ご当地サポーター
定番から穴場まで。大阪でおすすめの観光スポット9選

くいだおれとお笑いの街・大阪には、実はわざわざ足を運びたい観光スポットもたくさんあります。そこで、限られた時間の中でどこを観光するか迷っている方のために、人気の定番観光スポットから知られざる穴場スポットまで、厳選してご紹介。ぜひ参考にして、魅力あふれる大阪を様々な楽しみ方で満喫してください。

*大阪でおすすめの博物館・美術館はこちら

「太陽の塔」がシンボルの自然豊かな公園

正面中央・頂部・背面にある3つの顔と左右の腕が特徴的な「太陽の塔」/写真提供:大阪府
正面中央・頂部・背面にある3つの顔と左右の腕が特徴的な「太陽の塔」/写真提供:大阪府

1970年(昭和45年)に開催された「日本万国博覧会(大阪万博)」の跡地を整備した広大な公園。シンボルは自然文化園ゾーンにある「太陽の塔」です。太陽の塔は大阪万博当時、芸術家・岡本太郎氏がテーマ館の一部として考案し、閉幕後に永久保存することが決定。高さ約70m、外側に3つの顔をもつ独創的な塔は、事前予約をすれば内部見学もできます。園内には太陽の塔以外にも「EXPO’70パビリオン」や「大阪日本民芸館」「国立民族学博物館」など見どころが豊富です。

神秘的な異世界が広がる「太陽の塔」内部を見学

太陽の塔の内部にある「生命の樹」/写真提供:大阪府
太陽の塔の内部にある「生命の樹」/写真提供:大阪府

塔の頂に向かって一本の木がのびる「生命の樹」には、原生生物から哺乳類まで生命の進化の過程をたどる183体の生物模型群が配された独創的な空間が広がっています。内部に入館するには太陽の塔公式WEBサイトにて事前予約を。予約は入館日の4カ月前から受付しています(先着順)。当日券は予約に空きがある場合のみ販売。見学時間は約30分です。太陽の塔グッズが買えるミュージアムショップはチケットがなくても入館可能です。

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万博記念公園は「日本さくら名所100選」にも選ばれており、3月中旬頃から多彩な種類の桜が咲き誇ります。とくに太陽の塔の背面からすぐの全長約200mを超える東大路の桜並木は圧巻です。
写真提供:大阪府
写真提供:大阪府
万博記念公園
  • URLhttps://www.expo70-park.jp/
  • 住所大阪府吹田市千里万博公園 MAP
  • アクセス大阪モノレール「万博記念公園駅」または「公園東口駅」から徒歩約5分
  • 営業時間9:30~17:00 (最終入園は16:30)
  • 定休日水曜(祝日の場合は開園、翌日休み、ただし4月1日~5月GW、10~11月は無休)、年末年始
  • 入場料大人260円、小中学生80円(自然文化園・日本庭園共通)※別途、各施設によって料金が異なります
  • TEL06-6877-7387(万博記念コールセンター)
  • 駐車場有料

「感性にふれる」をコンセプトにした新感覚のミュージアム

「みずべにふれる」ゾーンで暮らすホワイトタイガーの「アクア」
「みずべにふれる」ゾーンで暮らすホワイトタイガーの「アクア」

大阪市にある世界最大級の水族館「海遊館」がプロデュースした、水族館・動物園・美術館の枠にとらわれない体感型ミュージアム。従来の水族館や動物園の生息地域に基づく環境再現型の展示とは異なり、生き物たちの個性を「いろ」「わざ」「みずべ」「うごき」などの8つのテーマに分けて、小さな魚から大型動物のホワイトタイガーやミニカバなど、多種多様な生き物たちを展示しています。水槽は360度から見られる上、さらに普段見ることのない新たな視点からも生き物を見ることができるのも大きな特徴です。

生きものたちの自由な動きにふれる、人気の展示ゾーン

一本の小川を隔てて行き交う生き物たちの遊び場「うごきにふれる」ゾーン
一本の小川を隔てて行き交う生き物たちの遊び場「うごきにふれる」ゾーン

特に人気があるのは生き物たちが柵や檻のない空間で自由に暮らしている「うごきにふれる」のコーナーです。躍動的にフロアを跳ね回るワオキツネザルをはじめ、コツメカワウソやケヅメリクガメ、インドクジャクなどが歩いていて、生きものの息づかいを間近に感じられます。プール内を俊敏に泳ぎ回るケープペンギンやトイレの看板にアナホリフクロウがひっそりたたずむ姿などが見られ、自由気ままで予測のつかない動物たちの動きに目が離せません。

