奥飛騨エリアで立ち寄りたい日帰り温泉3選。湯量豊富な名湯を満喫
北アルプスの麓に広がる奥飛騨温泉郷は、平湯温泉、福地温泉、新平湯温泉、栃尾温泉、新穂高温泉の5つの温泉地からなります。活火山・焼岳(やけだけ)の恵みによって豊かな湯量が生み出され、湧出量は毎分37,000ℓと国内第3位を誇っています(日本温泉協会「温泉統計」より)。源泉の数は100以上、泉質や温度、温泉の色も様々で、湯巡りを通して多彩な温泉を体験できるのも魅力。そんな奥飛騨の大自然に抱かれた温泉を、日帰りで気軽に楽しめるスポットをご紹介します。
1ひらゆの森
森林浴を楽しみながら露天風呂巡り
奥飛騨温泉郷の中でも最も古い歴史をもつ平湯温泉。広大な森に包まれて、日帰り入浴はもちろん宿泊もできる温泉施設です。源泉は、平湯温泉の中でも珍しい白濁した「ひらゆの森の湯」と、無色透明な「水石の湯」。2つ合わせて毎分約600ℓの源泉を、かけ流しで使用しています。
広々とした露天風呂は、男湯7つ、女湯9つ。湯船ごとに温度や濁り具合が異なるため、森林浴をしながらゆったり湯巡りして、お気に入りの湯船を見つけてみてはいかがでしょう。
大正ロマン漂う、吹き抜けが開放的な大浴場も
レトロな雰囲気の大浴場には、30人は入れる広々とした内湯があります。吹き抜けの開放感も心地よく、深めの浴槽にどっぷり浸かってリラックスできます。この他、大きな鉄鍋を湯船として使用し、半分が内湯、半分が露天というユニークな造りの「鉄鍋貸切風呂」も2つ。日帰りでも利用できるので、受付で申し出てみてください。
湯上がりは、風情あふれる合掌造りの休憩所でほっとひと息。緑の木々に囲まれた「喫茶こもれび」では軽食やデザートを、レストラン「もみの木」では飛騨牛メニューを堪能できます。お土産が充実した売店もあり、ゆったり過ごせるスポットです。
ご当地
サポーター
廊下も脱衣所もすべて畳敷きで、寒い時期には床暖房も。素足で気持ちよく過ごせます。ぜひ立ち寄ってほしいのが、大きな窓から新緑や紅葉、雪景色が一望できる「喫茶こもれび」。濃厚なソフトクリームがおすすめです。
2奥飛騨ガーデンホテル焼岳
庭園の緑に癒され、エメラルド色の温泉でくつろぐ
高原に広がる湯の町、新平湯温泉に立つホテル。貸し切り露天と川沿いの「天皇湯」を除く11種類のお風呂が日帰りで楽しめます。敷地内にある4本の自家源泉からは、毎分約1tもの湯が湧出。泉質多彩な奥飛騨温泉郷の中でも、エメラルド色の源泉があるのはここだけです。
男湯・女湯ともに、広々とした大浴場、岩造りと檜の露天風呂、水中歩行ができる深さ1.2mの立湯と寝湯が。さらに、湯浴み着を着て入る混浴エリアの露天風呂も人気です。ガーデンホテルの名の通り、季節の花々や紅葉が美しい庭園内にあり、訪れる人を魅了しています。
湯浴み着で入る混浴露天風呂で、奥飛騨の自然を堪能
混浴エリアの露天風呂の中で一際目を引くのが、エメラルド色の湯をたたえた「うぐいすの湯」です。約3億6千万年前の海底が隆起してできた地層から湧き出る「超深層水温泉」で、濃厚な温泉成分のため、浸かると湯の花がたっぷり舞うのが特徴。メタケイ酸も豊富に含み、美肌の湯とも称されます。
温泉のカーテンのような打たせ湯の先に広がるのは、神秘的な洞窟風呂「瀑泉洞」。四方と天井を岩に囲まれた湯に身を沈めれば、温かな鍾乳洞の中に浮遊しているような、非日常の気分に浸れます。
ご当地
サポーター
こちらの泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉。塩の成分が肌の水分や熱を逃げにくくするといわれ、入浴後は肌がしっとりし、ぽかぽかが持続するという声が多く聞かれます。庭の眺めも美しく、いろいろな季節に訪れたい温泉です。
