大阪でわざわざ足を運びたい名店の人気お土産7選

大阪には江戸時代から続く老舗和菓子店から、近年オープンした話題のスイーツショップまで、魅力あふれる名店が点在しています。個性豊かな注目店の中から、わざわざ足を運んででも手に入れたい、その店ならではの逸品をご紹介。味わいや見た目にこだわりが光る品々は、心を満たしてくれるものばかり。大切な人へのお土産にはもちろん、自分用にもおすすめです。
1粟玄(あわげん)「和洋」
コーヒーと生クリームでアーモンドを包んだおこし

大阪の伝統菓子「おこし」の専門店。「おこし」とは、砂糖や水飴で材料をつないだ菓子のこと。誕生以来40年を超えて愛され続ける看板商品「和洋」は、選りすぐりのアーモンドをコーヒーの香り高い苦味と北海道産の生クリームのまろやかさで包み込み、飴でコーティングした逸品です。ほろ苦さとカリッとした歯応えのある食感は、コーヒーや紅茶、日本茶、洋酒との相性も良く、様々なシーンで楽しめます。ひとつずつ丁寧に和紙で包まれた包装は、大切な人への贈り物としても最適です。
【商品名・価格】「和洋」袋入り(90g)1,080円、箱入り(14粒×2袋)2,160円 他
【賞味期限】製造日から約2カ月
時代に合わせて生み出された新しい形のおこしも登場

1950年(昭和25年)に現在の住吉で創業した同店は、おこし専門店として70年以上伝統を守りながらも、「和洋」の他、黒豆ときなこを合わせた「金の森」、カシューナッツを生クリームで包んだ「玄豆」など、時代に合わせて新しいおこしを作り続けています。素材の味を大切にするため、保存料と香料は使用せず、製造から販売まで全ての工程を自社で行なっています。
店舗では、開店と同時に番号札を配布。午後になると売り切れる商品もあるので、午前中に訪れるのがおすすめです。

- 粟玄(あわげん)
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http://awagen.jp/
大阪府大阪市住吉区上住吉1-2-3 MAP
南海電鉄住吉東駅から徒歩約5分
9:30〜16:30
土・日曜、祝日
06-6671-0246
無料(2台、店舗北側に隣接)
※提携駐車場有り(パーク24上住吉第二:商品購入代金3,000円以上の場合1時間無料)クレジットカードは使用不可
2むか新 羽倉崎店「泉州たまねぎサブレ」
大阪の特産物「泉州たまねぎ」を使ったサブレ

1892年(明治25年)に泉佐野市で創業した菓子店。伝統の和菓子から、最新のトレンドを盛り込んだ新感覚なお菓子などバラエティ豊かなラインナップを揃えます。
泉佐野市が属する泉州エリアの特産物を使った「泉州たまねぎサブレ」は、ぜひとも試してもらいたい一品。地元食材を使用した商品開発によって誕生したサブレで、みずみずしい泉州たまねぎの強い甘みと香りを活かし、サクッと軽い食感を楽しめます。おやつとしてはもちろん、香ばしい風味はお酒との相性も抜群です。
【商品名・価格】「泉州たまねぎサブレ」1枚100円〜 他
【賞味期限】30日
【取扱店】むか新直営店
伝統の和菓子から注目の新商品まで多数ラインナップ

店内には、季節限定を含めたバラエティ豊かな商品が揃います。中でも、創業から作り続ける泉州の郷土菓子「むらしぐれ」は生餡に砂糖、米粉と餅粉を混ぜて蒸し上げた一品。芳醇なバターが香る看板商品「こがしバターケーキ」も人気です。
新商品の開発にも力を入れており、2025年3月には、泉州たまねぎと21種類のスパイスを使った「ザ・カレーサブレ」が新大阪駅、伊丹空港、関西国際空港限定で新登場。大阪万博に向けて誕生した商品で、大阪発祥ともいわれるスパイスカレーの味をサブレで楽しめます。

- むか新 羽倉崎店
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https://info.mukashin.com/shop/
大阪府泉佐野市羽倉崎1-4-7 MAP
南海本線羽倉崎駅から徒歩約10分
9:00~19:00
水曜
072-462-0724
無料
3Masahiko Ozumi Paris 本店(天満橋)「モンブラン ノワール」
座布団の形をしたアーティスティックなモンブラン