ご当地サポーターコメント
色鮮やかな魚たちや空中を飛び回る美しい鳥たち、ミニカバやホワイトタイガーなど、生き物の個性にフォーカスを当てた展示が特徴的。それぞれの魅力を直感的に感じられるような工夫が随所に凝らされています。
NIFREL(ニフレル)
  • URLhttps://www.nifrel.jp/
  • 住所大阪府吹田市千里万博公園2-1 EXPOCITY内 MAP
  • アクセス大阪モノレール万博記念公園駅から徒歩約2分
  • 営業時間10:00〜18:00(土・日曜、祝日は公式サイトで要確認)※入館は閉館の1時間前まで
  • 定休日年1回設備点検のための臨時休館あり
  • 入場料大人2,200円、小学生・中学生1,100円、3歳以上650円、2歳以下無料
  • TEL0570-022060(ナビダイヤル)
  • 駐車場ニフレル入館でEXPOCITY駐車場が2時間無料(平日は終日無料)

吉本興業が誇る、老若男女が楽しめる「笑いの殿堂」

1階・2階席で計858席ある大ホール内にどっと響き渡る笑い声は迫力満点
1階・2階席で計858席ある大ホール内にどっと響き渡る笑い声は迫力満点

1912年(明治45年)創業の笑いの老舗「吉本興業」誇る国内最大級の劇場。通常公演されている本公演は漫才・落語・コントなどと吉本新喜劇が2部制で楽しめ、所要は約2時間です。漫才・落語・コントは若手からベテラン勢まで、テレビでも活躍する芸人が連日生で見られるとあって大人気。吉本新喜劇は個性派の座長4人が指揮する約50分の喜劇が楽しめます。座長によって雰囲気やストーリーが異なり、出演者の持ちネタやギャグが次々登場。チケットは完売することもあるので事前予約がおすすめです。

観劇の前後に大阪グルメやお土産選びを楽しんで

「よしもとエンタメショップ」には吉本新喜劇や吉本芸人、名物ギャグをモチーフにした雑貨やお菓子がずらり
「よしもとエンタメショップ」には吉本新喜劇や吉本芸人、名物ギャグをモチーフにした雑貨やお菓子がずらり

観劇の前後には劇場内で名物グルメを味わったり、吉本興業のオフィシャルショップでオリジナルグッズを買い物したりと楽しみが満載。焼くのも売るのも吉本芸人というたこ焼店「吉たこ produce by たこ焼きブ!」では、芸人がプロデュースしたこだわりの一品が味わえます。芸人のリクエストがきっかけで生まれた大阪グルメ・肉吸いが味わえる「千とせ べっかん」や、旬の魚料理をつまみに昼飲みができるカウンター居酒屋「酒処 さつき」もおすすめです。

ご当地サポーターコメント
なんばグランド花月の向かいには若手芸人が活躍する「よしもと漫才劇場」もあります。週末には若手に加え、人気芸人も登場する「よしもと漫才ライブ」も開催されています。公演の詳細は公式サイトでチェックを。
なんばグランド花月
  • URLhttps://ngk.yoshimoto.co.jp
  • 住所大阪府大阪市中央区難波千日前11-6 MAP
  • アクセスOsaka Metroなんば駅から徒歩約5分
  • 営業時間本公演 平日11:00~/14:30~
    土曜10:00~/13:00~/16:00〜/19:00〜
    日曜10:00~/13:00~/16:00~
    ※変更の場合あり※夜公演は公式WEBサイトで要確認
  • 定休日無休
  • 入場料本公演 1階席5,000円、2階席4,500円(前売り・当日、大人・子どもに関わらず一律。全席指定)
  • TEL06-6641-0888(10:00〜18:00)
  • 駐車場無し

