ご当地サポーター
ひがし茶屋街・主計町茶屋街のおすすめランチ6選

金沢の人気観光地である「ひがし茶屋街」「主計町茶屋街(かずえまちちゃやがい)」「にし茶屋街」は、金沢三茶屋街と呼ばれ、古くからの建物を使ったお店が軒を連ねています。中でも「ひがし茶屋街」と「主計町茶屋街」は浅野川を挟んで位置しているので、歩いて行き来できるのも魅力。茶屋街ならではの風情を感じられるランチスポットを紹介します。

金沢の醤油が決め手の名物オムライス

オムライス810円。ケチャップを使わない醤油味ベースの懐かしい味わい
オムライス810円。ケチャップを使わない醤油味ベースの懐かしい味わい

1909年(明治42年)創業の茶屋街の洋食屋さん。昔から芸妓さん御用達だったことから、上品な味付けのメニューが多く、子どもからお年寄りまで幅広く親しまれています。キュウリとキャベツで覆われた「昔のカツ丼」も、ビーフカツ、サラダ、ご飯を別々に出していたところ、芸妓さんのリクエストで1つの丼に盛り付けたもの。名物のオムライスも醤油味ベースの珍しい一品で、少し甘みのある金沢の醤油と砂糖で煮込んだ牛肉、豚肉、タマネギを混ぜたご飯が香ばしく、和食のようなほっとする味わいです。

ご当地サポーターコメント
醤油味ベースのオムライスは、くせになるおいしさ。ライスと卵の相性が抜群で、ボリュームも満足!メニューも豊富で、いろいろ食べてみたくなります。

茶屋街で一世紀以上愛される伝統の味を堪能

カウンター席では手際のいい職人技が見られるのも楽しみ。広い座敷もある
カウンター席では手際のいい職人技が見られるのも楽しみ。広い座敷もある

店があるのは「ひがし茶屋街」の入口。町家が多い茶屋街の中で、石造りのレトロな洋館が目を引きます。現在、店に立つのは四代目と五代目。スタッフとの息の合った作業で、50種類以上ものメニューを手際よく作り、素早く提供しています。メニューはハンバーグステーキやタンシチュー、スパゲッティ・ナポリタンなど、昔ながらの洋食が揃います。小さいオムライスとクリームコロッケがセットになった「プレートセット」など、一皿で2度おいしいセットメニューも見逃せません。

自由軒
  • URLhttp://www.jiyuken.com/
  • 住所石川県金沢市東山1-6-6 MAP
  • バスアクセスJR金沢駅東口から北鉄バス城下まち金沢周遊バス「右回りルート」乗車約10分、「橋場町」下車徒歩約3分
  • 営業時間11:30~15:00(L.O.)、17:00~21:00(L.O.)土・日曜、祝日16:30~
  • 定休日火曜、第3月曜日
  • TEL076-252-1996
  • 駐車場無料(2台)

加賀棒茶を使った香り高い茶そば

手前は「加賀棒茶そば(せいろ)」880円。奥は、奥能登の地海苔を使った「花巻」1,200円
手前は「加賀棒茶そば(せいろ)」880円。奥は、奥能登の地海苔を使った「花巻」1,200円

加賀棒茶を練り込んだオリジナルの茶そばが名物。冷たい蕎麦は、まず能登半島の粗塩で味わうと風味が引き立ち、香り高い棒茶の味わいが堪能できます。温かい蕎麦も、上品な出汁と棒茶そばが相まって、香ばしさが口いっぱいに広がります。奥能登産のそば粉を使ったコシの強い蕎麦もあり、雪国金沢をイメージした「つけとろろ蕎麦」などの創作メニューも好評。金沢の郷土料理「治部煮(じぶに)」に見立てた温かいつゆを冷たい蕎麦に絡める「鴨治部煮せいろ」も金沢らしい一品です。

ご当地サポーターコメント
おしゃれな店内でジャズを聴きながら、茶そばをいただけます。最初の一口目をお塩で食べると甘味が出て、香りも楽しめました。天ぷらも絶品!

昼は蕎麦専門店、夜はシャンパンバーに変身

ジャズが流れるモダンな空間。店の奥には美しい庭もある
ジャズが流れるモダンな空間。店の奥には美しい庭もある

かつては銭湯だった町家を改装した店内は、天井が高く開放感たっぷり。ジャズが静かに流れる落ち着いた空間で、ゆっくり食事ができます。昼の営業が終わると、夜はシャンパンバー「SO-BAR 音ゆ」に変身。昼と夜で入り口も変えて、まったく違う表情を見せてくれます。茶屋街の裏通りにあり、夜は隠れ家の雰囲気が一段と増して、お酒とジャズを楽しむ大人の社交場に。シャンパンはボトルのほか、グラスでも種類を楽しめます。夜も蕎麦が味わえるので締めにぜひいただきたい一品です。

