時にたくさんの人が訪れます。2階カフェは一足早く8時半から開いており、コーヒーを飲みながらパンの焼き上がりを待つ、リゾート地らしいゆったりした朝を楽しむ姿も見かけられます。ベーカリーにはオリジナルのジャムや雑貨も並び、おしゃれなお土産探しにぴったりです。
入り口付近の敷地内には「元箱根温泉」の源泉を引いた足湯が。ベーカリーで購入したパンや併設のパーラーのドリンクを片手に温泉に浸かり、湖畔の景色を眺めるのは最高の気分です。

Bakery&Table 箱根
  • URLhttp://www.bthjapan.com/hakone.php
  • 住所神奈川県足柄下郡箱根町元箱根9-1 MAP
  • アクセス箱根登山鉄道箱根湯本駅から車で約25分
  • バスアクセス箱根登山鉄道箱根湯本駅からバス乗車、「元箱根港」下車すぐ
  • 営業時間カフェ8:30~17:00(L.O.16:30)/ベーカリー10:00〜17:00/足湯10:00〜17:00 ※フロアにより営業時間が異なるので詳細はHPで要確認
  • 定休日無休
  • TEL0460-85-1530
  • 駐車場無し

本陣風の和カフェでオリジナルスイーツを満喫

3種のだんごに切り餅が付いた「本陣だんご」1,020円(税別)
3種のだんごに切り餅が付いた「本陣だんご」1,020円(税別)

芦ノ湖畔「箱根関所」の近くに立つ和風の建物。江戸時代、参勤交代で大名が宿泊していた本陣をイメージしています。2階のカフェ「湖紋」の名は、湖面に幾重にも輪を描いて広がる波の模様に由来したもの。湖に面した大きな窓から、時間や風向きによって表情を変える湖や富士山を望み、くつろいだ気分でオリジナルメニューを楽しめます。
名物の「本陣だんご」は、抹茶、黒ゴマ、白の3種類の団子を自分で七輪に乗せて焼き上げ、好みでみたらし、あずきなどをトッピングしていただけます。

和モダンなインテリアで落ち着ける雰囲気

見飽きることのない、窓からの雄大な湖の眺め
見飽きることのない、窓からの雄大な湖の眺め

写真映えする上、味も抜群なのが特製のパンケーキ。焼きたての熱々が食べられると人気です。生地は抹茶味で表面には小豆をアレンジ。アイスクリームも添えてあります。メニューには、ピリリとスパイスのきいた特製カレーやパスタもあり、ランチに訪れるのもおすすめです。74席ある広々した店内は和風で統一してあり、くつろいだ時間が過ごせます。
1階の「茶屋本陣 畔屋」は小田原地区の老舗土産店が軒を連ね、宿場町のような雰囲気。タイムスリップしたような空間で、地元の逸品に出合えます。

茶屋本陣畔(ほとり)屋 cafe KOMON(湖紋)
  • URLhttps://www.hakone-kankosen.co.jp/restaurant/hotoriya/
  • 住所神奈川県足柄下郡箱根町箱根161-1 MAP
  • アクセス箱根登山鉄道箱根湯本駅から車で約25分
  • バスアクセス箱根登山鉄道箱根湯本駅からバス乗車、「箱根町港」下車すぐ
  • 営業時間10:00~16:00 (食事L.O.15:30)、土産店9:30~17:15 ※季節で時間変更あり
  • 定休日不定休
  • TEL0460-83-6711
  • 駐車場無料

フランスの工芸家ラリック装飾のサロンカーで優雅なティータイム

贅を極めたインテリアの中でのティータイムは至福のひととき
贅を極めたインテリアの中でのティータイムは至福のひととき

ヨーロッパを走る豪華列車「オリエント急行」のサロンカーを利用したカフェ。車内装飾を手掛けたフランスの工芸家ルネ・ラリックの作品が集う「箱根ラリック美術館」で展示され、訪れる人々を魅了しています。
当日現地での予約が必要で、1時間ごとの入れ替え制。ティーセット付きの乗車体験を40分ほど楽しめます。パティシエが腕をふるうデザートは、季節に合わせた逸品が登場。飲み物はホットのコーヒー、紅茶、ハーブティーから選べて、夏季のみアイスでも注文できます。

歴史に残る作品を間近で鑑賞

装飾パネル「彫像と葡萄」。酒神バッカスと巫女(みこ)、ブドウが豊かな実りを表現
装飾パネル「彫像と葡萄」。酒神バッカスと巫女(みこ)、ブドウが豊かな実りを表現

50歳頃よりジュエリーからガラス工芸家へと転身したラリックは、室内装飾を手掛けるようになります。「LE TRAIN」の装飾は、1928年(昭和3年)の作、ラリックは68歳でした。150枚以上のガラスパネルは裏に鏡面加工が施され、光の反射を巧みに操り空間を演出しています。
この壁面を飾るガラスパネルをはじめ、テーブルや椅子など、内装や調度品のほとんどは当時のもの。専属クルーの解説を聞きながら椅子に身をまかせれば、オリエント急行で旅しているような、贅沢なティータイムを過ごせます。

LE TRAIN(ル・トラン)
  • URLhttp://www.lalique-museum.com/letrain
  • 住所神奈川県足柄下郡箱根町仙石原186-1(箱根ラリック美術館) MAP
  • アクセス箱根登山鉄道強羅駅から車で約14分
  • バスアクセス箱根登山鉄道強羅駅からバス乗車、「箱根ラリック美術館」下車すぐ
  • 営業時間初回10:00、最終回16:00(1時間ごとの入れ替え制、所要約40分、各回定員20名)
  • 定休日無休(臨時休業あり、美術館に準ずる)
  • 入場料2,200円(ティーセット付き)
  • TEL0460-84-2255(箱根ラリック美術館)
  • 駐車場無料
  • メモ予約制(当日現地にて受付、電話予約不可)
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