日本で3番目に長い歴史をもつ老舗の動物園

ライオンが寝そべる岩山群の背景に草食動物ゾーンを見渡すことができる
ライオンが寝そべる岩山群の背景に草食動物ゾーンを見渡すことができる

2025年で開園110周年を迎えた、歴史ある都市型動物園。園内では約170種・1,000点の動物を飼育し、生息地での景観を可能な限り再現した環境でそこに暮らす動物の様子を紹介する「生態的展示」が行なわれています。「コピエ」と呼ばれる岩山群に囲まれたサバンナの環境を再現しているアフリカサバンナゾーンでは、実際さながらに肉食動物のライオンと草食動物のキリン、シマウマが同時に見られます。

人気者やここでしか見られないレアな動物をチェック

レッサーパンダを間近に観察するなら、おやつタイムに訪れるのがおすすめ
レッサーパンダを間近に観察するなら、おやつタイムに訪れるのがおすすめ

園内には樹上で生活するレッサーパンダをはじめ、水遊びが大好きなホッキョクグマ、飼育員さんお手製のわらボールで遊ぶジャガー、のんびりとしたコミカルな動作がかわいいと話題のマレーグマなど、愛嬌のある人気者がたくさん。希少な動物の展示も楽しめ、中でも真っ黒な顔をした猿「ドリル」は世界的にも飼育数が少なく、日本で展示するのは天王寺動物園だけだそうです。他に、ペンギンやアシカがいきいきと泳ぐ「ペンギンパーク&アシカワーフ」もおすすめです。

ご当地サポーターコメント
動物たちの動きが活発になる「おやつ・ごはんタイム」の時間は公式WEBサイトで確認を。毎年恒例の、数日限定で開催される「ナイトZOO」も好評です。
写真提供:天王寺動物園
写真提供:天王寺動物園
天王寺動物園
  • URLhttps://www.tennojizoo.jp/
  • 住所大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-108 MAP
  • アクセスOsaka Metro動物園前駅から徒歩約5〜10分
  • 営業時間9:30~17:00、5・9月の土・日・祝日は~18:00(入園は閉園の1時間前まで)
  • 定休日月曜(祝日の場合は開園、翌日休園)、年末年始(12月29日~1月1日)
    ※臨時開園日は、営業カレンダーを要確認
  • 入場料大人500円、小中学生200円(大阪市内の小・中学生は無料)
  • TEL06-6771-8401
  • 駐車場無し
  • メモ「ごはんタイム・おやつタイム」はHPで要確認

月2回開催される活気あふれる市場の朝市

10時からスタートする「せりツアー」では4店舗をハシゴして競りに参加できる
10時からスタートする「せりツアー」では4店舗をハシゴして競りに参加できる

大阪のプロの料理人が仕入れに利用する「大阪木津卸売市場」では、毎月第2土曜日と最終土曜日の2回朝市が開催されています。朝市では買い物や市場グルメが楽しめる他、10時からはセリ体験ツアーが開催され、誰でも競りに参加することができます(事前予約可)。店主たちの巧みな話術で盛り上がる競り場では、旬の魚介類や高品質の肉などお得な値段で競り落とすチャンスです。普段はなかなか入れない市場のセリに参加し、活気に満ちた場内の雰囲気を楽しめる貴重な体験ができます。

市場ならではのグルメや買い物が楽しめる

2025年(令和7年)5月から市場内に出店する最高級の缶詰屋
2025年(令和7年)5月から市場内に出店する最高級の缶詰屋

市場内にはイートインができる飲食店も点在。新鮮な海鮮丼や寿司、炭火で焼いたうな重など、人気の市場グルメが朝から味わえます。モーニングが味わえる珈琲屋や喫茶店もあります。また、朝市では試食を用意している店も多数。木津市場の食材を使って作る高級缶詰屋もあり、全種類の缶詰の試食ができる他、高級魚を使った惣菜も並びます。他にも、地場産の魚や新鮮な肉、なにわの伝統野菜や高級果物など質のいい品が揃う市場内では買い物も楽しめます。

ご当地サポーターコメント
場内には日帰り入浴施設「湯源郷 太平のゆ なんば店」も併設。露天風呂やサウナ、岩盤浴などがあり、観光途中の休憩にもおすすめですよ。
木津卸売市場 木津の朝市
  • URLhttps://kiduichiba.jp
  • 住所大阪府大阪市浪速区敷津東2-2-8 MAP
  • アクセスOsaka Metro大国町駅から徒歩約3分
  • 営業時間木津の朝市 毎月第2土曜と最終土曜 9:00~12:00のみ
  • 定休日市場 日曜、祝日、水曜(不定休)、月2回程度の臨時休業日あり
  • TEL06-6631-1139
  • 駐車場有料