武右衛門(ぶえもん)
  • URLhttps://buemon.gorp.jp/
  • 住所石川県金沢市東山1-15-5 MAP
  • バスアクセスJR金沢駅東口から北鉄バス城下まち金沢周遊バス「右回りルート」乗車約10分、「橋場町」下車徒歩約3分
  • 営業時間11:30~16:00 ※18:30~翌1:00は「SO-BAR 音ゆ」として営業
  • 定休日木曜日
  • TEL076-251-7557
  • 駐車場無し

土鍋で炊いたご飯が主役の体が喜ぶ定食

一汁六菜定食1,600円。土鍋で炊く石川県産のご飯に、選べる主菜とおばんざい、味噌汁が付く
一汁六菜定食1,600円。土鍋で炊く石川県産のご飯に、選べる主菜とおばんざい、味噌汁が付く

石川県産のお米にこだわった食事処。金沢出身でごはんソムリエでもある女性オーナーが米を厳選し、6種類の中から日替わりで提供しています。土鍋で炊いたご飯は、一粒一粒がふっくらとして存在感があり、甘みや旨みが格別。定食の主菜は肉か魚を選べて、加賀野菜の煮物や酢の物、「五郎島金時」の胡麻和え、自家製の麹の漬け物、能登の海藻が入ったお味噌汁など、ご飯が進むおかずが並びます。デザートに付く能登野菜の中島菜(なかじまな)を使った自家製豆乳プリンも、体思いの優しい一品です。

炊き立てのご飯に笑顔がこぼれる空間

モノトーンで統一されたモダンな店内。壁には本物の稲で作ったオブジェが
モノトーンで統一されたモダンな店内。壁には本物の稲で作ったオブジェが

店名は、日本の別名でもある「瑞穂国(みずほのくに)」に由来。店内にはみずみずしい稲穂のオブジェも飾られて、オーナーのお米愛が伝わってきます。カウンター席から見えるキッチンには土鍋がずらりと並び、三重県の萬古(ばんこ)焼と、奥能登の珠洲(すず)焼の窯元に特注した土鍋を使用しています。おいしいお米の炊き方を聞くと、「浸水させて冷蔵庫で冷やすのがポイント。それだけでおいしさが違いますよ」とオーナー。毎日の食卓が豊かになるヒントが見つかりそうです。

ご当地サポーターコメント
混雑しているときは、席が空いたらお店の方から電話をかけてもらえるので、周りを観光しながら順番が来るのを待つ事ができます。おばんざいはどれもやさしい味で、ほっこりします。
東山みずほ
  • URLhttps://www.h-mizuho.jp/
  • 住所石川県金沢市東山1-26-7 MAP
  • バスアクセスJR金沢駅東口から北鉄バス城下まち金沢周遊バス「右回りルート」乗車約10分、「橋場町」下車徒歩約5分
  • 営業時間10:30~16:00(L.O.15:30)
  • 定休日不定休
  • TEL076-251-7666
  • 駐車場無し

のどぐろを贅沢に使った名物丼

のどぐろ炙り石焼き丼2,800円。新鮮なのどぐろを軽く炙り、ご飯を巻いた芸術的な一品
のどぐろ炙り石焼き丼2,800円。新鮮なのどぐろを軽く炙り、ご飯を巻いた芸術的な一品

2018年7月、金沢出身の若き料理人がオープンした和食店。金沢の漁港で毎朝仕入れる新鮮な魚介をはじめ、能登牛や加賀野菜などを使ったメニューが味わえます。1日10食限定のランチは、高級魚であるのどぐろを堪能できる「のどぐろ炙り石焼き丼」をはじめ、「能登和牛A5すき石焼き丼」やのどぐろや生ウニをのせた「百万石海鮮丼」など、金沢の美食を存分に楽しめます。週末は午前中に売り切れてしまうメニューもあるので、オープン時間に合わせて入店するのが確実です。

ご当地サポーターコメント
「百万石海鮮丼」は、のどぐろ・生雲丹・いくら・キャビア・卵と、とても贅沢な海鮮丼。繊細な盛り付けも美しいです。石川県ならではの豊富な地酒も楽しめます。

若き料理長が腕を振るう和食の新星

カジュアルなカウンター席の奥に、落ち着いたテーブル席を用意
カジュアルなカウンター席の奥に、落ち着いたテーブル席を用意

「ひがし茶屋街」に立つ建物の2階にあり、目抜き通りに面していながらも店内は落ち着いた雰囲気が漂います。店を切り盛りするのは、20代ながらも日本料理店で8年修業を積んだ料理長で、カウンター席は丁寧な仕事ぶりを見られるシェフズキッチンのようなライブ感が味わえます。茶屋街を見下ろすテーブル席は、友達や家族とゆっくり食事をするのにぴったり。店内では靴を脱いで過ごせるので、リラックスできるのも魅力です。計画的に観光したい人は、予約ができるランチコースがおすすめです。

