鯛めしも海鮮丼もしじみ丼も。出雲・松江の名物を楽しむ絶品ランチ11選
島根県東部に位置する松江市と出雲市は、汽水湖や日本海に面した自然豊かなまちです。名産の大粒シジミを使った料理や、長年愛される老舗の名物など、観光で訪れた際に味わっておきたい土地ならではのグルメも多数。そこで“島根県の味”を手軽に楽しめるおすすめランチスポットを、地元スタッフがセレクト。観光ガイドではなかなか見つけられない穴場スポットもご紹介します。
<松江市のおすすめランチ>
1味皆美 ふじな亭
レイクビューと楽しむ、老舗旅館の家伝料理
松江市の老舗旅館「皆美館」が手掛ける和食処では、代々伝わる旅館の家伝料理や四季折々の御膳が味わえます。旅館の初代板前長が家伝料理として考案した皆美名物「家伝・鯛めし」は、三膳分が入ったおひつからご飯をよそい、別皿に盛られた鯛のそぼろ、ゆで玉子のそぼろなどの具材をのせ、お茶漬け風にしていただくのが定番の食べ方。鯛や玉子の風味と秘伝の出汁の旨みが一体となり、上品な味を堪能できます。
宍道湖を一望できる開放的な和空間
宍道湖畔に佇む同店。湖側には大きな窓が設けられ、刻々と移り変わる景色を眺めながらゆっくりと食事が楽しめます。鯛めしのほか、旅館伝統の出汁で和牛または海鮮を炊き込んだ「わっぱ飯」も人気で、一膳目はそのまま、二膳目は薬味をのせて出汁をかけて楽しむのがお決まりの食べ方。活ウナギをのせたご飯に薬味と出汁をかけて味わう「鰻まぶし」や、のど越しの良い手打ちの「出雲そば」も味わえます。
ご当地
サポーター
平日の昼に注文できる、品数豊富なサービスメニュー「昼膳」(1,760円)は限定25食。旬の地元食材を使った彩り豊かなランチが楽しめます。
2若竹寿し
文句なしの高コスパ。穴場の絶品海鮮丼
玉造温泉街のメインストリートから小道を入った先にある人気寿司処。近海の港から毎朝仕入れる新鮮の鮮魚を、創作寿司やお造りでリーズナブルに提供しています。手軽にランチが楽しめる店として、宿泊の方はもちろん地元の方からも支持を集める穴場ランチスポットです。
中でも名物として知られるのが、境港産の大ぶりなネタを豪快にのせた海鮮丼。肉厚で新鮮なネタはボリューム満点で、島根県産コシヒカリをふっくらと炊き上げた酢飯の匂いにいっそう食欲を掻き立てられます。
島根の魚と地酒が気軽に楽しめる寿司処
親子3代にわたって受け継がれる昭和30年創業のお店で、週末は海鮮丼目当ての観光客で行列ができることも。海鮮丼はもちろん、松江のあらゆるご当地食材が味わえるのも同店の魅力で、脂がたっぷりのったノドグロの一夜干し、トビウオの刺身、生松葉ガニ(要予約)、サザエの握りずしなど島根県を代表する魚介類がリーズナブルに楽しめます。
さらに「月山」「豊の秋」といった島根の地酒も豊富にラインナップされており、湯上がりにふらっと立ち寄って、カウンターで軽く一杯やるのも粋な楽しみ方です。
ご当地
サポーター
食後は、玉造温泉街をのんびり散策。徒歩数分のところにある「玉造アートボックス」は、お土産ショップや雑貨店、カフェなどが入った見どころの多い複合施設です。
3浪花寿し(なにわずし)
130余年愛される老舗寿司屋の名物
松江観光に外せない「京店商店街」にある老舗寿司屋。看板メニューは130余年の歴史をもつ松江名物「むし寿司」です。松江市特産のあご野焼(トビウオのすり身を炭火で焼きあげたもの)をはじめ、エビやウナギなど豪華な具材をのせて蒸した温かいお寿司です。シイタケは程よく煮詰められ、ウナギもふっくら柔らかく、一つひとつから丁寧な仕事がうかがえます。1日に100箱以上も注文があることもあり、確実に食べるには早めの来店がおすすめです。
地元の人気店でいただく伝統の味
