ご当地サポーター
親子で行きたい金沢のワクワクスポット

活気あふれる市場に美術館、忍者のいる神社など、車がなくても親子で一緒に楽しめるスポットが数多くあります。金沢駅から徒歩や路線バスで簡単に巡ることができるので、上手に時間を使ってたっぷり遊び尽くしましょう。

いつもにぎやか、活気に満ちた楽しい市場

おいしい海の幸に子どもも大人も大満足
おいしい海の幸に子どもも大人も大満足

新鮮な魚介類を扱う鮮魚店や加賀野菜が並ぶ青果店など、バラエティ豊かな約180軒がひしめく近江町市場。中には子どもが大好きなコロッケの人気店も。甘エビやタコなど、他にはない海鮮入りのコロッケを親子で楽しむのもおすすめです。豪華な海鮮丼や回転寿司店も多く、ランチに海の幸をたっぷりと味わえます。どの店も子どもと気軽に入れるうえ、ネタも抜群。飲食店は行列必至なので、午前中に訪れるのがおすすめです。

子どもと遊べるちびっこ広場も

カラフルな季節の果物が並ぶフルーツ専門店
カラフルな季節の果物が並ぶフルーツ専門店

子どもの大好物、フルーツをその場で食べられるフルーツ専門店は、親子でぜひ立ち寄りたい一軒です。オレンジの中身をくりぬいて搾った果汁100%ジュースや旬のカットフルーツなど、おいしそうなフルーツに子どもたちの目もキラキラ。市場散策に疲れはじめてきた頃に訪れると効果てきめんです。
市場の人混みに疲れたら、「近江町いちば館」3階にある「ちびっこ広場」へ。畳の部屋や遊具も用意されており、買い物の合間に子どもとゆったり遊べます。また、子どもの一時預かり(1時間500円、要予約)も行っています。

近江町市場
  • URLhttp://ohmicho-ichiba.com/
  • 住所JR石川県金沢市上近江町50 MAP
  • アクセスJR金沢駅から徒歩約15分
  • バスアクセス金沢駅から城下まち金沢周遊バス「左回りルート」乗車約5分、「武蔵ヶ辻・近江町市場」下車徒歩すぐ
  • 営業時間9:00~17:00(店舗により異なる)
  • 定休日1月1~4日(店舗により異なる)
  • TEL076-231-1462
  • 駐車場有料

親子で感性を磨く、公園のような美術館

レアンドロ・エルリッヒ「スイミング・プール」 2004 年
レアンドロ・エルリッヒ「スイミング・プール」 2004 年

美術館というと、大人向けの静かな場所というイメージがあるかもしれませんが、ここには子どもも楽しめる仕掛けがたくさん用意されています。敷地を隔てる壁がない、広場のような美術館だけに、屋外の芝生エリアにも作品を展示。中に入って楽しめる作品もあり、遊具のように遊ぶ子どもたちも。建物は円形のガラス張りになっていて、あえて正面玄関を設けず、四方どこからでも入りやすい造り。深い水で満たされているかのような感覚を覚える「スイミング・プール」など、不思議なアートに子どもも大人も好奇心が刺激されます。

親子で様々な造形遊びを楽しむ

キッズスタジオのプログラム内容はHPでチェック。提供:金沢21世紀美術館
キッズスタジオのプログラム内容はHPでチェック。提供:金沢21世紀美術館

館内には、親子で気軽に立ち寄れるキッズスタジオがあります。平日は、未就学児と保護者が休憩できるスペースとして開放。木のおもちゃなどでゆっくりと遊べます。毎週土・日曜、祝日の13時〜16時には、「ハンズオン・まるびぃ!」という親子向けプログラムを開催(入場自由)。子どもが主体となって作品を制作したり、季節に合わせたテーマのワークショップに参加したりと、ワクワクするようなアート体験が楽しめます。

撮影:渡邉修 提供:金沢 21 世紀美術館
撮影:渡邉修 提供:金沢 21 世紀美術館
金沢21世紀美術館
  • URLhttps://www.kanazawa21.jp/
  • 住所石川県金沢市広坂1-2-1 MAP
  • バスアクセスJR金沢駅から北鉄バス城下まち金沢周遊バス「右・左回りルート乗車約20分、「広坂・21世紀美術館」下車徒歩すぐ
  • 営業時間展覧会ゾーン10:00~18:00、金・土曜日は~20:00
    交流ゾーン9:00~22:00
  • 定休日月曜日(祝日の場合は翌平日休み)、2019年12月20日~2020年2月3日は改修工事のため全館休館
  • 入場料展覧会ゾーン有料(展覧会により異なる)、交流ゾーン無料
  • TEL076-220-2800
  • 駐車場有料(30分無料)

2軒の足軽屋敷を無料で見学

清水家の茶の間。江戸初期、食事は朝夕の2回で、現代人よりも米を多く食べていた
清水家の茶の間。江戸初期、食事は朝夕の2回で、現代人よりも米を多く食べていた

風情ある長町武家屋敷跡に行くなら、一角にある足軽資料館もぜひ訪れたいスポットです。ここは飛脚足軽の組屋敷地に残されていた清水家・高西家の2軒の足軽屋敷を移築したもの。どちらも木造の平屋建てで、昔ながらの屋根や生垣、植木などが、当時の雰囲気を醸し出しています。建物の中には、加賀藩の足軽の仕事や日常生活が分かる解説や展示がたくさんあり、見応えも十分。入館は無料なので、気軽に立ち寄ってみましょう。

庭付き一軒家での当時の暮らしを垣間見る

高西家の流し。冬はこの場所で、夏は前庭で行水(入浴)していた
高西家の流し。冬はこの場所で、夏は前庭で行水(入浴)していた

加賀藩の足軽が住んでいたのは、小さいながらも接客を重視した、武家屋敷の流れを汲む庭付き一戸建ての屋敷。足軽屋敷は役目に応じて組ごとにまとまっていて、現代でいう分譲住宅のように建てられていました。中に入ると、玄関の間や座敷、茶の間、流し(炊事場)、屋根裏収納などが見学できます。茶の間では当時の家族団らんの風景が、流しでは炊事の様子が見て取れます。足軽の暮らしと現代の暮らしを、親子で比べてみるのも興味深いかもしれません。

金沢市足軽資料館

境内に佇む忍者と記念撮影

忍者は参拝するお殿様の警護にあたっていたと言われる
忍者は参拝するお殿様の警護にあたっていたと言われる

「ひがし茶屋街」にある、創建1300年を超える由緒ある神社。境内には2体の忍者が隠れており、リアルな姿に大人も子どもも思わず驚いてしまいます。この人形は4年ほど前に大学生が作ったもので、加賀藩の歴代当主がお参りした際、警護として忍者がついていたという由来があります。

歴史ある神社で遊び心を感じて

拝殿に鎮座するお殿様の姿も
拝殿に鎮座するお殿様の姿も

結婚式も行われるという拝殿には、かわいらしいお殿様の人形も鎮座し、見守ってくれています。拝殿横の通路を奥に進むと、五代目前田綱紀の病気を直したと言われる「酒湯(ささゆ)の井戸」もあり、パワースポットとしても知られています。

宇多須神社(うたすじんじゃ)
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