金沢のご当地グルメ「ハントンライス」が味わえるおすすめの人気店3選
約60年前から親しまれている金沢発祥の洋食グルメ「ハントンライス」。ケチャップライスの上に、とろとろの半熟卵とカジキマグロやエビのフライをのせ、ケチャップとタルタルソースで仕上げた一皿です。オムライスとは似て非なる、ケチャップライスとタルタルソースのハーモニーが絶妙な金沢のソウルフードです。
金沢にはハントンライスを提供するお店がたくさんありますが、今回は片町周辺でランチに楽しみたいハントンライスのお店を厳選して3店ご紹介。ボリュームのある一皿が多いので、ぜひおなかを空かせて出かけてみてください。
金沢のご当地グルメ「ハントンライス」とは?
「ハントンライス」は、洋食店のまかない料理がルーツ。ケチャップライスの上に卵とフライをのせ、ケチャップとタルタルソースで仕上げます。「一皿で手早く、お腹いっぱいに」と考えられたのが始まりで、卵を焼く際にフライを一緒に投入する調理法も、忙しい厨房で手間を省くために工夫されたもの。名前の由来は、ハンガリーの「ハン」と、フランス語でマグロを意味する「トン」の組み合わせからといわれています(諸説あり)。
現在では店ごとに多様なアレンジが加えられており、個性が光るバリエーションを楽しめるのも魅力。シンプルながらも奥が深い料理です。
1グリルオーツカ
発祥の店で味わう伝統のハントンライス
1957年(昭和32年)創業の洋食店で、ハントンライスの始まりの店といわれています。トッピングのフライは、伝統的なカジキマグロとエビの2種類。石川県産の卵を1人前に3個も使い、米も地元産にこだわるなど、食材にも妥協はありません。
おいしさの核となるのは、具材をペースト状にした、さらりとした口当たりが特徴の自家製タルタルソース。酸味と甘みのバランスが取れたケチャップライスとの調和を一番に考えています。「手間をかけて作るこの味は真似できません」と三代目店主が話すタルタルソースが、ファンに愛され続ける秘訣なのでしょう。
地元で愛され続け、今は観光客にも大人気
1967年(昭和42年)に、同店の元料理人が作っていたまかない料理を、他店に移った際に「ハントンライス」と名付けて店の名物料理として提供したのが最初だといわれています。そしてその数カ月後には同店のメニューにも登場しました。
ボリューム満点なことから、いつの時代も若者の心をつかみ、「グリルオーツカの味こそが青春の思い出」と語る地元のファンも少なくありません。
昭和の趣を感じる店内で楽しむ本格洋食の数々
店内はどこか懐かしい昭和レトロな雰囲気が漂っています。ハントンライスの他にも、ポークカツやグリルチキンといった昔ながらの洋食メニューが充実しています。中でも「タンバライス」と呼ばれるドリア風の料理は、香ばしく炒めたごはんにホワイトソースをかけて焼き上げた、長年のファンも多い逸品です。
丁寧な手仕事が感じられる料理の数々は、地元の方にはもちろん観光客にも愛され、行列の絶えない人気店となっています。
ご当地
サポーター
ハントンライスは普通サイズでも結構ボリュームがあるため、少食の人は小サイズがおすすめ。行列必至の人気店ですが、平日の14時頃なら並ばずに入れることも多いです。
2金沢カレー&ハントンライス だいだい
大きなエビフライ2本とデミグラスソースでボリューム満点
2023年に誕生した、ハントンライスの新たな魅力を発信する注目店。この店を目当てに金沢を訪れる人も増えているそうです。
4種類あるハントンライスの中でも、一番人気は「橙(だいだい)ハントンライス」。大きなエビフライ2本の立体的な盛り付けが目を引きます。味の決め手は、自家製橙酢タルタルソース。さらに、最後まで飽きずに味わえるようデミグラスソースまで添えられています。「わざわざ来てくれた人を笑顔にしたい」という店の思いが、一皿に凝縮されています。
金沢の2大ご当地グルメを一度に味わう贅沢