松江市の名物料理であるむし寿司の元祖として知られる同店。明治20年頃、初代の坂本金蔵さんの妻であるナヲさんが、地元の方向けの冬限定メニューとして考案したのが始まりです。全国的にも珍しかった“温かいお寿司”は次第に評判を呼び、県内外を問わず多くの方から親しまれるようになりました。松江では寒い時期になると、むし寿司を求めて同店を訪れる地元の方も多く見かけます。現在は通年にわたって販売されており、観光で訪れた方も季節を問わず松江名物が楽しめるようになりました。
ご当地
サポーター
むし寿司はテイクアウトも可能なので、近くの「カラコロ広場」でランチするのもおすすめです。創業以来親しまれる「いなり寿司」(6個入り・660円)も絶品なので、ぜひ一緒に味わってはいかがでしょうか。
4季節の風 藏(ときのかぜ くら)
大粒のシジミがご飯を覆いつくす、人気のご当地丼
米穀店が営む和食店。歓楽街の景観に溶け込む控えめな佇まいにもかかわらず、看板メニュー「しじみ丼」を求めて多くの観光客が足を運ぶ人気店です。毎朝店内では、宍道湖でとれる約3,000粒のシジミを一粒一粒丁寧にむき身にしています。シジミエキスがたっぷり入った醤油ベースのタレで味付けされたシジミの、厚みのあるプリプリの食感と旨みを存分に堪能できます。しばらくそのまま食べ進めたら、後半は別添のとろろ芋をかけて味変を楽しむのが定番の食べ方です。
中庭が広がる静寂な和空間
店内奥には小さな庭が眺められる座敷席があり、落ち着いた空間で、地元食材を使った多彩な丼を味わえます。しじみ丼のほか、釜揚げちりめんをのせた「さざなみ丼」、和牛の旨みたっぷりの「島根和牛ステーキ丼」なども人気の一杯。米穀店直営だけあり、全ての丼に「仁多米(にたまい)」で知られる島根県奥出雲町産コシヒカリを使用している点も魅力。島根県の味を街中で楽しみたい人にはピッタリのランチスポットです。
ご当地
サポーター
しじみ丼のほか、イクラをちりばめたとろろ丼「マ丼ナの宝石」(1,150円)、卵黄や海苔で宍道湖の夕日をイメージした「たそがれ丼」(860円)など、興味をひく丼がそろっています。
5ろんぢん 松江本店
松江城下で60余年愛される伝統の味
国宝「松江城」のお堀沿いにある、しゃぶしゃぶ・すき焼きの老舗。創業から60余年、観光客だけでなく地元客からも愛され続ける伝統のしゃぶしゃぶは、島根県産の黒毛和牛や豚ロースを、先代から継承する自家製のタレやポン酢で堪能する逸品です。野菜も地元農家が育てたものを厳選して提供しており、どれも味わいが豊か。風情あるお堀沿いの景色を眺めながら、城下に息づく伝統の味をゆっくりと楽しめるお店です。
国宝を望める大正浪漫の空間で、ゆったりとした時間を
空間のコンセプトは「大正浪漫」。年季の入った家具やインテリアが置かれた店内には気品があふれ、中でも入り口付近の「ロンヂン」と書かれた振り子時計は、大正時代から時を刻み続ける店のシンボルともいえます。メニューはしゃぶしゃぶ・すき焼きのコースのほか、ケチャップライスの「ハイカラオムライス」、コク深い「大正浪漫ビーフカレー」など、昔ながらの洋食も人気。どことなく大正時代を彷彿とさせる各料理の盛り付けや、おしゃれな食器にも注目です。
ご当地
サポーター
揚げたてサクサクのフライが味わえるワンプレートランチ「ミックスフライ3種」(2,750円)も人気メニューのひとつです。
<出雲市のおすすめランチ>
6花房
ボリューム満点!日本海の近くで味わうサザエ入りの海鮮丼
出雲大社から車で約15分、島根半島の最西端の断崖にそびえる「出雲日御碕(いずもひのみさき)灯台」の近くにある食事処。大社魚港などで獲れた新鮮な魚介を使った丼物や定食が味わえます。
日本最古の歴史書『古事記』の名を冠した一杯は、サザエ、タイ、カツオなど旬のネタ5種を贅沢にのせた名物丼。ネタはどれも厚みがあり、サザエのコリコリとした歯ごたえが食感のアクセントになっています。さらに地元産のウニを加えた「古事記ウニ入丼」も人気です。
日本海の幸が堪能できるアットホームな食事処
