ご当地サポーター
中軽井沢エリアの個性派カフェ5選

コーヒーに情熱をかけるカフェ、紅茶やスイーツにこだわるカフェなど、個性派のお店が集まる軽井沢。本物志向の客層が多く、実力派カフェの激戦区とも言えます。その中でも注目すべき5軒をご紹介します。

広い店内。テラス席を合わせて50席近くある客席中、ブックカフェだけで38席ある
広い店内。テラス席を合わせて50席近くある客席中、ブックカフェだけで38席ある

カフェやコーヒー専門店が多く、水がおいしい土地ゆえか、ハイレベルなコーヒー文化が育まれてきた軽井沢。数多くのコーヒー好きが集まる中でも周囲に一目置かれ、この世界をリードしてきたのが「丸山珈琲」です。
軽井沢本店をはじめ現在、全国で11店舗を数えますが、星野エリアに2009年にオープンしたのが、このハルニレテラス店。広い店舗はブックストアにもなっています。
コーヒーをいただきながら、読書する楽しみを森を感じる店内で味わえます。情報感度の高い客層を意識し、建築関係やアート関係など他の書店で扱わないような本から、暮らし関係や料理の本、観光ガイドブックまでさまざまな本が並びます。

テイクアウトにもラテアートを入れる心意気

カプチーノ 617円。おしゃれなラテアートにも注目したい
カプチーノ 617円。おしゃれなラテアートにも注目したい

ハルニレテラス店限定の「ハルニレテラスブレンド」は、コーヒーの香ばしさとオレンジのような爽やかさを併せ持つ味わい。ミルクを入れても香ばしさを失いません。また、深煎りの「丸山珈琲ブレンド」は、シンプルな名前ながら、チョコレート風味の豊かなコクが好評を得ています。
フードメニューは、サンドイッチやスコーンのほか、コーヒー豆を使用して作ったクグロフなどもあり、どれにしようかと目移りしそうです。
店内ではハートやチューリップなどのラテアートが描かれたカプチーノをいただけますが、驚くことにテイクアウトのカプチーノにもラテアートがされています。フタをしたら見ることがないものに、一つひとつ絵を描く心意気。熱狂ファンが多いのもうなずけます。

ご当地サポーターコメント
産地によって違う豆の味わいを楽しめるシングルコーヒーから、丸山珈琲オリジナルでブレンドしたコーヒーまで多くの種類が揃います。
丸山珈琲 ハルニレテラス店
  • URLhttp://www.hoshino-area.jp/archives/area/maruyamacoffee
  • 住所長野県北佐久郡軽井沢町星野ハルニレテラス内 MAP
  • アクセス軽井沢駅より車で15分
  • 営業時間8:00~20:00(季節によって変動あり)
  • 定休日無休(臨時休業あり)
  • TEL0267-31-0553
  • 駐車場無料(星野エリア内にあり)※特定日は有料
  • メモ予約:不可
木の温もりが優しい居心地抜群の店内。自然派が喜ぶ書籍類なども充実
木の温もりが優しい居心地抜群の店内。自然派が喜ぶ書籍類なども充実

軽井沢の良さが集約されたような隠れ家カフェ。いわゆる観光客向けではない、シンプルでナチュラルな軽井沢の魅力を楽しめます。
アーリーアメリカンスタイルの建物の中には、18、19世紀にアメリカで流行したシックなシェーカー家具が置かれ、居心地のいい空間を演出しています。
「東京にはない、軽井沢にしかないお店を作りたくて」と、話すオーナーの趣味はフライフィッシング。店内にはオシャレなウェアやタックルも飾られています。
コーヒーへのこだわりも人一倍強く、注文があってから豆を挽き、熱伝導のいい銅のポットを用いて、1杯1杯ハンドドリップで淹れていきます。豆も古くからの繋がりで「丸山珈琲」に特注したオリジナルブレンド。一番の特等席というカウンターでいただきます。

