ご当地サポーター
松本の女子旅。ドライブで巡る歴史散策&とっておきグルメ

松本市は、松本城をはじめ、旧開智学校や土蔵の建物が連なる中町通りなど、ドライブがてら歴史散策を楽しむのにぴったりのエリアです。また、中町通りは、歴史情緒豊かな通りに、セレクトショップや食べ歩きにうってつけのカジュアルフード店など、女心をくすぐるスポットも充実。さらに、車でなら簡単に行ける絶景レストランなど、松本に訪れたら立ち寄りたくなる注目のスポットをご紹介します。

北アルプスと松本城 (画像提供:松本城管理事務所)
北アルプスと松本城 (画像提供:松本城管理事務所)

城下町松本のシンボル、「国宝 松本城」。1894年(文禄3年)頃築城され、現存する5重6階の天守のある城は、姫路城と松本城の2城のみ。貴重な歴史財産に触れることができます。
威風堂々と構える城に向かって歩いていくと、まず目に止まるのが、門や塀、櫓に設えた石落や狭間などの仕掛け。城が要塞として機能していたことが改めて実感できます。さらに天守内の急な階段を上っていくと、層目の屋根に隠された窓のない3階に。4階の勾配61°の階段や天守と一連となった月見櫓など、各階の役割ごとに異なる構造は見応え十分。最上階の6階では、360度の大パノラマが一望でき、その開放感あふれる景色が爽快な気分を味あわせてくれます。

ご当地サポーターコメント
城の階段は少々ハードなところもありますが、一度は天守閣の最上階まで登って、眺めを楽しんでいただきたいです!

武器や装備品を鑑賞できる

松本城の歴史に触れられる2階「松本城鉄砲蔵」 (画像提供:松本城管理事務所)
松本城の歴史に触れられる2階「松本城鉄砲蔵」 (画像提供:松本城管理事務所)

当時の戦いについて深く知ることのできる2階では、じっくりと時間をかけて鑑賞するのがおすすめ。火縄銃や合戦で使われた武具、兵装品が展示されており、構造や仕組みを紹介したブースのほか、火縄銃を撃ったとされる格子窓などもみることができます。
その他、松本城ではさまざまなイベントを開催。季節に合わせて夜桜や茶会などが行われており、イベントに合わせて訪れるのもおすすめです。また、専用アプリ「ストリートミュージアム」(無料)をダウンロードすれば、「松本城VR」が楽しめます。城内9カ所でスマホやタブレット端末をかざすと、史実に基づいて再現された江戸時代の松本城の姿が映し出され、音声ガイドで史跡を紹介してくれます。

画像提供:松本城管理事務所
画像提供:松本城管理事務所
松本城
  • URLhttps://www.matsumoto-castle.jp/
  • 住所長野県松本市丸の内4-1 MAP
  • アクセスJR松本駅から徒歩約15分
  • バスアクセスJR松本駅から周遊バス「タウンスニーカー北コース」乗車約21分、「松本城・市役所前」下車すぐ
  • 営業時間8:30~17:00(16:30最終入場)
    G.W.・夏季 8:00~18:00(17:30最終入場)
    正月三が日 10:00~15:30(15:00最終入場)
  • 定休日年末(12月29日~31日)
  • 入場料大人700円、小・中学生300円
  • TEL0263-32-2902
明治時代に建てられた和洋折衷の建物
明治時代に建てられた和洋折衷の建物

1876年(明治9年)に建てられた「旧開智学校」は、日本の中でも最も古い小学校のひとつ。美しい白壁が特徴的な擬洋風建築(ぎようふうけんちく)は、東京大学の前身である「開成学校」などを参考に、地元の大工の棟梁が設計し施工したもので、1961年(昭和36年)に国の重要文化財に指定されています。
龍や瑞雲の彫刻と天使の彫刻、瓦屋根の唐破風(からはふ)と八角形の塔屋(とうや)にバルコニーなど、和と洋が混在する外観は、まさに文明開化を象徴するデザイン。館内に入ると、螺旋階段や色鮮やかなギヤマン(色ガラス)などが設えてあり、新しい建築様式に挑む大工たちの意匠を見ることができます。