地元の女性スタッフらが中心に切り盛りするアットホームなお店です。ラムネと書かれた吊り下げ旗、料理名の貼り紙、色褪せたポスターなどが目に留まる店内は、どこか懐かしさが溢れる居心地の良い空間。一角には土産コーナーもあり、かつて土産屋として営まれていた頃の面影が残っています。
海鮮系の丼物のほか、「焼きいか定食」や「刺身定食」などもあり、サザエ焼きや焼きイカの単品注文も可能。地元産のあらゆる海鮮グルメを高コスパで楽しむことができます。
ご当地
サポーター
出雲大社参拝の前後に立ち寄りたい観光エリア「日御碕」。日本一の高さを誇る白亜の灯台「日御碕灯台」があるほか、海岸沿いに遊歩道を歩きながら雄大な海岸美を堪能できます。
7ツバメヤ
ノドグロ、シジミ、岩のりなどご当地食材がズラリ
出雲市駅から徒歩圏内の商店街にあるカジュアルな居酒屋。島根県のあらゆる地元食材と地酒が堪能でき、15時から営業しているため、ランチタイムを逃した遅めの昼食にもピッタリのお店です。
大社漁港で揚がったノドグロ、平田町名産の岩のり「十六島海苔(うっぷるいのり)」、大ぶりの神西湖産シジミなどのご当地食材を、多彩な調理で提供。「十旭日」や「天穏」といった地元銘柄の純米酒もずらりと並ぶほか、「しまね和牛」や「銀山赤どり」といった地元ブランド肉を使った料理も楽しめます。
15時から島根の食をとことん味わえる、駅前居酒屋
場所は駅前商店街「サンロードなかまち」の一角。単なる観光客向けの居酒屋ではなく、料理人のセンスと創意工夫が光る料理の数々は、地元からも多くの支持を集めています。夕食前にふらっと立ち寄って、カウンターで軽く一杯やるお客さんも多いとか。
日替わりメニューは約30種以上。ノドグロの塩焼きなど、シンプルに素材の味を引き出した料理が中心です。先付けも毎日10種類以上も用意されていて、地元食材を活かしつつ、味はもちろん見た目にもこだわった品が揃っています。
ご当地
サポーター
出雲市の「かつべ牧場」が手がけるブランド牛「しまね和牛」のステーキは、やわらかい赤身と脂身の旨みがしっかり凝縮された逸品。地元の醤油を使用した自家製ソースで味わえます。
8tatsuzawa misaki cafe
磯の香りとともに、貝の旨みが広がる「ぼべめし」
バス停「日御碕灯台」から灯台へ向かう道中にあるおしゃれなカフェ。こちらでぜひ味わいたいのが、日御碕の磯で採れた「ぼべ貝」を使った「ぼべめし」です。地元で古くから親しまれている炊き込みご飯で、ぼべ貝でだしを取り、醤油などで味付けをして炊き上げた一品。磯の香りとともに、貝の旨みが口いっぱいに広がります。
日御碕で採った海藻「カジメ」を入れた汁物、地元で揚がった魚介の刺身や唐揚げなど、地元の食材をとことん活かした大満足の定食をぜひ。
白亜の灯台が望めるテラス付きカフェ
海風が通り抜ける入り口を進むと、大きな窓から光がたっぷり差し込むカジュアルな空間が広がっています。外にはウッドデッキのテラス席も完備。お天気の良い日は潮風を感じながら、青空ランチを楽しむのもおすすめです。
魚介料理メインの定食、カジメ丼、サザエ丼などの海鮮丼、出雲そばが楽しめ、こだわりのパンケーキやぜんざいもラインナップ。焼きイカやサザエのつぼ焼きのテイクアウト販売も行っています。
ご当地
サポーター
昔は多くの近隣の店で提供されていた郷土料理「ぼべめし」も、現在日御碕で食べられる店は少数。日御碕産の食材を活かした多彩なメニューが揃う貴重なカフェです。
9山里波(さんりば)
大粒で肉厚。シジミエキスたっぷりの名物丼
島根県松江市を代表する特産「シジミ」。宍道湖で獲れるヤマトシジミは大粒かつ肉厚なのが特徴です。宍道湖沿いにあるこちらの食事処では、より大粒なシジミを厳選して使った贅沢な丼が味わえます。
大粒の身で炊き込みご飯を覆い、エキスたっぷりのだしをかけた一杯は、食べ応えがありシジミの旨みもたっぷり。さらにしじみ汁も付き、松江特産の味を高コスパでとことん堪能できるセット内容です。観光エリアからは少し離れますが、それゆえにおすすめの穴場スポットです。