同店では、ハントンライスと並ぶ金沢の名物「金沢カレー」も評判です。濃厚でコクのあるルーに、シャキシャキの千切りキャベツが添えられ、伝統的なステンレスの皿と先割れスプーンでいただくスタイルのカレーです。
金沢を訪れたなら一度は食べてみたい2つのご当地グルメを楽しめるとあって、カップルや友人同士で訪れて2品をシェアする光景も多く見られるそうです。
オリジナルのカレーも人気上昇中
ノスタルジックな雰囲気が漂う店は、母と息子の二人三脚で切り盛りされています。店名の「だいだい」には、店や縁が「代々」続くようにとの願いが込められています。こぢんまりとした温かな空間は、訪れる人々を包み込むような優しさに満ちています。
看板メニュー以外に、ココナッツミルクをベースにした鮮やかなオレンジ色のカレー「だいだいカレー」もおすすめ。店名にちなんだオリジナルメニューです。季節の野菜と鶏肉を使用したスパイシーな味わいで、一度食べたらクセになるとファンを増やしています。
ご当地
サポーター
寒い時期には体も温めてほしいと、サービスでスープが添えられます。心まで温まってホッとできますよ。
- 金沢カレー&ハントンライス だいだい
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石川県金沢市片町2-8-10 MAP
JR金沢駅から車で約10分
JR金沢駅からバス乗車、「香林坊」下車徒歩約5分
11:00〜15:00(L.O.14:45)
火曜(祝日の場合は翌日)※不定休あり
076-216-5922
無し ※周辺に有料駐車場あり
3グリル中村屋
客のリクエストに応えた、老舗洋食店のハントンライス
金沢市柿木畠に店を構える、1938年(昭和13年)創業の歴史ある洋食店。長年磨き上げられた技と伝統の味を楽しむことができます。
もともとはオムライスが評判でしたが、北陸新幹線の開業によりハントンライスへの関心が高まった際、客からの多くの要望を受けて提供を始めたそうです。現在は、定番のカジキマグロをのせた「ハントンライス」と、カジキマグロの代わりにエビをのせた「エビフライハントンライス」の2種類があります。
素材が際立つやさしい味わい。名店が誇る黄金のハーモニー
同店のハントンライスの最大の特徴は、手間暇かけて作る自家製のタルタルソース。卵の風味がしっかり感じられると評判です。味の要となるケチャップライスには石川県産の米を使用し、老舗ならではの存在感ある味わいに仕上がっています。絶妙な火加減で焼き上げられた卵は、表面をわずかに半熟に仕上げ、フライと一体化。タルタルソースとケチャップライスが織りなす奥深いハーモニーを、心ゆくまで堪能できます。
創業以来愛され続ける名物メニューにも注目
間接照明で落ち着いたインテリアの店内は、四代目店主の温かな人柄が反映されたような心地よい空間です。
メニューには他にも、クリームソースを豚ロースで巻いて揚げた「コキール巻」など、この店ならではの珍しい一品も並びます。出前専門店だった時代に運びやすく冷めにくいようにと考案された、餡がかかった「皿カツ丼」は、創業以来の不動の人気。皿カツ丼とカツカレーを一皿に盛りつけた「ミックス丼」もあります。
金沢の食文化は和食だけに留まらず、洋食にも深い魅力があることを教えてくれる一軒です。
ご当地
サポーター
店から「金沢21世紀美術館」へは徒歩5分ほど。昔懐かしい洋食の味を楽しんだ後は、アート鑑賞に出かけてみてはいかがでしょうか。
- グリル中村屋
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石川県金沢市柿木畠4−20 MAP
JR金沢駅から車で約11分
JR金沢駅からバス乗車、「香林坊」下車徒歩約4分
11:00~14:30L.O.
木曜、第1・第3水曜
076-221-3512
なし ※周辺に有料駐車場あり
MAP
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