「旅を楽しくする」をテーマに、「星のや」「界」「リゾナーレ」「OMO(おも)」「BEB(ベブ)」の5ブランドを中心に国内外66施設を運営する星野リゾートでは、エコロジカルな旅を推進する電気自動車(EV)充電器の国内23施設への設置が完了するとともに、2023年4月18日より充電スタンドの事前予約サービスを開始します。また、当グループの環境経営を代表する施設「星のや軽井沢」では、送迎車にEVを導入し、エコロジカルなリゾートとしてさらに進化します。
世界の自動車業界がカーボンニュートラルを掲げ、国内においては2035年までに電動車100%の新車販売を目指す旨が政府から発表されています。また世界の観光産業が排出するCO2の半分は交通に起因していると言われています(*1)。環境への意識が高まるにつれてEV所有者、EVで旅をする方が増えてくることを踏まえ、星野リゾートではEV充電器を設置すると共に、利便性を確保する為に充電スペースの事前予約システムを導入することにしました。
*1 SUSTAINABLE TRAVEL INTERNATIONAL Webサイト
星のや軽井沢、星のや富士
界 日光、界 鬼怒川、界 川治、界 箱根、界 松本、界 アルプス、界 伊東、界 アンジン、界 遠州、
界 出雲、界 別府、界 雲仙
リゾナーレ那須、リゾナーレ八ヶ岳、リゾナーレ熱海
OMO7旭川、OMO7大阪
BEB5軽井沢
青森屋、奥入瀬渓流ホテル、磐梯山温泉ホテル
※利用状況により、導入施設、台数の拡大を検討しております。
※1,000円(税込)/泊 一部従量課金の施設あり
EV 充電には、自宅をはじめ最も長く滞在する場所で行う「基礎充電」、高速道路のサービスエリアやガソリンスタンドなど移動途中で行う「経路充電」、レジャー施設や宿泊施設など長時間の滞在中に行う「目的地充電」があります。最近では、バッテリー容量が大きい車も増えてきているため、今後は経路充電をせず、目的地充電のニーズが高まると予想しています。一般的に普通充電器での充電時間は8時間以上(*)かかるため、「宿泊施設で確実に充電できるのか」「いつの時間帯なら充電スタンドが空いているのか」といった点がEV利用者にとって気になるポイントになります。そこで、星野リゾートでは、滞在中の食事やアクティビティの予約と同様に、 EV 充電スタンドの空き状況の確認や事前予約ができるサービスを導入し、EV利用者が安心して来館できるようにします。
*500kwh を6kw出力で充電する場合の充電時間
充電スペースの予約方法と充電器が設置されている施設を紹介しています。EVでのエコロジカルな旅を計画するのに役立ちます。
https://hoshinoresorts.com/ja/sp/ev/
星野リゾート創業の地、長野県軽井沢では、1914年の星野温泉旅館開業当初から水力発電を取り入れ、1992年から本格的な環境経営に取り組んできました。星のや軽井沢では水力発電に加え、温泉排湯熱と地中熱を組み合わせ、ヒートポンプで活用する仕組みを導入することで、消費エネルギーのうち約7割を自然エネルギーにより自給しています。さらに、環境経営を進化させるため、宿泊者が利用するEV充電器の設置だけでなく、敷地内の送迎車にもEVを導入しました。これにより、EV利用者であれば、星のや軽井沢までの往復に加え、滞在中の移動時にCO2を排出しない送迎車を利用することで、環境に配慮された旅が叶います。
【関連資料】星野リゾートの環境経営
星野リゾートでは、経済価値と社会価値を両立するCSV経営(*2)が重要だと考えています。SDGs(*3)をCSV経営を促進するためのフレームワークとして捉え、各施設でさまざまな取り組みを推進しています。本取り組みは、SDGsの目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」に貢献することを目指しています。
【関連サイト】「星野リゾートのCSV経営|勝手にSDGs
*2 CSV(Creating Shared Value):共通価値の創造
*3 SDGs:持続可能な開発目標
星野リゾートは、「旅を楽しくする」をテーマに、旅の目的や過ごし方に合わせて5つのブランドを中心に旅を提案しています。独創的なテーマが紡ぐ圧倒的非日常「星のや」、ご当地の魅力を発信する温泉旅館「界」、自然を体験するリゾート「リゾナーレ」、「街ナカ」ホテル「OMO(おも)」、ルーズに過ごすホテル「BEB(ベブ)」の5ブランドを中心に、国内外66施設(国内62、海外4)を運営しています。
https://www.hoshinoresorts.com/