暑さがやわらぎ過ごしやすい季節になりました。今年も、紅葉が色づく美しい湯町へ出かけませんか。
秋の味覚はもちろん、伝統工芸や地域文化にもふれられる温泉旅館を紹介します。秋の夜長を五感で楽しむ心豊かな旅!
栃木路で紅葉と民藝三昧の温泉旅
界鬼怒川
鬼怒川に面した小高い丘の上に佇む宿。ガラス張りのスロープカーは紅葉を眺める特等席。モミジの中庭を囲むように宿は建ち、露天風呂では錦繍の山々と対面します。泉質は肌に優しいアルカリ性単純温泉。全48室が「とちぎ民藝の間」で、そのうち20室は温泉の露天風呂付きです。
栃木県/
鬼怒川温泉
茶処ならではのもてなしと、
ふぐを楽しむ湖畔の宿
界遠州
浜名湖畔にたたずみ、全33室がレイクビュー。保温と保湿に優れた温泉は、全国屈指の塩分濃度を誇るナトリウム・カルシウム-塩化物強塩泉。国産ヒバの露天風呂や、石造りの庭園露天風呂で満喫できます。中庭にはツツジと茶の木を交互に配置した「つむぎ茶畑」があります。11月頃にはツツジが紅く染まり、浜松の伝統織物・遠州綿紬のような縦縞が現れます。秋冬限定のふぐを味わい尽くす贅沢な会席「ふぐづくし会席」は10月下旬~楽しめます。
静岡県/
舘山寺温泉
日本最古の美肌湯と国宝松江城の秋
界玉造
玉造温泉は『出雲国風土記』にも登場する歴史ある温泉です。泉質はナトリウム・カルシウム・硫酸塩・塩化物泉。肌の古い角質を落とし、潤いをもたらす美肌の湯です。全24室に信楽焼か檜の温泉露天風呂が備わります。2015年に国宝に指定された松江城は車で20分。お堀を一周する堀川遊覧船で楽しむ紅葉風景は乙なもの。
島根県/玉造温泉