植物園を光のアート空間に変える展覧会

チームラボ《風の中の散逸する鳥の彫刻群》©チームラボ
チームラボ《風の中の散逸する鳥の彫刻群》©チームラボ

広さ約24万㎡、約1,200種類の植物が生い茂る「大阪市立長居植物園」。こちらで夜間に通年開催されているのが、アート集団「チームラボ」による夜の野外ミュージアム「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」です。非物質的なデジタルテクノロジーによって、自然を破壊することなく「自然が自然のままアートになる」というプロジェクトによるミュージアムで《風の中の散逸する鳥の彫刻群》は、鳥が飛ぶことによって生まれるエネルギーの流れをリアルタイムに描いた作品です。

昼間は植物園である場所が、夜になるとそのまま作品空間に

チームラボ《ツバキ園の呼応する小宇宙 - 液化された光の色, Dusk to Dawn》©チームラボ
チームラボ《ツバキ園の呼応する小宇宙 - 液化された光の色, Dusk to Dawn》©チームラボ

アート空間が植物園の四季とともに移り変わるので、訪れる時期によって受ける印象が変わるのも大きな特徴です。作品空間は自然の中で吹く風や雨、鳥や人々のふるまいの影響を受けてインタラクティブに変容します。最新のデジタル技術と植物園の自然が生み出すアート作品たち。暗闇の中で耳を澄ますと風の音や鳥の声、深く息を吸い込むと草花の香りが漂ってきて、自然の気配をすぐそばに感じます。人が通ったり、触ったりすることで変化する作品もあり、五感をフル活用しながら作品と触れ合えます。

ご当地サポーターコメント
園内は広大なため、アート作品をじっくり体験したいなら1時間30分〜2時間は見ておきましょう。光で描かれる作品が多いことから足元が暗いため、歩きやすい靴と動きやすい服装で訪れるのがおすすめです。
チームラボ《生命は連続する光 - ラクウショウ》©チームラボ
チームラボ《生命は連続する光 - ラクウショウ》©チームラボ
チームラボ ボタニカルガーデン 大阪
  • URLhttps://www.teamlab.art/jp/e/botanicalgarden/
  • 住所大阪府大阪市東住吉区長居公園1-23 長居植物園内 MAP
  • アクセスOsaka Metro長居駅から徒歩約10分
  • 営業時間季節により変動(公式サイトを要確認)
  • 定休日不定期
  • 入場料大人1,800〜2,400円(価格変動制)
  • TEL06-6699-5120(16:00〜20:30)
  • 駐車場有料

伝統芸能の上方落語を気軽に楽しめる寄席小屋

テレビなどでお馴染みの師匠方が登場することも
テレビなどでお馴染みの師匠方が登場することも

新世界の一角にある、上方落語を楽しめる寄席小屋。故桂ざこば氏が「落語を気軽に楽しんでほしい」と2008年(平成20年)に開設しました。大阪&京都で発祥し、近畿地方の方言を用いる上方落語は、道行く人の注目を集めるために「ハメモノ」と呼ばれる三味線や太鼓などを鳴らしたり演者の前に置かれた小さな机を叩いたりするにぎやかな舞台演出が特徴。こちらでは、上方落語を代表する桂米朝一門を中心とした多彩な公演が堪能できます。

予約なしで観られる「動楽亭昼席」は大阪観光の合間にぴったり

高座との距離が近く、噺家の細かい仕草まで確認できて迫力満点
高座との距離が近く、噺家の細かい仕草まで確認できて迫力満点

定員100名ほどのこぢんまりした小屋だからこそ、演者との距離が近く、目線や眉毛の動きから息遣いまで間近で感じることができます。
観光客へのおすすめは、前売り券や予約の必要がなく、その日の気分でふらっと立ち寄れる「動楽亭昼席」。毎月1日〜20日の14時から開催されています。21日以降は、落語会だけでなく浪曲や講談などの様々な公演も昼夜開催。伝統芸能をカジュアルに体験できる貴重なスポットへ、生の臨場感を味わいに訪れてみてはいかがでしょうか。