当時の教室を再現したノスタルジックな空間

建築様式に加え貴重な資料も展示
建築様式に加え貴重な資料も展示

資料展示では、昭和30年代の机を置いた教室の再現コーナーが人気です。実際に椅子に座ったり、机の引き出しを開けてみたりと、当時のものに触れることで、まるでタイムスリップしたかのような気分を味わえます。
展示品の中には、1927年(昭和2年)にアメリカから送られてきた「青い目の人形」や、子守の奉公で学校に行けない子どもたちを受け入れた「子守学級」の資料、じゅうたんのように敷かれた松本伝統工芸の美篶(ミスズ)細工の敷物など、当時の世情を知る希少な品もあり、興味をそそります。

ご当地サポーターコメント
資料も充実していて当時の学校の姿がよく分かります。ここでしか買えないオリジナル商品もあります。
旧開智学校校舎
  • URLhttp://matsu-haku.com/kaichi/
  • 住所長野県松本市開智2-4-12 MAP
  • バスアクセス松本駅から周遊バス、タウンスニーカー北コース「旧開智学校」下車徒歩1分
  • 営業時間9:00~17:00(入館は16:30まで)
  • 定休日12月29日~1月3日・12月~2月の月曜日・3月~11月の第3月曜日
  • 入場料大人300円 小・中学生150円
  • TEL0263-32-5725
  • 駐車場無料
紅うれし 165円/100g
紅うれし 165円/100g

蔵が並ぶ中町通り沿いにある、さつまいものスイーツ専門店。熟成させた甘味の強いさつまいもを使ったメニューは、定番の焼き芋やスイートポテト、プリンにシェイクなど、和洋問わず種類豊富に揃います。
中でもおすすめは、ねっとりとした口あたりの焼き芋「紅うれし」。たっぷりの蜜と、なめらかな食感が相まった絶品の焼き芋は、熱々はもちろん、冷やしてもおいしくいただけます。食べ歩き用には、カットしてスプーンを付けてくれます。

ご当地サポーターコメント
焼き芋を冷やして食べる発想に驚きです!お土産や食べ歩きを楽しめるアイテムが充実しています。

おいしさの秘密は徹底管理された熟成方法

熟成芋を使った商品が並ぶ店内
熟成芋を使った商品が並ぶ店内

すべての商品に使用しているのが、土からこだわって生産したさつまいもを、専用蔵で約2カ月寝かせ、甘みを蓄えた「熟成芋」。店舗の遠赤外線窯で焼き上げた後、さらに低温熟成させることで、自然の甘み・うまみを最大限まで引き出しています。
後がけの特製蜜がたっぷりの「大学芋」は、ミニトレー4個入りで販売(中町店限定)。
暑い季節には、焼き芋ジェラートやシェイク、凍ったまま食べるカリカリ大学芋「おいもスティック」などが好評です。

おいも日和 松本中町店
ハイセンスなファッションアイテムが並ぶ
ハイセンスなファッションアイテムが並ぶ

店名は、わがままを意味する「Selfish」を基にした造語から考えられたもの。「身勝手で気ままで自由な少女のように……」という思いをコンセプトにセレクトされたアイテムが並びます。東京でも購入が難しい希少な国内ブランドを取り扱っているため、他県からもわざわざ訪れる人もいるほど。洋服のほか、シューズ、アクセサリー、バッグなど、小物のラインナップも多彩な上、メンズやキッズの商品も揃えているので、ファミリーにもおすすめです。