宍道湖を一望できる絶好のロケーション
出雲大社から松江市内へと向かう道中の宍道湖沿いにある食事処。しじみ料理は御膳やうどん、雑炊など、どれも宍道湖産を惜しげもなく使用した贅沢なものばかり。ほか、刺身や和風ハンバーグをメインに据えた定食、日替わりランチなどもあり、平日の昼休みは近隣の常連客でにぎわいます。
店内では広大な湖を眺めながら、のんびりと食事が楽しめるのも魅力。「日本の夕陽百選」に選ばれる宍道湖の夕日を望むべく、夕方以降の来店もおすすめです。
ご当地
サポーター
しじみ汁を味わうなら特に冬場がおすすめ。シジミが越冬のために土に深く潜って栄養を蓄えるので、身の入りもよく旨みが増すのだとか。タイミングによってはエキスたっぷりの白濁したしじみ汁が味わえることも。
10きんぐ
参拝前後に味わえる、出雲大社のご当地グルメ代表格
出雲大社の参道入り口にある「勢溜(せいだまり)の大鳥居」から歩くことおよそ10分。稲佐の浜と「出雲大社」をつなぐ「神迎の道」の道中にある食事処です。中華そばやカツ丼といった定番の食堂メニューがそろう中、出雲市を代表するご当地グルメとして知られるのが「大社焼きそば」。湯がいた細めの生麺を、カマボコや豚肉といった具材と合わせて炒めた塩焼きそばで、卓上に置かれた自家製ソースをぐるっとかけて味わうのがお決まりの食べ方。麺の量は並・大・特大・超特大からセレクトできます。
店内は昭和の香りが漂う昔ながらの雰囲気
のれんをくぐると通路が伸びており、すぐ左手にはカウンター席と小上がり席があります。店内は昭和の名残がある昔ながらの雰囲気で、飾られた多くのサイン色紙が店の歴史と知名度の高さを物語っています。平日のお昼時は、テレビを横目にのんびり焼きそばやラーメンをすする地元の常連客で賑わうのが常。2階の広間にはテーブル席も用意されており、比較的ゆっくりと食事を楽しめる空間です。参拝後に立ち寄り、食後はパワースポットの稲佐の浜へ足を運んでみるのも良いでしょう。
ご当地
サポーター
「大社焼きそば」に加え、4代にわたって受け継がれる「大社ラーメン 並」(780円)、焼きそばかラーメンに旬の料理がセットになった「神話定食」(1,580円)は、きんぐを代表する3大メニューに数えられます。
11かみあり製麺
シジミエキスたっぷりのご当地ラーメン
「出雲縁結び空港」から程近い場所にあるラーメン店。貝の卸売業を営む店主が開いたお店で、仕入れのアドバンテージを活かし、シジミやハマグリといった貝類を贅沢に使ったラーメンをリーズナブルに提供しています。看板メニューの「しじみ塩らーめん」は、鶏白湯の出汁にシジミエキスをたっぷり加えたクリーミーなスープが絶品で、自家製のストレート麺と絶妙にマッチ。空の旅の行き帰りにはもちろん、松江市・出雲市間の移動途中に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
季節限定・一日限定の創作麺も
店内はテーブル席が中心。奥にはフラットなソファ席もあり、子ども用の食器もセルフで使用できるので、子ども連れでも安心して食事が楽しめます。メニューは「はまぐり醤油らーめん」「あん肝つけ麺」といった定番のほか、期間限定の創作麺も続々とリリース。店主いわく「淡白な食材は主張が弱く難しい」ながらも、過去にも煮干しやウニなどあらゆる食材を“ラーメン化”。海の幸を巧みに扱って新しい味を生み出す腕は、地元の多くのファンからも支持されています。
ご当地
サポーター
観光で出雲を訪れた人に少しでも楽しんでもらおうと、駐車場には「出雲神話」にちなんだ店オリジナルの顔出しパネルも設置されています。
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