ご当地サポーターコメント
「落語」は、近年若者の間でも密かにブームとなっているお笑い文化のひとつ。人情味溢れる伝統の上方落語をぜひ体験してみてください。
動楽亭
  • URLhttps://beicho.jp/dourakutei/
  • 住所大阪府大阪市西成区1-17-6 MAP
  • アクセスOsaka Metro動物園前駅から徒歩約3分
  • 営業時間公演により異なる。公式HPで要確認
  • 定休日公演に準ずる
  • 入場料公演により異なる
  • TEL06-6365-8281(株式会社米朝事務所内)※問い合わせは平日10:00〜18:00
  • 駐車場無し

優美な天守閣から大阪市街を一望

地上55m、5層8階の天守閣は国の登録有形文化財に指定(©大阪城天守閣)
地上55m、5層8階の天守閣は国の登録有形文化財に指定(©大阪城天守閣)

大阪城は1583年(天正11年)に豊臣秀吉が天下統一の拠点として築城を始めました。天守閣は2度にわたり焼失しましたが1931年(昭和6年)に再建され、現在は歴史博物館として公開されています。
館内は秀吉ゆかりの品をはじめ、大坂夏の陣のジオラマ、黄金の茶室の原寸大模型など見どころ豊富ですが、注目は8階の展望台。地上50mから大阪市街を見晴らす360度のパノラマビューは、見惚れるほどの絶景です。天下統一を成しとげた秀吉の気分に浸ってみてはいかがでしょうか。

大阪城天守閣
  • URLhttps://www.osakacastle.net/
  • 住所大阪府大阪市中央区大阪城 1-1 MAP
  • 営業時間9:00~17:00(入館は~16:30)※時期により延長あり
  • 定休日12月28日~1月1日
  • 入場料600円 ※中学生以下無料 (中学生は生徒手帳など要証明)
  • TEL06-6941-3044

工場の煙突や配管がひしめく幻想的な景色

埠頭の先端にある築港浜寺西町付近からの景色。化学工場のプラントやガスタンク群を望むことができる
埠頭の先端にある築港浜寺西町付近からの景色。化学工場のプラントやガスタンク群を望むことができる

石油・化学メーカーの工場群が広がる堺市から高石市にかけての臨海部は、人気の工場夜景スポット。阪神高速4号湾岸線を関西国際空港から大阪市内に走ると、「泉大津パーキングエリア」を過ぎた辺りから左手に工場地帯が現れます。中でも埠頭の先端の「築港浜寺西町」付近は、海を隔てて尖塔群が見渡せる絶景スポット。複数の工場が左右に連なり、尖塔からたなびく水蒸気や海面に反射した光が幻想的な景色を望めます。

まるでSF映画のような都市夜景を間近で眺める

工業地帯の中にある「築港新町はまはこべ公園」から眺める製油工場の夜景
工業地帯の中にある「築港新町はまはこべ公園」から眺める製油工場の夜景

工業地帯の中にある「築港新町はまはこべ公園」も工場夜景を間近で楽しめる穴場スポットです。園内に茂るヤシの木の隙間から無機質な工場夜景を鑑賞でき、そびえ立つプラントを下からあおるように見上げると迫力満点。視界は狭いですが、特徴的な形状をした製油工場のプラントが闇夜に浮かび上がります。
眺望スポットを訪れるには基本的には車移動が必須ですが、車なしでも行けるおすすめのスポットが「浜寺公園」の水路沿いの歩道。浜寺公園駅から徒歩すぐで、工場手前に阪神高速湾岸線が横切るレアな景色を見ることができます。

ご当地サポーターコメント
堺観光コンベンション協会では、観光タクシーで夜景を巡るツアーも開催しています。スポットを熟知した運転手が案内してくれますので、ぜひ上手に活用してみてください。
堺・泉北臨海工業地帯の夜景
  • URLhttps://www.sakai-tcb.or.jp/feature/detail/7
  • 住所大阪府堺市堺区築港浜寺西町・築港新町3丁 MAP
  • アクセス南海本線堺駅から車で約15分
  • TEL観光タクシーの予約は072-233-6601(公益社団法人堺観光コンベンション協会 周遊促進グループ)
  • 駐車場無し
※掲載の内容は、記事更新日時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。