石垣島で発見! おいしい未来が味わえる「石垣島ユーグレナ・ガーデン」
知れば知るほど不思議な能力を持つユーグレナ(和名:ミドリムシ)は、人が生きるための必須栄養素の大半を含み、ワカメや昆布などと同類の藻類という新鮮な驚きと共に身近になりました。さらに太古の地球にすでに誕生していたと知れば驚きは倍増です。ならば、もっと詳しく知ろうと、実際に高品質の石垣島ユーグレナを育てているという石垣島を目指しました。
そして学びの時を終え、皆と共にひと休みに向かったのは、街中のユーグレナモールに隣接する「石垣島ユーグレナ・ガーデン」でした。お茶も食事もでき、ユーグレナ情報満載のカフェレストランは興味津々でした。
ユーグレナとは?
ユーグレナ(和名:ミドリムシ)は、約5億年前の太古の地球に誕生した動植物の両性質を持ち合わせた微細藻類。光合成をすることで、遥か太古の昔から生き延びてきたことが知られています。そのユーグレナは59種類もの栄養素を持つスーパーフードというのです。人にとって、持続的な健康を維持すると言うユーグレナをここで紐解いてみましょう。
多くの研究の結果、人がユーグレナを摂取することで、生活習慣病の改善や免疫力向上に期待できる可能性が示唆されています。ユーグレナには13種のビタミン、19種のアミノ酸、9種のミネラル、12種の不飽和脂肪酸、そして食物繊維と似た働きをする特有成分パラミロンが含まれ、さらに、ルテイン、ゼアキサンチン、クロロフィル、スペルミジン、プトレッシンの5種も合わせ、全部で59種類もの栄養素が含まれているばかりか、細胞壁が無いため消化吸収され易いこともわかっています。
その一方で、「光合成能力が高く、大気中の約1000倍のCO2濃度の環境でも育成する」という稀有な能力も秘めているのです。これは未来環境対策‘サステナブル’社会の主役にもなれそうです。
パラミロンとはユーグレナ属のみが体内に持つ多糖類(β-1,3-グルカン)のこと。人の腸管細胞に直接作用して細胞の酸化を抑制し、免疫細胞を活性化しながら健康の維持・増進に働くといわれています。これが多くの生活習慣病の予防に効果が期待される要因です。パラミロンの継続摂取によって免疫バランスの調整機能の向上、インフルエンザ症状の緩和の効果の可能性が示唆されています。
株式会社ユーグレナの取り組み
ユーグレナ社は「人と地球を健康にする」ため企業哲学を「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」と掲げ、食糧問題や環境問題などの社会課題を、企業グループで事業を通じて取り組み、持続可能な社会を目指します。具体的には、「ヘルスケア事業」、未来環境を守るエネルギー「バイオ燃料事業」、途上国の栄養問題を解決する「ソーシャルビジネス」など、地球規模で取り組んでいます。
3つの業務内容
ユーグレナの研究開発
サステナビリティを軸に最新鋭バイオテクノロジーを推進し人と地球に貢献すること。ユーグレナの優れた特性、機能性を活かし、肥満状態の改善、健康寿命の支え、心の健康スコアの改善、化粧品の製造販売など多方面にわたりユーグレナの高い効能を活かすため、日々研究開発を進めています。2005年には株式会社ユーグレナが世界で初めて‘食用屋外大量培養’に成功しています。
ヘルスケア事業
ユーグレナは野菜に含まれるビタミンやミネラルだけでなく、魚に含まれるDHA、EPA、日常では摂りにくい不飽和脂肪酸など59種類もの栄養素を含んでいます。そこでユーグレナの持つ効能を全面的に利用し、地球上のすべての人々の栄養が偏りなく、元気に暮らせる社会を目指し研究を続けています。健康は美しさにも直結することから、化粧品、エイジングケア品、インナービューティー・サプリメント、ドリンク類など、健康寿命を支え、健やかにパワフルに、そして美しく生きる提案をしているのです。
エネルギー・環境事業
ユーグレナは培養方法によって体内により多く油を作ることが知られています。こうしてできるユーグレナのバイオ燃料が、バスや航空機の燃料として利用できれば、私たちの目指すサステナブルな社会も夢ではありません。実際にユーグレナ社のバイオ燃料「サステオ」(使用済み食用油(廃食油)とユーグレナなどの藻類を原料として製造)を製造。2018年には横浜市にバイオ燃料製造実証プラントを完成させ、2020年3月に次世代バイオディーゼル燃料が完成。これまで川﨑鶴見臨港バス(陸)や八重山観光フェリー(海)にも導入し、2021年6月には国土交通省が保有・運用する飛行検査機、プライベートジェット「HondaJet Elite」によるフライト(空)にも成功。未来の乗り物は大気汚染を限りなく最小限度にするという希望が現実となってきました。
石垣島ユーグレナ・ガーデン
ユーグレナと八重山の恵みで心も体も健康に
石垣島のメインエリアにあるアーケード商店街「ユーグレナモール」に隣接するカフェレストラン。石垣島ユーグレナを使ったおいしくて身体も喜ぶ料理やスイーツをはじめ、「八重山郷里牛」や「アグー豚」、旬の島野菜など八重山の食材を取り入れた地産地消のメニューが楽しめます。
店内はユーグレナのグリーンカラーをアクセントに、各所に緑を配したナチュラルモダンな空間。ユーグレナの粉末スティックやタブレットも販売しており、日常で取り入れたい方に便利です。
オリジナリティあふれる地産地消メニュー
琉球在来種の「アグー豚」と和牛、石垣島の名店「とうふの比嘉」の島豆腐をあわせたハンバーグは、ふわふわ食感の後に肉の旨みがあふれる口福の一皿。セットのサラダは石垣島ユーグレナ入りのドレッシングでいただきます。
「八重山郷里牛」は日本初の子牛農家によるブランド牛。自慢のローストビーフはきめ細やかな舌触りと豊かな風味、炭火焼の香ばしさが絶妙な逸品です。
スイーツではイタリアのメーカー「カルピジャーニ」のサーバーで作る、なめらかで口どけのよいソフトクリームが評判で、フロートでも楽しめます。
- 石垣島ユーグレナ・ガーデン
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- https://www.instagram.com/ishigaki_euglena_garden/
- 沖縄県石垣市字大川270-2 MAP
- 石垣港離島ターミナルから徒歩約8分
- 9:00~17:00(モーニング9:00~11:00、ランチ11:00~)
- 不定休
- 0980-87-5711
- 無し