東山 志(ひがしやま よし)
  • URLhttps://higashiyamayoshi.gorp.jp/
  • 住所石川県金沢市東山1-4-42-1 MAP
  • バスアクセスJR金沢駅東口から北鉄バス城下まち金沢周遊バス「右回りルート」乗車約10分、「橋場町」下車徒歩約3分
  • 営業時間11:30~16:00(L.O.15:30)、18:00~22:00
  • 定休日木曜日
  • TEL050-3314-3012
  • 駐車場無し

半年先まで予約が取れない金沢を代表する名店

昼のコースは4,320円~。旬の食材を使った月替わりの料理が味わえる
昼のコースは4,320円~。旬の食材を使った月替わりの料理が味わえる

「ミシュランガイド富山・石川(金沢)」にも掲載された完全予約制の日本料理店。昼夜とも4組限定で、毎月1日の朝10時から6ヶ月先の1ヶ月分の予約を受け付けています。つまり、半年先まで予約がいっぱいの人気ぶりです。料理はコースのみで、お客様の約9割がリピーターということもあり、同じ食材であっても毎年違うアプローチで提供。金沢の食材に限定せず、いい食材があれば日本各地から取り寄せて、懐石の枠にとらわれない和洋折衷の料理で楽しませてくれます。

浅野川に面した町家で季節の懐石を堪能

2階の個室からは浅野川が眺められて風情たっぷり
2階の個室からは浅野川が眺められて風情たっぷり

建物は大正時代に建てられた町家をリノベーション。浅野川に面した「主計町茶屋街」に佇み、店に向かう道から見える景色や町並みにも心が和みます。1階はカジュアルなテーブル席、2階は町家らしい落ち着いた和室で、浅野川を眺めながら食事をすることも。すべて個室なのでプライベートな時間を過ごせます。料理は毎月15日に一新し、それに合わせて器もすべて入れ替えて、毎月新たな気持ちでゲストを迎えています。「貴船」の予約に合わせて旅の計画を立てる価値のある、一度は行きたい名店です。

ご当地サポーターコメント
なかなか予約が取りにくいお店ではありますが、何度訪れても新鮮な驚きを味わえます。季節を感じるお料理で目も楽しませてくれるのも魅力の一つです。
御料理 貴船
  • 住所石川県金沢市彦三町1-9-69 MAP
  • バスアクセスJR金沢駅東口から北鉄バス城下まち金沢周遊バス「右回りルート」乗車約10分、「橋場町」下車徒歩約5分
  • 営業時間11:30~15:00(最終入店13:00)、17:30~22:30(最終入店20:00)
  • 定休日水曜・第1火曜日
  • TEL076-220-6131
  • 駐車場無料(1台)

旬の食材を盛り込んだ彩り豊かなお弁当

いち凛弁当2,910円。お造りや煮物、季節の茶碗蒸しなど、内容はその日によって変わる
いち凛弁当2,910円。お造りや煮物、季節の茶碗蒸しなど、内容はその日によって変わる

アメリカの版画家、クリフトン・カーフが晩年を過ごした町家をリノベーションした料理茶屋。店内に入ると版画作品が飾られたアートな空間が現れ、非日常へと誘われます。料理は、新鮮な魚介を中心に、加賀野菜など地元食材を使った季節のコースがメイン。九谷焼や輪島塗の器にも金沢ならではのおもてなしの心を感じます。ランチの「いち凛弁当」は、30品目以上の食材を使い、肉を使わずに仕上げたヘルシーな内容に。ゆばご飯と茶碗蒸し、お吸い物も付く豪華な内容です。

ご当地サポーターコメント
華やかな盛り付けで、次は何を食べようかとワクワクします。ブルーチーズの茶碗蒸しは、和と洋が上手く合わさっていて絶品です。

空間やしつらえも上質なアートな町家

群青色の壁がアクセントの個室。階段や廊下にはクリフトン・カーフの版画が飾られている
群青色の壁がアクセントの個室。階段や廊下にはクリフトン・カーフの版画が飾られている

「主計町茶屋街」の川沿いにあり、1階は赤壁が基調の和モダンな空間が広がります。クリフトン・カーフの版画に導かれて2階へ上がると、金沢伝統の群青色の壁に囲まれた個室が現れ、1階とは対照的な雰囲気に。川に面した和室では、浅野大橋を眺めながらゆっくりと食事ができます。1階にはカウンター席もあり、夜は一品料理も用意しているので、一人での利用やカジュアルな使い方も可能。旬の食材を使った料理と一緒に、地酒を味わう至福の時間を堪能できます。

いち凛(いちりん)
  • URLhttp://www.ichi-rin.com/
  • 住所石川県金沢市主計町2-6 MAP
  • バスアクセスJR金沢駅東口から北鉄バス城下まち金沢周遊バス「右回りルート」乗車約10分、「橋場町」下車徒歩約2分
  • 営業時間11:30~13:30(L.O.)、17:00~23:00(L.O.)※火曜日は夜のみ営業
  • 定休日月曜日
  • TEL076-208-3703
  • 駐車場無し
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