本場フランスで修行を積んだパティシエによるケーキショップ。お店の代表作であるモンブランは、通称「座布団モンブラン」と呼ばれ、3Dプリンターによって仕上げられるニットのような模様が特徴です。
本店限定「モンブラン ノワール」は、和栗と洋栗を配合したなめらかで濃厚なモンブランムースが特徴。中はミルクチョコガナッシュやジャンドゥーヤなどが入った層になっており、サクサクとした食感が楽しめます。抹茶やホワイトチョコなど、期間限定のモンブランも揃います。
【商品名・価格】本店限定「モンブラン ノワール」930円 他
【賞味期限】当日中
季節によって登場するデザイン性溢れるケーキも話題

季節限定のケーキにも注目で、夏は水風船をモチーフにしたものなど、その年ごとにパティシエが趣向を凝らしたケーキが登場します。現在、大阪市内に全3店舗あり、お店によってラインナップが異なります。キッチンが併設された本店ではケーキの他、アップルパイなど焼き立てのお菓子を販売。阪急うめだ本店は特定の曜日で商品が変わり、栗とフルーツを掛け合わせた「モンブラン フリュイ」が人気です。
モンブランのフレーバーは店舗や季節によって異なるため、インスタグラムでチェックしましょう。

- Masahiko Ozumi Paris 本店(天満橋)
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https://masahiko-ozumi.com/
大阪府大阪市中央区大手通2-4-8 1階 MAP
Osaka Metro天満橋駅から徒歩約10分
10:00〜19:00
水曜
06-6355-4218
無し(近隣にコインパーキングあり)
4ちひろ菓子店「焼き立てフィナンシェ〈極上プレーン〉」
芳醇なバターの香りを存分に味わえる、話題の焼き立てフィナンシェ

バラエティ豊かなフレーバーのフィナンシェが揃う人気の洋菓子店。スイーツレポーターとして活動していた創業者によって作られるのは、北海道産やフランス産など5種類の発酵バターを商品ごとに使い分けるなど、こだわりが詰まったフィナンシェです。添加物やベーキングパウダーを使わず、上質な素材を使ったやさしい甘さが特徴。「焼き立てのフィナンシェが絶品」と評判のため、訪れた際はぜひバターの芳醇な香りを放つ温かいフィナンシェを味わってみてください。
【商品名・価格】「焼き立てフィナンシェ〈極上プレーン〉」1個310円、個包装の「極上プレーン」330円、「アールグレイ」340円 他
【賞味期限】「焼き立てフィナンシェ〈極上プレーン〉」は当日中。個包装は製造日から約20日
定番から季節限定まで様々なフレーバーが店頭に並ぶ

店頭には、定番から期間限定フレーバーまで、常時15種類ほどのフィナンシェが並びます。定番はプレーンの他、ショコラやピスタチオ、ゴルゴンゾーラなどが揃い、期間限定はさくらやココナッツレモンといった季節のおいしい食材を使った楽しいラインナップです。パッケージはフレーバーごとに異なるデザインがかわいらしく、ちょっとしたギフトとしても喜ばれそうな見た目です。
現在、大阪府内に5店舗を展開。それぞれ異なるコンセプトを持ち、焙煎所やイートインスペースを併設する店舗もあります。

- ちひろ菓子店
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https://www.instagram.com/chihirosweetsshop/
大阪府大阪市西区新町1-25-13 Plaire新町1F MAP
Osaka Metro四ツ橋駅から徒歩約3分
10:00〜19:00
無休
06-6585-9515
無し
5Baton d'or 阪急うめだ本店「バトンドール」
江崎グリコが生んだ「黄金のスティック」の名を持つスイーツ

「バトンドール」は江崎グリコが手掛けるプレミアムなスティックスイーツ。商品名はフランス語で「黄金のスティック」という意味をもち、軸となるプレッツェルはその名前のとおり、発酵バターの芳醇な味わいです。
関西エリアでは、大阪や京都の百貨店や、大阪国際空港などで購入できます。各店舗でシュガーバター、ショコラ、白いちご、宇治抹茶の4種類を毎年販売しています。期間限定でさくらやシチリアレモン、栃木産イチゴ「とちあいか」といった季節を感じられるフレーバーも揃います。
【商品名・価格】バトンドール「シュガーバター」1箱36本入り(6本×6袋)
「ショコラ」「白いちご」「宇治抹茶」他 各1箱20本入り(4本×5袋)700円。期間限定品は756円。
【賞味期限】製造日から45日
【取扱店】阪急うめだ本店、髙島屋大阪店、大阪国際空港(伊丹空港)他
大切な人への贈り物や自分へのご褒美としてもおすすめ