ハンバーガーの信州らしさあふれる味噌ソースが絶妙

チーズバーガー 1,150円と、オリジナルのジンジャエール。
チーズバーガー 1,150円と、オリジナルのジンジャエール。

今、オーナーが力を入れているのがハンバーガー類。これが驚くほどおいしく、肉感を強調するため、あえて赤身のオージビーフをパテに使用し、軽井沢の超人気ベーカリー「ハルタ」の特注バンズで挟んでいます。
野菜は主に軽井沢産を使い、信州らしさを出すために味噌ソースを自作。このソースが絶妙の美味しさで、ここにしかないジューシーな味わいを生み出しています。
また、オープン当初から人気の手作りスコーンは毎朝5セットしか焼かないというレアメニュー。このスコーン目当ての人も多く、朝だけで売り切れることも。
一つひとつの料理や飲み物を、オーナー自らが丁寧に作ってくれる姿が印象的な、大切な人と行きたい素敵なカフェです。

ご当地サポーターコメント
一人でも気軽に入れる雰囲気のお店。アウトドア好きな方にもおすすめです。
Coffee House Shaker(コーヒー・ハウス・シェイカー)
  • URLhttps://ja-jp.facebook.com/coffeehouse.shaker/
  • 住所長野県北佐久郡軽井沢町長倉3460-16 MAP
  • アクセス中軽井沢駅から徒歩約10分
  • 営業時間10:00~18:00(冬季は11:00~)、毎週月曜は10:00~17:00、18:00~23:00
  • 定休日水曜日
  • TEL0267-45-8573
  • 駐車場無料
  • メモ予約:空いている時期は予約可能
店内にはジョン・レノンが家族と寛ぐ写真や、ゆかりの品々が展示されている
店内にはジョン・レノンが家族と寛ぐ写真や、ゆかりの品々が展示されている

ビートルズのジョン・レノンが愛した軽井沢。1977年から79年の夏に家族と一緒に訪れたカフェです。当時、泊まっていた「万平ホテル」から自転車で、1時間くらいかけて通い、ブレンドコーヒーやオリジナルの「特製ブルーベリージュース」を好んで飲んでいました。今でも当時の面影は残されており、彼が座った、森が見えるテラスの一番奥の席に座り、実際に彼が見ていた風景を追体験できます。
「離山房」は、ジョン・レノンファンの間ではかなり有名な場所で、世界各国からこのカフェを訪れます。

ご当地サポーターコメント
店内にはジョン・レノンの写真やスケッチなどが飾られています。店の奥手にある東屋がお気に入りで、よくお昼寝をしていたそうです。

ホームメイドケーキが好評

「ロイヤルスウィートバニラ」800円。上には自家製ブルーベリーソースがかかる
「ロイヤルスウィートバニラ」800円。上には自家製ブルーベリーソースがかかる

人気があるのは40年以上変わらないレシピで作り続ける「特製ブルーベリージュース」。そして、ホームメイドケーキは、ガトーショコラやレモンケーキ、ベイクドチーズケーキなど約10種類の中から日替わりで登場します。
「離山房ブレンド」は酸味があって苦味が少なく、さわやかなコクが味わえます。
また、当時ジョン・レノンや文豪が好んだ「ミノリヤ」のアイスクリーム「ロイヤルスウィートバニラ」も人気です。

離山房 りざんぼう
  • URLhttp://www.rizanbou.jp/rizanbou.html
  • 住所長野県北佐久郡軽井沢町長倉820-96 MAP
  • アクセス中軽井沢駅から徒歩約25分
  • 営業時間10:00~17:00(8月は9:00~17:00)
  • 定休日水曜日(臨時休業あり、12~3月は冬季休業)
  • TEL0267-46-0184
  • 駐車場無料
  • メモ予約:不可
アンティークのテーブルや椅子が置かれた店内は大人の雰囲気。外はテラス席
アンティークのテーブルや椅子が置かれた店内は大人の雰囲気。外はテラス席

ロイヤルプリンス通りにある隠れ家カフェ。「本当においしいお菓子」を目指して素材に妥協することなく、添加物を使わず、厳選した材料のみで作るケーキが好評。
たとえば、スペインのマルコナ種のアーモンド、マダガスカルの最高級バニラビーンズなど、世界で一流と言われる最高の素材ばかりを使用しています。
濃厚なお菓子に合うハーブティーは3種類。「ハイビスカスとローズヒップ」はローズヒップの酸味が濃厚なケーキにピッタリで、飾りのバラの花がワンポイントになっています。
また、注文が入ってから一つずつ淹れるハンドドリップコーヒーもケーキとの相性が抜群。濃い目が好みという店主の趣向もあり、通常の3倍は豆を使用しているのだそうです。