わざわざ訪れる価値のあるセレクト

個性的なデザインが特徴の国内メーカーが充実
個性的なデザインが特徴の国内メーカーが充実

取り扱っているブランドは、個性的なデザインのものばかり。なかでも、世界で活躍する長野県出身のデザイナーが手掛ける「Mame Kurogouchi(マメ)」は、刺繍やテキスタイルで女性らしいエレガントさと繊細さを表現したデザインが人気を呼んでいます。
ほかにも、大胆な柄と中性的なシルエットでモード感に柔らかな雰囲気がプラスされた「ohta(オータ)」、国内では数店舗でしか取り扱いのない個性豊かなスタイルが存在感のある「Ka na ta(カナタ)」など、魅力的なコレクションがセレクトされています。

ご当地サポーターコメント
デザイン性が高い商品も多く、ワクワクします。お洒落の楽しさが伝わってくるお店です。
Seltie
  • URLhttp://www.seltie.com/
  • 住所長野県松本市中央2-5-13 2F MAP
  • アクセス松本駅から徒歩約7分
  • 営業時間11:00~20:00(不定休・年末年始を除く)
  • 定休日無休
  • TEL0263-34-5045
  • 駐車場無し
広大な敷地に草花や遊具がある
広大な敷地に草花や遊具がある

明治時代初期に松本市初の公園として整備され、今も市民に親しまれている憩いの場。桜の名所としても知られており、約500本の桜が満開になる4月上旬に、桜まつりが開催されています。桜が散るとサツキやツツジ、藤棚などが園内を彩り、華やかな花の競演を愛でることができます。
芝生広場では、木陰でくつろいだり、遊具で遊んだりと、のんびりと過ごすのに最適の空間。また、松本にゆかりのある歌人の歌を刻んだ碑も建てられており、松本の文化にも触れられます。
お散歩やピクニック気分で訪れたいスポットです。

展望台からは松本市の絶景を一望

円形の展望台
円形の展望台

園内には展望台があり、螺旋階段を上った先にある景観は見逃せません。東南に松本市街、西北に常念岳など北アルプスの山並みを一望できます。冬の雪景色、春から初夏の残雪、秋の紅葉と、どの季節も素晴らしい風景と出合えるので、展望台に行くならぜひカメラの持参を。夕景や夜景も素敵ですが、訪れるなら足場が悪くなる日没前がおすすめです。
バス停からは少し時間がかかりますが、無料の駐車場から展望台までは約5分で到着します。

ご当地サポーターコメント
晴れた日の展望台からの眺めや、夜は星空と眼下に広がる夜景など、いつ訪れても楽しめます。
城山公園(じょうやまこうえん)
  • URLhttps://visitmatsumoto.com/spot/joyama-park/
  • 住所長野県松本市蟻ケ崎1139 MAP
  • アクセスJR松本駅から車で約10分
  • バスアクセスJR松本駅からアルピコ交通バスで7分、「城山公園口」下車徒歩約15分
  • TEL0263-34-3254(松本市公園緑地課)
  • 駐車場無料
ロイヤルスウィートバニラソフト 400円
ロイヤルスウィートバニラソフト 400円

最上級のバニラを使用している「軽井沢カフェ・ド・ミノリヤ」の「ロイヤルスウィートバニラソフト」を、正規販売店として提供しているカフェ。濃厚なのに後味すっきりの上質なソフトクリームは、かつてジョン・レノンや多くの著名人が愛したと言われる伝説の味です。信州産リンゴ蜂蜜、信州産そば蜂蜜、キャラメル、モンブラン、季節限定のフルーツなど、複数のトッピングを追加して楽しめます。

ご当地サポーターコメント
濃厚なコクと甘みですが、くどい甘さではありません。街を散策しながらいただくのもおすすめです。

テイクアウトも。信州産そば粉のタコス

そばタコス 600円
そばタコス 600円

信州産そば粉を使ったクレープ生地の、もっちりとした食感が楽しめる「そばタコス」もおすすめ。イートインでもテイクアウトでもよしの手軽さと、小腹を満たしてくれるちょうどいいサイズ感が女子に人気です。
その他、黒糖入りのクレープをロール状にし、アイスやフルーツソースをトッピングしたアイスオンクレープや、地元産のぶどうやりんごなどを無添加・無加糖で仕上げたオリジナルの100%ジュースなど、ちょっとひと休みしたい時にぴったりのカフェメニューが揃っています。