バトンドールは、百貨店を訪れる幅広い世代のお客さまに手に取ってもらえる商品をと開発されました。ワンランク上の味わいを目指し、素材本来のおいしさを引き出すことにこだわっています。使用する材料は厳選され、プレッツェルはフランス産小麦を使用した生地に発酵バターをたっぷり練り込まれています。曲線を取り入れたパッケージの箱も、ワイングラスをイメージして高級感を演出。お土産としてだけでなく、自分へのご褒美としても買いたくなる一品です。

- Baton d'or 阪急うめだ本店
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https://jp.glico.com/batondor/shop.html
大阪市北区角田町8-7 阪急うめだ本店 B1F MAP
阪急電鉄大阪梅田駅から徒歩約3分
10:00〜20:00
百貨店の店休日に準ずる
0120-917-111 (グリコお客様センター)
無し
6堺名産けし餅本舗 小島屋「けし餅」
江戸時代から受け継がれる堺市の郷土菓子「けし餅」

千利休の生まれの地である堺市は、和菓子の生産が盛んな場所。中でも、延宝年間からの歴史を持つ小島屋の「けし餅」は、創業時から変わらない製法で、職人が丁寧に作り上げる味わい深い逸品です。けし餅とは、こし餡を餅皮で包んだものに、ケシの実をまぶした和菓子。室町時代の南蛮貿易によってインドからもたらされたケシの実が、江戸時代初期の堺市では盛んに栽培されるようになったことから生まれたそうです。上品な甘さを持つ餡と、プチプチと歯触りが良く香ばしいケシの実が絶妙な調和を生み出します。
【商品名・価格】「けし餅」6個入985円〜、木箱入り12個入2,078円〜 他
【賞味期限】製造日から4日
【取扱店】本店、阪急うめだ本店、アントレマルシェ新大阪中央口店、大阪国際空港(伊丹空港)他
本店1階はケシの実を使った商品が並び、2階には茶房を用意

江戸時代に創業した同店は、堺市にある本店と百貨店の常設店舗や空港でも商品を販売しています。店頭ではけし餅の他、けし餅と生クリームたっぷりのロールケーキを組み合わせた「けし餅ロール」も人気。スポンジ生地の外側にケシの実をふんだんにまぶしてあり、和洋折衷な味わいを楽しめます。
本店2階には茶房を併設。けし餅をはじめ、ぜんざいや抹茶セット、コーヒーなどのドリンクも揃います。堺の街並みを眺められる落ち着いた店内で、ゆっくりと喫茶を楽しむのもおすすめです。

- 堺名産けし餅本舗 小島屋
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https://www.keshimochi.com/
大阪府堺市堺区宿院町東1-1-23 MAP
阪堺電鉄宿院駅から徒歩約1分
8:30~18:00
無休
072-232-0313
無料
7神宗(かんそう)淀屋橋本店「塩昆布煮汁」
様々な料理の旨みとコクをアップさせる万能煮汁

1781年(天明元年)に海産物問屋として始まった塩昆布の老舗。古くから受け継がれてきた独自の加工法を用いた塩昆布をはじめ、時代に合わせた数々の新商品を生み出しています。
注目の商品は、淀屋橋本店限定の「塩昆布煮汁」。塩昆布を炊く際に生じる煮汁で、天然真昆布の旨みが加わった、甘みを感じられる香り豊かな味わいです。焼いた餅に塗ったり、とろろ昆布に合わせたりといった簡単な使い方から、カレーやシチューなど洋食料理の隠し味として加えるなどあらゆる使い方ができます。
【商品名・価格】淀屋橋本店限定「塩昆布煮汁(260g)」540円
【賞味期限】製造後12ヵ月(常温保存) ※開封後は冷蔵保存
佃煮や調味料、美鍋セットなどバラエティー豊かな商品を販売

淀屋橋本店は、佃煮や調味料など多くの商品が並ぶ売り場と、天然だしを使ったにゅうめんや塩昆布煮汁ソフトクリームが食べられるカフェを併設しています。
おすすめは、天然利尻塩昆布と花削り節をベースに、調味料・スパイスを使ってエスニックや薬膳、カレーといった味の本格的な鍋を作れる「美鍋シリーズ」。パッケージデザインも美しく、お土産や贈り物にもぴったりです。公式サイトでは、商品の魅力を引き出す多彩なレシピを紹介。料理にほんのひと手間加えるだけで、手軽にひと味違うおいしさを楽しめます。

- 神宗(かんそう)淀屋橋本店
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https://kansou.co.jp/store/60/
大阪市中央区高麗橋3-4-10 MAP
Osaka Metro淀屋橋駅から徒歩約2分
10:00~18:00 ※土曜は~16:00
日曜、祝日
06-6201-2700
有料