江戶時代から親しまれてきた発酵食品を使用したかき氷。ガラスのケースを外すと、甘酒とホワイトチョコレートを合わせたクリームが流れ出します。桃は食感を残したまま、熟成みりんを使ってコンポートに。浜納豆を入れて焼き上げたジェノワーズ(スポンジ生地)は、ほのかな塩味がアクセントとなり、桃の甘味を引き立てます。

ペアリングさせる小西酒造の「江戸元禄の酒」は、江戸時代の酒を再現した琥珀色の逸品。濃厚な米の甘みが特長で、甘酒クリームやどぶろくムースと相性抜群です。お湯割りで冷たいかき氷と交互に楽しみ、食後は宇治の煎茶で締めくくります。

使用する氷は、2日以上の時間と手間ひまをかけて丁寧に製氷されたものです。不純物がほとんど含まれず、透明度が高いため、雑味がなく、氷本来の味が楽しめます。

星のや東京は、徳川家を支えた名門・酒井家の跡地に建つ日本旅館。歴史と文化を織り交ぜ、四季を楽しむ食体験を提供しています。地下2階、地上17階の館内は畳敷きの玄関、伝統的な和室、お茶の間ラウンジ、最上階の天然温泉で構成。日本文化を感じる体験とおもてなしを提供します。