- 奥飛騨ガーデンホテル焼岳
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岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根2498-1 MAP
JR高山駅または平湯バスターミナルからバス乗車、「ガーデンホテル焼岳」下車徒歩すぐ
12:00〜22:00(最終入館21:00)
※ゴールデンウィーク・お盆・年末年始は日帰り入浴不可の時間帯あり
不定休
900円、小学生未満無料
0578-89-2811
無料
ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉
ハンドタオル(販売)200円、バスタオル(レンタル)200円、混浴露天風呂用の湯衣は無料貸出
3平湯の湯
山里の温泉情緒を楽しみ、体の芯から温まる
富山県利賀村から移築された築250年以上の合掌造りの建物「旧高桑家」と、高山市の文化財「旧豊坂家」、2つの古民家が並ぶ「平湯民俗館」。その敷地内に、男女別の脱衣所と野趣あふれる露天風呂がひとつずつあります。鉄分を豊富に含む茶褐色の温泉は、体をじんわり温めてくれる「ぬくとまり湯」(飛騨弁で「温まる湯」)として評判。鳥のさえずりに耳を傾け、とろりとやわらかい肌触りの湯に包まれて、心身がほぐれるひとときを。利用料は寸志。入り口近くの木箱に、300円程度を入れていきましょう。
湯上がりは、合掌造りの古民家でひと休み
合掌造りの古民家は、無料で見学できる他、休憩所としても利用できます。今も毎日火を入れるという囲炉裏や、かつて使われていた民具や農機具が置かれ、当時の暮らしをうかがうことができます。
毎週金・土曜には、カフェ「奥飛騨茶屋 寂-SABI-」が開店。ハンバーガーや飛騨牛ステーキ丼、自家焙煎豆で淹れるコーヒーなどが囲炉裏端で味わえます。
ご当地
サポーター
脱衣所には有料(100円)ロッカーと脱衣カゴがあります。洗い場はないため、かけ湯をしてから入りましょう。隣接する平湯神社の鳥居近くには、同じ源泉から引いた足湯もあり、くつろげます。
【番外編】湯上がりに食べたい、平湯温泉名物の温泉たまご
4つるや商店
店先に湧く自家源泉で作る、出来たて「はんたい玉子」
「平湯温泉に来たら、これを食べないと帰れない」という人も多い、平湯の名物グルメ、温泉たまご。店先でもうもうと湯気を上げる自家源泉「つるの湯」を覗けば、ザルに入った温泉たまごが茹でられ、温泉街らしい風情が漂います。
通常のゆで卵とは反対に、黄身が固まり白身が半熟になることから、名付けられたのは「はんたい玉子」。持ち帰りはできないため、出来たて熱々をその場で頬張ります。
熱々でとろとろ、ふるふる食感の虜に
殻を3分の1ほど割り、とろとろの白身をすするように食べると、固まった黄身が現れます。固まってはいても絶妙にぷるんとやわらかく、温泉の香りとほのかな塩味も感じられて、やみつきに。レジでもらった塩をお好みでつけると、味わいが引き立ちます。
なお、タイミングによっては出来上がるまで30分〜1時間待つことも。その間、お店でお土産を選んだり、近くの足湯でのんびり過ごしたりするのもおすすめです。時間が気になる場合は、事前に電話で確認してから行くとスムーズです。
ご当地
サポーター
平湯温泉の歴史や文化を紹介する界 奥飛騨の「温泉文化いろは」でも、最後にはんたい玉子を味わえます。店内には飛騨高山の土産が並び、中でも店主のお父様が手作業で集める「つるの湯 天然湯の花」がおすすめです。



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