看板メニュー「シャンパンのケーキ」の濃厚な香り

「シャンパンのケーキ」870円と「ハイビスカスとローズヒップ」680円
「シャンパンのケーキ」870円と「ハイビスカスとローズヒップ」680円

「シャンパンのケーキ」が看板メニュー。シャンパンが入ったババロアを、しっかり焼いたビスキュイの生地で巻き、外側をフランスのホワイトチョコレートと生クリームで包みました。
生地だけではなく、クリームにもシャンパンが入っているので、シャンパンの濃厚な香りが口いっぱいに広がります。
ケーキ単品にしてはかなり高価ですが、シャンパンは「モエ・エ・シャンドン・ブリュット」を使っているので納得の価格。また、「ピンクのシャンパンのムース」にはロゼを使用しているそうで、まさに大人の味わいです。なお、このカフェは土日祝日のみの営業になります。

ご当地サポーターコメント
店内はアンティーク家具に統一され、落ち着いた雰囲気が漂います。温かい飲み物はマイセンのカップ&ソーサーを使い、男性・女性でデザインを変えて提供しています。
長倉カフェ
  • URLhttp://karuizawa-nagakuracafe.server-shared.com/
  • 住所長野県北佐久郡軽井沢町長倉上ノ原 ロイヤルプリンス通り MAP
  • アクセス中軽井沢駅から徒歩約15分
  • 営業時間12:00~17:30L.O(ケーキがなくなり次第閉店の場合あり)
  • 定休日不定休(土日祝のみ営業、12月から3月末ごろまで冬季休業)
  • TEL0267-46-0840
  • 駐車場無料
  • メモ予約:不可
1998年に作家の内田康夫さん、早坂真紀さん夫妻が始めたティーサロン
1998年に作家の内田康夫さん、早坂真紀さん夫妻が始めたティーサロン

南軽井沢の森にある自然豊かなティーサロン。オーナーでもあるファンタジー作家、早坂真紀さんの著書名がそのまま店名となり、建物は自身の好きな「赤毛のアン」をイメージして造られました。
「紅茶のコニャック」とも呼ばれる「プリンス・オブ・ウェールズ」をはじめ、アッサムとセイロンをブレンドした「クイーン・アン」、ミルクと相性抜群の「アールグレイ」など、紅茶だけで常時15~16種類を揃えます。
紅茶はすべてポットサービスで、紅茶が濃くなると差し湯をいただけるのも嬉しい配慮。客層は観光客や別荘族で、その多くが紅茶好きな女性たちです。

季節のジャムを付けていただく手作りスコーン

2種類のスコーンとお好きな飲み物のセット「軽井沢スコーンセット」1,130円
2種類のスコーンとお好きな飲み物のセット「軽井沢スコーンセット」1,130円

大好評の「軽井沢スコーン」は、長野県産の小麦やドライフルーツを使った手作りのスコーン。季節のジャムを付けていただきます。写真のジャムは信州産リンゴ。ルバーブやプルーンなどの時もあり、バター風味の効いたスコーンにピッタリです。
優雅なサンルームとテラス席があり、温かい日は野鳥の声を聞きながらのティータイムも可能。この空間のみペットOKです。
お店の裏側には2000坪もの原生林「妖精の棲む森」があり、大切に保護しています。7~8分もあれば1周できる散歩道があり、食後にゆっくり自然を愛でることも。入口には看板があり、開発が進む軽井沢の森を守ってほしいという、妖精のメッセージが書いてあります。

ご当地サポーターコメント
サンルームもペットと利用できるので、雨の日や寒い時にも嬉しいですね。
ティーサロン「軽井沢の芽衣」
  • URLhttp://asami-mitsuhiko.or.jp/teasalon_mei/
  • 住所長野県北佐久郡軽井沢町発地1293-10 MAP
  • アクセス軽井沢駅から車で約10分
  • 営業時間10:00~17:00(L.O16:30)、ブランチ10:00~11:30、ランチ
    11:30~14:00、ティータイム14:00~17:00
  • 定休日火曜日・水曜日(祝日の場合は営業、8月は無休、11月は土日祝のみ営業、12月~3月は冬季休業)
  • TEL0267-48-3838
  • 駐車場無料
  • メモ予約:不可
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