Café SENRI
  • URLhttps://minoriya-ice.com/
  • 住所長野県松本市中央2-9-11 MAP
  • アクセス松本駅から徒歩約10分
  • 営業時間10:30~日が暮れるまで ※7月~10月は10:00~
  • 定休日無休 ※12月~3月のみ水曜日
  • TEL0263-33-5868
  • 駐車場無し
ディナーコース 3,000円~
ディナーコース 3,000円~

北アルプスと松本市街を見渡す絶好のロケーションで、南仏プロヴァンス地方の料理が楽しめる隠れ家レストランです。地元農家の新鮮野菜や自家栽培のハーブ、店主自らが山に入って採ってくる山菜やきのこなど、こだわりの食材を使った料理は、南仏ならではの色彩や味わいを見事に表現しています。
ディナー、ランチともに、コースはプリフィクススタイルで、季節ごとに変わるメインは、鮮魚や長野県産の牛豚が主役の7種類の料理から選択できます。人気は、「プロヴァンス風和牛ハンバーグ」。「エルブ・ド・プロヴァンス」というミックスハーブを取り入れた風味豊かな一品に仕上がっており、通年味わえる定番メニューとなっています。野菜を豊富に使って、自然の恵を活かした料理が揃い、自分好みのメニューをセレクトしたコースなら満足度も高く、至福のひとときが過ごせること請け合いです。

スイーツも魅力的なフレンチ

松本ぼんBon300円 いちごいちえ230円
松本ぼんBon300円 いちごいちえ230円

また、テイクアウトできるスイーツも充実。松本産りんごのキャラメリゼとスイートポテトが相性抜群の「松本スイーツコンテスト2018」グランプリ、「松本ぼんBon」。準グランプリの「いちごいちえ」は、松本産の一本ネギと味噌をフィナンフェに合わせた新感覚の味わい。どちらも大切な人へのプチギフトにふさわしい一品です。

ご当地サポーターコメント
地元の食材をたっぷりと使い、目も楽しませてくれるお料理に大満足!スイーツや紅茶も充実しています。
プロヴァンスの日曜日
  • URLhttps://www.facebook.com/プロヴァンスの日曜日-439318776201673/
  • 住所長野県松本市並柳4-3-35 MAP
  • バスアクセス松本駅前からアルピコ交通並柳団地行き「並柳小学校」下車徒歩約5分
  • 営業時間ランチ11:30~14:00
    ディナー18:00~20:00(L.O. 19:30)
    ※14:00~16:00は要予約のティータイムとして営業
  • 定休日木曜日、第1・3水曜日
  • TEL0263-28-5550
  • 駐車場無料

観光を楽しんだ後は、歴史ある浅間温泉で疲れを癒してはいかがでしょうか。音楽に造詣が深い松本の文化を楽しめるよう、館内では毎晩コンサートを開催。長野ワインを味わいながら、旅情溢れる時間を過ごせます。

八種十三通りの湯浴みで、浅間温泉を満喫する

毎晩開催の「ロビーコンサート」(無料)
毎晩開催の「ロビーコンサート」(無料)

松本駅から車で約15分。国宝松本城の奥座敷として栄えた浅間温泉。閑静な温泉郷に佇むワインと美食を楽しめる温泉旅館です。現代建築家の先鋭的な感性と、日本の伝統工芸美が調和したデザインが特徴です。温泉では、日本では珍しい「ラディアントバス」(体温より少し高い温泉が循環する寝椅子型の温浴方法)や、檜の芳香を楽しむ「檜おがくず風呂」、「寝湯」など八種十三通りの湯浴みで、松本城主の御殿湯(ごてんゆ)もあったという浅間の湯を堪能することができます。夜は音楽の街、松本にちなみ、地元の音楽家によるロビーコンサートを毎晩開催しています。地元産ワインも常時50種類以上そろえ、音楽とワインに酔いしれる時間を過ごすことができます。

界 松本
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